自由のこれから

自由のこれから

ビジネス・実用
896円 (税込)

4pt

人間がテクノロジーに管理される、暗い未来を乗りこえる――
ベストセラー『マチネの終わりに』著者が挑む、人間×自由の可能性とは。

人工知能、自動運転、ドローン、ビッグデータとレコメンド機能……
技術の進化によって、私たちの生活からは「自分で選択する機会」が失われつつある。
人間の自由意志はどこへ向かうのか?
予測不可能な未来と、その過渡期を乗りこえるための、新しい自由論。

田川欣哉氏(Takram代表)、
大屋雄裕氏(慶應義塾大学法学部教授)、
上田泰己氏(東京大学大学院医学系研究科教授)――
現代の「自由」をめぐる三人の専門家との対談を収録。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自由とは選択肢が多いこと。
    自動化により、「しなくていい自由」は得られるが、「何かをする自由」は奪われる。
    一旦、自由が奪われてしまうとそれを取り戻すのは難しい。システムが大きく変更されれば、個人の自由はそれに適応したが形の限定を受け入れざるを得ない。
    自動化、監視社会、法制度など、自由をどこまで譲り渡していいのかをしっかり考えていかないと。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    新型コロナウィルスのパンデミックを挟んで、10年近く前にまとめられた書籍であるにも関わらず、アテンションエコノミー、SNSがもたらすエコーチェンバー、そしてAIによるオートメーション化がどのように「私たちの自由」と関わるのか、問いことに言及している視点の奥行きの広さと深さに驚かされる。

    刊行当時理解されなかったであろう事柄、特にUber Eatsが都市部では当たり前となり、リモート会議も珍しくなくなったパンデミック以降の感覚では、「職業」によって回収される近代的個人から分人的な働き方を通じて得られる自由、あるいはリモートワークで得られる住む場所の自由も実感のあるものとして深く理解できる。

    テクノロジーの爆発的発展により、見通しの効かない未来を生きざるを得ない中でここまでの議論を展開していることには驚かされるが、現在の読者としては、さらにこの先の「自由」のあり方について著者の考えを知りたいとどうしても思ってしまうのは免れ絵なことだった。

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    「分人主義」という他者に対する「個人」という見方ではなく、いろんな他者と相対するときの複数の人格を自分と捉える考え方がベースにあって、そのベースの中で、「自由」「幸福」「テクノロジーの進化」「本当の自分」などのテーマをさまざまな専門家と対談しながら、書かれていた。

    分人主義という考えが非常にしっくりきて、心理学的には「自立」の考え方と似てると思った。「自立」は1人でなんでもできることではなく、様々な組織、コミュニティーに属することで依存先を増やすこと。そうやって、自分を見つけることが「自立」と言われたりしてる。
    「分人」や「自立」は全然違う表現だけど、複数の他者から見た自分という観点が全く同じだと思った。

    いくつか感銘を受けた部分はあるが、個人的には大屋さんとの対談で出てきた「幸福」の見解が良かった。幸福とは振り返ったときに「満足」しているかどうか。"振り返ったときに"というのが肝だなと。今この瞬間だけの幸せとなると、快楽(食、スマホ、など)が浮かぶが振り返るとだいたい後悔することが多い。振り返って満足するときは大抵、そのときは面倒だと思ったりすることだったりもする。
    そして、その行動を選択する「自由」も自分で選択できることが重要であり、そういうシステム設計や政策が必要だよねって話があった。

    結構オススメです。

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    今まで自分が考えていたことを正確に言葉で表現してくれていて、すごくスッキリした。
    自分の行動は全て自由で自分自身が決断しているのだと思われがちだが、実は周りの価値観や環境によって行動が制限されている事実を認識しておかなければいけない。

    この「〇〇しなければいけない」という表現自体も誰にとってどういう結果にとって〇〇しなければいけないのか、定義されていない。
    こうやって設定を曖昧にして、自分に関係しているのではないかと思わせることも、人の行動を制限している。

    自由と制限は表裏一体で、どちらかが大きくなれば、もう一方は小さくなる。そのバランスを認識しながら自分たちが、世の中がどの方向に進んでいきたいのかを考えることが大切なのだと感じた。

    0
    2018年09月23日

    Posted by ブクログ

    自由の根幹である「〜がしたい」あるいは「〜がしたくない」さらには「どっちでもいい」という欲望が自発的なものと外部から刺激がどのように組み合わさって作用するのかを考察。
    イノベーションによる未来、法のシステム、遺伝と環境それぞれと自由の関係性についてはその道の専門家と対談を行い掘り下げる。
    締めは著者の持論である分人、以前は個人の自立が無いように思えた分人ですが、膨大な選択肢に対して複数の分人を持ち、時間の経過(いわゆる加齢)に伴って自身の分人の比率を変えるとの考えは、100年ライフにふさわしい気がしてきた。

    0
    2018年03月11日

    Posted by ブクログ

    自由について、それはどういうことが問題になるの色々な話を通して見つめる。体系的な本ではないけれど対談などもあるので、多角的でわかりやすいかもしれない。自動運転の例なんかはわかりやすかった。

    0
    2017年12月18日

    Posted by ブクログ

    「考える本」というよりは「模索する本」という感じ。

    「自由とは何か」という茫洋とした命題に対し、様々な角度からのアプローチが提示され、そして一つの答えを出すのではなく、それこそ分人主義的に多角的に完結されている感じ。

    この本を読む前に筆者の分人主義に関する本を、小説でも新書でも良いので、読んでおくと、より理解が深まると思う。

    0
    2017年07月01日

    Posted by ブクログ

     技術の進化のよって、私たちの生活からは「自分で選択する機会」が失われつつある、と言う。
     そのように考えたことがなかった。自由に考え決めていたと思っていたが、それはある選択肢がある中での自由決定だった。
     そう分かっても、それを「問題あり」とは感じないのは問題なのだろうか。
     いまいちはっきりと要旨をつかんでいないので、時間をおいて読み直したほうがいいのかな。

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    わざわざ「分人」などと言う概念をわざわざ持ち出さなくても、時と場合に応じて複数の自分を使い分けるなど、「ペルソナ」の概念と同じ話をしているだけで、特段新しい考え方でもなんでもない。

    0
    2023年08月19日

    Posted by ブクログ

    さて、スノーデンのドキュメンタリーを見よう。

    自由に関する考察。
    自由とは、与えられるものなのか。
    獲得するものなのか。
    構築するものなのか。

    自覚する、しないも自由なのである。

    0
    2018年01月29日

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