平野啓一郎のレビュー一覧

  • 本心

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    読み終わるのに半年かかってしまった。設定は面白く、興味をそそられる展開も多かったが、一つの表現が長く、又遠回りで、私には少し億劫だった。

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    2026年08月11日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    胸糞悪いお話ではなかった良かった( ◜ᴗ◝ )音楽や世界情勢の高度なお話が難しい部分もあったけど、主人公たちの感情は対照的にシンプルな部分も多かった印象。バッハを聴きながら楽しみました〜

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    2026年08月10日
  • ある男

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    戸籍を変えるだけで、それ以外は自分が悪くなくてもこんなにも人生が変わるのは難しい問題だなと思う。かといって厳しく取り締まらないのも、そういった偏見を完全にゼロにすることもすぐにはできないし色々考えさせられた。

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    2026年08月09日
  • マチネの終わりに

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    すれ違うというのはご縁がないということ
    子どもが欲しいという描写にイライラしてしまうのは自分の余裕がないからかーと内省した

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    2026年07月23日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    ヒロインは魅力的だが、主人公はちょっとダルい。
    脇役だと思ってたマネージャーがこんなに話に絡んでくるとは思わなかった。

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    2026年07月21日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    序盤や終盤の展開をみるとたしかに「恋愛小説」なのだが、はたして筆者は「運命的な惹かれ方をしあった二人の恋愛模様」を描きたかったのか?というと、違う気がしている。

    というより、「描きたいことをいろいろ詰め込んでみました!」感をどうしても感じてしまい、そしてその「描きたい一つ一つの題材」がそれこそ「ひとつの作品の核」になりうる重いものばかりであるからこそ、中途半端な描かれ方となり、かえって一つ一つの要素が薄く感じられる。もっというと軽んじられている、という印象になっていると個人的には感じた。ひとつひとつの要素がうまく絡んでいないというか。

    複雑というより、「ちぐはぐ」。

    また、物語としての大きな「転」である二人のすれ違いについては、正直言って稚拙さが目立つ展開だと思った。まさかのアンジャッシュ。

    いい大人同士、直接話せばすぐ解ける誤解であるだろうに、ドラマ性をもたせたいからか、直接二人が話せなかった理由として「イラクでの自爆テロに巻き込まれた経験によるPTSD」や「恩師の危篤」を利用するところに、かなり嫌悪感と不誠実さを感じた。


    冗長だと感じるシーンもあれば、「え、ここの展開こんなにあっさり?」と思うところもあり、読んでいてのカタルシスがうすい。

    特に、二人がすれ違う原因を作った戦犯★早苗の罪の告白・真実の露呈シーンは読者が読みたいところだと思うのだが、思ったよりあっさりしてる上に蒔野も強く責めないのですっきりしない。

    かといって早苗の好感度があがるような(肩を持ちたくなるような)シーンもほぼ書かれていないので、(ってか蒔野が早苗をすきになっていく描写すらない。ポジション的には早苗悪くないはずなのに、さすがに脇役すぎる。ちょっと不憫)

    蒔野が真実を知ったあとでも「早苗と別れない選択」をする・早苗との「家族としての親密さ」に説得力がない。子供もいれば「別れろ!」とは簡単に言えないのはそうだし、献身的に支えてきてくれたというのはそうなんだけど。
    けっきょく早苗は罪悪感に苛まれるくらいで最後までお咎めほぼなしなのもなんだかなぁ。

    いろいろ文句を書いてはいるが、洋子と父のシーンだったり、洋子・蒔野・ジャリーラの3人で過ごしたパリの夜のシーンはよかったなと思う。

    映画はもしかしたら尺の問題的に、いろいろとカットせざるを得ないであろうから逆にすっきりしてみやすくなってるかも、と思った。観てないけど観てみようかな?

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    2026年07月17日
  • マチネの終わりに

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    会えない時間が愛を育むとは言われたものですけど、ここまで深く人を愛せるのは羨ましいですね

    大人な恋愛だけどもっとコアな部分から繋がるような恋愛の物語なのかなーって思いました

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    2026年07月15日
  • 本心

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    ネタバレ

    読み応えあった。
    以下ネタバレ↓


    リアルアバターやらVRやら現代よりも少し先の時代を行っていたけど、物語としては母を失って悲しみに暮れていたら1人の青年がリアルの人との交流を通して、母がいない現実世界にも次第に慣れていった。。というところかな。
    自由死とか割とセンシティブな話題も出てきていて、生き方は選べるけど死に方だけは選べないっていうのはちょっと考えさせられたな。。
    深い題材が多かったけど、最後はあっさり終わった感じはある

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    2026年07月10日
  • 高瀬川

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    表題作はほとんど官能小説のようで、電車の中で読むのが憚られた。ただ、「口内を自他の別なく行き交い…」等等、独創的で美しい表現は流石。もちろん、ベッドシーンだけでなく、ホテルを出て下着を詰めたペットボトルを川に流してしまう場面も印象的で、「檸檬」のラストシーンを思い出した。

    一方で、他の短編は、実験的な構成なのだろうが、ちょっと入り込めなかった。

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    2026年07月07日
  • 小説の読み方

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    メカニズム(作品の仕組み)・発達(小説家の成長)・機能(読者に対する作用)・進化(時代性等の文学史の位置付け)の四つの質問から小説を分析して読む、主語と述語の関係で読むという「読み方」解説本。
    個別解説で「恋空」や「蹴りたい背中」と扱うネタが古くなってスマホがコモディティ化してSNSの発達した2026年では語り口自体が古くなるのは致し方ないがドストエフスキーの解説はさすが。
    そしてここまで小説を深く解析するご本人はSNSの政治論評がその辺の素人のおっさんと同レベルのがよくわからない…。

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    2026年06月13日
  • マチネの終わりに

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    ネタバレ

    ギタリストと女性ジャーナリストの恋愛。会話が高尚すぎる。クラシックギターのバッハが聴きたくなる。なんだかもやもやするラストでした。

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    2026年06月04日
  • 本心

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    興味深く読むことができたが、少し長かった。
    色々なテーマが複雑に絡み合い、考えさせられた。
    AIの脅威も感じたが、限界も感じた。
    人間とAIの付き合い方は永遠のテーマである。

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    2026年05月30日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践

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    今までにない視点でさらに深く本を読めるようになるのは魅力的で、いいなと共感できるところはあった。しかし、あんまり考えすぎずに素直に自分の心が動く場所がどこだったのか感じながら読むのがわたしは好きだなと思った。
    作者の意図とか考えずに、純粋に物語の世界につかりながら読みたいのが正直な気持ちでした。

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    2026年05月26日
  • 「カッコいい」とは何か

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    『私とは何か:個人から分人へ』に続き、私にとって平野啓一郎さん2冊目の新書として読んだ。

    「カッコいい」は推しを前にして自分が口走る最上の級の褒め言葉だと日頃思っていて、この本のタイトルを目にした時、とても気になった。

    分厚い新書で、古今東西のカッコいいが集められている。面白く読んだし、読み終わって「カッコいい」について、なんとなく概念ができた気がする。「かわいい」との対比、未来志向の憧れか、過去への懐かしさか、男性性なのか?、いやその男性性も変化しており、女性のカッコいいももちろんある…などなど。

    作家の感性と力量を感じさせる本で、やはり小説を読んでみようと思った。

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    2026年05月18日
  • 文学は何の役に立つのか?

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     法学部出身の文学者なので、とても理屈っぽいところがいいと思いました。ドフトエフスキーや三島由紀夫の作品についての解説もとても良い。ドフトエフスキーをもう一度読みたくなった。

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    2026年05月16日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    ネタバレ

    難しかった。というのも、哲学的な要素が多く、すべての考えを理解し考えさせる内容で難しいと感じた。
    作者はエッセイなどでも分人という考えを提唱しているようで、自身の考えをそのまんま物語に持ってきてしまうとはすごいなと思った。
    また、死について、遺された側のことを考えると亡くなった側の葛藤もよくわかった。
    タイトルは完全に主人公目線の意図かと思いきや、遺された側へのメッセージとは思っていなかった。
    装丁にも意図があり仕掛けが多い作品。

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    2026年05月12日
  • 本心

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    結局のところ他人の“本心”は完全には分からないもの。というか自分自身でも曖昧だと思う。
    それでも人は、相手を理解しようとするし、理解しようとした痕跡や記憶を抱えて生きていくしかないのではないかな。

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    2026年05月10日
  • 私とは何か 「個人」から「分人」へ

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    ネタバレ

    これまで多くの人が人間関係の中で感じていたであろうモヤモヤを"分人"という概念で言語化。
    個人をそれ以上の単位に分けられるという考え方は、新鮮でありながら確かに納得がいった。

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    2026年05月01日
  • 本心

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    近年のAIの進化が著しく将来沢山の仕事が人からロボットに代わっていくこと。少子高齢化や貧富の差が大きくなっていくこと。近い将来本当にそうなっていくんだろうなと思いながら読んでました。
    少し重めでリアルな内容もあり、読み進めるのが非常に苦しい場面もただありました。

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    2026年04月27日
  • 決壊(上)

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    主人公は誰もが憧れるエリート公務員。しかしそこには隠された過去が。さまざまな人と出会う中で変化する心情にも注目。真の幸福とは果たして何なのか、私たちは何のために生きるのか答えは誰にも分からない。

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    2026年04月25日