平野啓一郎のレビュー一覧

  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • 本心

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    扱うテーマを詰め込みすぎたような気がしました。

    ・格差
    ・仮想世界
    ・AI
    ・死生観

    どれか一つだけでもいいような気はしますが。

    僕も母子家庭で、母にはすごくお世話になったなと思っています。そんな母は、今教師を辞めて、楽器を勉強する学校に通っています。子どもたちが社会人になり、心配することがなくなり、自分のしたいことをしているのかなと思うと、嬉しく思います。
    あまり感謝とかを伝える機会がなく(照れくさいのもあり)、地元を離れて仕事をしていますが、この本を読んで、また「母」という存在のありがたさを感じました。
    母もきっと大変だったと思うけど、僕の前では弱音は吐きませんでした。

    本を読むと

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    2025年10月20日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    ネタバレ

     評価が低いのは自分が理解できないところがたくさんあったからで、決してこれがつまらないというわけではありません。
     ドフトエフスキーなんてカラマーゾフ上巻で挫折したし、絵画に至ってはほとんど分かりませんでした。

     平野さんがあらゆる芸術の造詣が深いことは分かりましたね。

     瀬戸内寂聴や大江健三郎との対談や弔辞は、羨ましいですね。これからの日本文学会をしょって立つ人ならではです。

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    2025年10月19日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    スローリーディングのススメ。じっくりと読み込むことで、その本が持つ真の姿を知り、味わうことができる。とても魅力的な読み方。一方で、読みたい本が増殖している現状があり、多読したいという欲求も捨てきれない。答えなんかない。一生迷ってそう

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    2025年10月15日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    装丁に惹かれました。
    ゴッホと目が合って。
    そんな人も多いはず、、!

    死んだ人が生き返るなんて嬉しいにきまってる、なんてこともないんだな。
    当の本人は復生者として肩身の狭い暮らしを余儀なくされ、死に方が自殺だったならば余計に生きづらい。
    自分の本当の顔というのはどれが正解なのか、親といるときか友人か家族か1人でいる時か。
    分人という考え方をそのまま物語に落とし込んだような世界観。
    大切な人を失うということは、その人と過ごした自分の分人も失うということ。
    深いところまで掘り下げて結局本当のところが見えないから人を心から信じられない。

    ドラマで実写もやってたの知らなくて、途中から役者さんに当て

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    2025年10月11日
  • 空白を満たしなさい(下)

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    この作品は自殺防止の意味も込めて書かれたのかなって思った。死んでまた生き返ってその時初めて自分のしたことに対する後悔と周りへの影響が身に沁みてわかるのだと思う。(実際、生き返れないから無理な話ではあるが)
    でも徹生もそうだったように、自殺する明確な理由ってきっとなくて一時の心の迷いなんだろうな…

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    2025年10月01日
  • サロメ

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    古い表現で理解が難しいが、解説がオスカーワイルドについて詳しく述べられていて、解説が読み応えあった。
    原田マハさんの「サロメ」を読んだ後に読んだため、原田さんの小説を背景として想像するとまた違った読み方ができた。

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    2025年09月30日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    クラシックギターもジャーナリズムもわからない。40歳の恋愛もわからないし、自分には全くない世界の話。めっちゃ面白いわけじゃないけど、恋愛小説もいいなって感じた作品。

    自分が18歳の時に妻と出会ったこと。難波で手を繋いだこと。なんか偶然じゃなくて、付き合った気がする。18歳の時ことをすごい思い出させてくれた。
    あと、偶然に期待しては良くない。

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    2025年09月28日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    本書はいわゆる、エッセイ集といったものであるから、タイトルにある「文学は何の役に立つのか?」について、延々と語られるわけではない。
    小生はタイトルのみで本書を手にとったため、やや拍子抜けしたが、オッペンハイマーに関する内容はとても興味深かった。

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    2025年09月25日
  • マチネの終わりに

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    あいつ許さん。と思ったのは私だけじゃないはず。
    すれ違いというか、すれ違ったというよりも…。
    でも二人はそういう運命だったのかな。
    あの最後からどう動くんだろう。

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    2025年09月24日
  • 小説の読み方

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    ネタバレ

    速読が流行る中、本書は「スローリーディング」を軸に、小説をどう味わうかを提示している。

    印象に残ったのは「述語」の二種類――主語を説明するものと、物語を前進させるもの。これを意識するだけで小説のテンポの違いが見えてくるのは大きな発見だった。

    一方で、理論編と実践編のつながりがやや分かりにくく、登場人物が多い小説の攻略法が示されていないのは残念。そこで自分なりに「人物を主語として整理し、述語の役割で物語を動かす人物を見極める」という読み方を提案したい。

    小説を論理的に読む試みとして刺激的な一冊。自分なりの読み方を模索するきっかけになった。

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    2025年09月21日
  • マチネの終わりに(文庫版)

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    ネタバレ

    表現や言葉が恥ずかしながら馴染みの無いものがちらほら。感情の表現の仕方が多彩で、まるで本から浮かび上がってくるようだった。事実に基づいた作品と記載してあったが、小説のラストの展開から2人はどうなったのだろうと思った。
    再会後、長いすれ違いを経て、ずっと一緒にいる気もするし、互いにそうしたいと思っていてもそれを言葉にせず、永遠の別れを伝える気もする。
    たった3回しか会っていなくても、それぞれの心に何年も居座り続ける存在だ。願わくば、互いの思いのままを知り、ずっと一緒にいて欲しい。

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    2025年09月17日
  • 文学は何の役に立つのか?

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    なかなかに難しい本でした。

    ドストエフスキーに関しては、まともに読んでないからさっぱり理解できず(汗

    三島由紀夫、森鴎外、安部公房は、少しだけ見識深めたかも。上面ですが・・・

    個人と分人、なかなかに興味深いお話でしたが、説明しろといわれるとそこまで理解できていないのが本音かな。

    文学は役に立つのか?
    そんな高尚なことは考えず、読むだけの私です。

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    2025年09月16日
  • 「カッコいい」とは何か

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    平野啓一郎さんの「カッコいい」を論じた真面目な本なのだが、どうしても薀蓄満載の本になってしまっている感がある。本人は楽しんで書いたと思うし、もちろん、現代においてそれを論じる意味は十分にあると思うが。

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    2025年09月13日
  • マチネの終わりに

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    ネタバレ

    ストーリーの面白さと著者の練り上げられた文章に惹き込まれ、一気に読み切った。音楽家と国際ジャーナリストの恋という題材が、作品に知性と美しさを添えているように思う。当時の時事問題が巧みに織り込まれている点も興味深く、最後までドラマチックだった。なかでも「あの池の辺り」で描かれるラストシーンは特に心に残った。

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    2025年09月11日
  • 決壊(上)

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    やっと読み終わった上巻
    ぞわぞわと恐怖の波が押し寄せてくる
    はじめから
    畳み掛けるように一気に話す崇の言葉に
    ちょっと戸惑いつつ
    一気に読み進めてきたけれど
    頭が理解するのに時間がかかる文章に
    自分の理解力のなさを
    感じずにはいられないと共に
    なんだか違和感を感じた
    すべてが夢の中のことのように

    何気ない家族の出来事は
    どこにでもある
    家族の悩みであって
    何も珍しいことではない
    だからこそかえって
    恐怖を感じるような気がする

    時に信頼が疑惑に突然かわることがある
    その瞬間を
    自分の目で見たかのような衝撃
    崇と佳枝の関係がいったいどんなものなのか?
    母と父の関係は?
    少年と両親、同級生との関

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    2025年08月31日
  • 高瀬川

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    ネタバレ

     若いときっていろいろやりたくなるんだろうね。わざと読みにくくして、読者を困惑させようとしたのかな。
     表題の「高瀬川」はいちばんつまらなかったな。性行為を詳細に書くことにどんな意味があるのだろう?官能小説とは違うんだと言いたい?
     「氷塊」には困った。どこまで読んだらええんやって感じ。

     とまあ、いろんな技法を試したかったのでしょうね。

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    2025年08月24日
  • 空白を満たしなさい(上)

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    「生き返る」ことは御伽話の世界で、かつポジティブなイメージを持つものだ。しかし本書では生き返ることで生じるつらさを生々しく描いていると感じる。働き口が無い、運転免許が無いなど社会的な部分もあるが、妻や子供に100%歓迎されてるわけではない雰囲気が切実につらい。さらに主人公の死ぬ直前の記憶が曖昧なことが不幸を呼んでいる。自殺なのか他殺なのかで社会からの受け入れられ方はかなり異なる。彼の死因は自殺とされているが、認めたくない気持ちが強くなっていくのとは反対に佐伯の存在やDVDの記録から自殺の可能性が強まってくるところは見てて可哀想だった。

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    2025年08月23日
  • 本心

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    ネタバレ

    なにかすごく大きな事件が起きているわけではないのに、母の死に対する朔也の心の描写やAIが発達した世界の様子、なんとなく暗い読感が続いて、読みきるのに時間がかかった、、、

    この1冊に様々な問題を取り上げ、社会に提起していることに驚き。

    母がいない世界で生きていくには母が必要だった朔也。
    時事を学習したり、相手の表情を読み取ったり、最新鋭のAIでまるでそこに生き返ったようなのに、やっぱり本物とは違って朔也の知らない母の気持ちや母の過去、人間関係は反映されないし、母が言わないようなことを言うし、生きていた頃は知らなかった情報を取り込むからそれは母ではない。
    母だけど母じゃない。それはやっぱり本物

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    2025年08月06日
  • 本心

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    お母さんの本心を知りたい一心で厚めの本だったが読みすすめることができた。色々な要素がごちゃ混ぜになっていて話が複雑。今の私には理解が追いつかないところもあったが、お母さんを理解しようと進むうちに自分自身の人生についても模索し人とつながり新たな道がひらけていったラストに孤独からの希望を見た。

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    2025年08月06日