平野啓一郎のレビュー一覧
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ネタバレ序盤や終盤の展開をみるとたしかに「恋愛小説」なのだが、はたして筆者は「運命的な惹かれ方をしあった二人の恋愛模様」を描きたかったのか?というと、違う気がしている。
というより、「描きたいことをいろいろ詰め込んでみました!」感をどうしても感じてしまい、そしてその「描きたい一つ一つの題材」がそれこそ「ひとつの作品の核」になりうる重いものばかりであるからこそ、中途半端な描かれ方となり、かえって一つ一つの要素が薄く感じられる。もっというと軽んじられている、という印象になっていると個人的には感じた。ひとつひとつの要素がうまく絡んでいないというか。
複雑というより、「ちぐはぐ」。
また、物語としての大 -
Posted by ブクログ
『私とは何か:個人から分人へ』に続き、私にとって平野啓一郎さん2冊目の新書として読んだ。
「カッコいい」は推しを前にして自分が口走る最上の級の褒め言葉だと日頃思っていて、この本のタイトルを目にした時、とても気になった。
分厚い新書で、古今東西のカッコいいが集められている。面白く読んだし、読み終わって「カッコいい」について、なんとなく概念ができた気がする。「かわいい」との対比、未来志向の憧れか、過去への懐かしさか、男性性なのか?、いやその男性性も変化しており、女性のカッコいいももちろんある…などなど。
作家の感性と力量を感じさせる本で、やはり小説を読んでみようと思った。 -
Posted by ブクログ
あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。