平野啓一郎のレビュー一覧

  • ディアローグ

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    こういうのを読むと純文学の人は大変だな、と思ってしまう。
    それだけ期待をしてしまうのだけれど。

    とりわけ、大江健三郎氏との対談だ興味深かった。小説家は、他者を如何に語れうるか。

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    2013年02月21日
  • ウェブ人間論

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    梅田望夫と平野啓一郎の対談

    梅田氏の『ウェブ進化論』により、
    ウェブの現状がどうなっているのかを明らかにした業績は大きい。
    はてなの近藤社長と同世代の小説家平野啓一郎氏が、対談集。

    ●ウェブの世界で生活すると言うこと・・・
    それが、自分の分身ともなっていること。

    バーチャルな世界

    ●匿名・・・という特殊な世界。
    (中国のチャットをみてみると同じように匿名が多い。
     匿名にするのは、東洋人の気質かもしれない。

    ブログの5つのパターン

    ●iPOD、グーグル、ユーチューブ・・・などの新しい動き。
    情報に対する能動性
    私は、ポッドキャストにはまってしまった。
    音で、情報を仕入れていく・・・

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    2013年02月10日
  • 葬送 第一部(上)

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    ネタバレ

    ショパンとドラクロワの友情を中心に描かれる彼らを取り巻く人間関係と、芸術家としての創作の日々。
    いきなりショパンの葬儀の場面から物語は始まる。既にして複雑な人間関係が見て取れる。時を遡って、晩年のショパンとドラクロアの係わり合いを中心に物語は進む。愛人との関係が終わりに近づいたショパン。円熟期を迎え、これから更なる大作に挑もうとするドラクロア。
    上巻では、芸術批評の場面が多く、理解できないところも多かったのは事実。ただ、もともと第一部として1冊の本だったことを考えると、前半は時代背景や人物像を紹介するために割かれたと考えても致し方ないところでしょう。

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    2013年01月22日
  • 日蝕・一月物語

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    文庫本ながらサイン本。出だしから難解で、長いことほってあり、観念して、お風呂の読書タイムに持ち込んだ。何とか読み終えたが、難解この上なく、これがデヴュー作とは驚き。サインをもらうとき、著者のお姉さまが私と同名だと聞いた、その一点にのみ、親しみを感じます。繰り返し。難解。

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    2012年12月25日
  • 葬送 第一部(下)

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    なかなかページが進まずに、読み終えるのに2週間もかかってしまった。
    早く続きを読みたいとずっと思っているのに、時間をみつけ、いざこの本を手にすると、何だか再び表紙を捲るのが躊躇われてしまう。その繰り返しだった。
    しかし長い物語に飽きてしまったのではない。断じて違う。
    続きを読むのが億劫なのではなく、恐ろしいのだ。
    全てを読み終えるまで、もう、ここから出られなくなってしまうのではないか、という気がして。

    上巻を読み終えた時に、「まるで一つの荘厳な神殿のようだ」という感想を持った。
    それならば、その奥に座する神に謁見するにも辞去するにも、相応の作法と覚悟が必要なのは自明の理だ。

    物語は一つの終

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    2012年11月22日
  • 葬送 第一部(上)

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    全4巻から成る大作の、一冊目。
    この巻は主人公たるショパンとドラクロワの人物像、彼らの日常と交流の様子、その周辺人物と舞台である19世紀のパリの街並、といった背景の描写が中心となっていて、何か重要な事件が起きるわけではない。だから正直、重苦しい語り口とも相俟って、読みやすいとは言い難い。
    しかし300ページも使って語られるほどに作り込まれた人物像、舞台背景はとても魅力的で、念入りに推敲されたのであろう重厚な文体はまるで、一つの荘厳な建築物を思わせる。

    読み進めるにつれて、冒頭から立ち込めていた「死」の匂いが次第に濃くなり、『葬送』という題名の意図するところが見え始めてきたところ。
    繊細なピア

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    2012年11月08日
  • ウェブ人間論

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     ここ10〜20年の間に一般人の生活を画期的に変えた発明というのは、インターネットと携帯電話ぐらいじゃないだろうか。テクノロジーの革命が以前と比べ鈍化したか、もしくはその逆かは正直全然わからないんだけど、少なくとも我々の生活様式を大幅に変えるような技術革新は少なくなってきたと言っていいのだろうと思う。しかし、21歳の自分がそれでも下の世代と感じるギャップ。流行とかじゃなくて思考様式や常識のギャップ。それはほとんどこれらの新しいコミュニケーションツールの存在が関与しているように思う。

     この本の著者(対談本なので著者と言っていいのかわからないけれど)は二人とも知らない人だったんだけれども、梅田

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    2012年12月03日
  • サロメ

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    新訳なので、読みやすい。

    キリスト教について知識があればもっと楽しめたかも。
    解説をよんで学ぶことが多かった。

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    2012年09月13日
  • 日蝕・一月物語

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    デビュー作の「日蝕」で三島由紀夫の再来と言われたとかなんとか、確かに三島由紀夫っぽさを感じる作品だった。小難しい文書だけど、意外と読みやすく話の内容も意外とわかりやすい。個人的には「一月物語」の方が好き。主人公が現実と夢と幻の間を彷徨っている感覚が凄いと思った。

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    2012年09月09日
  • 顔のない裸体たち

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    出会い系で知り合った男女のセックスの模様が、本当の姿、嘘、インターネットの世界の自分と実生活の自分についての考察を交えて描かれている。今となっては「あんな真面目な人が」という表現自体がもうそう思ってる純粋な自分を演じる時にしか使われない、だからこの作品は刊行当時に読みたかったな。エロの描写、淡々としているのによかった。

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    2012年08月22日
  • サロメ

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    本編より解説の方が長いけど、解説の内容が理解できなかった。
    聖書やワイルド、三島由紀夫の知識があったら多少は楽しめると思う。

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    2012年07月05日
  • 葬送 第一部(上)

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    クラッシックなスタイルの大作。しかし、途中で。冗長な感じにくたびれてしまって流し読み。続きは、買わないなぁ…。
    彼には、フランス語で藤沢周平的日本歴史小説を書いてもらいたい。

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    2012年06月18日
  • サロメ

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    サクッと読めるのがいいねww
    「おや?」っと思える伏線が「なるほど!」と解説で納得。
    分かりやすいことは古典の美学だな!

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    2012年05月19日
  • 高瀬川

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    この作家は一所に落ち着かず、新しい手法に果敢にトライしていく。この本は、最後まで読んで計算され尽くした顛末に思わず嫉妬すら覚えてしまった。

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    2012年04月14日
  • 葬送 第一部(上)

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    ショパンのコンサートの表現のところが一番好き。でも、ドラクロワの話とは別々に書いた方が、締まってよかったんじゃないかと思ってしまいました。

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    2012年03月01日
  • ウェブ人間論

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    スター・ウォーズ通過儀礼だったのか…


    私は、ものの見方、捉え方が梅田氏に似ていると思った。(特に終盤で顕著だった)


    「狂気が必要」

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    2011年10月25日
  • ウェブ人間論

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    ネットで物理的な障壁が取り除かれるのはいいんだけど、物理的に近くにいる人に関心を持てないことに違和感を感じる。ネットはリアルの人間関係を補完するものであっても代替するものにはなり得ないと思う。

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    2011年05月03日
  • 日蝕・一月物語

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     以前読んだ「ドーン」の時にも感じたが、言葉の使い方が面白い。
     幻想的な物語。
     個人的には一月物語が読みやすいと感じた。

     言葉の中に、上手く自分の気配を隠していて、非常に制御されている文体だなと思う。うかつに真似したら、中2病この上ないだろう。

     文庫とはいえ、解説が3つも入っているあたりに、文壇の期待のほどが伺える。あまり見たことがないので驚いた。

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    2011年03月07日
  • 顔のない裸体たち

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    男と女の、解剖めいた心理描写の綾は「ほほぉ」て感じ。

    んが、何か壮大な話の一要素であればもっと面白いと感じるかもしれないけれど、これだけだとどうにもこうにも物足りないというのが正直なところ。
    この作者さんだからよけいにそう思うのであろうけど。

    ネット社会の罠……?
    私には、作者はそういうことを意図して書いたようには思えなかったけども。
    ネットはファクターの一つに過ぎなくて、それらに映し出されて浮かび上がってきた心のアレコレを描写したかったのかな、と思いましたが。

    琵琶湖って、そんな写真が撮れるようなところなのかー!

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    2011年01月11日
  • 顔のない裸体たち

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    この著者の文章は不思議である。確かに表現としては難解である、が、ギリギリのラインで内容がわかる。一たび内容がわかると難解な文章が、著者の感性や考えを実に的確に表現している事に気づく。きっと人の想像や感性を文章に表すと、必然的にとても難解なものになるのかもしれないしそれが文学の使命でもある。平野啓一郎は文学というものにかなり近い人物かもしれない。ところで内容は、どこかであったような、どこにでもあるような男と女の痴情のもつれ。ややアブノーマルか。逆算的に事件の起こるあらましを女の側から描く。ひたすらローな空気が文章中に漂う、そのなかで性にたいする一種独特な視点が面白かった。

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    2010年12月22日