平野啓一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
スキマ時間で読書=朝のトイレ、通勤時間は座らない、昼食後の30分、移動時間、風呂に入りながら
マックブックカフェ
読書会
ベストセラーは読んでおいて損はない。
マグロ船仕事術
未来記憶
選択日記
本は批判精神で読む=能動的な読書
電車では立ったまま寄りかかって付箋を貼りながら読む。慣れれば、待ち合わせの時間でも読める。
周囲の人に話してアウトプット=知識が深まる。
スペック、要約、書評をひとつにまとめる。自分の考えと行動に活かすか、を必ず入れる。
書評ブログ。
プロフェッショナルの条件
ハイ・コンセプト
アイデアのちから
本も80:20の法則。キモはラストに集中、が多い。
キラーワード、キラーフレーズを見つける。
前書き、目次、後書きの3点。
田舎暮らしに殺されない方法 -
Posted by ブクログ
あらゆるジャンルのものを同時に読む超並列読書術。最後まで通して読む必要はなく内容さえも覚えていなくてよい。読時の衝撃や感動は、自分の中に必ず精神的な組み替えを発生させ、将来必ずアイデアをひねり出すとき、血肉となって影響する。加えてこの読書術は頭の切り替えを速くするとともに考え方を柔軟にする。ありとあらゆる場所に本を置いておき、ちょっとした時間を利用して読書に充てる。どんな忙しい人でも1日に1時間は容易に確保できる。短時間の読書はかえって集中力が身につく。五人の賢人がそれぞれのユニークな読書術を披露。多読もあれば精読もある。自分にあった読書術を見つけ実践すればよい。
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Posted by ブクログ
「日蝕」
「アンドロギュヌスの正体は何か」
「ジャンの父親は本当にユスタスなのか」等
物語の横軸に、いくつかの謎を残す作品で
深読みの余地は多く、それが読後の余韻にもつながっている
しかし
錬金術師の捕縛に際し
逃げ出すことしかできなかったにもかかわらず
「自分自身こそアンドロギュヌスだったのかもしれない」
などとのたまう主人公の
奇妙な図々しさには違和感がある
「自分は、他者の死によって自我に目覚めたジャンと同じだ」
そんなふうに言うならわかる気もするのだけど…
「一月物語」
北村透谷をモデルにしたと思しき主人公が
「胡蝶の夢」をさまようというお話
北村透谷というのは、明治日本を生きた詩人で
近代日本文学の確立に深くかかわったと言われる
よく知られるのは、「恋愛至上主義」を日本にはじめて打ち立てたこと
これにより、すべての男子は「白馬の王子」になる資格を得たのであり
またすべての女子は「囚われの姫」たりうる存在になったのだ
しかし同時にこれは、「心中」を肯定する理屈にもなった
「ストーカー行為」を正当化する理屈にもなった
さらには
ナショナリズムのための「殉死」を肯定しうるものでもあったわけだが
そもそもそいつは文明開化にかこつけて
てめえのエゴと性欲を言い訳してるだけじゃないのかい
…という批判は、検討されてしかるべきだろう
ちなみに「恋愛はただ性欲の詩的表現」と言ったのは芥川龍之介だったが
それはさておき
この作品じたいは、端正な構造にまとまっていて
なかなか読ませるものだ
美醜をめぐってただよう自意識も
この段階ではニヒリズムの態に保たれており
さほど嫌味ではない -
Posted by ブクログ
ネタバレ芥川賞を史上最年少で受賞したあの平野啓一郎のエッセイと聞いて手にとってみたが、期待はずれ。なるほどと思う考察もあったが、素人に毛が生えた程度。
雑誌に発表したものなのでまとまりがないのは致し方ないとしても、自作の宣伝のために文章を書いている感じがしてならない。インタビューも豊富な文学的知識を披露するが、社会を分析するにいささか思考が甘い。
この人はあまり人間観察ができない人なのだろうか。
文語体で話題をさらったあの名作からすでに二十年近く経つも、平常文でのエッセイはあまり練られていない。骨子となる「分人主義」なるものについても、個々人が分けられない個性ではなく、多様な顔をもつ、という単純な指摘のみで終わっている。
横尾忠則に対する雑感はおもしろかったが、意外と自堕落なことを書き付けている。かなりのネットオタクらしくて、足で稼いで情報を得ていないなと感じた。本で調べたらわかることを組み合わせているのみで、あまり感性のある方ではない。
最後は飽きたので読み飛ばした。対談の相手ももっとまともな人を選んでほしい。 -
Posted by ブクログ
とても、きれいな恋愛小説。
それは薄っぺらいとかいう意味ではなく、嫉妬や執着心や憎悪や混沌、醜悪…そういった人の卑しい部分を描きつつ、それさえも凌駕する美しさが混在している…ということ。谷崎潤一郎氏の小説やラヴェルの曲、最後はパリの街並み…とまるで映画を見ているかのような感覚で読み進められた。文字を読んでいるのに、それとは別の視覚や聴覚を刺激されるような感覚は、なんかノスタルジーとワクワクを同時に味わうような不思議さでもあったなぁ…。
平野さんの提唱する『分人』の考えもちりばめられ、家族との顔、仕事の顔、恋人との顔、昔の恋人との顔…と様々な関わりに悩みモヤモヤを抱えて生きる様には共感を覚えた。
平野さんの小説は、わりとさらっと読めるのにジワジワと心に沁みて離れない。相良の母の納骨のシーンでは、なぜか涙がこぼれた。