平野啓一郎のレビュー一覧

  • ドーン

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    表現も独特で、描写も精緻なれど、大事なことは語らないところが少し残念。あと、アメリカである必要性と近未来である必要性に疑問。かなりの長編なれど、ずっとそれを感じたまま。

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    2017年12月31日
  • 賢人の読書術

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    この本、基本的にビジネスマン前提で書かれているので小説読みとして読むとさほど役に立つものはない。が、ビジネス書の世界みたいなのはよくわかる気がする。ビジネス書を読む人にとっては星5つかも。各人の読書術の紹介が分かりやすいし五人の人の読書のやり方を一冊で知ることができるので自分にあった読書感覚を知るには良いヒントになるかも。読む本は違っても、似たような感じで読んでたなと思うことが多かった。本に線は引かないけどね(笑)

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    2017年12月18日
  • 透明な迷宮

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    最初から最後まで、徹底して「すっきりしない」(^ ^;

    それぞれの短編が興味深い題材を取り上げ、
    情景描写も人物像もとても魅力的で...
    でも、メインのストーリーとなっているモヤモヤは
    どこまで行っても一つも解決しない(^ ^;
    解決どころか「オチが無い」というか(^ ^;

    作中にも登場するカフカのように、
    もちろん「狙って」モヤモヤさせてるのでしょうが...
    私はスカッと解決する話が好きだなぁ...(^ ^;

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    2017年11月28日
  • 賢人の読書術

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    ネタバレ

    この一冊に複数名の主張が盛り込まれており、読書という行為を様々な視点で考えることができた。正反対の主張が混在しているので、ともすれば結局何が言いたかったのか?ということになりかねない。しかし、批判的読書を実践する練習としてはよいかもしれない。
    個人的には多読、並列読書に共感できるが、一冊の本を読み込む利点にも納得できる。

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    2017年09月30日
  • 自由のこれから

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    「自由」を主張したり追求しようとすることは、とても難しい。ならば、どう生きればいいのか?「自由」のこれから「自由」の概念について考えさせられる本。

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    2017年09月28日
  • マチネの終わりに

    ネタバレ 購入済み

    感想

    正直スッキリしない終わり方でした。
    ご想像におまかせします的なのはよくある手法ですが、この作品で?と
    思ってしまいました。
    登場人物達の精神状態が不安定すぎて、私のように想像力が貧困な人間には
    「その後」を想像するのは難しいです。
    でも2人の「愛」については、とても共感しました。
    あんなに深く人を愛し愛されたい!片思い中の身には羨ましい限りです(笑)

    作品に流れる空気感はとても好みです。
    一定した静かさと、ロウソクの明かりの中にいる感じがしました。
    「実話を元に」とのこともあり、リアルな人間性も感じました。
    読後スッキリしなかったのが残念です。

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    2017年04月01日
  • 決壊(下)

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    そういう結末か…
    崇はこうするしかなかったのかな。
    ひとつの犯罪は、関係者をこうも変えてしまうんだな。

    そして、家族を殺された挙句に容疑者扱いまでされた崇の、罪と罰とか、赦しとかについて語る部分、とても重かった。
    すんなり納得はできないけど、でも、永遠に恨み続けるのも確かに辛い人生だよな…
    未だに仕事場であったことに関して、誰かになにかを償わせたい、というような不毛な感情を抱えてしまっている私には痛かった。

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    2017年03月29日
  • 決壊(上)

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    大きな事件(しかも表紙に書いてある)が起きるのが上巻の最後という。
    途中、崇が語る言葉が長かったり回りくどかったりで、かなり読み飛ばした感じ。目が滑るーそして分からなくても今のところまったく困らないー。

    登場人物の不器用さとか、他人との距離の取り方とか、かなりリアル。よく分かる。
    人間関係、いろいろあるよね…

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    2017年03月29日
  • 賢人の読書術

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    スキマ時間で読書=朝のトイレ、通勤時間は座らない、昼食後の30分、移動時間、風呂に入りながら

    マックブックカフェ
    読書会

    ベストセラーは読んでおいて損はない。

    マグロ船仕事術
    未来記憶
    選択日記

    本は批判精神で読む=能動的な読書
    電車では立ったまま寄りかかって付箋を貼りながら読む。慣れれば、待ち合わせの時間でも読める。

    周囲の人に話してアウトプット=知識が深まる。
    スペック、要約、書評をひとつにまとめる。自分の考えと行動に活かすか、を必ず入れる。
    書評ブログ。

    プロフェッショナルの条件
    ハイ・コンセプト
    アイデアのちから

    本も80:20の法則。キモはラストに集中、が多い。
    キラー

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    2017年02月08日
  • 「生命力」の行方――変わりゆく世界と分人主義

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    過去に発表されたエッセイと対談集。
    アートやエンターテイメント、文学についてのエッセイが中心だが、元ネタが分からないので理解も中途半端。
    けれど、新たなアーティストを知ったのでそれだけでも得した気分。
    対談は、森達也氏とのものが特に面白かった。
    ノルウェーで起きたテロ事件の話(P122)はとても考えさせられた。

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    2017年01月26日
  • 顔のない裸体たち

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    内容より文章の書き方に感銘。時々読み返さないと理解できない程であった。(私の文章力のレベルかもしれない)
    吉田希美子の弱さと片原盈の強引さ、こういう関係は自在しそう。
    終盤は一気に読めたが、結末は平凡である。
    兎も角、文章を楽しめる本と思う。

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    2016年12月27日
  • 決壊(下)

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    やっと読み終わりました!
    文章が難解な部分もあり、ちょっととばし読み!

    現代に生きる人間の心の闇。
    ネット社会の恐ろしさ。
    なんだか不気味で、暗くて…
    だけど、そういう不気味な事が身近でも起こり得る世の中に生きてるんだな〜って思ったら、すごく恐くなった…

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    2016年12月13日
  • 葬送 第一部(上)

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    ドストエフスキーやトルストイの小説を読んでいるようである.
    いきなりショパンの葬儀から始まるが,その後はショパンと,その親友ドラクロワの間を行ったり来たり.
    この二人の心理描写,心の声が,かなり事細かに描かれるのだが,さまよう魂の軌跡が微に入り細に入り描写される.
    上巻では特にドラマチックな出来事はないともいえるので,下巻が楽しみだ.

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    2016年10月05日
  • 高瀬川

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    表題作は、作者と思しき若い作家と女性編集者が京都のラブホテルに入ってから朝方そこを出て別れるまでの一部始終を描写したもの、と言ってしまうと簡単ですが、ありそうでなかった小説だと思いました。
    ふつうはあえて細かく書かないで済ますというか、書かずに逃げるようなことを淡々と読ませておいて「どうでもいいよ、そんなこと」と思わせないのはさすがだと思います。

    「氷塊」も構成が面白かったですが、ラストの氷の場面はタイトルとも相まってちょっと計算高い感じがしてしまいました。

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    2016年07月26日
  • 賢人の読書術

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    読書界(?)から選りすぐった(??)五人の権威による読書術。成毛氏と平野氏がいたので読んでみたが、冷静に考えたら両氏の読書術は既にそれぞれの本で読んで教わったので、目当てとする新情報などあるはずもなかった。他の著者のページにも特に目新しいものはなし。というか図解がでかすぎて読むとこあんまりない。ただ、一冊の中に相反するいくつもの意見があるのはよい。

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    2016年05月29日
  • 葬送 第二部(下)

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    ★3.5。
    19世紀のヨーロッパ文学の再構築、どうやら20代の時の作品のようですが、いやいやまさに力技。冗長とも思える描写も確かに(翻訳ものの)ヨーロッパ大河小説。ショパンとドラクロワを交互に描く構成も最初は?と思ったけれども、最終的には音楽と絵画という似て非なる芸術の交錯には重大な意味があると思うに至りました。また、冒頭の導入は本作の永遠なる循環を産み出す仕掛けであることも効果的。
    本年末を締めるに相応しい大作でありました。

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    2015年12月31日
  • 葬送 第二部(上)

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    第二部冒頭からChopinの本領発揮。
    当方クラシックは門外漢なのでChopin=作曲家という認識しかないのですが、演奏家なのね、言われてみればそうだなぁ。どう転んだって音楽の醍醐味はライブだもんね。
    今でこそ技術進歩により音・映像という手段でもって追体験できるものの、音楽はやはり刹那的だからこそ魅力的。その世界を何とか文章に落とし込もうという試みは上手く行っていると思う。
    そしてここに至ってやっと絵画と音楽の世界を振り子のように行ったり来たりする本作の構成が効果を発揮し始めると思われ。ちょっと長いけどね。

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    2015年12月23日
  • 葬送 第一部(下)

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    えらく歩みの遅い作品。おそらくはそういった構成を意図的に採用しているのだろうけれども、その仕掛けは読者に挑戦的な感あり。
    内容としてはショパンとドラクロワの話を行ったり来たりする訳だけれども、今のところドラクロワの話の方が芸術に身を投じた人間の苦悩と悦びを粘着的に描いていて面白い。この辺り、美術展評論もしている作家の面目躍如といったところかな。逆にショパンの話はメロドラマであって、正直言ってショパンでなくとも良い訳で。まぁこれもキャラクター採用の時点での作家の意図なのかもしれない。

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    2015年12月19日
  • 高瀬川

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    じっくりと腰を据えて読みたい短編集。実験的な要素も高いけれど、その言葉の紡ぐ美しさは、やはり、平野啓一郎。その感想を言葉にするのは、とても難しいけれど、なんだろう…水の滴をたどるような感じでした。

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    2015年09月23日
  • ウェブ人間論

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    対談形式。

    ウェブはこれからどうなっていくのか。
    やはり物はそれなりに価値を持ち続けるだろうという見解。

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    2015年09月05日