Posted by ブクログ
2015年02月22日
『だから、こんな世の中イヤだと思ったらさ、やっぱり、とうてい社会が受け止めきれないような過剰な方法を選ばないと。そうなると、もう無差別殺人しかないわけ。別に大袈裟なことやる必要はないんですよ。でっかい建物壊すとかさ、大義名分を掲げてエライ人暗殺するとか、そんなの要らないって。フツーの人が、意味なく隣...続きを読むにいるヤツをブスッとやるのが、システムエラーとしては一番深刻なわけ。オレらがやってるのは、要するにそういうことなんですよ。っていうか、オレの解釈ではね。これだけ言って分かんないっていったら、多分ね、馬鹿(爆)…』
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『《少年犯罪なら、警察は誤認逮捕が一番恐いはずだから、自首するように追いつめてくいくだろうな。マスコミに情報小出しにして、身内に気づかせるんだよ。》』
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「何もかもが、心底、イヤになってた。ー 何もかも、ね。…自分か、世界か、ーーどちらかを愛する気持ちがあれば、人間は生きていける。だけど俺は、そのどちらに対しても、あの頃、愛情を失いかけてた。そんなふうに感じる自分が恐かったよ。…死にたくなかったからね。」
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「人間は、本当に真剣に、誰がどう見ても絶対に信用するような顔で、平気で嘘を吐く。」
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『〈死者の名前など、失われたファイルのための「無効なショートカット」みたいなものだ〉』
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『《死んだらオシマイ/神サマいない/地獄もない/ヤリたいことヤッタ奴の勝ち》』
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「殺されてもいいと思ってるなら、殺してもいいということですか? ー いや、違う。…僕が殺されてイヤだっていうのと、人が殺されてイヤだって感じるのと、何か関係があるの…かな?…ないよねえ?…ねえ?」
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「いいか! 〈幸福〉とは、絶対に断つことの出来ない麻薬だ! それに比べれば、快楽などは、せいぜい、その門番程度の意味しかない! 違うか? 人間は、快楽を否定することはできる! しかし、〈幸福〉を否定すること絶対に許されない! このたった一つの残酷極まりない、凶悪な価値が、この社会のすべてを支配しているのだ!」
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「完全に脳ミソ、トケてた。」
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『僕は、正しいと信じることのために、人に侮辱されるのを誇りに思う』
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「人間の生の長さは、生物としての寿命か、それより短いかのどっちかだよ。その二つしかない。死刑は要するに、犯罪者の寿命を許さないっていうことだろうね。殺された人間が、寿命よりも短い生しか生きられなかったことの報いとして。」
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『ーーかつては誰もが子供だったという、その一事を以て、すべては赦されなければならない。』