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Posted by ブクログ
「生き返る」という皆が喜ぶであろう架空の現象に対して、それが本当に起こった場合「本人や周りの環境が果たして受け入れてくれるのか?誰しもが喜ぶのだろうか?」など、主人公と家族、周囲の人々のリアルな感情の中で展開されていく上巻の話は、ハラハラして引き込まれるように一気に読んでしまった…!
登場する佐伯という人物は胸糞悪いが、もしかしたら佐伯のような人物は物言わぬだけで周りに居て、知らない間に私の生活を侵食して壊しているのかもしれないと感じるような、首にまとわりつくような気持ち悪さだった。
謎が謎を呼んだ上巻。
下巻をこれからすぐに読み始めます!笑
Posted by ブクログ
上下巻を一気に読んだので疲労感と謎の涙。
黄泉がえりという映画が昔あったなぁ。
死者がやり残したことをやるというファンタジー感と、誰が犯人なのか?というサスペンスミステリー感がありつつも、テーマは「死」そのもの。残された人の空白や、残してしまう人への焦燥感、一瞬の死際の印象でそれまでの「生」が塗り変わってしまう影響力、自殺、分人の概念など、さまざまな角度から「死」を照らしている。
「死」は暗闇、消滅といったイメージもある一方、佐伯のいうように、義務からの解放という救いの側面もあるように思う。
「死」という事実やそれまでの過程を知ってしまうと思い出すたびに胸が苦しくなるので、いっそのことなにも知らないまま、遠いどこかで元気に過ごしていることにしたい。それほど「死」は強烈にショッキングだ。やはりこれを受容するには、真っ当に歳を取り少しずつ機能を失っていくような死に方をせめてすべきで、自殺や事故のような唐突な「死」だと残された者に与える穴が大きすぎる。
尊大なようで、一瞬の宇宙の塵にも満たないような人生。深く考えすぎず良い自分も悪い自分も受け入れてシンプルに生きていけたら楽なのだがなかなかそうもいかない。
分人については「私とは何か」を先に読んでいたのですぐに理解できた。
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