平野啓一郎のレビュー一覧
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オードリーの若林さんと受賞歴のある若手作家の対談だが、本人たちの素のエピソードが面白く、作家に親近感が持てる。これを読むと、小説家という職業に就くためのレールはないのだろうと思う。小説を書くのに理論や構図の基本もあるのかもしれないが、そんなことは気にせず書いているイメージを持ってしまう。動画でもアッ...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かった〜!これは番組観たかったな…
小説家の方々が個性的な方々で、本を読んでるのに声を出して笑ってしまった〜
「全部完璧なセンスにしてる部屋を信用しない」っていうところで凄く同意してしまった。ノイズお土産なるほどねえ(笑)
登場した方々の小説をもっと読みたくなったし、さらに紹介された本と読み...続きを読むPosted by ブクログ -
私とは何か。
平野啓一郎さんのこの作品を読んでから、すっかり「分人」という捉え方の虜になっている。
この作品の中で、平野さんは対人関係ごとの様々な自分のことを「分人」と定義づけている。(「私とは何か、P7」)つまり、人間を「分けられる」存在とみなし、恋人との分人、両親との分人、職場での分人など、人は...続きを読むPosted by ブクログ -
色んな本が読みたくなる1冊。
元々はテレビでやっていた、作家さんたちの対談を本にしたものだが、作家さんたちの人となりがなんとなく伝わってくるのと、こんなに身を削って小説は書かれているのかと驚いてもっと本が読みたくなる。テーマごとにおすすめの本を作家さんが紹介してくれるので、好きな作家さんがどんな本を...続きを読むPosted by ブクログ -
「カッコいい」という現代的な美意識について、美学や社会学などの観点から考察をおこなうとともに、ジャズやロック、ファッション、文学についての著者自身の意見を交えながらの議論がなされています。
著者は、アメリカにおける「クール」の概念やヨーロッパにおける「ダンディ」の概念などをたどり、「カッコいい」と...続きを読むPosted by ブクログ -
文化を本格的に分析する本って、あまり読めていませんでした。
この本はとても面白かった。
丁寧で、論理的で、読み応え、納得感がとてもあります。
「かっこいい」っていう感覚って、常に大切にしたいと思うんですけど、
そのかっこよさって、いったい何なのか。
それを考える基盤を与えてくださったかなと思います...続きを読むPosted by ブクログ -
筆者は、「かっこいい」を「しびれるような生理的興奮をもたらし、強い所有願望、同化・模倣願望をかりたてるもの」と定義している。この本を読む数ヶ月前、あるロックバントの初ライヴに行って、まさに「しびれる」ような体験をしたばかりだったので、どんどん読み進めた。音楽、ファッション、文学、宗教、政治、経済など...続きを読むPosted by ブクログ