理想の国へ 歴史の転換期をめぐって

理想の国へ 歴史の転換期をめぐって

1,012円 (税込)

5pt

4.2

コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻……人類史レヴェルの危機に直面し、私たちは正念場を迎えている。今こそどんな未来を選び取るのかが問われているのだ。この歴史の転換期にあたり、天皇論や三島由紀夫論など対話を重ねてきた二人の知性が、新たな日本のアイデンティティを模索した。蔓延する「日本スゴイ」論を、鍛え抜かれた言葉と思索の力で徹底検証。将来世代のことを視野に入れ、環境、ジェンダー、平和など、あくまで理想を追求し続けるために我々は何をなすべきか、国を愛するとはどういうことかをラディカルに問うた「憂国」の書。
なお本書の元となった対話は、平成の天皇(現・上皇)が退位を宣言した後の二〇一九年一月、コロナ禍中の二〇二〇年八月および二〇二一年三月、そしてロシアのウクライナ侵攻最中の二〇二二年四月に行われた。

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理想の国へ 歴史の転換期をめぐって のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    知性、思想、お人柄において信頼という意味では間違いない大澤真幸さんと平野啓一郎さんの、2019年1月平城天皇退位宣言の直後、コロナ禍となった2020年8月そしてロシアによるウクライナ侵攻後の2022年4月に行われた対談をまとめたもの、
    コロナ禍、ウクライナ侵攻という大きなパラダイムシフトととなるよう

    0
    2023年05月14日

    Posted by ブクログ

    読み易さと内容の濃さの両方を叶えた充実した対談。この組み合わせでは当然と思えるが、改めて1990年以降の日本が辿ってきた道を考えさせられる。本筋とはやや離れるがイチローが変えたベースボール感には鳥肌がたった。

    0
    2022年11月20日

    Posted by ブクログ

    平素からの発言にも信の置けるお二人の対談。それが素っ頓狂な方向に転がる訳もなく、確たる知性に裏打ちされた、スリリングなやり取りの追体験が出来る結構。話題はウクライナ侵攻にまで及ぶんだけど、暗いニュースの続く昨今、何となく感じてはいるんだけど、自分ではなかなか言葉に表せないあれこれ。それを、わかりやす

    0
    2022年08月16日

    Posted by ブクログ

    政治的な思想には人それぞれで、筆者のお二人の思想に必ずしも共感しているわけではないですが、文学にからめての話など、興味深かったです。

    0
    2022年07月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんだかずっと歴史の転換点にいるという話を聞くような気もするけれどー歴史的には、その「期間」が転換「点」とされるのか…

    大澤真幸さんと平野啓一郎さんのお二方は、これまでも対談を重ねてこられていたそうで、

    この本に収録されているのは、2020年~2022年に4度行われた対談。

    1. 平成の天皇が

    0
    2025年03月24日

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