平野啓一郎のレビュー一覧
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第一部(上)は、深い思索がとても哲学的で、時に難解さをも感じたけれども、(下)の途中からは一転、昼ドラ的などろどろとした人間模様が描写されていて、それはそれでおもしろかった。ドラクロワやショパン、ジョルジュ=サンドの感じている憂鬱は、現代の若者の抱えているそれにも通じるような気がしたが、これは、ドラクロワらが現代にも通じるような同じような悩みを抱えて当時を生きていたということを表しているのか、それとも著者である平野氏自身が感じている現代社会の若者の悩みを、ドラクロワ、ショパン、サンド夫人を通して語らせているのか、ちょっとした倒錯感があって、それがまたおもしろかった。
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Posted by ブクログ
個人という単位は分けられないが、人間は様々な『分人』から作られていることを様々な側面で説明された本。
私は多方面にいい人ヅラをする八方美人に違和感を持っていたが、人は分人という人によって距離感や話し方を変える(親と話す自分、友人と話す自分は少し違う)というところに納得がいったため、八方美人も一種の生存戦略なのだと思った。また、ひとつのコミュニティにいると1人の分人で生きるため苦しい、例えばずっと家にいるのは辛いからたまに趣味の仲間と出かける、といったようなこともみんな分人を使い分けているんだと考えると納得がいった。
私は大学に入ってから、高校までの自分を出せずすごく息苦しい思いをしたが、大学 -
Posted by ブクログ
友達のおすすめと、Xでバズってた。
なるほどと思ったことメモ。
アドラー心理学と同じくらい対人関係に悩んでる人は読むべき思想!
◇メモ
・本当の自分は存在しない。全てその場や対人に合わせた分人。どれも嘘じゃない。
・分人はその場を共有する相手とのコミュニーションで育てられる。
・個人を1とすると、分人は分数。分母は分人の数で、分子はその時に自分の中での比率の高さ。
年齢やライフステージで人柄が変わっていくのは分子の数が変化するから。
以上のことからもし自分が変わりたいと考える時はコミュニティの比率を変えることに注力をすることである。
・いじめられてる人がいるとして、「いじめられやすい人」なわ