姜尚中のレビュー一覧

  • 悪の力

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    忖度なしに悪が悪であるためのすべてが書かれていた。平常心で読むのは危険。悪を好む人、悪と戦う人、どちらの感情をも揺さぶる内容。空っぽの自分とは違う、確かな存在感のある空虚な悪(ん?)に惹かれるカラクリ。これは世界の新しいレイヤーが見えてくる恐怖体験だと思う。

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    2021年11月05日
  • 悪の力

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    川崎市の中学生の事件や名古屋大学の女子学生の事件などの若年者の惨虐な事件を起点に悪に対する向き合い方を教えてくれていると感じた。

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    2021年10月15日
  • 悩む力

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    ストレスフルな現代社会を生き抜くためのヒントが満載。何のために生きるのかをマックス・ウェーバーと夏目漱石の書籍を題材に悩みを抱えて生きることの大切さを説いている。

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    2021年10月15日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    初めて読む方の文章が新鮮で特に印象に残った。山田和樹さん、永井愛さん等。既によく読んでいる方の名前につられて本を手に取り、新しい方のご研究などに興味が広がっていくのがうれしい。
    この本を読んで逆に「自由」という言葉を簡単に定義し使うことが難しくなったが。
    自由を手放したくないし、奪われそうなら戦う!新たな自由をつかみ取りたい!そして次の世代に手渡したい。

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    2021年09月20日
  • 生きるコツ

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    淡々と老いと共に歩んでいく様、気持ちの移り変わりが描かれている。
    老いとはこういうものか。参考になる。
    ただし、タイトルは上から目線で頂けない。

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    2021年09月10日
  • 漂流者の生きかた

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    現代社会に対する、横へのいどうがなくなったこと、多様性を叫ぶごとに白黒つけようとする社会のインヒューマンな部分や排他的になっていくもの。因果や運命へすがる人々。日々感じていることを、言語化してくれるような本でした。

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    2021年02月03日
  • 悩む力

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    12年前の本だったけど、現代を息苦しいと思いながら頑張って生きてる人にはちゃんと届いた。
    私は無性愛者なので恋愛の項目だけはさっぱり分からなかったが、それ以外は身体に染み入るように理解できて、姜尚中の言葉で心が満たされた。
    答えのない悩みを抱えること。
    それは決して悪いことではなく、むしろ悩みと向き合い続ける行為そのものが私を強くする。
    無理やり答えを探そうとせずに私らしく悩み抜く。
    コロナ禍だからこそ普段以上に悩むことが増えて毎日苦しかったりするけど、もうちょっとだけ頑張って悩んでみようかな。
    そう前向きに思えるのが嬉しかった。
    定期的に読み返したい。

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    2021年02月02日
  • 逆境からの仕事学

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     退職してから読む本じゃないな…とも思ったけれども,手に取ってみた。
    「仕事術」の「仕事」,〈今,自分がやっている仕事に限定〉して考えると,こういう本からは何も学ぶべきことはないかもしれないが,〈自分がいま何をして生きていきたいのか〉ということをもとに考えると,大いに参考になるし,実際に,なった。
     人文知の薦めの本とも言える。まあ,人文科学の文献もしっかり読んで,常に学習を続けましょうということだ。要するに,ずっと勉強してね…ということである。
     少しだけ,姜さんの生い立ちについても書かれている。在日として生きていることが特別だと思っていた自分が,ヨーロッパへ行ったときに,自分と同じ立場の人

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    2021年01月24日
  • 朝鮮半島と日本の未来

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    北朝鮮の核保有に至るまでの経緯が分かりやすくまとめられていた。日米韓、北朝鮮のそれぞれのトップの外交方針が複雑に絡み合って今に至る、外交の難しさを感じた。
    日韓関係についても、うまくまとめられていたので、理解が深まった。

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    2021年01月21日
  • 朝鮮半島と日本の未来

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    朝鮮半島の歴史的な迷走ぶりがよくわかる。南北のすれ違いだけでなく、アメリカの迷走、それに翻弄される北朝鮮。日本の役割の低下。韓国との確執。心配だ。

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    2021年01月15日
  • 悩む力

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    ネタバレ

    知り合いの方から頂いた3冊のうちの1冊。

    「まじめ」の捉え方や働くのは何故か、という問いに「他人からのアテンション」、社会の中にいる自分を再認識するため、宗教が拠り所になる訳など…非常に興味深い1冊だった。

    「若い人には大いに悩んでほしいと思います。そして、悩みつづけて、悩みの果てに突きぬけたら、横着になってほしい。」

    最後、身にしみた文章だった。

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    2020年09月24日
  • 漂流者の生きかた

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    ネタバレ

     大好きな姜尚中さんと五木寛之さんの対談集なんだから読むしかないでしょ。
     5つの対談のうち,第1部は2008年~2011年。第2部は,東日本大震災後の2012年~2013年の『週刊朝日』に掲載されたモノ。第3部~第5部は「語り下ろし」です。
     いずれの話も,お二人の深い思想の一端が現れていて,いろいろと考えさせられました。ま,どこかで読んだ話題もあるにはあるのですが,そんなことは気にならない。
     特に相手の作品を挙げながら(あるいは第3者の話題で),話が進んでいくあたりがおもしろいです。ま,こっちはそれらの本の全部を読んでいるわけではありませんがね。
     第5部は,入水自殺した西部邁についての

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    2020年09月07日
  • 悩む力

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    生まじめで不器用であった夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、「悩み」を糧として強く生きることを語った本。

    生きる上で「悩み」と無関係になることは不可能です。人間だからこそ、悩むといっていいと思います。そして、その悩みを生きる力に変えることができるのも、また人間なのです。

    本書は夏目漱石とマックス・ウェーバー、2人の先人の生涯をヒントにして、悩みを糧として力強く生きる考え方を学ぶことができます。

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    2020年07月19日
  • 悩む力

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    現在さまざまなメディアで取り上げられ、ベストセラーになっている新書。
    姜尚中という先生のことは初めて知った。


    「自分が生きている意味を考えたり、人間とは何かを考えたり、人とつながる方法を本気で考えたり、自分と世界の関係を考えてみたりする。」

    「いま、…あらゆる仕事がサービス業化しつつあります…(サービス業は)どこかで線を引かないと、限りなく人の人生を背負うことになってしまいます。」

    人間というのは、「自分が自分として生きるために働く」のです。「自分が社会の中で生きていていい」という実感を持つためには、やはり働くしかないのです。

    「人は一人では生きられない」とよく言います…自

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    2020年05月30日
  • ニッポン・サバイバル――不確かな時代を生き抜く10のヒント

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    ネタバレ

    真剣に考えるのを休みがちなときに、読んでみたい本。
    考え続けられる力を、もっと磨きたいと思った。そして言葉にする力。
    いろいろなテーマから成り立っているけれども、一人の人間としてしっかりとした軸を持っているか出るように思った。その共通した自分の考え方とか生き方を突きつめて考えるきっかけにしたい。

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    2020年04月30日
  • 悩む力

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    十代の頃ひたすら悩み、生きづらさを感じていたことを思い出した。当時は言語化できずにやきもきしていたが、今考えると社会に呑み込まれ「自我を見失う恐怖」を抱いていたのだとこの本を読んで明確になった。
    『意味を確信できないと人は絶望的になる。私が私として生きていく意味を確信したら、心が開いてきた。確信できるまで大いに悩んだらいい。悩むことを経て、怖いものがなくなる。』
    悩み続けた時間が無駄でなかったのだと感じられた。

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    2020年04月16日
  • ナショナリズムの克服

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    今から振り返ると、2002年に出ていた対談本として、非常に興味深い。
    そしてなんだか楽しく読めてしまったのも、当時は今ほどには状況が悪化していなかったからか。

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    2020年04月03日
  • 逆境からの仕事学

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    不確実性が増していく時代の中で、逆境に打ち克つ働き方や考え方を説いた本。

    自分にとって「仕事」とは何かを改めて問い直すこと。一つのことに固執せず、広い視野を持つこと。歴史を学び直したり古典を読んだりすること。この3つは実践しても「すぐに」逆境に打ち克つことはできません。しかし、この3つを続けることで思考の土台が出来上がり、いくつか訪れるであろう人生のターニングポイントで必ず役に立ちます。

    本書は即効性を求める人には何の役には立ちません。即効性を求めなければ本書が役に立つ機会は訪れます。

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    2020年01月13日
  • アジア辺境論 これが日本の生きる道

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    自由の概念が"機動性"になってきてない?
    ってとこ新しかったです

    自分にとって
    フリーダムはなんなんだろう?
    って

    ちょこっと
    考えたけど
    やめた!



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    2019年12月03日
  • 姜尚中と読む 夏目漱石

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    初期三部作読んだことないのてすが、はじめて読みたくなりました。
    やはり漱石作品は高度なもえなのか。
    じぶんこれまで、「私」×先生だと思ってたのですが次読む時は先生×Kに注目したいと思います。ドッぺルゲンガー的関係だと大変もえます。

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    2019年11月19日