姜尚中のレビュー一覧

  • トーキョー・ストレンジャー

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    姜尚中が、東京のあちこちを訪れて語る連載をまとめたもの。あの声で再現される文章。ネコカフェで猫に囲まれているのが、はげしくうらやましい。

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    2011年09月16日
  • トーキョー・ストレンジャー

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    姜尚中が東京のスポットを巡りながら日本に想いを馳せる大人な感じの本。

    自分自身を鳥瞰するには、自分をも引いて見ることができる精神的な幅が必要。つまり「大人」として自分が引き受けたものと一定の距離をおくのが必要だそうだ。深ェ~!

    最近あちこちに溢れてるような「男の作法」的な本よりはずっと役に立ちそう。

    ただ、読んでるとどうしてもあのウィスパーボイスを思い出して眠気が襲ってくるため、ページが全然進まない。

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    2013年01月23日
  • リーダーは半歩前を歩け―金大中というヒント

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    ネタバレ

    個人の「自由」を追求する風潮がやや様変わりし「リーダーシップ」が時代のキーワードとなっている。
    筆者は金大中元韓国大統領からリーダーシップに関する大きなヒントを得た。それは人々の「半歩前」を行くことである。
    柔軟な歴史の知恵を具えたリーダーが、今、待望されている。

    ・いま、求められているのは「超人」的なリーダーではない。
    例えば、何を目指したらいいいのか、明確なビジョンを示してくれる上司。
    将来にわたって、持続可能な成長を約束してくれる経営者。
    そんな、「時代の要請」にかなったリーダーになるための「7つのリーダー・パワー」
    1)先見力:リーダーに従う動機をフォロワーに教える
    2)目標設定力

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    2011年07月13日
  • トーキョー・ストレンジャー

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    個人的に、観光地としての「東京」は評価していない。
    というの都心に代表されるように高層ビルが立ち並ぶ景観に文化的な価値を感じ無いし、例えばパリの凱旋門を見たような圧倒感に立たされることもないからだと思う。

    しかし姜さんはこのような僕が全く興味が沸かない場所に赴いて、そこの歴史や文化的側面から現代の人々や国家の言行に繋げることで登場する所々の価値や存在の意味を問き、考察している。

    これこそが「知的な」街の歩き方なんだな、と。こういう風に観光をすればただその場所を訪れ、歩くよりも何倍も有意義な時間を過ごすことができるしそこから得られることも多い。
    そしてそこから自分達が生きる「現在の世界」を見

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    2011年07月13日
  • トーキョー・ストレンジャー

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    最後の章の「基本的に東京では住民が『消費者』として扱われているからです。私達もその役割にすっかり慣れきっていますが、そこから一歩踏み出す事が必要なのではないでしょうか。」が印象的。東京を切り口に、現代社会のアレコレを考える本。発想とか、参考になる部分多し。

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    2011年07月05日
  • 姜尚中の政治学入門

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    大学で、経済学の教授に「政治学なんて実際は何の役にも立たない。現実社会で本当に使える学問は経済学だ」といったようなことを言われ、文学・社会学・政治学といった非実学的なものを好む私は反発を覚えたものの、具体的な反論を思いつけませんでした。そんな、自分自身の頭で上手く考えることの出来ないわたしにとって本書はとても良い導き手となってくれそうです。
    「干物」の知を磨こう。

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    2011年06月01日
  • 悩む力

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    以前から読みたいと思っていた本。悩む事で道が開けると言った話。

    悩む事は悪い事ではない。もっと考えてみようと思う

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    2019年03月21日
  • 姜尚中の政治学入門

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    アメリカ/暴力/主権/憲法/戦後民主主義/歴史認識/東北アジアという7つのキーワードを通じて現代日本と世界情勢を政治思想的な立場から解説したもの。読み応えがあり、非常に興味深い。姜氏は韓国人と日本人という2つの視座から物事を捉えていて、新鮮な驚きが多かったように感じる。章末に作品提示してあるのも、ありがたかった。

    本を読むにはタイミングがあるとよく言いますが、まさにこの本は自分のタイミングと合致していた。学びたかったことを文章にして改めて提示してもらった感じ。本当に読んで良かった。

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    2012年02月09日
  • リーダーは半歩前を歩け―金大中というヒント

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    姜さん素敵なので読んでみました。
    金大中という人は本当にすごい人なんだろうと思います。
    亡くなってしまったのが非常に残念ですが,こういう立派な人がもっと現れてほしいです。

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    2011年03月29日
  • リーダーは半歩前を歩け―金大中というヒント

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    狭くなっていた視野を広げるのによい一冊でした。
    歴史の流れ、国家のあり様、マクロの視点を持たねば…と思いました。

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    2011年01月02日
  • ニッポン・サバイバル――不確かな時代を生き抜く10のヒント

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    『ニッポン・サバイバル』と威圧的なタイトルと「姜尚中」と堅いイメージがあるかもしれないけど、それとは裏腹に現代を取り巻く諸問題について具体的に分かり易く書かれていて読みやすい。

    不確かな時代を生き抜く10のヒントと題して、「お金」「自由」「仕事」「友人関係」「メディア」「知性」「反日」「紛争」「平和」「幸せ」と自身が考える生きるヒントについて提示している。

    個人的には「メディア」「幸せ」の事項が面白かった。

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    2012年12月02日
  • 姜尚中の政治学入門

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    姜尚中さんが話題になっていたころ始めに読んだ彼の本です。まともな政治思想学の本はこれが始めてかな?非常に面白くこの手の本を読むようになったきっかけです☆初めての方には難解だと思います。

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    2010年11月15日
  • リーダーは半歩前を歩け―金大中というヒント

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    民衆がついてこれないほど2歩3歩先を行く革命化でもなく、横並びで成長もせず愚鈍な指導者でもなく、しっかりと手をつないで民衆を未来へと導くリーダーたれ。

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    2010年09月15日
  • ニッポン・サバイバル――不確かな時代を生き抜く10のヒント

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    [ 内容 ]
    いじめに苦しむ子どもたちや、悩みを抱えた大人たちなど、毎年、三万人以上が、自殺に追い込まれている。
    そして本当に怖いのは、この社会で共に生きる他者への無関心と、無慈悲さの蔓延だ。
    「悪人」だけが跋扈しているわけでもないのに、一体なぜなのか。
    また、相談機能を失ったこの社会で、どこにも逃げられず、頑なにもなりきれないフツーの人たちは、どうしたら漠然とした息苦しさから解放されるのか?
    注目の政治学者が、幅広い世代から寄せられた声に誠実に向き合い、この国でしたたかに、しなやかに生き抜くための方法論を提示した、現代日本の必読書。

    [ 目次 ]
    第1章 「お金」を持っている人が勝ちですか

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    2014年10月26日
  • 愛国の作法

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    姜さんのファンになるきっかけの本。彼自身がそのアイデンティティに悩み苦しんで結論を出している様子がうかがえる。とても読みやすい。

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    2010年02月22日
  • ナショナリズムの克服

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    姜尚中さんと謎の「チューサン階級」森巣さんが対談形式で繰り広げる「ナショナリズム論」。かなり前に読んだものですが、高まるナショナリズムがちょっと落ち着いた気が。笑 そもそもナショナリズムとは何なのかも改めて考えさせてくれたような気がします。対談形式なのですごく読みやすいし、笑えます。

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    2010年01月02日
  • ナショナリズムの克服

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    国家は消滅する。共同幻想としてのidentityよりも、変化し続ける個人としてのselfhood。ドイツにおけるポーランド人やギリシャ人の問題。ロッタちゃんにもギリシャ人が出て来ていたな。
    森巣氏の他の著書も読んでみよう。

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    2009年12月14日
  • ニッポン・サバイバル――不確かな時代を生き抜く10のヒント

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     近頃世の中で話題になっている事について、世の中の考えに対し著者本人の考えを述べている。
    ①「お金」を持っている人が勝ちですか?
    ②「自由」なのに息苦しいのはなぜですか?
    ③「仕事」は私たちを幸せにしてくれますか?
    ④どうしたらいい「友人関係」が作れますか?
    ⑤激変する「メディア」にどう対応したらいいの?
    ⑥どうしたら「知性」を磨けますか?
    ⑦なぜ今「反日」感情が高まっているの?
    ⑧今なぜ世界中で「紛争」が起こっているのか?
    ⑨どうしたら「平和」を守れますか?
    ⑩どうしたら「幸せ」になれますか?

    という10トピックを話題にしている。読んだ所感としては、言っている事が的を

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    2009年12月01日
  • ナショナリズムの克服

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    かの姜尚中先生とかのモリス大先生の対談集。

    モリス大先生のことをしるきっかけとなった。古本屋で買った。
    確か去年(2008年)の春休みにかって読んだ。何か大切なことが書いてあったが、忘れた。

    読み直そう。

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    2009年10月04日
  • ナショナリズムの克服

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    反ナショナリズム

    ナショナリズム≒幻想

    差別の再生産

    アイデンティティへの自由とアイデンティティからの自由

    克服というよりは強化させているような気がしないでもない。

    読む人によってだいぶ意見が分かれる本の一つだと思う。

    それにしても情報量がすごい。

    姜さんの言う、在日というマイノリティの他者がいることによって初めて日本の共同体が成立するという言葉に考えさせられている。あと、沖縄で行われていたという方言札についても。外国人登録法の指紋押捺義務についても。

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    2009年10月07日