和田竜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とりあえず一巻。いい感じにこれから面白くなっていきそう。ワクワク。
勝手に景の顔は中村アンさんとか高橋メアリージュン的な人を想像してます。(目鼻立ちとかの描写から)
時代が違えば美醜の考え方も違うのね...。
当時の国どうしの地理関係とかちゃんとリアルタイムで追いつくためには集中して読む必要があるが、この感覚を頭に入れたまま日本中(特に近畿、四国、中国)を旅したらとっても楽しそう。
城址めぐりしたくなる。特に中四国は知らない地名ばかりでぜひともしまなみ海道から探索してみたい。
眞鍋家の泉州弁がだいぶガラ悪くて、泉佐野出身の友人のことを思い出して愉快だった。 -
Posted by ブクログ
全375頁
①8.5
②6.5
③7.5
④7.5
⑤8.0
⑥8.5
∑46.5
映画から入りました。
作中に出てくる人物の中でも
銭のためなら人を欺き殺すことが“普通”だと思う伊賀者
伊賀者でありながらそれは狂ってると言う“変人”たちが
とてもいい味を出してます
卑怯な忍びの術に対し苦戦する信雄率いる伊勢の軍勢が
知恵を使い戦うシーンはめくる手が止まらないです!
マイベストシーン!やっぱ原作の方がいいね( ¨̮ )
そして、特に大膳が好き!
主人公の伊賀唯一の凄腕の無門も素敵なのですが
大膳が繰り広げる頭脳戦と武士たる心構えは最高です
武器が強弓というのもめちゃくちゃかっこいいで -
Posted by ブクログ
1巻、2巻に引き続き、3巻も一気読みでした。
2巻までの転がるように読み進める面白さは残りつつも、内容としては考えさせられる面が多かったです。
戦国の時代、なぜ男達は合戦をするのか、何を良しとするのか、今の自分では考えられない感覚も多くあり、無鉄砲で阿呆だと罵られる景に肩入れしたくなる部分もありました。
さらにキャラクターの個性が立ち、それぞれ立場は違えど、正義を貫く姿が格好いい。
いよいよラストスパート、合戦の行方がどうなるのか、村上、毛利、泉州の男達、そして景はどうなるのか、心して4巻を読みたいと思います。
【この本から考えたこと、学んだこと】
・何のために戦うのか。
・個人としての -
Posted by ブクログ
ネタバレ父を見返すため、金のため、復讐のためそれぞれの思惑が交錯しながら進んでいくストーリーに引き込まれました。
無門が主人公的立ち位置にあたると思いますが、信雄も裏の主人公に当たるのではないかなという気持ちが読んでいてわいてきました。父、信長の威を借る高圧的な主から自分の弱さを受け止めることで家来からも信頼される主になっていく、そんな成長が見ていて心動かされるものがあります。
主人公にあたりそうな無門はというと他の忍同様、残忍で狡猾で掴みどころがない人物として書かれていますが、時折他の忍とは違った一面を見せます。
その正体が何なのか無門も読者も分からないまま物語は進んでいきますが、最期想い人のお