和田竜のレビュー一覧
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村上海賊の娘、最終巻。
ついに木津川合戦。
全編通してほぼ合戦シーン。
難波海と木津川の地理を頭に入れながら、船団の動き、それぞれの人物の位置、兵の動き、毛利方(村上海賊)のだれがどこにいてどの関船に乗り、織田方(眞鍋海賊)のだれがどこにいてどの安宅に乗り、何がどうなって誰が誰と格闘しているのか、どっちがどっちへ乗っ取りをかけているのか、誰が追い誰が誰から逃げるのか…、
正直整理するのが結構大変。
だけど、こんな読むだけでも大変で複雑な戦闘の動きを、よく文章に起こして書き切れるものだなぁ…。
この筆の勢いで、脳内解像度は荒いながらも合戦のスリルや臨場感は読み進めるうちになんとなく感じ取れてし -
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村上海賊の娘、第3巻。
5月に愛媛を旅行して以来、同じく長編歴史ものの名作、坂の上の雲と交互に読んでいるんだが…。
このまま最終巻へすぐに行ってしまいたい感じの終わり方。いや、一回読んでるはずなんだけど、つづき気になるわ。
2巻の中盤から3巻の中盤くらいまで景のキャラクターが痛々しく、七五三兵衛ではないけど、ちょっと面白みも減ってきていたんだが、能島に帰ってから彼女の覚醒で一気に面白みが復活した。
おのれの保身の為に戦うのではない。
お家の存続、それだけが目的ではない。
前半にはただただ青臭く感じてしまったその矜持は、物語の中で景がそれと自覚した途端に揺るぎない正義となったように思えた -
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先月の松山旅行で訪れた今治市村上海賊ミュージアム。
そう言えば10年ほど前に読んでいた和田竜さん著、村上海賊の娘が面白かったという印象は覚えていたんだが、どんな話だったのかまったく思い出せず、ミュージアムの展示を観ても(興味深かったけど)同じように既読だった夫に比べて全然ピンと来ずに悔しかったので、もう一度読もうと今回は文庫で揃えた。
その1巻目。
10年前は世界史はおろか、日本の歴史にもほぼ興味がなくて、なんとも覚束無い歴史知識をもとに読んでいたな…とか思いながらの再読。
ミュージアムで知った村上海賊の海域や、能島村上と毛利との関係性なんかも格段にわかった上で読んだので、べらぼうに面白 -
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しまなみ海道旅行で立ち寄った村上海賊ミュージアムの売店で文庫本を買って再読。(当時、単行本で挫折した記憶が・・)
ミュージアムで村上海賊というものの存在をあらためてじっくり学びましたが、様々な史料から史実を勉強しながらこの長大なストーリーを楽しむことができます。
何より、個性が立っているたくさんのキャラクター。主人公は史料から想像したフィクションのキャラクターではありますが、周囲に実在した人物を織りなすことで話に奥行きが出ていました。
ブレない個性ある魅力的な主人公に思いっきり惹きつけられます。4冊に渡るストーリーをゴールデンウィークの旅行から丸1ヶ月、たっぷりと堪能できました。 -
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豊臣秀吉の北条攻めの際、支城 忍城を舞台にしたお話
以下、下巻の公式のあらすじ
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「戦いまする」
三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。
「これよ、これ。儂が求めていたものは」
一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。
後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕 -
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豊臣秀吉の北条攻めの際、支城 忍城を舞台にしたお話
以下、上巻の公式のあらすじ
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戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本