和田竜のレビュー一覧

  • のぼうの城 下

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    再読シリーズ下巻。

    面白かった。家臣の正木丹波、柴崎和泉、酒巻靭負ら、武将たちの戦いぶりが物凄くカッコいい。

    結局、のぼう様は何者だったのか。名将なのか、でくのぼうなのか…。最後まで心中は描かれないので、接した皆が感じるように謎のまま。

    だけど、狙ってか知らずか、家臣や領民が皆憎めなくて、ここぞというときに締められる当主であるということは、何よりもの強さだった。

    石田三成始めとした敵方も、百姓も、登場人物が皆人間的に描かれていて憎めない感じも良かったです。

    下巻は歴史がわからなくても、充分楽しめました。

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    2026年04月29日
  • のぼうの城 上

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    ネタバレ

    でく「のぼう」成田長親が不思議な魅力で領地の武士や民を一つにして無謀な戦に乗り出す。
    その理由が今にも通ずる愉快かつ真っ当な思想で、読んでいて痛快な作品。
    テンポも良く一気に引き込まれた。下巻が楽しみ。

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    2026年04月02日
  • 村上海賊の娘(四)

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    迫力の海戦描写が見事。
    三貫の重みと潔さ。己の命を使いきる輝きと儚さに寂寥感が残る。
    景姫、幸せになってたらいいな。

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    2026年04月01日
  • 村上海賊の娘(三)

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    戦の凄惨な現実と、自らの未熟さに打ちひしがれる姫。
    一向宗の門徒の執念と、引かば地獄の哀れさ。泉州侍の狡猾さと勇ましさ。眞鍋海賊の豪胆さが見所。

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    2026年04月01日
  • 忍びの国

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    あまり読まない歴史もの。天正伊賀の乱なんて知らずに読み始めてしまいました。最初はついていけるか不安だったけど、、なんて面白い〜!
    時代は戦国。織田信長の次男信雄(のぶかつ)と伊賀の国との戦い。史実「伊乱記」を引用に物語が進んでいく。忍者なんて、エンタメの世界だと思ってました。いやいや、この歴史、面白い。新鮮。著者の「のぼうの城」でも感じましたが、戦いの迫力だけでなく、人の心というか儚さというか運命というか、そんなのをじんわりと感じられる作品です。とても面白かったです。でもなんかやっぱり最後は切ないなぁ、という感想が出てきます。

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    2026年03月21日
  • 忍びの国

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    ネタバレ

    映画の番宣のテレビを見て、この作品のキャスティングは見逃せない、と原作読破。小説を映画に立ち上げるキャスティング、すごい大事だよね。一歩間違えるととんでもないことになる。原作を読んで無門、お国、百地三太夫のキャスティングの妙にうなった。己の中に空虚を抱え、それを埋めるためにお国を必要とする無門は、大野君の一面を鋭く突いている。『村上海賊~』での英雄・七五三(しめの)兵衛と日置大膳はイメージかぶるが、伊勢谷友介か。五人力の弓、引ける感じがしないけど、これハマってたら兵衛も彼に? とにかく戦のシーンが面白かった!

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    2026年03月05日
  • 村上海賊の娘(四)

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    ネタバレ

    『鬼手(きしゅ)』ーそれは、村上海賊秘中の秘。毛利家に献上した海軍指南書にも記載しなかったばかりでなく、一族すら三家の当主しか知らぬことであった。そしてついに30年ぶりに『鬼手』が出る。固く秘されてきた秘術が明らかになる時が来た! 沼間義清(よしはる)もいい男だな!
     作中、所々に記述を裏付けるように史料が引用される。ドラマが盛り上がり佳境に入っている時でも史料はお構いなしに挿入されるのだ。後書きの日本史研究者の人も言っていたけど、和田竜という作家はそういう史料の枠組みから人物を起し、ドラマを作っていく作家なのだろう。史料という制約があるからこそ人物が立ち上がってくる。現代に生きる我々には意味も分からないような記述の史料も、作者にとっては景や七五三兵衛の声を聞くような思いがするのだろう。

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    2026年03月05日
  • 村上海賊の娘(一)

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    ネタバレ

    うっひょー! 七五三兵衛(しめのひょうえ)かっちょいいー! 醜女扱いが長かった景(キョウ)が無邪気に酒宴で酔いつぶれた夜、夜這いをかける不届きな泉州侍たち。そんなこともあろうかと見張りをしていた七五三兵衛が男たちと一悶着。起きた景は目を輝かせ『夜這いか? 夜這いなのか?』とむしろワクワク。七五三兵衛に向ってもお前もそうなのだろうと尋ねる。答えて曰く、『心肝(こころぎも)を盗りに来たんやしよ』=心を盗りにきた。ああ似ても似つかないのに兵衛が蓮様に見えるー!

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    2026年03月05日
  • 村上海賊の娘(四)

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    戦闘シーンが大半でとくに七五三兵衛の生命力が異常すぎてほとんどマンガ的なのは好みが分かれそうだけど、心理描写がそれほどないわりに感情移入させてくれるのは巧い。味方に限らず敵方にも魅力が感じられてなかなか感動的。

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    2026年02月23日
  • 村上海賊の娘(二)

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    景も人間味があって魅力的だが、七五三兵衛と義清の関係に胸が熱くなるし信長のラスボス感もいいので織田方のほうに感情移入してくる。この先どう気持ちが変化するのか読むのが楽しみだ。

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    2026年02月17日
  • 最後の一色 下

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    のぼう、村上海賊に続いて和田さんの作品は3作目。主人公のチョイスが引き立ちます。後半にかけての盛り上がり、漢の生きざまと散りざまが胸を打ちました。

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    2026年06月24日
  • 小太郎の左腕

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    漫画にできそうなストーリー
    歴史上の人物ではないため、やや迫力に欠ける感はあったが上手くキャラクター設定をされており読み飽きることはなかった

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    2026年01月29日
  • 村上海賊の娘(四)

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    海上合戦の描写が、すこぶる長く、、飽きましたが最後まで辿り着き、瀬戸内海に行きたくなりました。大作に敬意。

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    2026年01月09日
  • 村上海賊の娘(四)

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    自家の存続…
    戦国時代の男たちはみんなそれを考えていたんだろうか?
    そんな枠組みに収まることなく、無茶して好きなことして散る!と思っていた武将がどれほどいたんだろう?
    そして、本当にその戦いは必要だったのか?
    なんのために戦うのか、なんのために生きるのか、それをこの壮大な物語から教えてもらいました。
    景は幸せになったのか…?それはとても気になる。

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    2026年01月02日
  • 村上海賊の娘(三)

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    景がどこまでも一途でどうしようもない。
    そんな景とお父さんの関係性も微笑ましい。
    こんなお父さんだから景みたいな真っ直ぐな子が育ったんだなと。
    トラブルメーカーでしかない景をそれぞれが想い、それぞれの接し方でひとつになっていく様が良い。
    最後の巻…どうなるの??

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    2026年01月02日
  • 村上海賊の娘(二)

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    七五三兵衛がいい。
    こんなガサツだけどあったかい感じの人、いい。
    景と七五三兵衛…どうなる…?これから…

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    2026年01月01日
  • 村上海賊の娘(一)

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    景のキャラが最高。
    景の周りの弟やお父さんのキャラも最高。
    大阪に行く動機も最高。
    泉州の海賊たちの太田の扱い、最高。
    太田の阿呆って…笑

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    2025年12月31日
  • 村上海賊の娘(三)

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    物語が動いて面白く引き込まれ読みました。
    しかし、他の方の感想にもありましたが、一 第1巻、第二巻は要らない? 数ページずつ要約して〜と思いました。
    作家の著作歴を見ると、当初は、「上・下」巻だったような? 出版社に倍の四巻にし版権を稼ぎましょうと言われたのでしょうか? リズム良い合戦模様は、上下巻の方が味わえそうで、四巻もの一巻から手にした私の選択間違いだったようです。
    これからの方は、「上・下」巻ものをお勧めします。

    知人に瀬戸内海の城主子孫が複数人います。
    その位、多くのお城があったのでしょう。
    事実に基づく昔の人達の生き様が作家さんにより、立体感を与えられ、生き生きした人間模様を感じられる歴史もの、そのド・ストライクな物語だと思いました。

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    2025年12月31日
  • 小太郎の左腕

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    少年がその銃を
    手にした瞬間、
    世界は変わる。
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    「最後の一色」という新作がとても気になり、
    でもハードカバーで上下巻…
    読み切れるかわからないしと思い、
    既刊の文庫本を読んでみようと手に取りました。
    最初は「のぼうの城」にしようと思ったんですが、
    買おうとした時には在庫がなく。

    戦国時代の戸沢家と児玉家の武将と、
    勢力抗争に巻き込まれていく1人の少年。

    途中で挟まる、この時代は〜みたいな解説が何度か入るのが気になって、その度に物語の世界から引き戻される感じがして、入り込みきれず。

    ただ、2人の武将と少年の運命が。
    最後はドラマのようでした。
    それぞれに決着がついていって、
    読後はよかったです。

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    2025年12月26日
  • のぼうの城 下

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    作者の和田竜さんが最近新刊をだしたのかな。書店でよく目にした。そして鈴木保奈美の本を紹介する番組にも出ていた。それで、以前からタイトルだけは聞いたことのある『のぼうの城』をついに読んだ。
    いや、こりゃめちゃくちゃ面白いな!最初のうちは何だかごちゃごちゃと説明が多くて離脱しそうになったのだけど、どんどんスピードがでてくる感じが楽しくて、あっという間に上下巻ともに読んでしまった。史料の説明があるかと思えば、現在ではこうなってる、そしてまた物語に戻ったり。そんな史実、現在、物語、がくるくるとより合わさって本を作り上げている。唯一難点を挙げるとしたら、地理がよく分からんこと。関西人だから、関東の地理が頭に入ってないのだ。行田市にだけは行ったことがある。のぼうの城と陸王関連のものをよく目にした記憶はある。
    和田竜さんが、江戸時代になんか興味はない。戦国時代が面白い。のようなことを言っていたが、確かにこの本は面白かった。
    下巻の表紙は敵の総大将石田三成だな。たぶん。

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    2025年12月19日