和田竜のレビュー一覧
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ネタバレ『鬼手(きしゅ)』ーそれは、村上海賊秘中の秘。毛利家に献上した海軍指南書にも記載しなかったばかりでなく、一族すら三家の当主しか知らぬことであった。そしてついに30年ぶりに『鬼手』が出る。固く秘されてきた秘術が明らかになる時が来た! 沼間義清(よしはる)もいい男だな!
作中、所々に記述を裏付けるように史料が引用される。ドラマが盛り上がり佳境に入っている時でも史料はお構いなしに挿入されるのだ。後書きの日本史研究者の人も言っていたけど、和田竜という作家はそういう史料の枠組みから人物を起し、ドラマを作っていく作家なのだろう。史料という制約があるからこそ人物が立ち上がってくる。現代に生きる我々には意味も分からないような記述の史料も、作者にとっては景や七五三兵衛の声を聞くような思いがするのだろう。 -
Posted by ブクログ
物語が動いて面白く引き込まれ読みました。
しかし、他の方の感想にもありましたが、一 第1巻、第二巻は要らない? 数ページずつ要約して〜と思いました。
作家の著作歴を見ると、当初は、「上・下」巻だったような? 出版社に倍の四巻にし版権を稼ぎましょうと言われたのでしょうか? リズム良い合戦模様は、上下巻の方が味わえそうで、四巻もの一巻から手にした私の選択間違いだったようです。
これからの方は、「上・下」巻ものをお勧めします。
知人に瀬戸内海の城主子孫が複数人います。
その位、多くのお城があったのでしょう。
事実に基づく昔の人達の生き様が作家さんにより、立体感を与えられ、生き生きした人間模様を感じられる歴史もの、そのド・ストライクな物語だと思いました。 -
Posted by ブクログ
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少年がその銃を
手にした瞬間、
世界は変わる。
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「最後の一色」という新作がとても気になり、
でもハードカバーで上下巻…
読み切れるかわからないしと思い、
既刊の文庫本を読んでみようと手に取りました。
最初は「のぼうの城」にしようと思ったんですが、
買おうとした時には在庫がなく。
戦国時代の戸沢家と児玉家の武将と、
勢力抗争に巻き込まれていく1人の少年。
途中で挟まる、この時代は〜みたいな解説が何度か入るのが気になって、その度に物語の世界から引き戻される感じがして、入り込みきれず。
ただ、2人の武将と少年の運命が。
最後はドラマのようでした。
それぞれに決着がついていって、
読後はよかったです。 -
Posted by ブクログ
作者の和田竜さんが最近新刊をだしたのかな。書店でよく目にした。そして鈴木保奈美の本を紹介する番組にも出ていた。それで、以前からタイトルだけは聞いたことのある『のぼうの城』をついに読んだ。
いや、こりゃめちゃくちゃ面白いな!最初のうちは何だかごちゃごちゃと説明が多くて離脱しそうになったのだけど、どんどんスピードがでてくる感じが楽しくて、あっという間に上下巻ともに読んでしまった。史料の説明があるかと思えば、現在ではこうなってる、そしてまた物語に戻ったり。そんな史実、現在、物語、がくるくるとより合わさって本を作り上げている。唯一難点を挙げるとしたら、地理がよく分からんこと。関西人だから、関東の地理が頭に入ってないのだ。行田市にだけは行ったことがある。のぼうの城と陸王関連のものをよく目にした記憶はある。
和田竜さんが、江戸時代になんか興味はない。戦国時代が面白い。のようなことを言っていたが、確かにこの本は面白かった。
下巻の表紙は敵の総大将石田三成だな。たぶん。