和田竜のレビュー一覧

  • 最後の一色 下

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    史実の武将を題材にした歴史小説であるが、武田信玄や織田信長ほど有名な武将ではなく、知名度の低い小大名を主人公に据えているため、読む前はあまり期待していなかった。しかし、その生涯があまり知られていない武将だけに物語を紡ぐのに適した人物であり、『信長公記』や『綿考輯録』などのエピソードが織り込まれているため、物語にリアリティを持たせている。前巻では主人公一色五郎の超人的な武力と、ヒール役に徹した細川忠興との対比が物語を盛り上げていたが、一転、後巻では二人の友情にも似た人間的な触れ合いが描かれつつ、最後の最後で大どんでん返しが待っており、史実を扱った歴史小説としては意外な展開の連続で飽きさせなかった

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    2026年08月30日
  • 忍びの国

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    伊賀忍者の狡猾さと、狡猾さゆえの残虐性?狂気?が伝わる。久々に面白かった。主人公の口調が軽く、読みやすい。終わり方が残念だけど十分に楽しめた。

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    2026年08月30日
  • 最後の一色 下

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    やっーぱり、和田竜さんの歴史小説は面白い。
    『のぼうの城』も『村上海賊』もだったけど、
    登場人物が生き生きと描かれて、敵味方関係なく魅力的。
    歴史的な風土や、慣習にもさらっと触れられていて、今の感覚とは違うけど、彼らの心理的な描写が丁寧で分かりやすい。

    五郎がさー
    良いんですわ。
    けど、忠興も今回はとてもよい。
    『最後の一色・上』がどうしても説明が多くて、読みにくさを感じたのに比べて、
    その前提がしっかり入っていると、
    『最後の一色・下』はさくさく読めて、物語を楽しめた。
    タイトルから察して、エンディングは想像できてしまったけど、それでも、
    「そうきたかー!!!!」って、ラスト。
    最高でした

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    2026年08月30日
  • 最後の一色 下

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     のぼうや村上海賊よりも引用の説明が多い気がしてちょっと読みづらかったですが、下巻の半分を越えたあたりから頁をめくるのが怖いようなもったいないようなドキドキする作品でした。
     一色五郎さん。豪胆で大っきくて、恥ずかしがりやのとても格好いい武士でした。一城を構える城主たちの気持ちがしっかりと描かれていたと思います。

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    2026年08月12日
  • 最後の一色 下

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    一色五郎と長岡忠興。和田竜がこの二人の男に惚れ込み、どうしても描きたかったことが伝わってくる。生き方も信念も違う二人の激突を通して、「武士とは、人間とは何か」を時代を超えて考えさせられた。

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    2026年08月11日
  • 最後の一色 上

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    10数年ぶり、待望の和田竜作品!
    信長すら破天荒すぎる一色五郎に完全に魅了された。敵も味方も、そして読者も翻弄する規格外の男。一気に下巻へ!

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    2026年08月09日
  • 村上海賊の娘(四)

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    遂にクライマックスを迎えた第4巻。

    その名にふさわしく手に汗握る死闘に、ドキドキ、ワクワク、ハラハラが止まらなかった。

    こんなに長い時代小説を読んだのも初めてだけど、船上の戦いも初めて。
    それでも、まるで映像を見ている様な感覚で、この命をかけた海戦を楽しむことができた。

    最後まで読み切って思ったことは、歴史が好きな人はたとえ教科書であっても、今回自分が味わった様な高揚感を持って、興味をそそられて、歴史を楽しんでいるんだろうなと思った。

    もしも、もっともっとこの時代のことを知っていたら、もっとこの小説を楽しめたのではないかと思うと、ちょっと悔しい。

    大分遅くなってしまったけど、今から…

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    2026年07月31日
  • 最後の一色 上

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    左右の眼の大きさがいびつ、手が異様に長い。
    良い!凄く主人公っぽい!
    絶対負けないと思わせるカリスマ性がある!
    ので、読み終わった後の人間味が、増す。

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    2026年07月24日
  • 最後の一色 下

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    ううぅ~。なんか悲しいな。和解寸前のところで、時は戦国、そう言う仕儀となるか・・・。

    ちょうど、今の大河ドラマ『豊臣兄弟!』でも、この付近の時代(本能寺の変の辺り)を描いていて、タイミングドンピシャです。狙ったわけじゃ無いんですけどね。でも、都の外では、こんなことが起きていたのかとは思いますよ。

    ってかさ、長岡(細川)藤孝の姿・声がさ、眞島秀和で頭の中で再生されて仕方ないのよね。6年も前の『麒麟がくる』なんだけどね。

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    2026年07月16日
  • 村上海賊の娘(四)

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    面白かった。章が進むごとに面白さが加速した。
    水軍や海賊などをテーマにした作品はいくつかあるが、大抵は陸での戦いとそう変わらないものばかりだった。この作品はちゃんと海賊としての海戦のやり方があり、そこにここまで丁寧に描かれてきた人の魅力が重なり、映像が浮かぶような描写となった。最後の参考文献の多さに作者のこだわりを垣間見た。

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    2026年07月10日
  • 最後の一色 上

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    新聞連載開始当初は『時代物やん、人物名覚えきれんなぁ』と後ろ向きだった。一色氏当主も『醜男か〜い』といささか魅力は感じなかったのだが…

    違ったのですよ…細川忠興は血の気の多いイケメン、というくらいの予備知識だったけど、対する一色五郎の不思議な魅力にどんどんハマっていく。
    そして気がついたら、怖ろしいほどのイケメンビジュアルに!
    家臣群も良いの。家督を継いだばかりの主様を、始めのうちは懐疑的な態度で舐めてるんだけど、徐々にそのカリスマ性を理解し、固い絆で結ばれていく。信長の派手好き、新しもの好きが頂点に達した、お馬揃えの儀は圧巻。その後の武田討伐、本能寺の変で上巻は終わる。

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    2026年07月08日
  • 村上海賊の娘(三)

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    いよいよ物語の、主人公の景の転換点を迎えた。

    なぜ、何のためにみんなは戦に出るのか、誰のために戦うのか。
    自分の甘さを、弱さを知り、だけど、その弱さを受け入れ自分を曲げず奮い立ち、戦に臨んだ。
    そして、それが味方をも巻き込み、大混戦へと展開していく。
    そのまさに絶頂で今巻は終わってしまった。

    次を読まずには終われない。

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    2026年06月23日
  • 最後の一色 下

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    最後は壮絶。

    “五郎と忠興” 一瞬 上手く収まるのかと思ったが そこは戦国時代。壮絶な最後が待っていた。
    五郎の垣間見せた優しさが 仇となる。
    思わず 涙する。非情な時代なのだ。

    「主要参考文献」100冊以上 
    これらの文献を駆使して物語を作り進めていく著者に感嘆する。おかげで “五郎と忠興”の臨場感あふれる戦いが リアルに。

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    2026年06月20日
  • 最後の一色 下

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    ネタバレ

    ★5(最良)読み終わりたくなかった。いつまでも読んでいたかった。卑怯で残酷な時代。騙される方が悪いなんて苦しくて言えないよ。忠興はPTSDに悩まなかったのだろうか。自らの行いに耐えられたのだろうか。五郎の方が一瞬耐えられなかったのだろう。『、、、やがる』の意味に気づかされた時、胸が潰れるかと思いました。最後、稲富伊賀の活躍と奇人っぷりが少し傷を癒してくれているようで良かった。

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    2026年06月17日
  • 最後の一色 下

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    上巻と違って最初からドキドキして読めた。信長亡き後、どちらが生き残るのか?お互いの関係性が変化し、ようやく仲良くなったかと思えば最後の展開。戦国の世が生み出した悲劇ですね。これは面白かった!

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    2026年06月14日
  • のぼうの城 上

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    ネタバレ

    後半から怒涛の展開。

    「強き者が強きを呼んで果てしなく強さを増していく一方で、弱き者は際限無く虐げられ、踏み付けにされ、一片の誇りを持つことさえも許されない。小才のきく者だけが、くるくる回る頭でうまく立ち回り、人がましい顔で幅を利かす。ならば無能で人が好く、愚直なだけが取り柄の者は、踏み台となったまま死ねというのか。」

    「それが世の習いと申すなら、このわしは許さん」

    格好良すぎる。

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    2026年06月10日
  • 村上海賊の娘(二)

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    全4巻の第2巻。大坂本願寺の門徒の戦い。門徒を送り届けた村上海賊の娘景。泉州侍の戦いぶりを目の当たりにする。門徒を酷使する本願寺。
    いよいよ織田信長も登場。

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    2026年06月08日
  • のぼうの城 下

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    下巻のスピード感が読みやすくて面白かった!
    上巻では途中にある説明に戸惑ったけど、下巻になると慣れもありその説明が有り難く感じた。
    登場人物も魅力的でそれぞれ応援したくなる。
    和田さんの他の本も読んでみたい。

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    2026年06月06日
  • 村上海賊の娘(四)

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    いよいよ待ちに待った海戦シーンが開幕。
    紀州侍、村上海賊、毛利衆、今まで出てきた登場人物たちが全く格を落とさず、読者の期待を裏切らないド迫力の戦闘シーンが続く。
    村上海賊は4巻が至高

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    2026年06月02日
  • 村上海賊の娘(二)

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    全く歴史を知らない、勉強をしてこなかった人間が読んでも、この物語は非常に面白いと思った。
    史実に沿った話だから、「そうだったんだ!?」という発見の喜びもあるし、何よりそれぞれの登場人物のキャラが濃くてしっかり立っているし、なおかつ会話の掛け合いにキャラの性格が出ていて非常に楽しい。その会話すらも歴史書に残っているところからとっているというのだから驚きだ。

    いよいよ織田信長が登場してきた。
    これから一体どんな展開になっていくのか。
    もちろん、歴史を知っている方ならば結果は分かっているだろうけれど、知らない自分にはその結末すら楽しみでしょうがない。
    これがきっかけで歴史が好きになれたらいいなと思

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    2026年06月02日