和田竜のレビュー一覧

  • 最後の一色 上

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    一色五郎が大変魅力的に描かれている反面、長岡忠興の執拗なまでの五郎に対する反抗心が絶妙な緊張感で話が進む。
    上巻最後に本能寺の変が伝わるなかで、信長の後ろ盾により長岡家とのバランスを保っていた一色家の行く末が下巻へと導かれ、物語を読む興味を一層盛り上げている。
    歴史上の人物を魅力的に描く手法が素晴らしい。

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    2025年12月07日
  • 最後の一色 下

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    上巻は突如現れたとてつもない一色家の後継者に度肝を抜かれ、惑わされ、振り回されていたが、後半から器の大きさと深さが現れ始め、どうすることもできない壮絶な最後に下巻では感動してしまった。

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    2025年12月01日
  • 村上海賊の娘(四)

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    はい、というわけで全編にわたり手に汗握る合戦シーンが描かれる第四巻は、村上海賊(毛利水軍)の大勝利によって幕を閉じたのでした!

    いきなりのネタバレ?
    いやいやいや、本作は史実にある「第一次木津川口の戦い」を描いていますのでね
    そんなことは最初から分かった上で読み始めるのが正しいのです
    譲りませんよ!

    そしてこの和田竜さん
    作中のちょっと馴染めない史料のねじ込みからも分かる通り、その辺のところかな〜りこだわる作家さんぽい
    なのでこの和田竜さんの想いを汲むならば、本作を読む時は、ちゃんと史実を当たってから読み始める方が、よりしゃぶり尽くせると思うのだ
    ええ、譲りませんとも
    わい泉州侍でっから!

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    2025年11月27日
  • 村上海賊の娘(三)

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    だからね、わい言ったやん
    あれ?言ってなかったっけ?
    いや、言ったわー
    間違いない
    間違いなく言った

    「本屋大賞舐めんな!」と

    だって全国の書店員さんがよ
    その年のおすすめ第1位に選んだ作品がよ
    面白くないわけないもの
    そんなことが起こるわけないもの
    万が一面白くなかったとしたら、それはもう読み手側に問題あるわ
    申し訳ないけどそれはそうよ

    はいというわけで、相変わらずがっつり書き手の手のひらの上で踊りまくる、簡単な読み手代表ひまわりめろんさんです
    魚心あればたなごころですよ(水心な)

    はい3巻の初めでがっつりへし折られます
    そりゃそやろ!景姫そりゃそやろ!
    そして傷心のまま里帰り…から

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    2025年11月26日
  • 村上海賊の娘(四)

    購入済み

    戦のシーンが面白い!

    政治的な話は良く分からなくて退屈だったけど、いざ戦が始まるととても楽しい!
    戦場に生きた人々に胸が熱くなりました!!

    #憧れる #アツい #ドキドキハラハラ

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    2025年11月25日
  • 最後の一色 下

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    一色五郎が実在の人物なのか、どこまで史実に基づいているのか、お願い最後はハッピーエンドで、と胸を苦しくさせながら毎日読む。
    何度wikiを開いて、良き結末の可能性を探したか笑

    一色五郎の魅力にやられただけでなく、細川忠興もただの悪役でなく、これもまた複雑で魅力的な人物として描かれる。
    その作者の技に、ただただ翻弄されて、これぞ読書の喜び、というものを堪能した。

    まだ思い出すと胸が苦しい。

    歴史小説好きの母にプレゼントしたいけど、感受性の強い母は最後読めるかな。

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    2025年11月25日
  • 忍びの国

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     いやあ、すっごいわ。
    つなぎ目のない服があるけど、この本は歴史と物語の繋ぎ目がない。
     臨場感も半端ない。
    息遣いまで聴こえてくるようだ。
     登場人物の躍動感も素晴らしい。
    無門がなんとも魅力的に映る。無門とお国のやりとりも楽しい。木猿も良い味を出している。

    0
    2025年11月25日
  • 村上海賊の娘(三)

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    物理的な家の存続という解釈から、誇りとしての存続という解釈への移行がこの巻の全体的なテーマのように感じた。

    村上武吉や小早川隆景が物理的サイド、景や七五三兵衛が誇りサイド、その間で多くの武将達の気持ちが揺れ動く様がストーリーとして胸熱展開だった。

    また、個人的に泉州民なので陽気でガサツな泉州海賊に妙に納得感を感じた。

    泉州に訪れた時には是非、ガッチョの唐揚げ(メッチャ美味しい)を食べて泉州海賊の食生活を追体験してほしい。

    0
    2025年11月24日
  • 村上海賊の娘(一)

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    ネタバレ

    「軍船に女を乗せること堅く禁ずべし」この真の意味を知った時は震えました!
    そしてそこからの長い戦闘シーンは一気でした。
    全ての登場人物が生き生きと描かれていましたが、特にあの泉州言葉!
    私も関西人ですが、本当に大阪南部の言葉は荒っぽいw(個人の感想)。
    その言葉遣いが特に真鍋家の海賊や、泉州侍を生き生きとさせていたと思います。
    作者は大阪生まれらしいのですが、ほとんど広島から東京なので、どうやってあの言葉をひねり出せたのか不思議。
    当時の人々が自家の存続に心を砕き、ある者は栄え、ある者は散っていった。また、一向宗の門徒はひたすら極楽浄土を信じ、突き進んだ。
    巻末に多くの歴史資料がありましたが、

    0
    2025年11月20日
  • 最後の一色 下

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    最後の70ページ+は、もはや読めなかった。この物語を終わらせたくない、この男たちの結末がこのようにあってはならない、人間の愚かさ、美しさ、無常さ、様々な想いが交錯する結末まで、見事和田竜は調べ切り、描き切った。心、いや身体、体内にぐさっと衝撃を残す一冊を、村上海賊の娘に続き、著者は残した。

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    2025年11月16日
  • 村上海賊の娘(四)

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    ネタバレ

    総合して「少年ジャンプ」の漫画を読んでいるような勢いがあって、熱さがあったなぁ。
    コミカライズしやすそう(したら面白そう)と思ってたら、既にコミカライズしてた!

    歴史小説というジャンルは今までほとんど読んだことがなくて、今まで読んだことがあるのは「燃えよ剣」くらいだった。
    元々、日本史・世界史の授業が苦手だったこともあり、苦手意識で歴史小説に手を出さなかったんだけど、これは完全に「エンターテイメント」だなと思うし、かなり面白かった。
    これが史実だとは思わないけど、もっとこういう小説に触れてきていたら、日本史の授業も好きになっていたかもしれないと思うと、ちょっともったいないことをしてきたなと思

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    2025年11月10日
  • 忍びの国

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    幻術使いみたいな忍者が出てこなくてすごく良かった。映画もかなり原作に忠実だった気がする。山田風太郎の忍者もの期待してるとびっくりするかな。自分は好き。

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    2025年11月10日
  • 村上海賊の娘(三)

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    100頁くらいまで読んだ感想メモ
    ========
    3巻で書いた感想の答えを得たという感じ。
    そうそう、景へのもやっと感は彼女の「少女漫画に憧れる子供」感と年齢と身体能力のギャップって感じだったんだよな~…。
    この合戦から得たものを機にこれから成長してくのかな??
    (物語では概ね主人公が成長していくものだと思っている。)
    ========
    全体の感想は4巻のレビューに記載

    0
    2025年11月07日
  • 最後の一色 下

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    ネタバレ

    五郎と忠興の関係性、五郎と忠興の妹である妻との関係性の深さ、やりきれなさ、時代の流れに逆らえぬ残酷さに涙がこぼれました。
    小説なのだから史実は違うかもしれない。
    でもそんな人間関係があったなら五郎さんも少しは報われるだろうか、と願わずにいられないような物語でした。
    戦国時代、とても熱かった。

    0
    2025年11月07日
  • 最後の一色 上

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    安土桃山時代、細川忠興と一色五郎の一生の関わりを描いた物語。
    新聞連載小説。連載時欠かさず読んでいました。
    一色五郎の豪胆さが痛快でカッコいい。とっても魅力的に描かれています。
    会ってみたくなるような人間臭さが
    すごく良く、作者の筆が載っているのもとても感じられます。
    戦国物に興味ない人にも人間ドラマとして楽しめる作品なのは間違いないです。

    著者の史料を調べ尽くすような執念の調査力にも感嘆。

    0
    2025年11月07日
  • 村上海賊の娘(二)

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    ネタバレ

    合戦のシーンがマジで熱い!!
    やはり、中年以上の男性がカッコいいのは良い物語だなと思う。
    (ガンダム・オリジンとか好きです。ランバラルとかめっちゃカッコいいです。)
    今の価値観とは違うので、自分はこういう風(家の存続のために命を賭する)にはならないけど、芯が通っている姿っていうのはかっこいいなぁと思うし、自分もそうなれたらいいなと思う。
    こういう、信条に命を懸けて一本通っている男性ってカッコいい。それに比べてちょっと前にいわれてた「ちょい悪おやじ」とかなんてカッコ悪すぎるなぁって思ってしまった。

    景は…1巻の格好良さが鳴りを潜めていて、なんか…ちょっと…子供っぽいっていうか?わがままに感じる

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    2025年10月27日
  • 村上海賊の娘(一)

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    まるで少年漫画やジブリ映画を見てるような爽快さ。
    続きが気になるので早々に2巻に手をだしました。

    全体の感想は、全部読み終わってから4巻の感想に書く予定。

    0
    2025年10月27日
  • 忍びの国 1

    無料版購入済み

    面白いです

    絵の感じが忍者や戦国時代の過酷・凄惨な雰囲気を十分すぎるほど醸し出しています。なのに、ちょくちょくギャグも挟まれていて、作品全体として全然暗くない。藤田和日郎先生に近い印象。

    ストーリーは織田信雄の伊賀攻めですが、史実も殆ど知らなかったため、戦国時代の込み入った信長の歴史や伊賀・甲賀について理解する助けにもなります。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

    0
    2025年10月12日
  • 村上海賊の娘(四)

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    最初は難しく感じるし、うちの子達も挫折した
    でも、そこを耐えて!!!

    景(キョウ)が出てきたらあなたの勝ちです

    あとはスルスルと引き込まれてやめられなくなりますよ

    難しいと思うところはいっその事飛ばしても良い!(コラ)

    騙されたと思って読んでみて欲しい
    全4巻

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    2025年09月10日
  • 村上海賊の娘(三)

    Posted by ブクログ

    最初は難しく感じるし、うちの子達も挫折した
    でも、そこを耐えて!!!

    景(キョウ)が出てきたらあなたの勝ちです

    あとはスルスルと引き込まれてやめられなくなりますよ

    難しいと思うところはいっその事飛ばしても良い!(コラ)

    騙されたと思って読んでみて欲しい
    全4巻

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    2025年09月10日