和田竜のレビュー一覧

  • 村上海賊の娘(一)

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    躍動感と壮大な海の描写が素晴らしい。歴史巨篇のスタート。

    時は戦国、頭角を表しつつある織田家。対峙する本願寺。本願寺に兵糧を運び織田家に明確に対立するか悩む毛利家。
    戦の鍵を握る瀬戸内の海賊衆。

    村上海賊の戦いを、異形、男勝りな娘の視点から描く歴史小説。全四巻中の第一巻。

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    2026年05月23日
  • 村上海賊の娘(四)

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    圧倒的な迫力と面白さで終わった。史実は変わらないはずだから、作者の都合よく事が進められているわけではなかろうに、でも、やはりこうなるのか!と言う物語が展開する。小説終了後の解説で、作者の史料に対するこだわりっぷりについて書かれていた。つまり、この本の登場人物は全て実在の人物で、戦さの結果なんかも全て史実なのだ。まぁ、百姓や下っ端の手下は創作上のキャラクターだそうだか。史実と史実の間をつなげる描写、史実の脚色、この表現力に私はやられてしまったのだ。解説はさらに私の気持ちを見抜いている。小説の舞台となった芸予諸島への観光を推しているのだ。主人公「景」の行く末は最後まで目を離せなかったし、小説はクラ

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    2026年05月22日
  • のぼうの城 下

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    政治的また軍事的にも敗北であるが悲壮感を感じなかった。それは登場人物たちがそれぞれの矜持を守り抜いたからだろうか?誇り高い敗北の物語。

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    2026年05月20日
  • 村上海賊の娘(四)

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    海賊同士の戦いが始まる4巻。
    今までの登場人物がそれぞれいい味を出している。戦術も様々で、戦いの移ろいも読んでいて楽しい。

    面白い(おもしゃい)奴らやった。

    口に出して言いたいワード1位、ヤガラモガラ。

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    2026年05月16日
  • 最後の一色 下

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    ネタバレ

    これまで多くの歴史小説を読んできたが、5本の指に入る傑作だった
    とにかく一色五郎という武将の魅力が溢れすぎている
    当主として、武将として、おつととして、父親として、友として、信長や秀吉よりも優れているのではなかったか
    一方、細川忠興をはじめとする、細川家の弱さ、卑怯さ、卑屈さ、またそれゆえの葛藤が対極に描かれていて、これもまた武士なのだと感じた
    よく考えれば、武士は裏切りの世界だ
    自分の家を守るためには、友はもちろんのこと、家族、部下を簡単に犠牲にする
    当時はそれが当たり前だったのだ
    そう考えると、細川家が悪いのではなく、一色五郎が1人突出した人物だったのだろう

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    2026年05月09日
  • 最後の一色 下

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    上巻はこの下巻の「最後」のために存在していたんだということを思い知らされました。それにしても著者の文献研究量とそこから広げられた想像力の凄さに、本当に驚かされます。ひさしぶりのに心震える歴史小説を読みました。

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    2026年05月06日
  • 村上海賊の娘(四)

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    ついに完結。長かったけどその分満足感サイコーです。

    四巻目にして、やっと能島村上の姫、景の初陣。
    煌めく白刃、上がる血飛沫、炸裂する焙烙玉。炎に矢に銃弾に包まれた船の上で海賊衆と泉州侍が入り乱れる…。

    これは主人公、七五三兵衛でもいいんじゃ?笑
    海賊として、漢として最高にカッコイイ人物でした。自家存続を掲げ、戦う姿はまさに海賊。荒々しさは天下一品で、見ているものを戦慄させる恐怖。
    飄々としている余裕さ&それに伴う実力。でも海賊王と呼ばれる漢は別にいるって、武吉どんだけ強いんでしょう笑

    そしてそれに負けじと戦う能島村上の姫、景。
    強いなあ。怪我してもう無理だってなりながら

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    2026年05月05日
  • 最後の一色 上

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    ネタバレ

    一色五郎、戦国時代の武将はある程度知っているつもりだったが、この作品に出会うまで知らない武将だった
    もちろん一色家は知っていたが、五郎のような魅力的な武将がいるとは思ってなかった
    強さと優しさを兼ね備えた若き武将、ここに細川忠興、織田信長が絡み、非常に面白い展開になってきた
    下巻が楽しみだ

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    2026年05月05日
  • 最後の一色 下

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    好きな作家の最新作。12年も待った甲斐があったと言うか、最後の参考文献見ると12年ぐらいかかるよなー、と。

    信長の死後、丹後国で起こった一色家と長岡家、その領主同士のお話。史実に基づいているとは言え有名な出来事では無いのでラストまでどうなるか分からずにハラハラしながら一気読み。

    面白かった♪
    周辺のお話も読んでみたくなった。

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    2026年04月08日
  • 最後の一色 下

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    智将長岡藤孝・猛将忠興VS一色五郎
    3年にわたる敵対関係で生まれた友情
    進む道がいばらであっても活路を見いだし突き進む一色五郎!カッコ良い
    ぶれない一色五郎と対峙する同じ歳の忠興もよい
    若さや感情が表に出てしまい五郎と対照的。
    史実の説明もわかりやすく天橋立に旅行してみたくなりました。

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    2026年04月08日
  • 村上海賊の娘(四)

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    4巻を一日で一気読みしました。戦の流れと戦略。それに向かう人々の熱意と策略がおもしろくて!

    どうなるの?! と何度も思ったけれど、クライマックスは号泣でした。

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    2026年04月07日
  • 村上海賊の娘(一)

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    圧倒的な出会ってしまった感。なぜ今まで手を出さなかったのか…
    織田信長がブイブイ言わせてた頃、ピンチになった大阪本願寺が頼ったのは海賊だった!というお話。
    もうね、主人公の景が良いんですよ。男勝りで簡単に人を殺してしまうような猛々しい性格をしているのに、乙女な部分もある。まだ一巻しか読んでいないですが、これから景はどう成長していくのか?本願寺はどうなるのか?楽しみです。

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    2026年04月04日
  • 最後の一色 上

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    序盤で序盤からいきなり混沌とした戦場から始まり、一色五郎の言葉少なめだが先をみこした行動と無双ぷっりに惹かれます。ガツーンとした始まり方から上巻の終わりにかけて優しい男の輪郭が見えてきます。
    村上海賊の娘
    忍びの国
    と並行して読んでます。

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    2026年04月02日
  • 村上海賊の娘(四)

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    宴でバカやった相手と死闘する、ってどんな感覚なのだろう。今の我々からすると考えられない。

    自家の存続のために戦い、でも、誰もそれを達せられなかった。

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    2026年04月02日
  • 最後の一色 下

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    スペシャル(5)

    83年の生涯…

    そして細川(長岡)家の存続の歴史を考えれば、
    老獪な2人の判断を正解と言うべきなのだろう。

    嫉妬という人間の最も御し難い感情…
    2人の父が描いた未来は、相当な現実味を持って浮かび上がる。

    それでも…
    武将の器と程遠い自分は、
    ちゃんと意思の疎通を密に図って行けば…
    賢い2人ならば…
    なんておもわずにはいられない。
    でも、
    やっぱりそうなっちまうかな…なんて(笑)


    「ちっ」という舌打ちの後の
    「似てやがる」には、全身鳥肌と共に涙が溢れた

    一色五郎
    戦国武将の大好きなヒーローNO.1 に躍り出た。





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    2026年03月22日
  • 最後の一色 下

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    圧倒的取材量から紡がれる壮大な活劇、キャラクターの魅力に惹かれ続け読み進む中、強さとは弱さとは。そして勝ち負けとはなんだろうかと考えさせられる一冊

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    2026年03月20日
  • 最後の一色 下

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    ネタバレ

    全く存在を知らなかった一色五郎が大好きになった。
    丹後国を納める一色家と長岡家の争い。時代とはいえ、人が死んでいくのは悲しくて辛い。お家を守るというのは、当時の武将たちにとっては命以上に大切なことだったのだな。
    五郎の最期は彼らしく派手で凄惨だった。決して敵には負けず、自分の心によってのみ負けた。

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    2026年03月17日
  • 村上海賊の娘(四)

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    4冊一気に読みました。いやあ面白い。諸葛孔明か黒田官兵衛かと思うような、策略とどんでん返しがこれでもかと次々繰り出される。主人公の景姫は直情型の豪傑だが、取り巻く敵味方の人物像が外見も含め、見事に描かれている。海賊たちのものの考え方も新鮮。

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    2026年03月05日
  • 最後の一色 下

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    本能寺の変から騙し討ちまで。
    五郎と忠興の間に生まれた友情と、伊也の面影への躊躇と、一色五郎を哀れとも愚劣とも書かず上手にまとめたと思う。
    結局一色家の業って迷信だった、ってことなんやな。細川家は残ってるし。
    稲富伊賀が天橋立のシーンのバックグラウンドぐらいで思ったほど出てこず、何かなと思ってたら最後のほうで活躍しつつ、関ヶ原合戦に絡んで玉を放って大坂城から逃げ出したり、やはりなんやかんや重要な人物なんだな。

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    2026年03月04日
  • 最後の一色 上

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    織田家の丹後侵攻で一色家の先代が死んで五郎が跡を継ぐところから。長岡家と激闘を繰り広げ和睦に持ち込み、あとはジリジリ、一見家を滅ぼすかのような動きをしてるように見えるんだけど、一色家の業というのが何か。一色五郎は検知にも応じ、忠興の妹を娶り、武田征伐にも従軍する。本能寺の変が起きて下巻へ。
    綿考輯録のような周辺の史料は残ってるけど細かいところがよくわからない一色五郎みたいな武将って確かに小説には書きやすいと思う。でもよく拾い上げたなという感心も。稲富の描き方も面白い。細かいシーンを史料で裏付けてくるところが史実という舞台がどこまででどこから創造なのかという切り分けがわかるのでそれも面白く感じた

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    2026年03月01日