和田竜のレビュー一覧
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ネタバレ上巻を読み終わったときの予想を遥かに上回る結果。
成田軍を北条軍の一部とみるなら豊臣軍が勝ったのでしょう。
しかし成田軍VS石田軍では・・・
アッパレ。と張本さんならきっといってくれることでしょう。
まさに窮鼠猫を噛む。
本当にこの出来事はのぼう様の作戦通りなのか、たまたま偶然が重なったものなのか。ストーリー的には考え抜いた作戦通りというほうが面白くはありますが、そこは根っからのひねくれものであるわたくしは、偶然偶然と思うしだいであります。
しかし石田よ、水攻めをして低い位置に陣を構えたらいかんやろ、油断しずぎや。
バツとして、田植田楽踊りじゃー -
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23,000対500。
知謀の三成と人望の長親。
大元の合戦の勝敗はついている。しかし、坂東武者としての誇りを最期まで保った男は、呆け、とぼけ、時に転んで、舞を踊る一方で、負ける気などさらさらない。
この物語を読んで「誇り」とはなんなのかを少し考えた。自分の能力、興味、目標、夢など、人それぞれが抱え、他者に譲れないものの事だと私は思っていた。だから「プライドを捨てろ」と、砂利のように転がる言葉があって、概ねこのセリフは正しく、成長のために、なりふりかまってる場合じゃないってことを論っているんだと思っていた。
しかし、成田長親の「誇り」は明らかに異様だ。丹波は「誇りだ」と、そう見ていた。だが、 -
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高校か中学の読書感想文のやつで適当に買った本。歴史系のやつとか苦手やし全然ちゃんと読んでなかった。読んでみたらなんやこれ、クソおもろいやないかい。ただの歴史についての本じゃなくて、のぼう様の人間性、そのまわりを取り巻く人達、すべてが素敵すぎてまじで一瞬で読んでしまった面白すぎた。
世界史選択やし日本史のこと全然知らんかったからこそすんなり内容が頭に入ってきて、引き込まれた。のぼう様は小さいときから天真爛漫で武将という感じじゃなくて、俺についてこい感がまったくない武将。(笑)
そんな人に城をまとめることができるんか?とか思うけど、のぼう様はなんでかみんなの心に入り込んで人を惹きつけるなにか -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズを通して、ここまで景を好きになるとは思わなかった。まっすぐで、強くて、美しくて、愚かで、考え方の甘い少女の生き方が羨ましく思った。その姿に鬼手を見出して集結していく武将たちが、今の時代にない死生観で見入ってしまった。あと海賊ってほんとにこんなんだったの?笑 殺し合い中にめっちゃ船の上で(船の船同士で?)言葉をかけ合っているのにはつっこみを入れながら読んだ。
そして戦いが終わった後の彼女の涙に、すごく感情移入してしまった。やっぱり彼のことが、あの夜から好きだったんだな、と。イケメンのことが好きとかいいつつ、思いをまっすぐ寄せてくれる大男に弱いその気持ちはなんだかすごく理解できた。笑 そし -
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大坂本願寺と信長の戦いの中で、毛利家の要請で兵糧を搬入できるかどうかを巡る村上海賊の姫視点のお話
前半は、女だてらに海賊の娘として闊達に振る舞う景が面白い
でも、戦の現場を始めて体験することで、自らの信念の甘さを知る
そして、打ちひしがれて島に戻ってから再び戦場に赴く事になるわけだけれども、そこには熱い気持ちがこもっているのがわかる
焙烙玉が出てきたあたりで、戦国無双の木津川口の戦いだ!と気づく
あのゲームは史実を元にとんでもな展開にしているけれども、それでも史実に基づいた設定が随所にあるんだよなー
船同士を繋げるというのも、三国志でいう赤壁の戦いであったけど、満更嘘ではないようだ