和田竜のレビュー一覧

  • のぼうの城 1

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    花咲アキラのもうひとつ
     花咲アキラの作は「美味しんぼ」とこれしかない。だから読んでみた。
     うつけといふ評判の殿様が、百姓からの支持も厚く、戦術にうとくも一心発起して一丸となってたたかふ。熱くドラマティックに展開される和田竜の原作の漫画化だ。

     花咲アキラの利点は、人物の書き分けがしっかりして、特に女性は顔を描きこまず、日本美人の肌の色白さをあらはしてゐる。本作にも気の強い姫が登場し、それは美味しんぼの気の強い女性陣を引き継いで、魅力的だ。

     花咲が現代物だけでなく、歴史物も描けることの證明。もっといろいろなジャンルに挑戦してほしいが、年齢を考慮してしまふ私である。

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    2025年07月06日
  • 忍びの国

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    戦国時代、天正伊賀の乱の話。

    伊賀忍者たちがどんな人たちだったのか垣間見ることができた。強い主人がおらず、家同士で争いが絶えない、そのために忍術が磨かれた。とても現実主義で武士の気概を持ち合わせていないため、他国からは蔑まれている。裏切りは当たり前の戦国の世においてさえも、伊賀勢には異様な不気味さを感じた。

    戦闘シーンは派手に描かれているが、バトル漫画のような軽い感覚で読むのがいいと思う。

    最初の平兵衛と最後の無門がリンクしているところにグッときた。

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    2025年07月03日
  • 村上海賊の娘(一)

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    和田竜さんの「しのびの国」を読んで、伊賀者の世界の面白さを知り、次は海賊の世界を覗いてみたくなった。

    三島村上それぞれの立場やキャラ、時代背景と、
    一巻は全体をなぞるストーリーだが、最後いよいよ話が大きく動き出す予感のまま終わった。

    早く次が読みたい!

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    2025年06月30日
  • のぼうの城 下

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    戦国時代、豊臣方 石田三成軍 対 北条方 忍城 成田長親軍 「三成の忍城水攻め」の物語。

    丹波ら重臣の活躍や長親の不思議な人望によって三成軍を退ける様は痛快だった。

    一方で正家を筆頭に敵軍の小物感が否めず、戦闘シーンが少し物足りないと感じてしまった。
    (直前に読んだ「村上海賊の娘」の七五三兵衛のインパクトが強すぎたかもしれない。)

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    2025年06月28日
  • 村上海賊の娘(四)

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    終わっちゃったー!
    5章だけ長かった。全部戦だったけど。
    全体的には読みやすくてよかった。戦のシーンも想像しやすかったし、史実があったら大河ドラマ化されてそう。

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    2025年05月22日
  • 村上海賊の娘(二)

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    今回は眞鍋海賊の七五三兵衛の活躍を中心に話が展開していて、肝心の村上海賊の娘は??という感じ。
    話の展開上仕方ないのかもしれないけど、少し物足りなかった。

    泉州海賊たちのキャラと泉州弁の痛快さは面白く、合戦のあった場所は、個人的にはなじみの場所だったので親近感が沸いた。
    最後はいよいよ信長が登場したので3.4巻に期待。

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    2025年05月05日
  • 村上海賊の娘(一)

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    戦国時代にこんな海賊集団がいたとは。
    村上海賊についてあまりしらなかったので勉強になるし、
    和田さんののぼうの城もそうだったけど、解説しながら進んでいくので知らなくても読みやすい。
    瀬戸内海の島々の様子や情景も目に浮かんでくる。

    村上武吉の娘景も吉川元春の正室も世に又なき悍婦で醜女とはすごい言われようだけど、今でゆうと超美人なんだろうなぁ。
    これからの展開も期待。

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    2025年04月26日
  • 村上海賊の娘(一)

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    歴史モノはあまり読まない。史料を併記されると読みづらく没入できないから。史実がベースになって、著者こだわりの史料が少し邪魔くさかったが、途中から物語の戦闘に引き込まれた。

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    2025年04月23日
  • 村上海賊の娘(三)

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    戦の華々しいところ、かっこいいところだけを見ていた…それに気づいた景姫。
    あっという間に読んだけど、なんだろうなぁ、ゲーム感覚なのかなぁ、文章に、心を打たれるものがない。

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    2025年04月12日
  • のぼうの城 下

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    初めて読んだ時代小説。
    思ったよりも読みやく、内容も面白かった。
    ほかの時代小説も読んでみようという気になった。

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    2025年04月09日
  • 村上海賊の娘(二)

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    ストーリーはスピード感を増して、あっという間に読み終わってしまった。
    それにしても、景に対する作者の距離感はなんだろうな…

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    2025年04月06日
  • 村上海賊の娘(一)

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    言葉遣いが今風。
    作者が主人公を一歩引いたところから見ていて、読者が主人公大好き~にならないように構成している感じがする。
    ストーリーには入っていくけれど、景姫はまるで一人で大騒ぎしているような…
    美醜の観点は時代と土地によって大きく変わる。そりゃあ、これだけ醜女醜女と言われたら、一度くらいは自分の容貌を美しいと言ってほしいのが、二十歳の女の子だろう。
    読んでいて、景はどのような顔なのだろうと知りたくなる。(文章で表された顔形は、読む人によって大きく受け取り方が変わるから)表紙カバーの絵は絶妙に顔が見えない(笑)
    とても話題になった本なので、これからどう展開していくのかな。

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    2025年04月03日
  • 村上海賊の娘(二)

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    景がやっとチヤホヤされて浮かれてる場面は、素直に良かったねーと嬉しくなりました^_^

    ただ、戦が始まると姫の出番はなく、ただ駄々をこねるように暴れる景にガッカリでしたが、素直な景らしい行動でもあります。
    戦況はコロコロ変わり、どちらも応援したくなります。これから雑賀党がやられてしまうのかなと、続きが楽しみな反面、悲しいです…

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    2025年02月22日
  • 忍びの国

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    忍者物が好きなのでワクワクしながら読み始める。
    少し思ってたのと違ったかも。
    もう少し忍者ならではの奇想天外な技とかありえないような術とか出てくるかなと思ったけどそこまで出てこず。
    とはいえやっぱり忍者らしい技はあったし、この作家さんは人物像を描くのがうまくて楽しめた。
    物足りなさがあったけど面白かった。

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    2025年02月18日
  • 小太郎の左腕

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    ★3の下

    和田竜さんは、その時代時代の人物の心情や生きざまを書き表すのがうまいなーと思ってる。
    戦国の世に生きる男たちの心意気がカッコイイ!
    しかも読みやすい。

    でも、なにか物足りない。
    ストーリーかな〜?
    ちょっと淡泊でキレイ過ぎるかな~?
    ドロドロがいいです。
    注文がうるさいですか。スンマセンm(__)m

    一五五六年。
    西国の戸沢家と児玉家の争い。
    そこに巻き込まれる左利きの神業鉄砲打ちの少年、雑賀小太郎の運命は。

    しかしこれ、主人公は林半右衛門ですね。
    十分に魅力的な人物でしたが、タイトル詐欺ですね。
    まあ、売るためにはしゃーないか。

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    2025年02月12日
  • 村上海賊の娘(一)

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    この前読んだ「小太郎の左腕」が面白かったので、続けて和田竜作品。
    この本はかなり話題になってたし何度も読んでみようかと気にはなっていた存在。
    でも歴史が苦手だから手を出してなかったんだけど、最近の時代小説へのハマりでだいぶ歴史も好きになってきたので、いざ!

    これは面白い。予想を超えました。ちょこちょこ歴史説明というかうんちくを挟んでくるから集中力がきれたけど笑、それぞれのキャラや人柄が想像しやすくて親しみやすくなる。
    個人的に瀬戸内海沿岸が地元だからなおさら興味も湧く。勉強にもなったなぁ。
    続きも楽しみ!

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    2025年01月27日
  • 忍びの国

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    登場人物がみんな個性的で魅力的で、わくわくしながら読むことができました。
    映画は昔に見たことがあったので、情景も想像しながら読めて良かったです。

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    2025年01月09日
  • 村上海賊の娘(一)

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    時々歴史の説明が入ってくるのがわかりやすいようなわかりにくいような…
    下巻でさらに面白くなることに期待して!

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    2024年12月01日
  • 村上海賊の娘(三)

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    「者ども、死ねや!」
    なんかコメディーみたいにみんなやけくそだなぁ。

    景姫、盛り上がって来ましたよ。傍若無人なまま突っ走ると思ってたけど、優しさを持った侍でしたね。

    さて、結末は。
    皆、派手に死んでいってしまうのだろうか、、、

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    2024年10月02日
  • 村上海賊の娘(二)

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    景姫大活躍と思いきや、、、

    お侍さんたちの体力って驚異的ですよね。オリンピックなんてもんじゃないなぁなんて思ったり。
    ほぼ時代劇に興味を持たず過ごしてきたから、少し想像がうまくいかないのが正直なところ。刀の切れ味とか。

    諍いには宗教が絡んできますね〜
    源爺、留吉が心配。討ち死にしちゃうのかな。

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    2024年09月23日