和田竜のレビュー一覧

  • 小太郎の左腕

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    左構えの鉄砲で絶人の才を発揮する十一才の少年・雑賀小太郎
    優しすぎる性格ゆえ、その才をひた隠しにしようとする祖父

    山奥でひっそり猟師として暮らしていたふたりが
    近隣の戦いに巻き込まれ・・・

    小太郎の一途さ
    争う両家を代表する武功者ふたり
    人間模様を描いた作品

    ドラマ化したら面白そうかも。
    でも個人的には「のぼうの城」のほうが好きかも

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    2020年01月08日
  • 小太郎の左腕

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    半右衛門と喜兵衛の男前な遣り取りや、小太郎が覚醒する様は「かっこいい」の一言。フィクションだが、他の歴史小説ではあまり描かれない部分も織り交ぜながら真実味を与えている手法は見事。「人並みになるとは、人並みの喜びだけではない。悲しみも苦しみもすべて引き受けるということだ。」

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    2019年05月25日
  • 小太郎の左腕

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    ネタバレ

    2018.11.20

    1556年戦国時代、戸沢家と児玉家の戦い。
    両家を支えるそれぞれのエース戸沢家 林半衛門、児玉家 花房喜兵衛は終わりなき戦いを続けていた。
    そんななか、左構えの鉄砲で絶人の才を発揮する11才の少年・雑賀小太郎の存在が「最終兵器」として急浮上する。
    小太郎は、狙撃集団として名を馳せていた雑賀衆のなかでも群を抜くスナイパーであったが、イノセントな優しい心根の持ち主であり、幼少の頃より両親を失い、祖父・要蔵と山中でひっそりとした暮らしを営んでいた。

    半衛門、喜兵衛はともに豪快で明るく、男勝りな武将。
    半衛門は戸沢家を救うため、小太郎の腕を借りるべく小太郎を動かす理由をつる

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    2018年11月23日
  • 小太郎の左腕

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    万夫不当の勇士と呼ばれる猛将・林半右衛門と、非凡すぎる銃の腕を持つ小太郎。
    二人の出会いから別れまでが描かれている物語である。
    狙撃集団としてその名をあげた雑賀衆の一員として生まれたが、類まれなる銃撃の才能を持っていたがゆえに祖父・要蔵は普通の暮らしをさせるために小太郎を連れて雑賀の里を捨てた。
    もしも小太郎の腕が知られたら…必ずその腕を利用しようとする者が現れる。
    要蔵は戦国の世を知り尽くしており、孫・小太郎を無事を願い、その腕前を封印する。
    しかし小太郎が半右衛門と出会ったことで、 要蔵の願いはむなしく砕け散ってしまう。
    戦国の時代、策を弄して敵を欺き勝ちを得る。
    それはごく当たり前のこと

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    2017年04月23日
  • 小太郎の左腕

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    領地争いを続ける二国とそれぞれの陣営で武勇を誇る男が繰り広げる戦い。そこへ無双の能力を持つ狙撃手が巻き込まれたことからパワーバランスが揺らいでいく。目的のために手段を択ばないはずの武将が見せる意外な弱さに活劇としての綻びを感じる。

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    2017年02月05日
  • のぼうの城 1

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    歴史に強くないから、活字よりは絵もあった方がいいかなと。
    人物関係図とかやっぱりわかりにくい部分があって、原作読むのはやっぱり断念σ(^◇^;)

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    2013年11月10日
  • 忍びの国 3

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    伊勢も伊賀もおバカさんばかり。先の読み過ぎでお互いに足元すくわれてしまう、漫画みたいなところが、恋女房「お国」ために何人死んだのかと思うと、胸が痛い。

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    2013年09月15日
  • 忍びの国 1

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    ネタバレ

    「のぼうの城」で知られる和田竜氏原作の同名小説のコミカライズ。原作を読んでみたくなる作品。

    時は戦国―。伊賀の地は下山甲斐、百地三太夫といった多くの地侍が群立し、それらが時に戦い、外部からの圧力には共同して立ち向かうという体勢で治められた土地であった。
    そんなこの地に、「最強の忍び」として知られる「無門」という男がいる。この物語は、伊賀を狙う織田信長の軍団と、無門ら伊賀忍との戦いの物語である。

    原作は読まずに読んでみたのですが、けっこう面白い。1巻だけ読み進めていくうちに原作を読んでみたくなりました。ちなみにコミック版も4巻までとお手軽な巻数で、ぜひ続きも読んでみたいです。

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    2013年07月04日
  • 涙切姫~のぼうの城 甲斐姫外伝~

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    (原作を元に)素直に物語が進みました。
    女の子視点、というかこの時代の「姫」視点はなんだかんだで切ないです。

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    2013年04月25日
  • 忍びの国 2

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    伊賀勢一の手練れ、無門とお国のラブい軸は取り敢えずどうでもよく、伊賀勢の知力、知略に、根回しとは何なのかを学ぶ第二巻。外堀を埋めるとはすなわち、こういうこと…おそらく。

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    2013年01月17日
  • 忍びの国 1

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    織田勢vs伊賀勢による歴史ファンタジー(?)漫画。織田信長の息子、信雄が駄々っ子なりに己の無力をよくよく承知していて、人間味があり大変よい。そのうち死にそうな日置大膳の実直さも大変よい。つまり、なかなかに面白いわたし好みの忍び漫画。

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    2013年01月17日
  • のぼうの城 1

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    周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれ落とせない城、忍城。
    城主・成田長親は、民から「のぼう様」と呼ばれていた。

    (でく)のぼう様とよばれ、何かされるより、何もされない方がいい。頼りなくてドジで、何かとやることを探してはのけられる。

    だけど、戦をすると決めたとき、どんなふうに呼ばれようと、彼にある「人気」は彼の味方となる。そしてその人気を利用するのぼう様は、ずっと頭の回る人なのだ。

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    2010年10月26日