和田竜のレビュー一覧
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ネタバレ最終巻は村上海賊と泉州達の合戦の顛末が300Pに渡って書かれている。結果としては村上海賊が勝利し、兵糧入れに成功した。しかし数年後に織田軍が本願寺を手にする……という史実になっているそうだ。
景以外の主要な登場人物が史実の人物なのが凄いなと思った。七五三兵衛の「いいラスボス」っぷりがよかった。景の弟の景親の覚醒イベントもよかった。
各所で泉州の幹部VS村上海賊+毛利家の幹部バトルが行われていて、だいぶ少年漫画的な展開だなと思った。
強い人間や強い戦略があることで戦況がひっくり返るのは戦国時代の戦らしいなと思った。明治維新以降は「戦争」という感じだが、戦国時代の戦争は「戦」だなあと思う。
主人公の景のキャラクター性はとても少年漫画の主人公的だなと思った。青臭い。
四巻通した話の流れとしては、本願寺が兵糧入れを求める、毛利軍が村上海賊に助けを求める、景が大阪へ行き泉州と知り合う、景が戦を知り挫折、毛利軍が兵糧入れに臨む(本気ではない)ことを知り、景が駆けだす、景1人でどうにかしようと雑賀党を頼り戦を起こす、それを知った村上海賊と毛利軍が助けにきて合戦し、最後に村上海賊達が勝つ、といった流れで、だいぶ王道だったな~と思う。
王道かつ四巻もあったにも関わらず、たいしてキャラクターに深みのようなものは感じなかった。戦国時代の人達だなといった感想だった。 -
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ネタバレ木津砦での戦いで、極楽浄土と地獄行きのダブルバインドをしかけられて源爺が死ぬ姿を目の当たりにした景は、戦というものが華々しいものなどではなく、家の存続のために行われているものだということを痛感する。
己の無力を知り、瀬戸内へと帰り、姫としての生活を過ごすこととなったが、毛利家が本願寺を助ける気がないと知り、がむしゃらに行動しだす。真鍋家との和睦は上手くいかず、それでも本願寺に兵糧入れをしたいと思った景は雑賀党を頼り戦を仕掛ける。それを知った村上海賊・毛利軍たちも大阪へ向かう……という内容の三巻。
景の挫折は起承転結の転らしい展開だなと思った。三巻で起きたことを書きだすとそんなに話は進んでないように感じる。最終巻でどうなるのだろうか。
ここにきて児玉就英がいい奴だなと感じてきた。 -
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ネタバレ大阪本願寺VS織田信長の構図で、籠城する本願寺に毛利家が兵糧を送るために村上海賊に助太刀を頼む。その村上海賊の首長の娘が主人公。
景がこの時代だと醜女と言われているが、現代の価値観だと美女というのが面白い。
1巻は毛利陣営の話、毛利陣営と村上軍の会合、景が大阪へ向かう、という内容だった。
まだ物語の序章といった感じでどうなるかわからないが、景のキャラクター性が豪快で強い女という感じなので読みやすい。就英とは結婚するのだろうか、輿入れがどうなるのか気になる。最後に真鍋の海賊が出てきて、織田の家臣を斬ったことを申し開きに景が織田家に向かうことになる。この後どうなるのか気になるところだ。 -
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ネタバレ本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞作品は、織田信長と大坂本願寺の戦いを描く戦国時代の瀬戸内海の海賊の雄、村上海賊が主人公。
文庫本では全4冊、第一巻はタイトルの村上海賊の当主、村上武吉の娘、景(きょう)が登場。
平面顔でお淑やかな女性が美人とされていた当時の基準からすれば、男勝りで異国人の様なほりの深い顔立ちをしていた景は、「嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女(しこめ)」となる。本巻は大方の登場人物と時代背景、地理的状況が語られる「起」に当たる。つかみとしては、まずまずの出だしか、しらんけど。
最終評価は4巻読後となるが、本巻はとりあえず星3つ。 -
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刊行順と逆ですが、『最後の一色』に続き、和田竜さん作品2作目です!初めて読んだ時代小説でしたが、見事にハマり、今回も楽しみです!
時は戦国。乱世にその名を轟かせた村上海賊。当主である村上武吉の娘、景。海賊働きに明け暮れ、嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この娘を主人公とし、合戦へ…。
まず主人公の圧倒的存在感に今回も惹かれました。強い。勇ましい。海賊王の娘。言葉だけでもカッコイイ…笑 そんな景ですが、海賊働き以外にも婚約したいという人間的な面もあり、そこがまたまた笑
全4作ある『村上海賊の娘』ですが、今回は景の人柄の話でした。どんな人で、どんな状況で、どんな人間関係があるのか。全く先が予想できないスタートです。とにかく次を読みたいんですが、最近なかなか読めていない…。読書って結構体力いるんですよね。なんとか4月中に……。 -
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映画で本作を見ました。
2012年ということなので、14年も前の事なんですね。
映画な中で、実話だったこともしり、あまりに衝撃的たっだことを覚えています。
実際の物語はというと、まさにそのままでした。
下巻です
三成軍の攻めに対して、しっかりと守って、初戦を勝利した長親軍!
三成は秀吉をまねてやりたかった水攻めを決断。
堤防を築き、城下を水没させます
そんな中、長親は船を出して敵軍の前で舞い踊るわけですが、そこで凶弾に倒れることに..
それがさらに成田の結束を固くします。
この辺、映画ではかなり重く描かれていた印象ですが、小説ではサクッと読み進めてしまいました。
そして、最終決戦となります。
その決戦後の長親の態度が格好よく清々しい!
また映画見たくなりました。
これは、映画も本作もお勧めです。 -
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映画で本作を見ました。
2012年ということなので、14年も前の事なんですね。
映画な中で、実話だったこともしり、あまりに衝撃的たっだことを覚えています。
実際の物語はというと、まさにそのままでした。
上巻では
秀吉が小田原攻めをすべく、大軍を送り込む中、その支城の忍城での決戦です。
降るはずが、戦することに..
約2万人の石田三成軍に対して、守るは500人の成田長親(のぼう様)!
戦いを決めた長親の言葉が熱い!
そして、百姓含めて決戦となるわけですが、武将・百姓含めて、なぜか長親は人心を掌握する。
皆が彼を助けようと自らを投げ出す。
純粋な人には人は助けようとするのか..
表裏のない人に対する思いなのか?
本作は、やはり、のぼうに対する百姓・武将の在り方がポイントと思います。
この人望はなぜなのか?とてもうらやましく不思議です。
そして、野村萬斎さん(のぼうさま)と榮倉奈々(甲斐姫)のイメージが離れません(笑)