和田竜のレビュー一覧
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無料版購入済み
最終巻まで楽しみです
時は戦国、織田信長が天下統一を狙い、大坂本願寺を滅ぼそうと着々と準備を進める頃。乱世にその名を轟かせた海賊衆の村上海賊の主人公の娘の景(きょう)が海賊働きに明け暮れるシリーズ第1弾。
確かな時代考証、史実に基づく木津川合戦に、景ら村上海賊がどう立ち向かっていくのか、最終巻まで楽しみです。
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Posted by ブクログ
時代小説なんて久しぶりでした。
さすが「のぼうの城」の和田竜先生(^^)
サラサラと読み易い平易な文章で戦国武者達の「生き様という美学」をスカッと気持ちいい物語にして読ませてくれました。
戦国武者としてどのように武功を挙げ、自身の武名を巷間に轟かせ、如何に散るのか…今日の現代社会とは生きる目的のまるで違う世界を「戦」を主導した武者、その好敵手、そして「戦」に翻弄された少年を軸に描いたエンタメって感じの作品ですね。
生死を賭けて戦っている双方が「同じ志」を胸に秘め、敬意を持って互いに認め合い、そして容赦無く殺しあう様の潔さに清々しさを感じる物語です。
とても読み易いのでオススメです。 -
Posted by ブクログ
切ない、けど、面白かった。
戦国時代の漢達の物語。
「小太郎の左腕」とありますが、小太郎はあくまで脇役でしょう。主役は半右衛門、そして、喜兵衛。
戦国時代初期の1556年、戸沢家と児玉家の戦における物語。
戦の臨場感が半端ない。当時はこんな感じで戦をやっていたのかって勉強になります。
そして、何よりも、敵対する半右衛門と喜兵衛の生き方が清々しい。
戦国時代の漢達はこんなにも清々しく、頼もしく、勇敢で熱く生きていたのか、と思うと、とても気持ちがよいです!
そんな両家の諍いに巻き込まれてしまった小太郎。
その小太郎の左腕から放たれる狙撃はゴルゴ13を思わせる奇跡の腕前。
ちょっとあり得ないんじ