小太郎の左腕

小太郎の左腕

869円 (税込)

4pt

ベストセラー「のぼうの城」作者の話題作!

時は一五五六年。勢力図を拡大し続ける西国の両雄、戸沢家と児玉家は、正面から対峙。両家を支えるそれぞれの陣営の武功者、「功名あさり」こと林半衛門、「功名餓鬼」こと花房喜兵衛は終わりなき戦いを続けていた。そんななか、左構えの鉄砲で絶人の才を発揮する11才の少年・雑賀小太郎の存在が「最終兵器」として急浮上する。小太郎は、狙撃集団として名を馳せていた雑賀衆のなかでも群を抜くスナイパーであったが、イノセントな優しい心根の持ち主であり、幼少の頃より両親を失い、祖父・要蔵と山中でひっそりとした暮らしを営んでいた。物語は、あることを契機に思わぬ方向へと転じていくが--。

(底本 2011年9月発売作品)

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小太郎の左腕 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ハードボイルド、男の中の男でした。

    この作者の小説が本当に好き、少年ジャンプ的なキャラ立ち、登場人物の挫折、葛藤が文章から沸々と伝わる。明らかなヒールのヒールっぷりがなお良い。それでいて結末が意外という、面白い要素しかない。

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    小太郎の左腕
    著:和田 竜
    小学館文庫 657

    おもしろかった

    剛勇無双の二人の侍大将 半右衛門と、喜兵衛の不思議な縁
    半右衛門と、いとしの女、鈴をめぐって、城主の甥、図書との確執
    そして、恐るべき鉄砲の使い手の少年、小太郎

    常にまっとうな武士であろうとする、半右衛門の、籠城で追い込まれる中で

    0
    2024年08月03日

    Posted by ブクログ

    銃の天才、清らかで無邪気な小太郎が、戦に巻き込まれていく。和田竜さんの本は、どれも史実に基づき綿密に積み上げられていてリアル。小太郎も、本当に存在していたんじゃないかと思ってしまう。可哀想な小太郎。

    0
    2021年01月07日

    Posted by ブクログ

    史実にはないフィクションのお話であるとあとがきに書いてありました。
    それでも当時の時代背景、男たちの価値観や美徳などがとても魅力的に描かれており、そんな時代を、そんな時代らしく豪快に生きた半右衛門。それとは対照的な小太郎の少しずつ絡んでいき、迎える壮絶な最期にはとても感動しました。

    0
    2019年01月10日

    Posted by ブクログ

    フィクションですが、フィクションとは感じさせないその時代の生きがいを感じる物語。

    小次郎、半兵衛、喜兵衛。

    登場人物の男意気が感じられて、その人が好きになる。

    0
    2018年09月21日

    Posted by ブクログ

    タイトルの左腕とは火縄銃を左構えで撃つ事だった。半右衛門という武将が中心でテンポ良く読めた。ストーリーの途中で現在との比較や解説をしてくれる場面が特に好き。

    0
    2017年11月18日

    Posted by ブクログ

    和田さんの作品はどれも好みだが、その中でも一番のお気に入り。
    「のぼうの城」が面白さに痛快さを、「忍びの国」が面白さに人間臭さを、「村上海賊の娘」が面白さに愉快さを足した作品なら、この「小太郎の左腕」は面白さに刹那さを足した作品と言えるだろう。
    登場人物たちがもつ男の誇りとそれによって生まれる一瞬の

    0
    2017年10月04日

    Posted by ブクログ

    時代物だけどスラスラ読めました!そして、最後には号泣。
    こんなに泣いてしまうとは思わなかった。油断してました。

    0
    2016年09月19日

    Posted by ブクログ

    戦国時代、西国での架空の戦の話。
    なかなか面白かった。

    前半の半右衛門の快活っぷりと対照的に、卑怯な手を使って小太郎を戦に巻き込んだ後は、魂が抜けたようになってしまったのが印象的だった。たぶん主人公が絶望に打ちひしがれる描写が好きなんだと思う。

    最後の戦では半右衛門も吹っ切れて、小太郎に向かって

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    「のぼうの城」を途中で断念してしまった私にとっては、少し因縁の(?)作家さん。
    でもタイトルと表紙に心を惹かれ、頑張って読んでみることに。

    頑張って読むなんてもんじゃなく、頑張らなくてもすぐ夢中になった。
    のぼうの城は歴史の説明が多くて楽しめず断念したのだけど、この本は説明も少なくて読みやすい。

    0
    2025年01月18日

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