和田竜のレビュー一覧

  • 最後の一色 下

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    信長亡きあとの戦乱の世の中。相も変わらず飄々と強すぎる一色五郎と魂の成長ぶりがめざましい長岡忠興の心の邂逅が最高に面白くて夢中でページを繰っていた。命がけで主君を守る家臣たちの姿も素晴らしく、最後まで目が離せなかった。それにしても伊賀は。。。。。
    結局女は強しということなのか。

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    2026年05月15日
  • 最後の一色 上

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    歴史物の最初は登場人物や場所の説明が多く、なおかつ読み手はまだ慣れていないため、遅々として読み進めることが難しい。
    本作もご多聞をもれず同様だったため、上巻の半分くらいまでは中々進められなかった。
    が、人物場所にも慣れ、話の展開も急になり始めると、そこからは後へ後へと読み進めずにいられなくなった。
    このことは村上海賊の際も同様であり、下巻も楽しみである。
    一色五郎の強烈なキャラは間違いなく楽しい。

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    2026年05月14日
  • 村上海賊の娘(一)

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    普段滅多に読まない時代小説に挑戦してみた。
    そもそも歴史は苦手。ずっと避けてきた科目である。
    それでも、この小説は思った以上に話にのめり込めた。

    どうやら史実に基づいた話らしく、随所にこの時はこうだった、今はこうであるという説明があって理解しやすくなっていた。かといって話を邪魔するような感じはしない。

    それがとてもいい塩梅で、もちろん物語も面白くて、途中脱落するかなと思っていたけど、結構すいすい読めてしまった。

    とはいえ、まだ1巻目。物語もまだまだ序盤。
    次も同じように楽しめたらいいな。

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    2026年05月12日
  • のぼうの城 下

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    ネタバレ

    登場人物の性格や心情が分かりやすく描かれ各キャラクターの個性が際立っている一方でのぼう様は最後まで全容を明確に描かれていなかったように思う。
    読み手によって人物像の印象が様々ではないかな。

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    2026年05月11日
  • 最後の一色 上

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    久しぶりの和田竜さんの作品。
    一色と長岡をとりまく人物を叩き込むのに難儀しまくったけれど
    五郎さんの不可解な振る舞いや、伊也さんとの人間味溢れるやりとりにほっこりしているうちにどんどん引き込まれていったような気がする。細川忠興はよく知った人物だが今回は脇に回っているようで、完全に五郎さんの引き立て役かな(笑)
    本能寺の変を経て下巻はどんなお話が待ち受けているのかとても楽しみ。

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    2026年05月11日
  • 小太郎の左腕

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    ネタバレ

    『忍びの国』に次いで和田竜さんの作品を。短いのですぐ読める。

    戦国時代の小豪族同士の領土争いを本著の主戦場に、当時の典型とされた武士像と、それを体言するかのような剛将・半右衛門の畢生の戦いが描かれる。

    予想に反してこちらが主人公だったので、小太郎自身の、人を撃つことに対する苦悶や葛藤の描写は薄く、少し物足りない印象を受けた。逆説的に、要蔵を殺された激情ゆえの煩悶の小ささだと読み解けば、まあそう解釈できなくもないのかな。

    とはいえこの作者特有の、史実と絶妙な距離感を保ったフィクションと、その中で戦場に舞い上がる黄塵の間を駆馳するかの如し力強い文章は、今回も大変面白かった。

    追記:
    加賀国

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    2026年05月10日
  • のぼうの城 上

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    ネタバレ

    最初は読み進めにくいと感じていましたが、徐々に入り込んで行けるようになりました。長親の気持ちの部分があまり見れなかったので、下ではその部分と今後の展開に期待したいです。

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    2026年05月09日
  • 村上海賊の娘(一)

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    久方ぶりの再読にて候。
    歴史小説をいろいろ読み始めるようになったきっかけの一冊な気がする。
    昔の海賊は海の警察ですね。

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    2026年05月08日
  • 村上海賊の娘(一)

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    キャラクターは少々漫画ぽいが、読みやすい。一向宗とか海賊とか、あまり深く考えてこなかったので、そのへんは興味深い

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    2026年05月06日
  • 最後の一色 下

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    救い救われで五郎と忠興の仲が深まるたび、どちらにも好感をもち好きになる
    信長が生きていれば、と思ってしまう
    五郎が忠興に斬られた理由に涙…戦国の世としては甘いんだろうけれど、こんなんもう!五郎格好良すぎ、勝ち逃げだと思ってしまうのもわかる
    伊賀は相変わらず変人、でも五郎に言われたことに余程感銘を受けたのだろう。鉄砲名人の戦いぶりすごかった
    そして最後の参考文献の数!すごい

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    2026年04月29日
  • のぼうの城 下

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    再読シリーズ下巻。

    面白かった。家臣の正木丹波、柴崎和泉、酒巻靭負ら、武将たちの戦いぶりが物凄くカッコいい。

    結局、のぼう様は何者だったのか。名将なのか、でくのぼうなのか…。最後まで心中は描かれないので、接した皆が感じるように謎のまま。

    だけど、狙ってか知らずか、家臣や領民が皆憎めなくて、ここぞというときに締められる当主であるということは、何よりもの強さだった。

    石田三成始めとした敵方も、百姓も、登場人物が皆人間的に描かれていて憎めない感じも良かったです。

    下巻は歴史がわからなくても、充分楽しめました。

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    2026年04月29日
  • 最後の一色 上

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    待望の和田竜氏の一冊。一色氏というあんまり知らない武将の話でしたが、快活な人柄にひかれてページをめくってしまいます。さてさて後半がどうなるのか。「最後」というからには、と思いつつ、期待に胸を膨らませながら下巻に進みます。

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    2026年04月19日
  • 最後の一色 上

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    細川(長岡)忠興は何となく知ってたけど一色五郎は知らない。この作者は名もなき英雄を取り上げてその生涯をドラマチックに語るので、何だか史実と作話が混じってる様な感覚で面白い。

    本作は、最初は野獣の様な一色五郎の、その奥深い人柄が徐々に見えてきて、本能寺の変が起こるまでのお話。
    楽しかった♪

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    2026年04月08日
  • 最後の一色 上

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    戦国時代、丹後の国を納める一色家と、それを攻めて支配しようとする長岡(細川)家の戦い。
    一色五郎と細川忠興の関係はとても興味深い。
    それに織田信長が絡んでくる。
    どちらも織田信長に目を掛けられ、さて今後は?と思っているところに本能寺の変。
    上巻の終わり。

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    2026年04月03日
  • のぼうの城 上

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    ネタバレ

    でく「のぼう」成田長親が不思議な魅力で領地の武士や民を一つにして無謀な戦に乗り出す。
    その理由が今にも通ずる愉快かつ真っ当な思想で、読んでいて痛快な作品。
    テンポも良く一気に引き込まれた。下巻が楽しみ。

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    2026年04月02日
  • 村上海賊の娘(四)

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    迫力の海戦描写が見事。
    三貫の重みと潔さ。己の命を使いきる輝きと儚さに寂寥感が残る。
    景姫、幸せになってたらいいな。

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    2026年04月01日
  • 村上海賊の娘(三)

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    戦の凄惨な現実と、自らの未熟さに打ちひしがれる姫。
    一向宗の門徒の執念と、引かば地獄の哀れさ。泉州侍の狡猾さと勇ましさ。眞鍋海賊の豪胆さが見所。

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    2026年04月01日
  • 忍びの国

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    あまり読まない歴史もの。天正伊賀の乱なんて知らずに読み始めてしまいました。最初はついていけるか不安だったけど、、なんて面白い〜!
    時代は戦国。織田信長の次男信雄(のぶかつ)と伊賀の国との戦い。史実「伊乱記」を引用に物語が進んでいく。忍者なんて、エンタメの世界だと思ってました。いやいや、この歴史、面白い。新鮮。著者の「のぼうの城」でも感じましたが、戦いの迫力だけでなく、人の心というか儚さというか運命というか、そんなのをじんわりと感じられる作品です。とても面白かったです。でもなんかやっぱり最後は切ないなぁ、という感想が出てきます。

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    2026年03月21日
  • 忍びの国

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    ネタバレ

    映画の番宣のテレビを見て、この作品のキャスティングは見逃せない、と原作読破。小説を映画に立ち上げるキャスティング、すごい大事だよね。一歩間違えるととんでもないことになる。原作を読んで無門、お国、百地三太夫のキャスティングの妙にうなった。己の中に空虚を抱え、それを埋めるためにお国を必要とする無門は、大野君の一面を鋭く突いている。『村上海賊~』での英雄・七五三(しめの)兵衛と日置大膳はイメージかぶるが、伊勢谷友介か。五人力の弓、引ける感じがしないけど、これハマってたら兵衛も彼に? とにかく戦のシーンが面白かった!

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    2026年03月05日
  • 村上海賊の娘(四)

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    ネタバレ

    『鬼手(きしゅ)』ーそれは、村上海賊秘中の秘。毛利家に献上した海軍指南書にも記載しなかったばかりでなく、一族すら三家の当主しか知らぬことであった。そしてついに30年ぶりに『鬼手』が出る。固く秘されてきた秘術が明らかになる時が来た! 沼間義清(よしはる)もいい男だな!
     作中、所々に記述を裏付けるように史料が引用される。ドラマが盛り上がり佳境に入っている時でも史料はお構いなしに挿入されるのだ。後書きの日本史研究者の人も言っていたけど、和田竜という作家はそういう史料の枠組みから人物を起し、ドラマを作っていく作家なのだろう。史料という制約があるからこそ人物が立ち上がってくる。現代に生きる我々には意味

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    2026年03月05日