吉田修一のレビュー一覧
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吉田修一の連作短篇集『日曜日たち』を読みました。
ここのところ、国内の作家の作品が続いています。
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ありふれた「日曜日」。
だが、5人の若者にとっては、特別な日曜日だった。
都会の喧騒と鬱屈した毎日のなかで、疲れながら、もがきながらも生きていく男女の姿を描いた5つのストーリー。
そしてそれぞれの過去をつなぐ不思議な小学生の兄弟。
ふたりに秘められた真実とは。絡みあい交錯しあう、連作短編集の傑作。
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講談社発行の月刊小説誌『小説現代』に2002年(平成14年)から2003年(平成15年)に掲載され、2 -
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上京して大学生活を送る世之介の1年の物語。
あの頃、バブルで、「サラダ記念日」がヒットして、映画は「ハチ公物語」に「トップガン」、パソコンや携帯電話はまだ普及してない頃でテレホンカードとか使ってたなって・・
そうそう学生時代そんな奴いたよねって回想するなかに世之介がでてくる。当たり障りのないサブキャラなだけに憎めない存在、ある人にとっては名前ぐらいしか思いだせなかったり全然記憶になかったり、
サンバサークルに成行きで入ってしまった時の仲間の倉持と阿久津唯←’この人だけいつもフルネーム)
サークルの先輩にバイト紹介してもらったり
クーラーのある加藤の部屋に入浸ったたり
車校に行ったり、
知りあっ -
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ネタバレ●あらすじ
台湾新幹線の着工から開業までの巨大プロジェクトに、商社員や整備士、湾生の老人など日台の人々一人一人を巡るドラマが絡んでいきます。政治では問題を抱えていても、日本と台湾の間にしっかりと育まれた個人の絆を、台湾の風土とともに色鮮やかに描き、大きな感動を呼ぶ、著者の渾身作です。
(文藝春秋BOOKSより)
なんかすごく爽やかだった。
吉田修一ってもっとミスリードがあるというか、ひとつの物語を群像劇で拗れさせるのが上手い印象があったけど、これは拗れることもなく爽やかに進んでいきました。台湾の空気、オフィスの空気、人と人の間に漂う空気。そういう「空気」を書くのがすごく上手だなと思います。