吉田修一のレビュー一覧

  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    ちょっと滅入る感じで、途中で止めようかと思ったら、???の展開があって翻弄されたまま一気に読み終わった。しかし爽快感なし。ダメな夫に一矢報いたかった。
    もともとは『愛の乱暴』というタイトルだったのが、『愛に乱暴』に改題されての刊行だそうで、愛に、の方が確かにしっくり。ハードカバーの赤い薔薇の装丁の方が好き。

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    2020年11月07日
  • 森は知っている

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    続編『ウォーターゲーム』を読んでからの逆読みだったけれど、それもまた良し。痛快なアクションが炸裂する起爆剤の片鱗か随所に伺える、AN通信社?まるで秘密結社! 55

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    2020年10月24日
  • アンジュと頭獅王

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    吉田修一さん初めてかな?
    元ネタの昔話を知らないので読みたい。

    横道世之介を読みたかったんだけど、見つけられずにとりあえず前知識もなく読んだ作品。

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    2020年10月22日
  • アンジュと頭獅王

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     吉田修一の本、「パークライフ」しか読んだことない。この本はヒグチユウコの表紙だから手に取った。ライオンのクルクルのたてがみと凛々しい横顔、もう心を鷲摑みされた。

    「安寿と厨子王」です。内容的には。それを「アンジュと頭獅王」にしたのは、何か考えがあったからでしょうね・・・ 文体も古典風。ファンでもないし、興味もないから深くは追求しません。音読してると、文章のリズムは面白いかな。

     アンジュと頭獅王、讒言で筑紫の国に流された父に会うため、母と旅に出ます。世間知らずのため、途中、人攫いに親子ともども騙されて、悲しいかな生き別れ。奴隷として売り飛ばされた先の山椒大夫に酷使され、宿願果たす機を奪

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    2020年10月10日
  • アンジュと頭獅王

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    古典の名作『山椒太夫』をベースにという事で、、、原本を読んだことなかったので魅力半減なのかも。
    声に出して読みたくなるようとのふれこみ通り、言葉の並びは気持ち良かった。
    超個人的な感想だけど、野田マップっぽい世界観だな。時空を越えてーとか。

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    2020年10月07日
  • 橋を渡る

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    まさかのSFで驚きと残念感が、、、。
    時間を置いて読んだせいか、冬の章で、この人誰だっけ?ってなるので、一気に読み進めた方がよいかも。
    最後の章以外は、さすが吉田作品って感じ。

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    2020年09月21日
  • アンジュと頭獅王

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    山椒大夫の本を読んだことがあるのですが、それと違うところは、ちょっと時が流れすぎてないかな?

    いきなり1000年すぎます。私たちの聞きなれた地名なども出てくると、あれ?昔の話じゃなかったっけ?と、混乱します。

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    2020年09月20日
  • 初恋温泉

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    夏休みなのにコロナ禍でどこにも行けないし、せめて気分だけでも温泉に…と思って手に取った一冊。
    日本の温泉旅館の何とも言えない良さを味わえる。
    温泉に旅行に訪れた男女の恋愛模様というテーマもいい。「白雪温泉」の夫婦みたいな関係は素敵だなぁと思うし、上手くいかない夫婦にはそれなりの理由があるんだなぁと思ったし、最後の「純情温泉」はまさに青春だなぁと眩しい気持ちで読んだ。
    一つ一つのお話が短く読みやすく、気軽な読書に向いている一冊です。

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    2020年08月30日
  • 熱帯魚

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    ネタバレ

    難しい!これ、ムツカシイ本や!ムツカシイ系の本だ!って、思いました。一読して。いやあ。こうねえ。男女の恋愛の機微、系?生きていくって色々あるねえ、っていう緩い諦観、系?なんなんだこの不気味さは?っていう、ヌルッとした人間の怖さがシミジミ、系?いやあ、ムツカシイ。難しい系の本だな、って感じでした。

    面白いかどうか?と言われると、面白いような面白くないような、うーん。なんだかなあ。という感じなのですが、なんかしら、おおう?って引っかかる所は、あった。そんな感じでしたね。吉田修一、なんか、ええなあ~、って感じの。

    オサレなのか不細工なのか。アツいのか冷酷なのか。気合入っているのかニヒルなのか。う

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    2020年08月25日
  • 最後の息子

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    最後の息子・破片・waterの短編3作。軽く読める。
    waterは、長崎出身で水泳をやっていたという吉田修一の体験から生まれたのかなと思う。
    しかし彼の作品にはどうしてこうも男性好きの男の人が登場するのだろうか?

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    2020年06月25日
  • 初恋温泉

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    温泉に訪れるカップルの5短編集。実際の温泉宿をモデルにしているのが、想像力を掻き立てられる。表題作の『初恋温泉』が一番好き。謎めいたところもあるけど、トキメキとほろ苦さのバランスがよい。『白雪温泉』も好き。舞台の青荷温泉は知人が行った話を聞いたのでイメージしやすい。『ためらいの湯』『風来温泉』は主人公の男性が好きじゃないからイマイチ。『純情温泉』は、ほのぼの系だけど、高校生のカップルが親に内緒で温泉に泊まりに行くという設定が嫌だ。物語は好き嫌いわかれたけど、温泉と恋愛の組み合わせは雰囲気があって素敵。

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    2020年06月14日
  • 橋を渡る

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    ビール会社の営業課長・明良、都議会議員の妻・篤子、テレビ局の報道ディレクター・謙一郎。各々が人生の中で下した小さな決断が驚愕のラストにつながる。
    多少の不自由はあるが、決して不幸な暮らしはしていないほとんどの現代人。私一人ぐらいなら、他人にバレなければ、ちょっとだけならと、些細だけども非道徳的行動を各自が起こすことによって、未来は暗くなる。この意欲的で実験的な作品の数十年後の評価が気になる。

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    2020年05月23日
  • 森は知っている

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    戸籍のない孤児をスパイに仕立て上げる組織に所属している柳と鷹野。
    鷹野は虐待されていた子供だった。鷹野の境遇に胸が痛くなった。
    続きが気になって、ぐんぐん読み進める本。おすすめ

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    2020年04月18日
  • アンジュと頭獅王

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    読み進めていくうちに、途中から何だか突飛な展開になって?となったけど、不思議な味わいのある作品だった。

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    2020年04月13日
  • 初恋温泉

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    温泉の持つ雰囲気とうまくマッチした短編集でした。
    とても言葉にするのは難しいですが、暖かさや暗さそして日常と非日常の中間のちょうど良い所をうまく恋愛に転換していて、引き込まれてしまいました。

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    2020年03月31日
  • 平成猿蟹合戦図

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    ネタバレ

    ずーと,いつ猿が出てくるのかな?子蟹は誰だろう,友香ちゃんかな?高坂さんが蜂か臼なんだろうか?なんて思って読んでいたのだけれども,なるほどスカッとするお話か.「スカッどする話さ毒っこ入ってらど」というのも確かに.
    ただ,憎たらしい猿がもうちょっと明確に退治される方がスカッとできたかもしれない.

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    2020年03月23日
  • 春、バーニーズで

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    連れ子の有る妻と結婚した、平凡な会社員である筒井の日常と過去の短編アンソロジー作品。

    「入園式に、デパートで新しくネクタイくらい買ったら」と、家族でデパートに向かった筒井。そこで、過去に同棲していたオカマが、別の男の服を選んでいた。子供と妻の手前、他人のふりをしているが…。

    なんていうか、今趣味で書いている日常的な文章と、テーマなどがよく似通っていて、プロだとこう書くんだなあと感心させられる作品である。大したことを説明しているわけでもないのだけど、言葉の選び方が、一朝一夕で真似できそうではない。

    電車に乗っていて、昔の電車のエピソードを思い出したり、たまにはと、車で会社に向かっている途中

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    2020年02月06日
  • アンジュと頭獅王

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    途中までなんでこんな本出そうと思ったんだと思いながら読んだが、最後の方になってなるほどなーの一言。原作よりもハッピーエンド寄りで、これはこれで良き哉。表紙が素敵。

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    2020年01月30日
  • アンジュと頭獅王

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    ふむ。

    不思議な感じ。
    読んで、よかった。
    読み進めるの、迷ったもので。

    改めて表紙を。
    コレもいい。

    現代版‼︎

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    2020年01月15日
  • 森は知っている

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    南の島で某諜報機関の訓練を受けている鷹野一彦。過酷で非情な訓練と儚さを感じる友情に葛藤しながらも、組織の一員としての気構えを覚える彼の決断の瞬間を描く青春産業スパイ小説。
    先に発表されている『太陽は動かない』の前日譚。鷹野一彦が今存在する、その姿の成り立ちの物語。凄惨な幼少時代とほのかな初恋と熱い友情が、一流の産業スパイ諜報員として完成されたのがよくわかる。

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    2020年01月14日