吉田修一のレビュー一覧

  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    ANAの機内誌に掲載されていたのですね。年に1度ほど飛行機を利用していましたが、見逃しておりました。近年は紙媒体を廃止しており、ネットで機内誌を読むのが支流になってしまい、読んでおりませんでした。今回のエッセイは吉田さんの猫好きが解り、微笑ましかったです。クールなイメージだったので、なんとなくですが意外でした。

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    2023年10月05日
  • 森は知っている

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    スパイみたいな物語
    なんとなく予想通りな感じ
    とにかく1日1日を一生懸命生きていく!というか言葉は良いね。

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    2023年10月05日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    文章が素敵。そして面白い。「人前でも挨拶」と「おまけ」が特に好き。表示の猫のイラストも可愛い。猫の話が中心のエッセイも読みたい。

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    2023年10月02日
  • 空の冒険

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    本作は前半が短編小説、後半はエッセイという2部構成の作りになっている。エッセイが特に興味深かった。世界各国を訪れて感じた事が作者の作品に影響しており、作風の原点を垣間見るような新たな発見があった。

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    2023年10月01日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    ANA機内誌に連載されたエッセイ集で以前からも読んでいたが、作者がリア充だからこそ横道世之介シリーズのような小説が描けるのかもしれないと思わされた

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    2023年09月07日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    横道世之介が大好きで、国宝を読んでいるところで、本書が出るのを知り読んでしまいました。
    とても分かりやすい表現はいつも通りで、小説ではなくエッセイなので、より著者を身近に感じられておもしろかったです。

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    2023年09月01日
  • 初恋温泉

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    温泉を舞台にした5つのストーリー。男性主人公の心情を読むたびに、これは吉田修一の体験を元にしたエピソードなのではないか?と想像してしまう。恋愛をテーマとした作品としては、最後の純情温泉が好きです。

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    2023年08月28日
  • 悪人 新装版

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    悲しい話 オーディブルにて

    出てくる人たちはほとんどがみんな何かしら悪人の要素を持っている
    殺された本人ですら悪人だ
    犯人の祖母は唯一悪の要素がないように思えるけれど、見方が変わればどこか悪人なのかもしれない

    お互いをかばうような終わり方で寂しい話だった

    田中麗奈の九州訛りのナレーションはとても素晴らしかった、引き込まれた。

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    2025年12月12日
  • 路

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    ネタバレ

    ●あらすじ
    台湾新幹線の着工から開業までの巨大プロジェクトに、商社員や整備士、湾生の老人など日台の人々一人一人を巡るドラマが絡んでいきます。政治では問題を抱えていても、日本と台湾の間にしっかりと育まれた個人の絆を、台湾の風土とともに色鮮やかに描き、大きな感動を呼ぶ、著者の渾身作です。
    (文藝春秋BOOKSより)


    なんかすごく爽やかだった。
    吉田修一ってもっとミスリードがあるというか、ひとつの物語を群像劇で拗れさせるのが上手い印象があったけど、これは拗れることもなく爽やかに進んでいきました。台湾の空気、オフィスの空気、人と人の間に漂う空気。そういう「空気」を書くのがすごく上手だなと思います。

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    2023年07月08日
  • 7月24日通り

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    作者の女性視点の小説、初めて。30代で無ければ書けない内容だと思う。その時期に読んでいれば、違う感想かもしれない。
    50過ぎて読むと、その時分が懐かしいばかりだった。

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    2023年05月27日
  • 熱帯魚

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    ネタバレ

    「__親切にされればされるだけ、身動きできなくなる人だっているの。それにもし、その親切にしてくれる人が淋しそうな人だったら……」

    ファミレスで読んでいて良かったと思った。家で読んでたら泣き出してたかもしれない。他人を過剰に慮って親切にするのは淋しいから。ズレているようで、1ミリもズレることなく当たっている気がする。とにかく心の中の何かを抉られているようで怖かった。

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    2023年05月14日
  • 長崎乱楽坂

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    ネタバレ

    「どよーん、がらーん」って感じの話だった。

    私の中で駿はずっと「色の無い人間」として写っていて、だから梨花と東京に行かなかったことも、ほぼ廃人として離れに居を構えているのも「ふーん、やっぱりね!」としか思わなかった。これだけ無味乾燥無色透明な人間ならまあそうなるだろうな……と。

    なんもなくてどうしようもない人間は、威勢だけの半グレの持つ独特の男くささにちょっとした憧れみたいなもんを抱えちゃったりするのかな〜。知らんけど!

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    2023年05月12日
  • 最後の息子

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    ゴールデンウィーク中、家の庭の草むしりをしながらオーディブルで読む。

    吉田修一さんのデビュー作である「最後の息子」含め3遍の短編が収録。
    少し屈折してなかなかスカッとしない、
    だからと言って希望がないわけではない、
    そんな青春小説だ。

    3遍の中では「Water」が好きかな。

    ♪(I’m)The End of the Family Line/Morrissey

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    2023年05月12日
  • アンジュと頭獅王

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    「安寿と厨子王」から派生した異世界ロックファンタジーという感じのお話。口語調というのか文章にリズムがあって、たいへん読み心地が良かった。
    それにしても日本の昔話って身も蓋もない感じのものが多いよなぁ…良い行いをした人も悪い行いをした人も相応に報われるのだけれど、悪い人への報復があっけらかんとえげつない。因果応報とはいうけれど、寛容は特に必要ないのかな。この単純さがいっそ不思議というか面白いというか…現代人の私は戸惑ってしまう。
    吉田修一さんは何故このお話を書こうと思ったのだろう?

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    2023年03月24日
  • アンジュと頭獅王

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    安寿と厨子王の日本の童話を時空を超えてのお話。

    父を訪ね求めて母とアンジュと頭獅王の姉弟は旅に出るものの、人買いに売られ、母と別れ、姉弟は非道な主に無理な仕事を手伝われてる日々を送る。

    一度の脱出に失敗し、二度目はアンジュがその身を犠牲にして頭獅王がお寺に助けられながらも乞食とサーカスに拾われ、六条院夫婦の養子となり
    再び姉アンジュと母と再会するまで。

    意外(?) と読めて、面白かった。

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    2023年03月15日
  • 平成猿蟹合戦図

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    罪を犯した弟にどう贖罪させるんだろう。兄をどう救うんだろうと思いながら読んで、弟に関してはこれしかないかなという感じ、兄に関しては仕方ないこれが現実か、という感じ。
    ラストが何だか惜しかった。この終わり方だと、この出会いが全ての始まりのような印象になってしまうが、実際には全ての出会いがつながっているんだから、このエピソードに限定しない方が良かったのではと思った。

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    2023年03月06日
  • 日曜日たち

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    東京と男女をテーマに、そこに謎の小学生2が縦軸で全編に絡んでいる短編集

    東京という地に生きる若者たちの中にある言い表しようのない空虚を感じることができる。

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    2023年03月02日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」を書籍化した作品。

    角田 光代・吉田 修一・村山 由佳 ・柚月 裕子・保坂 和志・養老 孟司
    6人の作家さんの愛猫の写真、エッセイ、小説が綴られている。

    オールカラーなので写真だけでも十分見応えあり。

    あくびをしている顔、ドアの隙間から様子を窺う顔、背中に文房具を置かれてもへっちゃらな様子、人間のように見えるへんてこな格好、どれもほのぼのとしていてクスっと笑える。

    お気に入りは148ページ下段の養老さんのまるの写真。

    猫愛に溢れた1冊で読み終わると、きっと猫が飼いたくなる。

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    2023年02月14日
  • 橋を渡る

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    3.0 最後の伏線回収に向けての物語。伏線張りすぎかなあ。売れなくなっても聴き続けるロックバンドのように読み続けたい作家。読んだ方が良いかと聞かれたら、読んだ方がいいと答える。

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    2023年02月12日
  • 森は知っている

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    ある南の島で暮らす少年。彼はある組織によって育てられ、そしてその組織のために働く運命にあった。その彼の初任務は波乱に富んだものだった。

    エンタメ小説としか言いようがない。何か感じるかと言ったら何も感じない。まあまあ面白いかなぐらい。
    この作家さんはあんまり触れられたくない心理を抉り出してくるのが上手だと思っているのだが、この小説には必要なかったのか、その点がほとんどない。

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    2023年02月09日