吉田修一のレビュー一覧

  • 橋を渡る

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    3章までは吉田修一の絶妙な表現力含めて楽しく読めたけど、4章目で脱落。ちょっとシチュエーションが吉田修一の文体に合わない気がして最後まで読むことが出来なかった。載せたメディアの性質もあったと思うけど残念。各章がつながらなくても良いので、この雰囲気のまま最後まで書き進めてもらいたかった。

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    2022年05月26日
  • 泣きたくなるような青空

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    ネタバレ

     60過ぎぐらいまで、飛行機にはよく乗ってました。タバコが吸えなくなってからも、長時間だけど仕事で我慢して、私的では2時間だから我慢して・・・。ANA、JAL、パンアメリカン、デルタ、ルフトハンザ、アエロフロート・・・。高所恐怖症なのによく乗ったものです。1968年生まれ、芥川賞作家、吉田修一氏「泣きたくなるような青空」、2017.10発行。「あの空の下で」「空の冒険」同様、ANA機内誌「翼の王国」でのエッセイです。「おべんとうの時間」も人気ですね(^-^)

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    2022年05月21日
  • 橋を渡る

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    妻と暮らすサラリーマンの男性、都議会議員の夫を持つ女性、結婚を間近に控えたテレビのディレクター。彼ら3人がそれぞれに主人公。
    画廊に勤める妻に新人画家が執拗につきまとったり、議会での性差別的なヤジ問題に巻き込まれたり、新しい生殖技術の取材に立ち会ったりなど、生活や仕事の一環で携わったことが何らかの形で未来に影響していく。

    感情の微妙な部分を描くのがやっぱり上手いなと思い、それだけでまあまあ満足していたのだが、最終的にはSFになってびっくりした、
    この作家さんはリアリティがある作品の方が好き。

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    2022年05月11日
  • 新装版 静かな爆弾

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    静謐で美しい話。
    冒頭でテレビ局に務める俊平と耳の聞こえない響子が出会うシーンがドラマティックで一気に引き込まれた。
    筆談でのやりとりで、響子の短くも優しい言葉や、時々芯をつく会話にはっとさせられる。
    音のない静かな爆弾は、爆発するまでその存在にすら気づかないように、響子がなぜ突然俊平の元を去ったのか、響子が本当は何を思っていたのかは分からず、俊平は彼女の家をぐるぐると探す。
    読んでいる途中は吉田修一らしくない作品かな?と思ったが、「悪人」や「怒り」と同様に、愛する人が本当はどんな人間なのか、本当は何を思って生きているのかを主人公が考えており、殺人犯が出てこないだけで、これまでの作品とテーマ性

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    2022年05月10日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    桃子は誰かに認めて欲しくて、誰かから必要とされる自分の居場所が欲しかったんだろうなと思いました。吉田修一さん、桃子の精神が狂っていく様をとても自然に描いていた…
    あと、旦那の初瀬がかなり腹立つというか、昔付き合ってた人を思い出して気分悪い笑

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    2022年03月06日
  • 最後に手にしたいもの

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    ANAの機内誌に掲載されたエッセイ集
    このご時世だと気軽に旅ができた頃が描かれていることに当たり前だと思っていたことが当たり前ではなくなった現状を再認識する
    旅好きなので面白い楽しめるエピソードが多く、役得もありそうな良い旅をしていて羨ましくもなる

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    2022年02月27日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    よそのお宅の猫を覗かしてもらえる番組
    「NHKネコメンタリー 猫も、杓子も。」の本です。

    夫が養老先生のお宅に行くと まるが居て
    邪魔だったよ。とチロじゃなかったの?
    と聞くと、ウーン?ドスンと座ってたけど?
    それに、わざと邪魔な所に居るんだよ。
    またいで、通ってたんだよ。と
    嫌われていたのかしら?

    自分の思い出になってしまった猫たちを重ねて見てしまいます。
    猫の下僕となった人間も、そうなのよねー。
    と共感してしまいます。

    テレビで、いくちゃんとたまちゃん・カグラちゃん・大ちゃんと見てその下僕化した作家さん達を見てうふふと癒されてます。

    この本が、何冊も続くと嬉しいんだけど。



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    2022年02月11日
  • 犯罪小説集

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    この小説は、実際の事件を元にしてますね!

    5つの内容を読み終えた後に、実際の事件を調べ
    見比べをしました。

    どこかで皆、"楽園"を求めているのかも知れないですね。

    ・青田Y字路
    ・万屋善次郎

    上気2つは映画"楽園"に描かれていた内容ですね
    ほぼ、内容通りだったので面白かったですね。
    本当に小さな集落シリーズは、不気味です。
    そんな、イメージがついてしまう。
    互いに助け合う事は出来なかったのか。。と思う。

    残り3つも、まぁまぁです。
    背任罪といい、金の貸し借りといい。
    お金関係は胸糞悪い!読むだけでイライラしますわ(笑)

    ただ、"曼珠

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    2022年01月30日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    タイトルから各短編の主人公は女性なんだろうけど、登場する男性の視点で書かれており、またその男性がどうしようもない感じの人ばかりなので、むしろ男性の方が気になった。
    15年くらい前の作品ですが、そういえは昔の吉田氏はこんな感じの都会の若者を描いた作品が多かったことを思い出しました。路線が変わったのは「悪人」が作品も映画もすごく話題になってからだろうか。本書のような昔の雰囲気が懐かしいです。

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    2021年10月27日
  • 泣きたくなるような青空

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    ネタバレ

    旅行できるようになったら行きたいところは読みたい本みたいなものか、たぶんその一割も実現しない。でもね。

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    2021年10月18日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    最後の話を読まずに書きたくなったから書く。
    その時起こったこととその時の気持ちについて書きました、みたいな起承転結もない話が多かった。
    けどまあリアルの人生ってドラマチックなことなんてそうそうあるわけなくて、あの時こうしてれば違ったかなって数年後感傷的になる感じ、凄くリアルだなと思った。

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    2021年10月10日
  • 森は知っている

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    3.3産業スパイ鷹野の誕生物語。前作があるみたい。ある意味スピンオフ的な話。初恋要素も入れながらスパイの悲哀をクールに描く。

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    2021年10月01日
  • 日曜日たち

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    それぞれの人生で悩んでいる5人の物語。
    それぞれのお話の中で小学生の兄弟が関わっていて、ストーリーとしては独立しているが、世界観は繋がっている感じがして良かった。

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    2021年09月18日
  • 犯罪小説集

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    これ、映画化したけど面白くできたのかな…
    淡々とした内容で進むというか、ひたすら登場人物の生活を描いてく感じでした。

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    2021年09月05日
  • 犯罪小説集

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    短編が5つ。「青田Y字路」「曼珠姫午睡」「百家楽餓鬼」「万屋善次郎」「白球白蛇伝」。

    「犯罪小説集」とは言っても、そこで起こる犯罪自体より、登場人物の生き様や人間関係に重きが置かれている感じ。

    ひとつめとふたつめは、最後でよくわからなかった。『え、終わり??」と思ってしまった。結末は想像してねってことなんだろうけど、しっかり終わるのかと思っていたから突き放された感じがした。ちょっとピンと来なかったな。

    3つ目以降は、そのスタイルに慣れたのか、どれも面白かった。楽しいお話ではないけれど、ストーリーには引き込まれた。

    出てくる登場人物たち、罪を犯したひともそうでないひとも、根っからの悪者は

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    2021年08月23日
  • アンジュと頭獅王

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    「安寿と厨子王」「山椒大夫」が現代に現れた!

    最近、NHKラジオで森鴎外「山椒大夫」の英語版をリスニングした。
    子ども時代に童話を読んだきりだったので、懐かしく聞いていたところ、こういう本が出ていることを知り、興味深く拝読。

    アンジュと頭獅王にとってはお母さんに会えてハッピーエンドだけど、物語の残酷さを再確認した。
    山椒大夫と三郎、人でなしすぎるでしょ。
    そして、慈悲をかけるふりして「黄泉の国」を贈る頭獅王の報復もこわい。処刑の仕方は「山椒大夫」(by森鴎外)通りかな。
    オリジナルストーリーは加えられているものの、話の筋としては元の話の通り。

    死んだはずのアンジュが現代の新宿で再登場した

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    2021年08月15日
  • 日曜日たち

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    東京で生きる人たち、それぞれの日曜日。
    母親を探している幼い兄弟との繋がりがあり、どのお話も特別な事はないけど、だからこそ共感出来る事が多かった。

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    2021年08月14日
  • ウォーターゲーム

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    太陽は動かない
    吉田修一さん。

    藤原竜也さん主演
    WOWOWドラマ太陽は動かない
    を観て、

    シリーズ1作目の
    「 太陽は動かない 」
    を、読み始めたら、
    企業買収やら、とても難しいかんじだったので、
    一旦、読むのをやめて

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    2021年08月12日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    NHKの「ネコメンタリー」の本。「番組内容をまとめた」という感じで、書籍限定の何か特別なものがあるわけではない。

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    2021年07月30日
  • 犯罪小説集

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     実際にあった事件をモデルに作られた短編集。日常の延長線上にある犯罪の描写がとても巧い。著者の作品は他に『怒り』『悪人』『パレード』を読んだが、毎回リアリティが非常に強く、良い意味で小説感がないと感じる。情景だけでなく、気温や触感等も感じ取れることが多い。
     各話の結末については、どれもモヤモヤするほど読後感が良くないものが多い。特に映画化された『青田Y字路』と『万屋善次郎』はやりきれなさが強い。
     各話のタイトルが5文字で統一され、東京事変のようで少しワクワクしながら読んだ。

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    2021年07月26日