吉田修一のレビュー一覧

  • 最後の息子

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    沢山読んできましたが、デビュー作読んでませんでした(笑)

    3篇の短編集、いきなりゲイバー経営者のオカマの閻魔ちゃんwww家に転がり込んだ彼は、ある事件を契機に歯車が狂い始める…
    なんとも、なんとも吉田さんらしいなぁ〜と

    当たり前ですが、どこか冷静で、どこか寂しさを感じてしまう…

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    2026年09月20日
  • 国宝 下 花道篇

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    第十一章 悪の華
    第十二章 反魂香(はんごんこう)
    第十三章 Sagi Musume
    第十四章 泡の湯
    第十五章 韃靼(だったん)の夢
    第十六章 巨星墜つ(おつ)
    第十七章 五代目花井白虎
    第十八章 孤城落日
    第十九章 錦鯉(にしきごい)
    第二十章 国宝

    解説 瀧 春巳

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    2026年09月19日
  • 国宝 上 青春篇

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    第一章 料亭花丸の場
    第二章 喜久雄の錆刀(さびしがたな)
    第三章 大阪初段
    第四章 大阪二段目
    第五章 スタア誕生
    第六章 曾根崎(そねざき)の道行(みちゆき)
    第七章 出世魚
    第八章 風狂無頼(ふうきょうぶらい)
    第九章 伽羅枕(きゃらまくら)
    第十章 怪猫(かいびょう)

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    2026年09月19日
  • ミス・サンシャイン

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    あれっ?これキムタクと倍賞千恵子の『TOKYOタクシー』?

    というくらいテーマの似た作品。国宝からの吉田さん作品2つ目だったので、人の歴史、という観点では通底するものを感じた。
    倍賞千恵子に吸い寄せられたように、主人公よりもサンシャインに心が吸い寄せられる、人として最期をどう締めくくるかを、、、、考えさせられるようで諦めにも似た感覚を抱いて終わっちゃった。
    語れるほどの人生を送ってくって、今ここを逃げちゃダメだよね。

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    2026年09月17日
  • 罪名、一万年愛す

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    ガチガチのミステリではなかった。
    でも、しみじみ良かった。
    こんな不思議な話があったって
    いいじゃないか。

    百貨店事業を一代で成功させた梅田翁は
    私有地の孤島で隠居生活を送っている。
    だが、少し認知症状が出てきたようで
    夜な夜な「一万年愛すという宝石」を
    探し回っているらしい。
    心配した孫は、私立探偵を雇って
    米寿祝いに同行してもらうことに。
    一方、翁は45年前に
    ある事件の容疑者とされたことがあり
    当時の刑事とは今も交流が続いていた。
    こうして、孤島に親族と使用人
    探偵と元刑事が一堂に介した祝いの席の翌朝
    翁は姿を消していた…。

    翁が好きな映画や文学の話とか
    最初は関係がなさそうな楽しい話題も
    実はちゃんと伏線だったのね〜。

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    2026年09月16日
  • 横道世之介

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    大学生の日常を描いていてなんでもない日の集まりのように思えるけどここに描かれた毎日の出来事が世之介の行動で起こったんだなと現実に置き換えてみると非日常のように感じられる。

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    2026年09月15日
  • おかえり横道世之介

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    前作で世之介の結末はわかっているので、どうしても頭にそのことがちらついて切なくなってしまうけど、
    人生を最大限、精一杯楽しんでいる世之介は見ていてこちらも楽しくなる。
    そういう世之介だから関わった人たちを知らず知らずのうちに救えたんだなって思う。

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    2026年09月14日
  • 横道世之介

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    世之介は、特別に大きなことを成し遂げた人ではない。それでも、彼と出会った人たちの記憶の中には、何気ない会話や一緒に過ごした時間が残り続けている。本人がいなくなった後も、ふとした瞬間に思い出されることで、その人の存在は誰かの中で生き続け、生きた証として残る。

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    2026年09月14日
  • パレード

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    ネタバレ

    最初はよくある同居系日常もの小説かな、という感じだった。それは半分あっていて、半分は大間違いだった。
    物語はシェアハウスに同居している五人の人物の視点で語られていて、それぞれの文章を読んでいくと、恋人に対するものを除いて、いっさい「他人を思いやっている心を持っているような描写がない」ことに気づく。
    サトルをシェアハウスに入れたのも未来が酔った勢いで連れ帰ったことであったり、とにかく利己的な登場人物が多いことに気付かされる。
    それを見て、自分の心の中にある何かに気付かされました。

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    2026年09月09日
  • 国宝 下 花道篇

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    なんだかとんでもない世界観すぎてすごいとしか言いようがない感じだった。
    終わり方もなんだかゾワゾワした。
    父親を殺した話は結局何が理由?だったの?よくわからなかった。

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    2026年09月02日
  • 春、バーニーズで

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    最後の息子を読んでいない自分が、この本を手にしたのが悪いのかもしれないけど、吉田作品の中で一等モヤっとするエンディングでした。

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    2026年09月01日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    あらすじ
    極道の家に生まれながら、芸道の世界へと飛び込んだ喜久雄。そして、歌舞伎界のサラブレッドとして生まれた俊介(俊ぼん)。対照的な生い立ちを持つ二人の若者が、血と汗の滲む激しい芸の精進を経て、時に高め合い、時に嫉妬し合いながら歌舞伎の最高峰「国宝」へと登りつめていく一代記。上巻では俊介の出奔や喜久雄の台頭、俊介を陰で支える徳次たちの絆と葛藤が描かれ、下巻では病魔や事故という過酷な運命に翻弄されながらも、命を削って狂気と美の境地へと挑み続ける二人の凄絶な生き様が描かれる。

    所感・深掘り
    映画の映像美やシーンを頭の中で反芻しながら、原作小説の文字世界と対比させて読むという、贅沢で深い読書体験ができた。
    上巻では、映画では登場シーンが控えめだった徳次が、物語の根幹を支える極めて重要な人物として描かれていたのが印象的だった。また、俊ぼんが出奔した際のシチュエーションの違いや、彼が見つかる「化け猫」のシーンの圧倒的な描写には鳥肌が立った。文字だからこそ伝わる狂気と妖艶さがあり、「このシーンをぜひスクリーンでも観てみたい」と強く感じさせられた。
    一方、下巻で俊ぼんの足が切られる壮絶な展開を経ていく中で、映画オリジナルの演出(カメラマンとなった綾乃と父の再会シーンなど)の素晴らしさも再認識した。映像ならではの視覚的な感動を知っているからこそ、文字表現だけでは補いきれない切なさや情景もあり、映画と小説の表現手法の違いについて考えさせられた。
    圧倒的な映像表現で観客を魅了する映画と、登場人物の生々しい執念や行間を深く掘り下げる小説。双方を重ね合わせることで、歌舞伎という芸に命を捧げた男たちの狂おしいほどの情熱と美しさが、より立体的に胸に迫ってくる傑作だった

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    2026年09月13日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    あらすじ 極道の家に生まれながら、芸道の世界へと飛び込んだ喜久雄。そして、歌舞伎界のサラブレッドとして生まれた俊介(俊ぼん)。対照的な生い立ちを持つ二人の若者が、血と汗の滲む激しい芸の精進を経て、時に高め合い、時に嫉妬し合いながら歌舞伎の最高峰「国宝」へと登りつめていく一代記。上巻では俊介の出奔や喜久雄の台頭、俊介を陰で支える徳次たちの絆と葛藤が描かれ、下巻では病魔や事故という過酷な運命に翻弄されながらも、命を削って狂気と美の境地へと挑み続ける二人の凄絶な生き様が描かれる。
    所感・深掘り 映画の映像美やシーンを頭の中で反芻しながら、原作小説の文字世界と対比させて読むという、贅沢で深い読書体験ができた。
    上巻では、映画では登場シーンが控えめだった徳次が、物語の根幹を支える極めて重要な人物として描かれていたのが印象的だった。また、俊ぼんが出奔した際のシチュエーションの違いや、彼が見つかる「化け猫」のシーンの圧倒的な描写には鳥肌が立った。文字だからこそ伝わる狂気と妖艶さがあり、「このシーンをぜひスクリーンでも観てみたい」と強く感じさせられた。
    一方、下巻で俊ぼんの足が切られる壮絶な展開を経ていく中で、映画オリジナルの演出(カメラマンとなった綾乃と父の再会シーンなど)の素晴らしさも再認識した。映像ならではの視覚的な感動を知っているからこそ、文字表現だけでは補いきれない切なさや情景もあり、映画と小説の表現手法の違いについて考えさせられた。
    圧倒的な映像表現で観客を魅了する映画と、登場人物の生々しい執念や行間を深く掘り下げる小説。双方を重ね合わせることで、歌舞伎という芸に命を捧げた男たちの狂おしいほどの情熱と美しさが、より立体的に胸に迫ってくる傑作だった

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    2026年08月29日
  • パレード

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    若者たちの、群像劇。

    特にすごく盛り上がる訳ではない出来事が淡々と続いて、最後、ヒヤッと寒気のする展開が待っていました。

    突然すぎて、そこを読み返してしまった。

    もう一度読むと、最初から違って見えるのかもしれない。
    でも、後味が悪いので、もう2度と本を開かない予定です。

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    2026年08月22日
  • おかえり横道世之介

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    「横道世之介」の続編。
    前作を読んでから時間が経ちすぎたのか私が年を取ったのか、大学生の横道世之介は大好きだった(記憶がある)のだが、今作でのパチンコに明け暮れていたりお金もないのに飲み歩いていたりする姿はあんまり好きではない。
    桜子が「はたからみるといい人そうだけど近くにいたらそうでもない」みたいなことを言っていたが、的を射ていると思う。
    いい人には違いないし楽しいのだけど、心の奥底では「しっかりしろよ」と思ってしまう。
    でもまたしばらくしたら絶対続編を読もう。
    最終話での成長ぶりを楽しみにしている。

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    2026年08月22日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    不思議な感覚になる作品でした。読む人、その時の感情によって、様々な感想が生まれる作品だと思います。今の私にはサスペンスでした。

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    2026年08月19日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    著者は読者に対する共感を目的として書いているようではないし、実際自信を持って書評を書いている人たちも見当たらない。私自身、著者が何を伝えたかったかを断定することはできないが、この世界に関する違和感を塗りつけたような印象を受けた。もちろん、これは私がこの本に理解しきれないところがあることを反射した感想であるとは思うが、人の多面性や、表面の下に潜むアノマリーを撫でるように書いている点にそう思わされるという理由がある。
    数は少ないが、著者の他の作品を読んだ限り、書こうと思えばもっとはっきりした輪郭で、エンターテイメント性があるものを書けただろうと思う。このような作風にした理由を正確に理解はできないが、物語に含まれる著者の感覚が全く分からないとも感じなかった。

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    2026年08月11日
  • 永遠と横道世之介 上

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    横道世之介シリーズの3作目の上巻。

    40歳になっても変わらぬ横道世之介の日常が描かれており、読んでいて懐かしい。

    特に大きな出来事もないのだが、ストーリーに入っていく印象。

    下巻も楽しみである。

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    2026年08月10日
  • ミス・サンシャイン

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    ネタバレ

    8/6に読み終えた
    ちょうど広島、長崎の事が報道されていた
    あんな恐ろしいものを、人が作り 実際に使用した

    この本を読み終えて、私は原爆のことを色々と思うようになった。

    もちろん、読んでた時は 一心についてオイオイと思ったり鈴さんの事を想像したり、物語を楽しんでいたけど。

    80年もあの時の色々な後悔を胸に生きてきた人達がいる
    戦争が終われば、終わりではないもの それも含めて戦争なのだと思う

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    2026年08月08日
  • 東京湾景(新潮文庫)

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    2003年刊行の吉田修司の恋愛小説。
    品川の港湾施設で働く肉体労働系の青年と、お台場のオフィス勤めの女性が出会い系をきっかけに交際が始まる。二人ともそれぞれの過去があり、はまるようでピタリとはまらない関係が続く。時折出てくる東京湾の風景がよいアクセントを加える。時代設定は2000年頃だろうか、携帯でメールを打つ場面や銭湯に通う場面が懐かしい。(25年前の東京には本当にもっと銭湯があった)
    今40代の人にとってはノスタルジーを感じる小説ではなかろうか。

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    2026年08月01日