吉田修一のレビュー一覧

  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    可愛かった~。猫たちの顔が姿形が表情が(写真ね)
    作家と猫ってきっと相性が合うんだね。
    特に角田光代の”トト” 村山由佳の”もみじ” 吉田修一の”金ちゃん”と”銀ちゃん”がめちゃ可愛かった。

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    2019年07月07日
  • 最後の息子

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    爽快感200%、とってもキュートな青春小説!

    と謳われてたけども
    個人的には爽快感は15%くらいだった。
    えぐみ強い。

    惹きつける力は200%あった。
    特に最後の息子、じりじりしながら読んだ。
    デビュー作とはさすがのひと言。

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    2019年06月03日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    ネタバレ

    社会派、ミステリー、殺人、恋愛等々、様々なジャンルのもの書きの人達。
    年代もタイプも違うのに共通していることは"猫好き"。
    そして揃いも揃ってもみんな"もふもふ"の猫達。
    飼い猫と一緒にくつろぐ姿や猫を見つめる優しい眼差し。
    写真を見ているこちらも、つい微笑んでしまう。
    各々の巻末にある猫エッセイや短編からも猫愛が真っ直ぐ伝わってくる。

    生活を変えてくれた存在でもあり、昼寝仲間でもあり、相思相愛の同志でもある猫達は、顔を見ていれば、ただそこに居てくれればそれでいい、大切な存在。
    もの書きの傍らにいる猫達から安らぎと癒しを貰った。

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    2019年05月30日
  • 橋を渡る

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    独立したエピソードと思いきや、それぞれが交錯するとは!それも同時代での人の繋がりではなく時代を超えた結びつき。タイムトラベラー系は苦手なのだが今回は楽しく読めた。他作品も読んでみたい。

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    2019年04月07日
  • 作家と一日

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    著者の吉田修一は、旅行にあう本を探していて、ANAの機内誌で連載しているエッセイをまとめた『あの空の下で』を読んでファンになって以来、追いかけている作家。

    特に前述書に収録された「東京画」は、たぶん短編小説のオールタイムベストを選ぶとしたら、ベスト10には入れたいほど気に入っている。

    本書は、そんな『あの空の下で』、『空の冒険』に次いでシリーズ三作目となるエッセイ集。旅のちょっとした出来事を、著者独特の視点でうまく切り取っており、エッセイを読む醍醐味を味わわせてくれる。同じ著者の短編集『初恋温泉』と合わせて、旅にもっていくのにぴったりの本だ。

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    2019年03月06日
  • 森は知っている

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    吉田修一さんは、本当に文章がうまい!
    その文章のうまさを、
    「光の当たらないところにいる若者」を浮かび上がらせることに使っている。
    そこがまたいい味なんですよね。

    この小説も、まさに「光の当たらないところにいる」主人公。
    小さい頃に虐待され、保護され、そしてスパイ候補生として闇の部分を生きる「鷹野」。
    そのスリリングなアクションもハラハラ・ドキドキさせられます。
    そしておばあが、またいい味を出しています。

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    2019年03月01日
  • 熱帯魚

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    初めてこの人の作品を読みました。なんとも締まりのない…オチもフワッとしてるし…「え、ここで終わり?」と思うような終わり方であったが、これがこの人の空気感なのだろうか。この独特の雰囲気、嫌いじゃない。

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    2019年02月24日
  • 作家と一日

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    JALばかり乗るからほとんど読んだことの無いエッセイだったけど飛行機に乗って読むと良い感じなんだろうな。

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    2019年02月09日
  • 作家と一日

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    ANAの機内誌で連載しているエッセイをまとめたもの。このエッセイが好きなので今回手に取って見た。作者の様に旅が上手な人になりたいと思った。

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    2019年02月07日
  • 森は知っている

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    柳との仲、風間が車いすの訳などが分かった。
    デイビット・キムも出てきた。
    この後「ウォーターゲーム」を読むと良かったのだけど、
    先に読んでいたので???の部分もありました。
    「森は知っている」を読んで納得できました。

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    2019年02月04日
  • 作家と一日

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    作家の描く世界とはどうしてこうも解像度が高いのか。もちろん作家なのだから当然なのかもしれないが、毎日の日常がこのように新鮮さに満ち溢れていれば、きっと人生はもっと充実したものになるのだろうなと嫉妬してしまう。

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    2019年02月03日
  • あの空の下で

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    読み終えた後にふらりと旅に出たくなる昭和の名曲・山口百恵さんの「いい日旅立ち」がピタリと来る気分爽快な作品集です。旅と人生の一コマを切り取ったかの様な掌編小説12編と海外旅行記エッセイ6編には本当の意味での悲しみは一切なく辛い過去があってもそれを乗り越えたからこその今の自分がいるみたいなひたすらポジティヴな考えの主人公達が描かれていて前へ進む事を恐れない一歩踏み出す事の希望と勇気をもらえましたね。これらの作品達を読むと過去を悔やんでも仕方ない事で自分の選んだ道を信じて生きる事が大切だと改めて感じましたね。

    『願い事』飛行機内で神さまに願う。『自転車泥棒』最悪の気分を救ってくれた届け先間違いの

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    2019年01月17日
  • 春、バーニーズで

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    吉田修一の小説を読むのは4冊目くらいですが、かつて読んだ「最後の息子」の主人公の10年後という設定で書かれたのがこの連作短編小説です。
    「最後の息子」は、新宿二丁目で働くオカマのヒモをしている若い男の話。
    その男が30代になり、子持ちの女性と結婚して4歳になる血のつながらない息子の父親になっている、という設定。
    男が家族3人で新宿のバーニーズ・ニューヨークで買い物をしているとき、偶然にかつて一緒に暮らしていたオカマと会ってしまう…というのが表題作にもなっている「春、バーニーズで」。
    設定だけ聞くと突拍子もないコメディを連想してしまいますが、いたって静かで細やかな小説です。

    吉田修一は、平和で

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    2019年01月06日
  • 長崎乱楽坂

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    よく行くお店の常連さんのお勧め。
    作家の名前だけ聞いて、どの本、というのは聞いていなかった。本屋で選んだのがこれ。

    乾いた、固い文で、淡々とつづられた物語。
    この人の他の本もこうなのだろうか?

    最後はちょっと大げさすぎたかなぁ・・・。

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    2019年01月01日
  • 最後の息子

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    特にwaterが好き。大人と同じくらいの重い悩みを抱えながらも、それでも目の前にある勝負や恋愛に向かって全力にならずにはいられない主人公たちはエネルギーのかたまりです。パワーをもらえました。
    若い故の危うさ美しさってよく言うけど、こういうことなのかな。

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    2018年12月13日
  • 森は知っている

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    産業スパイ鷹野一彦シリーズの第二弾。
    とは言っても、前作の太陽は動かないよりも過去のお話。
    鷹野がどういった経緯でAN通信で産業スパイとして
    働くことになったのかが描かれている。

    どちらかと言うと、前作よりも今作の方が好みかも。
    壮絶な人生を歩む鷹野、だがそれでも人間味が溢れる部分に
    少なからず共感というものは生まれる。
    こんな突拍子もない世界の話であれば尚更。

    前作の太陽は動かないと今作の森は知っていると併せて
    映画化が発表されたが、
    はてさて、普通に描けば興ざめでしかない世界観を
    どう表現してくれるのか大いに楽しみだ。

    どうか、込められた人間の存在意義も含めて
    痛みも含めて、見事に表

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    2018年11月23日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    短編集。どれも面白いのだが、とりたてて印象には残らなかった。良いのに残らない。そういう本に時々出会う。絲山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」なんかがそうだった。

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    2018年11月20日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    一言の感想なら「因果応報」。 淡々としていながらも、不穏な雰囲気が漂う作品だ。 主人公桃子の夫の真守が最低なのは大前提なのだが、桃子も可哀そうだけど、うすら怖い... 途中、ちょっとした仕掛けのような展開には「そうきたか」と思った。 吉田修一は「悪人」以外あまり読んだことがなかったが、結構面白かった。(上下巻ともの感想)

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    2018年10月23日
  • 愛に乱暴(上)(新潮文庫)

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    一言の感想なら「因果応報」。 淡々としていながらも、不穏な雰囲気が漂う作品だ。 主人公桃子の夫の真守が最低なのは大前提なのだが、桃子も可哀そうだけど、うすら怖い... 途中、ちょっとした仕掛けのような展開には「そうきたか」と思った。 吉田修一は「悪人」以外あまり読んだことがなかったが、結構面白かった。(上下巻ともの感想)

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    2018年10月23日
  • あの空の下で

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    短編は気の抜けた炭酸水みたいなものと思っていたけど、そうではなかった。エッセイも短編ぽい。それも悪くはない。

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    2018年10月09日