【感想・ネタバレ】最後に手にしたいもののレビュー

あらすじ

大人が、自分自身に満足するための25篇



巨万の富や名誉を手に入れたあと、次に人が欲しくなるのは、この夕焼け空なのかもしれない。(本文より)





『悪人』『横道世之介』『さよなら渓谷』『怒り』などの ベストセラーで知られる芥川賞作家・吉田修一が、 日々を懸命に生きている大人たちに贈る、 どこまでも前向きで心に沁みる50篇のエッセイです。



大人たちを縛る「記憶」との上手な付き合い方がしみじみ伝わってくる 『泣きたくなるような青空』の25篇、

自分自身がいかに唯一無二でユニークなのかをあらためて自覚できる『最後に手にしたいもの』の25篇の、2冊同時発売。



また、出版業界としては異例の

・紙書籍

・電子書籍

・audible(本を耳で楽しむオーディオブック)



の3媒体同時発売!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 コロナ始まって以来、ほとんど飛行機乗ってない(去年の秋、いったん弱まったときに国東半島行ったくらい?)。
 ANAの機内誌、翼の王国に連載している吉田修一のエッセー集が本書。

 旅先でのエッセー25編。
 さらっと読める読書時間と、内容もさらっと頭を通り過ぎて残らない、このサラサラ感が機内誌にはよいのかもしれない。

 旅の途中の機内誌もまた旅の楽しみのひとつ。
 また飛行機乗ってどこか旅に行きたいところ。

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2021年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

好きだ!
(P105より)
ぜひ自分が好きなものを「好きだ!」と堂々と口にしてみてほしい。
大切なものを、「大切だ!」と叫んでみてほしい。
新しい一年が始まる四月でもあることだし。

(P106より)
望みを手にするために、誰かの承認を求める必要なんてない。
誰かを羨んだりせず、今の自分自身に満足する。
ユニークで、レアで、大胆な自分自身に。

『怒り』完成 
(P167より)
(映画『怒り』の話)今回、この映画のポスターを、
篠山紀信さんが担当されている。
森山未來さん、宮﨑あおいさん、妻夫木聡さんの三人は、笑っているように見えなくもない。
だが、その顔をじっと見つめているうちに、
泣いているようにも、怒っているようにも見えてくる。
逆に、渡辺謙さん、松山ケンイチさん、綾野剛さん、広瀬すずさんたちは、一見、憤怒の表情を浮かべているように見える。
だが、こちらも同じで、しばらく見つめていると、
その目の奥に安堵や安らぎ、希望のようなものが見えてくるのだ。
たった一つの動かぬ表情で、彼らはいくつもの感情を見せる。

高揚感がジワジワと伝わってきて
一緒に旅行をしている気分になれました。

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2018年04月19日

Posted by ブクログ

読むと旅行に行きたくなる。
旅のお供にも最適で、どういう風に楽しめば「のんびりと旅ができるか」の参考にんあると思う。

個人的には台湾に行きたくなった。

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2017年11月01日

Posted by ブクログ

機内誌に連載されていた旅のエッセイ。知らない国がたくさん出てきた。読書時間は知らないことを知れる素晴らしい時間。

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2025年04月27日

Posted by ブクログ

『さよなら渓谷』モスクワ映画祭の話が心に残った。
映画や建築物は、何もないところから、何かを作り出す大変な作業。
ぽっかりとある空間に、誰かが線を引き、目標を決め、それをたくさんの人の手で作っていく。
一人だけで完成させるのは大変だが、大勢の手が加わることで、素晴らしいものができる。
ただ、一人の手でもできることがある。それは拍手。
うーん、いいなぁ。としみじみ思う。

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2019年11月25日

Posted by ブクログ

旅に出たくなる本。笑

「泣きたくなるような青空」と連続して読んだ。
あちらが爽やかな感じ、ならこちらは穏やかな感じ、かななんとなく。

なんだろう、なぜかこっちの方が好きかもしれない。

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2019年01月18日

Posted by ブクログ

読んでて波長があう、嫌味を感じない。もっとも都会で暮らし、想像力を駆使して自らの才能で稼いでいる作者と自分が重なる訳ではないが、歳が近い九州人だからだろうか。

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2018年01月15日

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