吉田修一のレビュー一覧

  • 悪人 新装版

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    祐一も光代も未熟な人間。出会うタイミングが違えば幸せだったのかもと思ったけど、このタイミング、この状況があったから強く惹かれあったとも思える。房枝のバスの場面は切なすぎて泣けた。佳男が増尾に会いにいく場面もやるせない。祐一が母親に金をせびっていたのは、そうする事で母親の罪悪感を軽減させたかったからなのか?悪くいうと、自分を捨てた母親への報復?
    個人的には前者だと思うけど、とすれば優しい面もある祐一がこんな顛末になりあまりにも切ない。

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    2025年05月23日
  • 横道世之介

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    日常系。横道世之介を中心に話が展開されていく。恋愛や様々な人間模様など。とても愛らしくどこか飄々としている姿が印象的に映った。最後悲しい事故に見舞われてしまったが誰の心にも記憶されていたことが救いだと思った。続編もあるのでまた読みたいです。

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    2025年05月22日
  • おかえり横道世之介

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    横道世之介の続編。前回が世之介の大学時代の話で、今回は卒業してフリーターの話。出てくる人たちのキャラや世之介とのやりとりが相変わらず最高で、本作の方が好き。

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    2025年05月20日
  • 永遠と横道世之介 下

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    ネタバレ

    終わっちゃうのかー,と悲しくなりつつ読んだけど,やっぱり良かった。みなさん大好き。
    ただ15年後は,想像するに任せて欲しかったかかなー,と。南郷さんが繋いでくれたんだろうなとか,いろいろ想像するけど,書かれてしまうと,そんなにうまくいく話でもないと思うんだよなとか思ってしまう嫌な人間なので。

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    2025年05月14日
  • 永遠と横道世之介 上

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    ネタバレ

    安定の横道世之介。出てくる人みんな好き。
    あと,輪廻転生の話がすごく良かった。死ぬことが楽になる。吉田さんのオリジナルなんだろうか。心から御礼を言いたい。
    もう映像化はしてくれないのかな。いい感じで年をとってはると思うのだが。

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    2025年05月14日
  • 平成猿蟹合戦図

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    オーディブルにて。
    「国宝」がとても面白かったので吉田秀一の他の作品も読んでみたくて。
    「国宝」とは打って変わって、ユーモラスなタイトルが現すとおり、シリアスな内容のはずなのにどこかコミカルでほっこりとした雰囲気の作品。純平の秋田弁が良い。二転三転するストーリーが軽快で、飽きずに最後まで楽しめた。

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    2025年05月01日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    映画と原作本の感想をまとめてこちらへ~

    江口のりこさんが主人公・桃子を演じているので、映画館で観るつもりだったが逃してしまった。
    江口さんが今まで見たことがないエレガントな洋服で、淡々と不穏な雰囲気を漂わせて桃子を演じているのが新鮮だった。チェンソーを振り回し床下に蹲ってるシーンはさすがに彼女ならではというところか。最初は原作に時折りいきなり日記文があって、てっきり不倫相手・奈央の日記だとばかり思ってしまった。しかし、これはミスリードを誘っていて、桃子の日記だったことが次第に分ってきて、実は桃子も略奪婚だったと気づかされ、まんまと吉田さんにやられてしまった! 決定的に違うのは、桃子は妊娠して

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    2025年05月06日
  • 悪人 新装版

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    この作品はいろんな感情の中でも切なさが突出してしまう
    正しいこととか間違っていることとか、そういうの抜きにして苦しくなる
    いい意味で、苦しくて好きになれない

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    2025年04月15日
  • 新装版 静かな爆弾

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    伝えることの難しさ、理解することの難しさ。
    自分のことさえもわからないのに、家族のとこ、ましてや他人のことは知る由もない。でも知ろうとする気持ちが大事なのかな。
    知ったつもりになることが一番いけないんだと感じました。

    すごく読みやすかったです。

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    2025年04月13日
  • 平成猿蟹合戦図

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    登場人物もそうだけど、盛りだくさんの内容なので整理しながらじゃないとなかなかついていけなくて大変かも!
    でもスラッと読めてしまうのがすごい

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    2025年04月08日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    1日で読んでしまった。
    読んだ方は分かると思いますが、あのような描写がどう必要だったのかと考えています。でもあれがあったからこそ高速で読み終わったんじゃないかとも思う。
    琵琶湖畔の情景が目に浮かぶようでした。

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    2025年04月27日
  • おかえり横道世之介

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    「横道世之介」の続編
    だけど、前作の登場人物が悉く出てこない
    ある意味で単発で読んでも問題ない作品

    以下、公式のあらすじ
    --------------------
    人生のダメな時期、万歳。人生のスランプ、万々歳。
    青春小説の金字塔、待望の続篇。

    バブル最後の売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男。名を横道世之介という。いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、なぜか彼の周りには笑顔が絶えない。鮨職人を目指す女友達、大学時代からの親友、美しきヤンママとその息子。そんな人々の思いが交錯する27年後。オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。
    『続 横道世之介』を改題の上、文

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    2025年04月04日
  • おかえり横道世之介

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    世之介続きの2作目。
    登場人物も変わり、大学卒業後の世之介を描いている。
    ここでも色んな人たちと出逢い、過ごし、人の心に残っていく世之介。
    本を通してだけど、私も世之介と出会った気がして、みんなと同じように世之介のことを忘れられない人になった気がするなぁ。

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    2025年03月31日
  • 永遠と横道世之介 下

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    前作読んでるから、わかっちゃいるけど、終わらないで、8月の次は九月そして来年と続く話で良いのに。と読みながら思う良作でした。

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    2025年03月23日
  • 永遠と横道世之介 上

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    世之介って等身大なんだな。
    きっと二十代独身を貫けば、こんな生き方になったか?なってたら楽しい人生だな。
    小説は、登場人物の生き様に自分を重ねて人生を擬似体験出来るって聞いたけど、そうなのかもしれない。

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    2025年03月23日
  • 昨日、若者たちは

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    ネタバレ

    オリンピックを題材にアジアの4つの都市を舞台にした短編集

    人生の岐路に立たされた主人公たちを描いていて、なかなか面白い作品集でした。

    以下、収録されている各作品の感想

    香港林檎
    時代の転換点にある香港と、人生の転換点にある主人公が重ねられるお話。最初のところでジャッキー・チェンを成龍と呼ぶのは何故かと思ったら主人公が香港の人という設定でした。

    大きな転換点にあるものに対して、当事者以外が興味本位で気軽に話を聞こうとするのは、個人の人生に関してはやりすぎないようにしようと気をつけているけれど、国の変化に対してとかは自分もやっちゃいそうだなと思った。


    上海蜜柑
    かつては将来を期待された

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    2025年02月21日
  • おかえり横道世之介

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    悪い時期があっても良いんだよ、と頭ではわかっているのになぁと思う。自分に絶望もせず、期待もせず、それが世之介らしい。
    世之介に関わった人たちが悪い時期を経て、素敵な生き方をしているのがよかった。隼人さんがとても好き。

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    2025年01月30日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    良くも悪くも吉田タッチは健在

    12月湖西線に乗って曇天の夕暮れが湖面に反射するどこかもの寂しい琵琶湖を見たことを思い出しながら、そして日に日に老いていく母のことを思いながら、偶然手にしてしまった本。吉田修一ならば間違いないはずだったが、読み進めるたびにうんざりするような酷い状況の話で、ますます琵琶湖
    の心象が悪くなってしまった。滋賀県に罪はないが事件が起きそうな心象をもってしまった。吉田小説の温度感を感じ映像が浮かぶような描写は健在で、ゆえに気が滅入ってしまった(これでも褒めています)。追い詰められていく人。堕ちていく人。

    #ダーク #ドロドロ #怖い

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    2025年01月07日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    吉田修一の怒りと悪人が好きで、他の本も読みたいなーと思い、これを選んだ。

    結婚て難しいなぁ〜
    一番、旦那がよくわからん。桃子とも不倫で始まったってことでしょ?それで同じ流れで、若い子と一緒になりたいからって離婚するって、ハァ???(´Д` ) またおんなじ結果になるでしょこれは笑

    桃子目線で話が進むので、彼女にどうしても感情移入してしまう。が、旦那の世話を色々焼いちゃうのは良くないなぁ。朝ごはんから荷解きまでぜーんぶやっちゃってるもん。これは母親と息子だし、健全な夫婦ではなくなるよなあ…あと癖強い義母と同居はキツイだろうなぁ…

    とにかく、嫌いになったから結婚やめる、好きな人ができたから結

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    2025年01月07日
  • 泣きたくなるような青空

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    コロナ禍で発売されたのかな?
    旅行できるのが当たり前と言えなくなったのかな、コロナで。無性にどこかに行きたくなる本。

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    2024年12月30日