吉田修一のレビュー一覧

  • 永遠と横道世之介 下

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    満足。
    なんやかんやで世之介3作目。
    これが完結編とわかって読み始めてみると、
    ちょっといつもの世之介が鼻につくように感じた。
    が、そんなふうに思ったのも束の間、
    すぐに鼻につかないいつもの世之介を取り戻していた。
    なんでもないような1日、1日を、
    愛おしく思えるような、
    ええ話のようでなんでもない話。

    満足。

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    2025年12月06日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最初、読んでるうちは、インモラルな性愛に目が向きがちで、これ、映画化ってどうするんだろう…、みたいな野次馬的な見方をしていたのですが…

    吉田修一さんを見縊るもんじゃありませんでした

    それは様々なインモラルについての描写の1つに過ぎなかっただけ

    この時代に、1番弱く崩しやすい者を追い込み吊し上げる集団
    ある一定数の、金と権力を持っている者の振る舞い
    戦時中の正誤が歪んだ中での歪んだ行為

    そして、終盤に露わになる事実に、やはり吉田修一氏もはたして盛り込んできたかと放心しました

    昨年、「ロスト・ケア」が口火を切り、「正欲」「月」とセンセーショナルな映画が公開されました
    今まで、見ないように

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    2024年01月29日
  • 横道世之介

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    呑気で素朴な少年の話。読んでいると、なんとなく優しい気持ちになる。最後の母の言葉には、納得させられ、思わず涙が出た。

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    2024年01月21日
  • パーク・ライフ

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    パークライフ、面白かった。
    月9ドラマの3話目くらいまでの、おしゃれで、何かが始まりそうなワクワクだけを取り出してる感。実は事の顛末とか感動的な展開とかって要らなかったのかも、とか。
    flowers のほうはそこまで。

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    2024年01月17日
  • 横道世之介

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    普通の大学生の話なのに、なんでこんなにサクサク読めるんだろう

    時代も違うけどそれすら感じさせない

    さすが

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    2024年01月03日
  • 素晴らしき世界 ~もう一度旅へ

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    あ〜 とうとう終わってしまった…

    新刊を楽しみに待つシリーズはいくつかありますが、その中のベストです。
    最終章は泣いてしまいましたよ。

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    2023年12月19日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    作家さんなのに(と言うのは失礼だけど)羨ましい話もあればすごく親近感を覚える話が多くて、もっと吉田さんを知りたくなりました。

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    2023年12月07日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    感想を思いめぐらしていたら、もう一度始めからしっかり読んでしまった一冊。
    感想書きプロではないのに間を置かずに再読するなどと、長い読書人生初めてのこと。

    社会派ミステリーに属する内容と思われるのだが、登場する刑事たちがなにしろ悪徳者そのもの。
    でも、なぜか排除できないものもあるのだ。

    罪ありきの過酷な取り調べ、冤罪になりそうな筋書きを作る刑事たち。おまけに聴取している参考人との不徳な関係は何なんだと思う。

    その警察官圭介と事件関係者佳代との不倫関係は、強烈なサディズムとマゾヒズムの関係。不道徳極まりないと嫌悪するも、なんと生き生きと描かれていることか。

    そしてその陰に隠れるように、もみ

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    2023年12月03日
  • 悪人 新装版

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    悪人とは誰なのか?犯罪を犯した者は悪人なのか?色々と考えさせた。殺人事件の背景には色んなストーリーがある。

    人が人を殺めること。これ自体は全く許される行為では無いが、その背景には色んな想いがある。そう思った。

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    2023年11月29日
  • 逃亡小説集

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    いろんな状況で「逃亡」する人々の話。
    なんていうか…やりきれなさが拭えない。
    つくづく不公平だよなぁと思う、気づいたらどん詰まり。というか始めっから行き詰まっててどうにもならない。もちろんわかってたけど…何かのきっかけでそのことがもう嫌になって、夢を見ているみたいに、アクセル踏み込んで検問突破したり、郵便の荷物を乗せたままフラッとどっかへ行ったり。
    逃亡。願望…ですらないのかなぁ。でも長く人生に苦しんでる人が屋上に登ったら死にたいと思ってなくても突発的に飛び降りてしまうみたいなのににてるんじゃないのかな。
    悪人の時も思ったけれど、普通の状態なら真っ先に考える「先のこと」が全く考えられなくなって

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    2023年11月22日
  • 素晴らしき世界 ~もう一度旅へ

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    『旅』とゆうキーワードが大好きで、手に取ってみた。
    ANAの機内誌に掲載されていたエッセイ集。
    飛行機や新幹線に搭乗した際は、必ず機内誌に目を通している。
    (ANAはしばらく利用していないのだが…)
    筆者は職業柄なのでしょうが、様々な場所に行き、様々な体験をされていて、羨ましい限りです。
    読みながら「ここも行ってみたい!」「こんな体験してみたい!」と妄想が膨らんできた。
    また、飼い猫の『金ちゃん、銀ちゃん』のエッセイも
    ほっこりとして良かった。
    旅のお供に、手元に置いて置きたい一冊です。

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    2023年11月09日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    「翼の王国」シリーズは待ちわびるものの一つです。
    どの章も、短い中にもギュッと詰まった無駄のない文章に惚れ惚れします。

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    2023年10月23日
  • 長崎乱楽坂

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    昭和の長崎の、ヤクザ稼業のおじさん宅に母子3人で身を寄せ、生々しい大人たちのゴタゴタを目の当たりにしながら育った駿。絶望とか羞恥とかここから脱出したい思いとか、駿はいろいろ抱えてるんだけど、なぜかドロドロした感じがない。最底辺にいる男たちに翻弄される女たちの諦めや哀しさも感じるけど、読んでて辛い感じはなく、一気に読めた。
    長崎弁で語られるセリフが、心地よいせいかな。

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    2023年10月22日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    ANA機内誌エッセイをまとめた何冊目かの本
    ANAに乗ることがあれば必ず読んでいる
    そして、吉田修一さんの小説は…読んだ記憶がない
    機内誌のエッセイということもあってか旅に関することも多いのだけど、読むと書かれている土地に行ってみたくなる
    コロナ前にかかれたエッセイなので、旅がまだ普通に楽しめていた頃だなぁと感じる
    自分もたくさん旅をしていたしANAにも乗ってたはずなのに記憶に残っているページはなかった…好きなはずなのに…なぜ?
    この本を読んで今更パークライフを読んでみたくなった

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    2023年10月04日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    「旅に出られる。人に会える。それはこんなに幸せなことなんだー。」というオビの惹句。
    (まだコロナ最中ではあったが)昨年8月に職場には内緒にして家族旅行に行って、飛行機に乗った時に、こんなこと感じたな。

    飛行機の機内誌は結構好きで必ず読む。
    ANAの機内誌「翼の王国」連載のエッセイの文庫化。

    自由な旅の尊さよ。
    ちょくちょく出てくる愛猫の話も微笑ましい。

    ♫Still/Elvis Costello(2003)

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    2023年09月30日
  • 橋を渡る

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    ネタバレになるけれど、2015年から70年後の世界が描かれていて、構成といい、文章といい、とても面白かったけども、わたしが経験した70年後の世界はもっと面白いのかも。

    つまり今、82だから12の時から、現在70年後の世界にいるってこと。

    12歳の時(1953年)は今普通に使っているものは無かったか、初期段階。

    例えば、テレビジョンの放送が始まって、ブラウン管のでかい箱を駅頭で見上げた記憶。
    電話は黒いダイヤル式、冷蔵庫は氷で冷やし、たらいで洗濯(14歳ころ一層式洗濯機ハンドル絞りつきになった)などなど...

    人間関係の世界はっていうと、それも変遷だ。社会機構、体制様変わり。

    LGBT

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    2023年09月27日
  • 悪人 新装版

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    とある男が女性を殺した。
    殺人を犯したって事実がある以上男は"悪人"なんだけど事件の背景、登場人物の人柄を知っていくと男に同情してきてしまう。
    悪人とは…?ってなる話。

    後味は悪いけど考えさせられるの好き。
    週刊誌とかの誹謗中傷も、何も知らない第三者が好き勝手言うのは良くないなって思える。

    祐一が母親に金をせびってた理由が母親の加害者意識を無くすためって知った時には、なんて良いやつ奴だ!って思った。けど、やっぱ殺人犯しちゃったらダメなんだよ。でもあそこで殺さなくても、祐一は逮捕される結果になっただろうし、不憫だな。

    映画も観たい!

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    2023年09月26日
  • 日曜日たち

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    こちらもそうだし、世之介もそうで、「人間を読む」吉田作品が好き。
    心にできるささくれによく効く、家にひとつ置いてあると安心するオロナインてきな作家さん。

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    2023年09月09日
  • 横道世之介

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    いろんな方が高評価されていて、とても気になったのでよんでみました。モデルとなった方が実在するのにもびっくりでした。
    世之介のキャラが憎めないのがいいね。周りの人もみんな世之介を愛しているのがよくわかった。
    途中に電車事故の話を織り込まれているので、亡くなっているのがわかりとても残念だなぁと思いがありました。

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    2023年09月09日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    吉田修一さんの本は読破。
    インタビュー記事もできるだけ読む。
    新刊も刊行されたらすぐ購入。
    それほど好き。
    エッセイでは、吉田修一さんの素顔を見ることができる。

    P113
    〈毎日毎日言葉を積み上げていくのは本当につらい。
    日々、言葉を探している〉

    作品を読むことができる喜びを噛み締めている。
    ありがたいな。

    さて『永遠と横道世之介 上・下』を読みますか。

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    2023年09月05日