吉田修一のレビュー一覧

  • 横道世之介

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    バブル期に大学生として上京してきた横道世之介の一年間。と世之介の周りの人達の20数年後。
    真面目なんだか抜けてるんだかフワフワしてるのに一途でおもいやりがある。こんな友達が欲しいなと思わされる。
    まさかな展開に「えっ!」て声が出てしまった。
    祥子の変貌振りが1番びっくりだった。

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    2024年04月11日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」見損ねてるからみたいな。
    個人的には、保坂和志さんの猫本読みたくなった。

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    2024年04月09日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    作者の吉田修一氏が「初めて何かを思い出そうとして書いた作品」と語っている通り、過去に関わった女を懐古した作品。
    「何を思い出そうとして書いたのか、、それは結局わからなかった」と。


    アベレージは低いけれど、こういう余韻を残す作品は嫌いではない。

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    2024年04月04日
  • 犯罪小説集

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    いずれも実際に起きた事件を題材とした短編5編。どの作品もラストに曖昧さを残すが現実と創作の差異を読んで想像する。
    誰しも犯罪者となる隙間が見える。

    「青田のY字路」
    北関東連続幼女誘拐殺人事が題材か。
    そのうちの一件「殺人犯はそこにいる」で取り上げられた冤罪事件“足利事件”を意識したかな。
    それだけでなく類似犯罪も取材の上かと思う。
    少女達の誘拐殺人は許せるものではないが、
    犯人であろうと地域住民から追い詰められる男の行先。数々の状況や生い立ちそのものへの不信感。
    「曼珠姫午睡」
    弁護士の妻英里子の中学の同級生が殺人犯で捕まる。内縁の夫の保険金殺人。目立たなかった少女の中学卒業後の変貌。中学

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    2024年03月31日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
    写真はもちろんカラー。

    角田光代さん
    「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
    「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
    「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃し方ができた。」そうだ。
    角田さんは犬が好きで、「トト」は犬の要素を持っていると言っていたのを思い出した。
    他の猫よりも人懐っこいのかな。

    村山由佳さん
    猫が大好きなんですね。
    「もみじ」に対する想いは尋常ではなく、エッセイを何冊も出しているみたい。
    「もみじ」の生まれる瞬間にも立ち会ってるし、亡

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    2024年03月28日
  • 悪人 新装版

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    ストーリーにもう少し捻りが欲しいかったかもしれない。 よかったところは、個々の人の人物像や内面がよく表現されているところかな。
    いまいちなところは、ストーリーに捻りがもう少しあっても良いと思った。終わりが見えている話しだとワクワク感は少なかった。この本に求めることが違うかもしれません。

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    2025年12月30日
  • ウォーターゲーム

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    このビジネスサスペンス小説は、利権絡みの競争社会を描いており、政治家の大物が関与する現実を反映しています。物語の面白さは、主人公が過去の人生を晴らすために社会に斬り込む奇想天外な計画と逆転展開を描いている点にあります。主人公は情報を駆使し駆け引きを行い、最終的には巧みな戦略で生き残りを果たす様子が描かれています。この小説は、現代社会における利権を巡る金持ちや政治家の貪欲さ、そして彼らが利権を手放さずにしがみつく姿をリアルに描写しています。

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    2024年03月16日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    最後までドロドロした空気で覆われて、さすが吉田修一!と感じさせられた一冊。どう考えても一般的な日常からはかけ離れた世界なのに、何故か引き込まれて一気に読み終えてしまった。
    ホワイダニットの観点から見ると、そんなアホなと思う一方で、もしかしたら有り得てしまうなぁと恐ろしく感じるところも。
    インモラルな関係はなくても成り立つ話だけど、それがあるからこそ独特の世界観が成立するんだろなと。さすが。何はともあれ、楽しかった。

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    2024年03月08日
  • 愛に乱暴(上)(新潮文庫)

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    最初は少し退屈に感じたが読み進めていくと、何かおかしい…なんだ?なんだ?とのめり込み最後は止まらなくなっていた。
    不思議なところはあるけど、最後までおもしろかった。

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    2024年03月06日
  • パーク・ライフ

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    ネタバレ

    横道世之介から流れつき拝読。出てくる人物がみんな魅力的に浮かび、くすっと笑えるのがとても好きだった。パークライフにて、電車内で友人と間違えて話しかけてしまった彼女と偶然にも再会したときの声の掛け方が気に入った。さっき何か言い忘れたことがあるような気がして、つい走ってきちゃったなんて、

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    2024年03月06日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    評価が低めだったので、恐る恐る読みましたが、私としては満足。吉田修一さんのこの人間の描き方が好き。絶望を感じる人間の醜い部分に反して美しい湖の描写が印象に残る。本来人間もこの湖の様に美しさと、底知れぬ怖さを持っているのだと、雨が降り、風が吹き、環境が荒れると波が立つように、人も環境に左右され荒れるのだと、そんなことを感じとりました。
    何気に伊佐美さんの描き方良かったな。どうしようもない権力や金や悪に負けた時、人は捻くれてしまうものだと思う。正しさとか、純粋さとか、諦めを装って生きていかなければやってられないこともある。

    映画化されるとのことだが、なんとも不安な配役。松本さんは好きだけど、あの

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    2024年03月01日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    登場する全ての女性との出会いと別れに共通して、ミステリアスさと哀しさを感じる。著者の描写が絶妙で、想像しやすく、読み進める中であたかも自分が経験しているかのような錯覚に陥る。

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    2024年02月23日
  • 橋を渡る

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    前半と後半で話が全く違う作品

    前半の 日常を丹念に描く作品から
    後半のSFの切り替えに驚く

    どの時代も どの歴史の1ページでも
    どこでも 人は迷いながら
    生きていくのだと 思った

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    2024年02月23日
  • 永遠と横道世之介 下

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    満足。
    なんやかんやで世之介3作目。
    これが完結編とわかって読み始めてみると、
    ちょっといつもの世之介が鼻につくように感じた。
    が、そんなふうに思ったのも束の間、
    すぐに鼻につかないいつもの世之介を取り戻していた。
    なんでもないような1日、1日を、
    愛おしく思えるような、
    ええ話のようでなんでもない話。

    満足。

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    2025年12月06日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    最初、読んでるうちは、インモラルな性愛に目が向きがちで、これ、映画化ってどうするんだろう…、みたいな野次馬的な見方をしていたのですが…

    吉田修一さんを見縊るもんじゃありませんでした

    それは様々なインモラルについての描写の1つに過ぎなかっただけ

    この時代に、1番弱く崩しやすい者を追い込み吊し上げる集団
    ある一定数の、金と権力を持っている者の振る舞い
    戦時中の正誤が歪んだ中での歪んだ行為

    そして、終盤に露わになる事実に、やはり吉田修一氏もはたして盛り込んできたかと放心しました

    昨年、「ロスト・ケア」が口火を切り、「正欲」「月」とセンセーショナルな映画が公開されました
    今まで、見ないように

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    2024年01月29日
  • 横道世之介

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    呑気で素朴な少年の話。読んでいると、なんとなく優しい気持ちになる。最後の母の言葉には、納得させられ、思わず涙が出た。

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    2024年01月21日
  • 横道世之介

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    普通の大学生の話なのに、なんでこんなにサクサク読めるんだろう

    時代も違うけどそれすら感じさせない

    さすが

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    2024年01月03日
  • 素晴らしき世界 ~もう一度旅へ

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    あ〜 とうとう終わってしまった…

    新刊を楽しみに待つシリーズはいくつかありますが、その中のベストです。
    最終章は泣いてしまいましたよ。

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    2023年12月19日
  • おかえり横道世之介

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    善良でいること 輝かしい経歴がなくても、善良でいることの価値。読み終わったときに「そうだよなぁ」とほっこりした気持ちになれる一冊だった。仕事や人間関係で落ち込んだ人におすすめしたくなる。

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    2026年01月12日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    作家さんなのに(と言うのは失礼だけど)羨ましい話もあればすごく親近感を覚える話が多くて、もっと吉田さんを知りたくなりました。

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    2023年12月07日