吉田修一のレビュー一覧

  • 作家と一日

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    電車の中で読んだが、翼の王国の中で読むよりも面白く感じて一気だった。つばさよつばさも好きなのだが、それ以上。続編に期待。

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    2020年02月17日
  • 森は知っている

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    ネタバレ

    展開が面白すぎて途中から陳腐な終わりを迎えたらどうしよう、期待し過ぎてがっかりするのではと心配になりました。
    が、無駄な心配でした!!
    さすが吉田修一さん!
    想像を越える展開のまま終わりますので安心して読んでください。

    主人公の壮絶な人生とは比べ物にならない陳腐な人生ですが、下記のメッセージは主人公と同じように共感して心に残りました。
    辛くて逃げたくなる日があっても、
    一日だけ耐えて逃げずに生きる。
    それを繰り返してこれからも頑張ろうと思いました。

    -------本文抜粋------------------

    生きるのが苦しいんなら、いつ死んだっていい!
    でも考えてくれ!
    今日死のうが、

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    2019年12月01日
  • 東京湾景(新潮文庫)

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    読み始めたときから、好きだと思った。
    さらさらと一気に読めるのが、もったいないと感じるほど。

    お互い気持ちが向き合わないもどかしさとか、
    ちょっとズレてしまう想いだとか、
    もう、グーッと切なかった。

    亮介いいな。こんな人いいな。惹かれる。

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    2019年09月09日
  • 春、バーニーズで

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    大好きな作品

    そして新宿のバーニーズニューヨークが閉店。
    新宿三丁目も少しづつ変わってきており、LGBTを許容できる社会になりつつある今。吉田修一の「最後の息子」、「春、バーニーズで」の続編が読みたくてウズウズしてる自分がいます。
    最近の吉田修一はスケールのデカい物語を描くことが増えてるけど、今一度こうした自分の知らない大きくは無いけど、存在している世界のリアルが読みたい。

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    2022年05月04日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    NHKのネコメンタリー、チェックして見てました。
    でも保坂さんの回は見逃してました。
    その時を思い出してとても読みやすかったです。
    写真も多めで癒されました。
    作家さんも素敵な表情ばかりでした。

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    2019年05月19日
  • 橋を渡る

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    これ週刊文春で連載してたのー!? それでこの内容!?と衝撃を受けた。リアルタイムで読みたかった。けどそれだと一気読みができないからな…。
    最終章はまさかの設定で、村田沙耶香の『消滅世界』(違和感ありでイマイチだった)を思い出したが、こちらは同じくSFのような設定ながら違和感なくストーリーに入り込めた。
    私の勝手な感想だと、吉田修一って角田光代を男っぽくしたような印象。淡々とした描写で人間の心情をあぶり出し、日常と事件との境界線をあいまいにさせる。
    ちなみに、登場人物の多さを指摘する感想も見られたが、白石一文のアレを読んだところだったので、それに比べれば問題なし! でした。

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    2019年02月14日
  • 初恋温泉

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    ネタバレ

    「初恋温泉」★★★★☆
    「白雪温泉」★★★★★
    「ためらいの湯」★★★★☆
    「風来温泉」★★★★☆
    「純情温泉」★★★★★

    純情温泉が一番好き。先に大人になっちゃった女の子。

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    2018年11月20日
  • 日曜日たち

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    たまにどこか投げやりになりながら何かを諦めたりしながらも東京で生きてる若者たちの東京讃歌だった。
    そんな何気ない日常の中でどこか記憶の片隅に残っていたある出来事。
    母親を探してた兄弟は本当に存在するのかな?夢なんじゃないか?と思ったりしたけど。
    どんどん繋がるかんじがおもしろかったです。
    投げ捨てたくなるような日々の中でもそれぞれの大切な人や、思い出があって。
    "東京で生きることはそんなに悪いことばかりじゃない。"

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    2018年05月11日
  • 最後の息子

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    吉田修一の初期の短編集。著者らしく、普通の人々の日常を瑞々しく光り輝かせる。最後の『Water』は特に秀逸で、青春の結晶だと思う。

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    2018年04月10日
  • 日曜日たち

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    連作短編集を偏愛する人間だが、この作品の美しさとさりげなさには特に打たれた。ある意味、理想の連作短編集。

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    2018年02月23日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    吉田修一って本当に女のことを心底理解していて毎回びっくりさせられる
    特に女がカーッと起こったときの表現には脱帽
    後半にかけてわかってくる仕掛けも面白かった
    ラストの切なさには少し救われる

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    2018年02月12日
  • 日曜日たち

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    ネタバレ

    読んでてすごく幸せな気分になるわけではないのに、むしろちょっと切ないような気持ちがあふれそうになるのに、途中で本を閉じると早くあの物語のなかに戻りたいと思わされる、吉田修一のそんなところが好きだ。

    この本も。

    それぞれの短編の中に共通して出てくる男の子の兄弟。
    最後の話で、うぅぅ・・・と涙が出る。

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    2017年09月17日
  • 怒り (下)

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    再読してた。
    2025.11
    今回、最後に残った気持ちは安堵と希望。
    でもそれだけじゃないし、それだけにしてはいけない。

    なんか、何だろう…、重いのか、この雰囲気。
    ただ辛いだけでもなく…
    とにかくもう、惹きつけられる。止まらない!

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    2025年11月30日
  • 怒り (上)

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    やはり再読だったw
    この後、きっと嫌な事が起こる。
    そんな予感を持ちながら下巻に続く。


    東京、千葉、沖縄で進む人間模様。そして殺人事件捜査。
    この後、何が起こるんだろう、下巻に続く!

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    2025年11月01日
  • 長崎乱楽坂

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    吉田修一作品というと、そこはかとなくおしゃれですっきりサラサラしていて、そしてフェミニンなかおり漂うというイメージなんだけど、それを気持ちよく裏切るような泥臭い話。何しろ、やくざ稼業の一家で大人になっていく少年の話なんだから。
    はなれのおばけを信じていた駿少年が青年へと育ち、アルバイトで金をためて女と街を出ようする。そして……。半生記かというと、実は一代記ではないだろうか。駿は若くして生ききってしまったような気さえする。やくざ稼業の一家のなかでは浮いたような、どこか一家を客観的に見ていた彼は、没落していく家から最後の最後でのみ込まれてしまった。
    「乱楽坂」という坂が長崎あたりにあるのだろうか。

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    2016年04月03日
  • 平成猿蟹合戦図

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    吉田修一のエンターテイメント長編。
    ストーリーとキャラクター、小さくまとめすぎず、大きく広げすぎず、とても収まりがいい。雰囲気や小テーマも、軽すぎず重すぎず、バランス感覚は絶妙。
    更に、500ページ超を感じさせないテンポの良さもあり、娯楽もののお手本のような作品。
    ハード発売時から購入を悩んだが、少しでも早く読むべきだった。ドラマも観てみたい。
    5-

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    2015年06月18日
  • 空の冒険

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    新規開拓を銘打って読んだことのない小説家を探していたところ、表現が綺麗だという評価を見て吉田さんに出逢う。

    本作はANAの機内に設置されてる雑誌に連載された短編集らしい。旅行好きで飛行機によく乗る機会は多いが、雑誌なんか見たこともなく試しに読んでみた。

    まず、プロローグから惹き込まれる。日記というのはわたしも時々つけていて、その時の感情や小さな出来事も自身の文字により表現されているため、後々に見ると面白い。この本編とは関係ないことプロローグから吉田さんの魅力に取り憑かれた気がする。

    短編12作とエッセイが含まれており、1つは非常に短いためすぐ読み終わる。短編は短いながらも引き込まれる分か

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    2014年11月08日
  • 7月24日通り

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    読んでる間中、主人公の小百合と自分を重ねてしまって切ない想いだった。
    項目のほとんどが当てはまるんだもの…

    ラスト、良い意味で裏切られて気持ちよかった。乗ってよかった。

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    2013年07月22日
  • 空の冒険

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    旅とか空とかにまつわる短編&エッセイ集。
    「あの空~」の続編ですな。

    面白い小説を書くヒトは、総じてエッセイも巧みだ。

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    2013年06月14日
  • あの空の下で

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    実際に旅行にいけなくてもちょっと違う景色を覗けるような短編集。
    モダンタイムスという話の中で、飛行機に乗って知らない街へ行き、帰ってくることで「スッとする」という言う話があるが、この本を読むことが、正にそんな感じ。

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    2013年06月08日