吉田修一のレビュー一覧

  • パレード

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    シチュエーションがあまりにも非現実的。
    その間に入る、リアルなテレビ番組や生活感が微妙に混ざってなんとも言えない世界観。
    正直、私は好きです。

    最初は吉田さんの代表作、【横道世之介】タッチかと思いましたが全然違う【怒り】に近い世界でした。

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    2025年09月09日
  • ミス・サンシャイン

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    ネタバレ

    鈴さんが「人の心は時間がかかる」と言っていたことに重みを感じます
    つい昨日のように思えるという何十年前の出来事を振り返り、少しずつ前に進んだのでしょうね
    一心と同じように、鈴さんがスピーチをしていたらどうだっただろうと想像しました
    皮肉とも取れる愛称に負けない姿に、鈴さんにしか表せない美しさを感じました

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    2025年09月08日
  • パーク・ライフ

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    ネタバレ

    収録されている2話のうち、タイトルにもなっているパークライフが良かった。

    以下、ネタバレあり

    公園から過去の話を思い出し、そこからさらに過去の初キスの話へと展開されて、また公園に戻ってくるところ。複雑な構成だが、スッと頭にイメージできて、自分も体験している感じになれた。人物同士の距離感が不思議。夫婦は離れていて、夫婦じゃない、初見同士の方が近い。最後のふわっとだけど何か芯のある終わり方。
    全体的にさっぱりしている。

    2話目は1話目と違い内容が気持ちの良いものではなかったので★-1で、トータル★4とした。

    ただ、表現というか、時系列が前後する構成はこちらも健在で、読みものとしておもしろか

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    2025年09月08日
  • 路

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    面白かった。
    台湾新幹線の完成までのストーリーを中央に据えながら、それに関わるいろんな立場の日本人、台湾人の人生を通して、
    日本と台湾の複雑な関係を描いている。
    すぐ隣でありながら、近くて遠い国。
    たくさんのロマンス、そして、旧い世代と新しい世代。男と女。
    少し前の時代を感じながらも、とっても読み応えがありました。

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    2025年09月06日
  • ミス・サンシャイン

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    膻中のツボを押して、深呼吸する。思わずツボを探して、やってみた。

    誰かに影響を受けたことや本で読んだ大事にしたいと決めたことも、自分がいっぱいいっぱいになるとなに1つ思出せないことばかりである。そういうときに、立ち止まって考えたいときに読みたい本だと思った。
    散歩ができる季節がきたら、皇居の都道府県プレートを目標に歩いてみようと考えている。

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    2025年08月28日
  • 路

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    吉田修一の印象はなんか毎回面白そうなのに読んでみるとパンチがないまま終わるというもので今回もそれに近かった。群像劇の中でいくつか弱いものが混じってて混乱もする。
    最後の終わり方は良かった。

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    2025年08月27日
  • 横道世之介

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    「国宝」を読む前に横道世之介は履修しなくては、と手に取りました。前から気になっていた本なので、丁度良いきっかけになりました。
    長崎(佐世保?)出身の世之介が東京の大学(法政?)に進学し、東京の暮らしを始めるお話です。一年生の期間と、その時濃密に過ごした人のその後が●印の後にちらりと出てきます。特に大きなにかがおこるわけではないのですが、バブル期なのに毎日の生活は金満とはあまり関係なくて、ただ、ホテルのバイト内容はバブルっぽい。あとは、千春みたいな存在も。
    世之介だけでなく、祥子さん筆頭に出会った登場人物がとても個性的で、多分誰かしらを好きになるのがこの本の人気を支えている気がします。大きなこと

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    2025年08月23日
  • 最後の息子

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    「最後の息子」
    ビデオ日記を撮るという設定がなんとなくピンと来ず。かなり自分で感情を考察しなければいけない部分が多いのが難しく、読むのは2回目だが、やっぱりあまりハマれなかった。
    ラストの閻魔ちゃんの電話中のメモの愛情にはグッとくる。あえて悪ぶるのとか、それでも閻魔ちゃんには優しく見えているのとか、人間失格に近い構図か?

    「破片」
    最後の息子に比べて格段に情景描写が増え、一気に物語の風景が浮かんで真に迫ってくる感じがあった。これぞ吉田修一という感じ。明らかに才能開花している。
    積み重ねられるエピソードで、母を不幸な事故で亡くした田舎の男世帯の雰囲気、九州に根強く横たわる男尊女卑思想、兄弟それ

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    2025年08月20日
  • 悪人 新装版

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    逃げ場がなくて息苦しくなるけどその分深くまで入り込める小説だった。悪の度合いって、罪の重さに必ずしも比例するわけではないのかもしれない

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    2025年08月19日
  • ミス・サンシャイン

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    吉田修一さんの話題作「国宝」を読む前に寄り道で読んだ本作。思いがけず良い本に出会えたなあ。って思いましたよ。過去の大女優「和楽京子」こと石田鈴の家の片付けを始めた大学院生の岡田一心が鈴さんと交友し、妹の死、失恋、そして鈴さんの忘れえぬ友「佳乃子」との衝撃の過去を巧みにタイアップさせて、胸をうつ“平凡なラスト“をむかえます。大女優の劇的な人生と、平凡な市民の小さな幸せをすごく上手に書いたなって感じです。読み終わって感動すると共にほっとできる本でした。

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    2025年08月15日
  • パレード

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    え・・・・・・・。そんな・・・・。
    そんな終わらせ方しないでくれ・・・・。

    時々出てくるワードが平成レトロなので、その時代の話だと思われるのに、現代的な対人関係を顕著に表していて、今この作品を読んで良かったと思えた。全てに「詳細を・・・」とお願いしたくなるような作品だった。

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    2025年08月12日
  • 橋を渡る

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    春、子供のいない夫婦が預かっている、海外赴任中の姉の高校生の息子が、彼女を妊娠させる。夏、市議会議員の妻が、夫の収賄を知って苦悩し、秋、数カ月後に結婚を予定している順風そうなテレビディレクターが、彼女を殺してしまう。そして冬、時代は一気に70年後に飛ぶ。冬の視点者は、「サイン」と呼ばれる、特殊な生まれ方をし、通常の人間とは区別されて生きている男。その「サイン」は、秋、テレビディレクターが追いかけていた研究者が作り出したものである。サインの妻が、春の夫婦の血縁者であったり、もう一人のサインの夫が、夏の市議会議員の血縁者だったりすることが、だんだんわかる。70年前の出来事が、影響している世界。あの

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    2025年08月08日
  • おかえり横道世之介

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    おかえり!
    泣けた!

    横道の善良さに心洗われた。
    冬に飲む自販機のコーンポタージュみたいな安心感と暖かさがある。
    相変わらず笑いもあり。

    大人になって大学生の頃のような激しさはないけど、人間味がある深い話が多かった。

    印象に残ったのは次の吉田修一さんのまとめ。

    人生の低迷期だったとしても、その時にしか会えなかった人はいるし、その時ならではの楽しかった思い出もある。
    スランプ万歳!

    なんか焦らなくていいんやなって思った。
    当たり前に過ぎていく日常やけど、色んなことは起きてる。
    それを楽しんで、受け入れながら生きていくだけでいいのかもって。

    あとは、やりたいことやる。
    横道みたいにカメ

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    2025年08月08日
  • 罪名、一万年愛す

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    ネタバレ

    孤島を舞台にしたミステリーであり、戦災孤児など歴史の重みがにじむ人間ドラマでもあった。時々クスッと笑える描写もあり、気づけば結末が気になって一気読み。作中で触れられる「砂の器」など昭和の名作とは異なる予想外のラストに驚かされた。初読みの作家さん。引き込まれる作品で、とても面白かった。

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    2025年08月06日
  • 東京湾景(新潮文庫)

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    4.2/5.0

    手に取った時に想像してた内容とは違い、結構がっつり恋愛小説だった。

    吉田修一作品は、登場人物たちが皆んな可愛らしくて、でもそれぞれに色々なものを抱えていて、微笑ましくなると同時に少し切なくなる。

    二十代中盤という、人生について少し立ち止まって考えることが多くなる時期を過ごす登場人物が、迷いながらも進んで行こうとする姿に勇気づけられた。

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    2025年08月04日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    映画国宝を見て、吉田修一さんの著書を読んでみた。

    まず、一言で言うとこの人は天才だと思った。
    前半で、横道世之介という人物像を読者に掴ませ、愛着を沸かせる。その後、横道世之介を知る人物からみた横道世之介の人物像を語る。そこで過去の横道世之介の片思いの相手が横道世之介が死んだことを知るシーンを描く。その後再び横道世之介の目線から描かれる。
    横道世之介が亡くなったことに対するインパクトを読者が1番残す方法で書かれていて、実際私も心を掴まれた。

    ここまで面白みの欠ける主人公を面白おかしく描けるのは吉田修一さんしかいないと思った。

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    2025年08月02日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    長い人生の中の一瞬の出来事を今体験してるみたいな感覚になって、次はどんな物語なんだろうって一気に読みたいけど勿体なくてちまちま読み進めた一冊

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    2025年07月31日
  • 横道世之介

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    4.2/5.0

    凄く読みやすくて、笑えて楽しいんだけど、切なかったり、哀しかったりもする。

    どこか抜けてて、でも愛嬌があって可愛らしい横道世之介というキャラクターがとにかく最高。

    漫画っぽくも思えるくらい、それぞれのキャラクターのケレン味みたいなのが効いていて、人を選ばずおすすめ出来る一冊。

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    2025年07月31日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    ANA機関誌に掲載されたエッセイ。
    ちょうど2019年までのものなのでコロナを知らなかったころなんだなぁ。
    先日観た映画の原作の話も時々出てきて興味深かった。
    とても明るい楽しいエッセイでした。

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    2025年07月31日
  • 国宝 1

    匿名

    無料版購入済み

    話題

    映画が話題になっているので読んでみました。想像していたストーリーではなく、良い意味で意外で面白いです。

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    2025年07月23日