吉田修一のレビュー一覧
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二〇一六年に同タイトルの映画が上映されヒットしたという。原作は、二〇一四年一月に上梓されました。
ある夏の暑い日に八王子で夫婦殺人事件が起こった。現場には、『怒』の血文字が残され、犯人は行方をくらました。事件から一年後、警察は、犯人逮捕のため躍起になり捜査したが手掛かりがつかめず容疑者を公開した。作品では身元不明の「3人の男」がそれぞれ現れ、訝られながらも次第に周囲に受け入れられ、人間関係が形成されていく。
しかし、捜査線上、容疑者が顔の整形手術を受け、モンタージュ写真が公開されたのをきっかけに、人間関係が揺らぎ始めたのだ。
文庫本の巻末に、解説はありません。映画を視聴すれば犯人は -
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ネタバレオリンピックを題材にアジアの4つの都市を舞台にした短編集
人生の岐路に立たされた主人公たちを描いていて、なかなか面白い作品集でした。
以下、収録されている各作品の感想
香港林檎
時代の転換点にある香港と、人生の転換点にある主人公が重ねられるお話。最初のところでジャッキー・チェンを成龍と呼ぶのは何故かと思ったら主人公が香港の人という設定でした。
大きな転換点にあるものに対して、当事者以外が興味本位で気軽に話を聞こうとするのは、個人の人生に関してはやりすぎないようにしようと気をつけているけれど、国の変化に対してとかは自分もやっちゃいそうだなと思った。
上海蜜柑
かつては将来を期待された -
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個人所有の小さな孤島から、1人の老人が忽然と姿を消した。
老人の名は梅田壮吾。九州の富豪で島の持ち主だ。壮吾氏がいなくなったのは、氏の米寿を祝う内輪のパーティーが開かれた翌朝のことだった。
台風が間近に迫っており、本土に帰るのは不可能だ。島にはパーティー会場となった別荘が1棟あるだけで他に身を隠すところはない。ならば壮吾氏はどこに消えたのか?
氏のベッドにあった「遺言書」に書かれていた謎めいたことば。そして氏がパーティー当日に見せた不自然な言動。
残された手がかりをもとに、懸命の捜索が始まった。
謎が謎を呼ぶヒューマンミステリー。
◇
長崎県北西部の北松 -
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夫婦惨殺事件で逃亡中の犯人 山神を思わせる人物3人のお話
読み終わって、何だか肩透かしを食ったような気分
八王子での夫婦惨殺事件から1年経っても捕まらない犯人
目撃証言から作成されたモンタージュ写真が公開されているが、整形している事も考えられる
房総の港町の父子家庭、東京の広告代理店勤務のゲイの男性、沖縄の離島で民宿に住み込みの母子家庭の女子高生、それぞれの前に身元がわからない男が現れる
どの男も逃亡犯と共通する特徴が見え隠れするが、果たして犯人なのか?
千葉編、東京編、沖縄編、刑事編を細かく切り替わりながら物語は進む
テーマは、人を信じるとは?だろうか
その人の過去を知らなくとも信 -
ネタバレ 購入済み
良くも悪くも吉田タッチは健在
12月湖西線に乗って曇天の夕暮れが湖面に反射するどこかもの寂しい琵琶湖を見たことを思い出しながら、そして日に日に老いていく母のことを思いながら、偶然手にしてしまった本。吉田修一ならば間違いないはずだったが、読み進めるたびにうんざりするような酷い状況の話で、ますます琵琶湖
の心象が悪くなってしまった。滋賀県に罪はないが事件が起きそうな心象をもってしまった。吉田小説の温度感を感じ映像が浮かぶような描写は健在で、ゆえに気が滅入ってしまった(これでも褒めています)。追い詰められていく人。堕ちていく人。 -
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吉田修一の怒りと悪人が好きで、他の本も読みたいなーと思い、これを選んだ。
結婚て難しいなぁ〜
一番、旦那がよくわからん。桃子とも不倫で始まったってことでしょ?それで同じ流れで、若い子と一緒になりたいからって離婚するって、ハァ???(´Д` ) またおんなじ結果になるでしょこれは笑
桃子目線で話が進むので、彼女にどうしても感情移入してしまう。が、旦那の世話を色々焼いちゃうのは良くないなぁ。朝ごはんから荷解きまでぜーんぶやっちゃってるもん。これは母親と息子だし、健全な夫婦ではなくなるよなあ…あと癖強い義母と同居はキツイだろうなぁ…
とにかく、嫌いになったから結婚やめる、好きな人ができたから結 -
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昨日に続いて吉田修一さんのエッセイ。
村上春樹さんは小説とエッセイにかなりの落差があって痛快なのだが、吉田修一さんはどうなのだろうか。
『横道世之介』という映画はうろ覚えだけど、あまり落差がない気がする。
今回のエッセイも旅の一コマと追想が綴られている。
なかでも、「青の氾濫・竹富島」「対馬旅情」「四00万人分の笑顔がお気に入り」竹富町も対馬も金比羅山神社も行ったことがない。
特に藍色、空色、水色、水浅葱、露草色、勿忘草色、青褐、鉄紺、、33種類の青表現以上の色の豊富な竹富島の海と空。期待を裏切らないどころか期待以上という景色。
想像ばかりがふくらみ、幸せな気分になる本だった。 -
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ANAの飛行機に乗ると、必ず目を通すのがこの機関誌。そうか、そこに載っていたエッセイだったのか。
地図が大好きな私は、早速吉田修一さんとの共通点を見つけて、「読む旅」を始めた。
吉田修一さんが『横道世之介』の原作者というくらいしか予備知識がなかったが、読めば読むほど興味が湧いてきた。
吉田さんはさださんと同じ長崎出身。賑やかな精霊流しな話などを読むと憧れがふくらむ。
上高地とヨセミテ国立公園の水と清潔の話。水が大好きな吉田さんは、清潔さが一番恐ろしいという。たぶん表裏一体の気持ちだろう。森の声と風のゆらぎ、満天の星の敬虔なる風景がそう言わせたのかな。
アカデミー賞の映画に対するSMAPの稲垣さ