【感想・ネタバレ】素晴らしき世界 ~もう一度旅へのレビュー

あらすじ

お茶会の奥深さを知り、各地のリゾートで五感を刺激され、湖の静かな佇まいに惹かれる。さまざまな事情や制約があろうとも、旅とともにある日々から得た活力が、これまでの創作活動につながってきた。世界は完璧ではない。しかしこの青空の下、世界は素晴らしく、美しい。それを教えてくれる旅こそが人生を豊かにしてくれるのだ。15年にわたり続いた機内誌エッセイ、ここに堂々完結!――「別れを惜しむよりも、出会えたことに心から感謝したいと思っております。それこそが『旅』というものなのだから」

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

機内誌「翼の王国」完結。

「ファインプレーに酔う」
吉田さんが買い物に訪れたスーパーで
老婦人を手助けする客たちを目にする。
読んでいる私もほっこりといい気分。

吉田修一さんの本をずっと読んできた。
わたせせいぞう氏の『ハートカクテル』も
映画の話も、もちろんわかる。
P45
〈静けさというものが最高の贅沢だと思うようになったのは、いつ頃からだろうか〉
こういうところも(あー、わかるな)

旅に出たくなる、そんな一冊。

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2024年02月02日

Posted by ブクログ

ANAの機内誌「翼の王国」連載のエッセイ最終章。
世界のスープ、台湾の食、ロサンゼルスでの高揚感、佐賀の陶磁器、アグレッシブな鎌倉。
印象深いエピソードが満載。
コロナ初期のマスク不足、リモート会議のドタバタ。すでに懐かしい。

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

あ〜 とうとう終わってしまった…

新刊を楽しみに待つシリーズはいくつかありますが、その中のベストです。
最終章は泣いてしまいましたよ。

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2023年12月19日

Posted by ブクログ

『旅』とゆうキーワードが大好きで、手に取ってみた。
ANAの機内誌に掲載されていたエッセイ集。
飛行機や新幹線に搭乗した際は、必ず機内誌に目を通している。
(ANAはしばらく利用していないのだが…)
筆者は職業柄なのでしょうが、様々な場所に行き、様々な体験をされていて、羨ましい限りです。
読みながら「ここも行ってみたい!」「こんな体験してみたい!」と妄想が膨らんできた。
また、飼い猫の『金ちゃん、銀ちゃん』のエッセイも
ほっこりとして良かった。
旅のお供に、手元に置いて置きたい一冊です。

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2023年11月09日

Posted by ブクログ

吉田修一氏がANAの機内誌『翼の王国』に載せていたエッセイの集大成。2019年〜2021年に掲載されていた内容が主なのでちょうどコロナウィルスで緊急事態宣言が出されたり、今読んでみるとなかなか面白い。

吉田修一氏は歳は5歳くらい下だが、実は同じ大学なので学生時代の回想を書いていたりすると、妙な親近感もある。
学生時代の飲み会で吉川晃司の歌を振り付きで歌わされたとか、もしかしたら神楽坂や飯田橋の居酒屋だったのかなと想像してしまう。

また吉田修一さんの小説『湖の女たち』『横道世之介』『悪人』などを書いた際のエピソードなども触れられているので興味深い。

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2025年05月30日

Posted by ブクログ

吉田修一がANAの機内誌で連載していたエッセイが完結。基本的には旅エッセイなのだけど小説を書いている際の取材のための旅行だったり制作の裏側(今巻だと『おかえり横道世之介』『国宝』、スパイ鷹野シリーズの映画の話など)をほんの少し覗けるのもファンとしては嬉しいポイントだったので終わってしまうのは少し寂しい。そしてしばしば登場していた猫の銀ちゃん金ちゃんの様子も猫好きとしてはたのしみだったので、それだけでもどこかでたまに書いてくれたら嬉しいな。まぁとにかく長い間お疲れさまでした。

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2024年08月29日

Posted by ブクログ

吉田修一さんのエッセイは面白い。
猫ちゃんたちの様子もよくわかるし、【悪人】や【国宝】のようなハードな小説を書く方とは思えないほど、柔らかなエッセイ。
次も楽しみ

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

ANA機上でコンソメ飲みながら『翼の王国』のよしださんのエッセイ読むの好きだったな。終わっちゃったんですね。
旅、猫、パンデミック…日常と非日常を鋭く、でも切り口はやさしく切り取る筆がお見事でした。

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2024年01月09日

Posted by ブクログ

装丁とタイトルを見て、どこかで読んでいたかな?と。エッセイを読んでも思い出せない。しかし、機内誌に連載されていた事が書かれており、国内線の飛行機に乗った際には読んでいた事をやっと思い出しました。数年前から機内誌が廃止されていたハズなので、エッセイの終了は仕方がありませんが、約15年ほど連載されていたとの事ですので、お疲れ様でしたと心から思いました。

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2023年12月10日

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