あらすじ
お茶会の奥深さを知り、各地のリゾートで五感を刺激され、湖の静かな佇まいに惹かれる。さまざまな事情や制約があろうとも、旅とともにある日々から得た活力が、これまでの創作活動につながってきた。世界は完璧ではない。しかしこの青空の下、世界は素晴らしく、美しい。それを教えてくれる旅こそが人生を豊かにしてくれるのだ。15年にわたり続いた機内誌エッセイ、ここに堂々完結!――「別れを惜しむよりも、出会えたことに心から感謝したいと思っております。それこそが『旅』というものなのだから」
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Posted by ブクログ
機内誌「翼の王国」完結。
「ファインプレーに酔う」
吉田さんが買い物に訪れたスーパーで
老婦人を手助けする客たちを目にする。
読んでいる私もほっこりといい気分。
吉田修一さんの本をずっと読んできた。
わたせせいぞう氏の『ハートカクテル』も
映画の話も、もちろんわかる。
P45
〈静けさというものが最高の贅沢だと思うようになったのは、いつ頃からだろうか〉
こういうところも(あー、わかるな)
旅に出たくなる、そんな一冊。
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国宝を書いた吉田修一さんのエッセイ。
作家さんが、私たちと同じような日常を、どのように感じ取っているのかが垣間見えて、少し面白かった。面白かったというか、すらすら読めるからストレスがなかった。
ANAと関連がある?エッセイらしく、
「もちろん世界は完璧ではない。綺麗事ばかりではない。それはわかっている。ただ、この大きな青い空の上だけは、世界の素晴らしさで、世界の美しさで、満たしてもいいのではないかと、毎月そう思いながら連載を続けてきた」
という文が素敵だった。
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ANAの機内誌「翼の王国」連載のエッセイ最終章。
世界のスープ、台湾の食、ロサンゼルスでの高揚感、佐賀の陶磁器、アグレッシブな鎌倉。
印象深いエピソードが満載。
コロナ初期のマスク不足、リモート会議のドタバタ。すでに懐かしい。
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『旅』とゆうキーワードが大好きで、手に取ってみた。
ANAの機内誌に掲載されていたエッセイ集。
飛行機や新幹線に搭乗した際は、必ず機内誌に目を通している。
(ANAはしばらく利用していないのだが…)
筆者は職業柄なのでしょうが、様々な場所に行き、様々な体験をされていて、羨ましい限りです。
読みながら「ここも行ってみたい!」「こんな体験してみたい!」と妄想が膨らんできた。
また、飼い猫の『金ちゃん、銀ちゃん』のエッセイも
ほっこりとして良かった。
旅のお供に、手元に置いて置きたい一冊です。
Posted by ブクログ
吉田修一氏がANAの機内誌『翼の王国』に載せていたエッセイの集大成。2019年〜2021年に掲載されていた内容が主なのでちょうどコロナウィルスで緊急事態宣言が出されたり、今読んでみるとなかなか面白い。
吉田修一氏は歳は5歳くらい下だが、実は同じ大学なので学生時代の回想を書いていたりすると、妙な親近感もある。
学生時代の飲み会で吉川晃司の歌を振り付きで歌わされたとか、もしかしたら神楽坂や飯田橋の居酒屋だったのかなと想像してしまう。
また吉田修一さんの小説『湖の女たち』『横道世之介』『悪人』などを書いた際のエピソードなども触れられているので興味深い。
Posted by ブクログ
吉田修一がANAの機内誌で連載していたエッセイが完結。基本的には旅エッセイなのだけど小説を書いている際の取材のための旅行だったり制作の裏側(今巻だと『おかえり横道世之介』『国宝』、スパイ鷹野シリーズの映画の話など)をほんの少し覗けるのもファンとしては嬉しいポイントだったので終わってしまうのは少し寂しい。そしてしばしば登場していた猫の銀ちゃん金ちゃんの様子も猫好きとしてはたのしみだったので、それだけでもどこかでたまに書いてくれたら嬉しいな。まぁとにかく長い間お疲れさまでした。
Posted by ブクログ
吉田修一さんのエッセイは面白い。
猫ちゃんたちの様子もよくわかるし、【悪人】や【国宝】のようなハードな小説を書く方とは思えないほど、柔らかなエッセイ。
次も楽しみ
Posted by ブクログ
ANA機上でコンソメ飲みながら『翼の王国』のよしださんのエッセイ読むの好きだったな。終わっちゃったんですね。
旅、猫、パンデミック…日常と非日常を鋭く、でも切り口はやさしく切り取る筆がお見事でした。