吉田修一のレビュー一覧

  • 国宝 下 花道篇

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    一言じゃ言い表せない。喜久雄と俊介、どちらも本当に立派だった。ラストはとても綺麗な終わり方。個人的に影でずっと喜久雄を支え続けていた徳次が大好きだった。映画では全く出てこないようで、無念。

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    2026年01月31日
  • 素晴らしき世界 ~もう一度旅へ

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    国宝を書いた吉田修一さんのエッセイ。
    作家さんが、私たちと同じような日常を、どのように感じ取っているのかが垣間見えて、少し面白かった。面白かったというか、すらすら読めるからストレスがなかった。

    ANAと関連がある?エッセイらしく、
    「もちろん世界は完璧ではない。綺麗事ばかりではない。それはわかっている。ただ、この大きな青い空の上だけは、世界の素晴らしさで、世界の美しさで、満たしてもいいのではないかと、毎月そう思いながら連載を続けてきた」
    という文が素敵だった。

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    2026年01月31日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画化が決まる前にこの本を読もうと購入した。しかし、時代劇のような「ですます調」が肌に合わず、すぐに諦めてしまった。
    映画は大ヒットし、3時間以上あるのにあっという間だった、という言葉を半信半疑で観に行った。目を離せる場面など一切ない、近年稀に見る傑作であった。
    その興奮のままもう一度原作にあたった。やはり読みづらさはあったものの、頭に残像がある状態だったため、なんとか読み進められた。不思議なことに、その世界に引き込まれ、気がついたらこれまた最後まであっという間に読み終えた。原作と映画で異なるところは多々あるが、それぞれにおもしろさがあり、比較するとなおさら楽しい。

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    2026年01月28日
  • 国宝 下 花道篇

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    下巻の方が好きです。波乱万丈な人生をいくつも覗き見ているようで、ハラハラしてしまいました。時に語り口調で、読者を観客と見立てているところは、一緒に美しい舞台を見ているようで面白かったです。映画を観たばかりだったので、違いを比較しながら読むことができました。

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    2026年01月28日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を観てから本書を読み始めた人間でございます。映画は3時間という長編でしたが、飽きることなく鑑賞することができました。
    小説版も上・下と2冊構成であり大変ボリュームのある本となっております。映画を観たということもあり、映画との違う展開や映画では省かれている内容など、映画との違いを理解しながら読み進めるということに面白さ、楽しさを感じていました。
    下もすぐに読み進めて全体の感想を書きたいと思います。

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    2026年01月28日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    赤と白がすごい印象に残る作品だった。色んな意味で普通では無いからこそ、色んなものの対比の表現が所々出ていて、白と黒ではなく赤の意味も血に由来する表現や女性に当たる表現で強調されていた。一方で白は主人公の直向きさや雪、無を表現、強調されていて構成もすごいと感じた。
    本編としては最後の最後まで芸の道を極めた結果だったり、人生も全て賭けて高みを目指し、その全てを亡き父(悪魔?任侠?芸?)に捧げた。自分の中で解釈が難しく、それでも本当の最後はやはり父の仇を取りたかったのかと思うと。その全てが人生が役者だった?のかとか考察してしまう。
    ちょっともやもやの部分があっては正妻と弟子の関係を仄めかすシーンは裏

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    2026年01月27日
  • 国宝 上 青春篇

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    今でこそ歌舞伎俳優さんたち、みなスマートで金銭的にも社会的な地位という意味でも高いところにいらっしゃるが、おそらく歴史的に見ても興行の世界はやくざと近かったり、河原乞食と言われてきたように見下されたり不遇の時代もあったり、そんなこの生業の真の顔をしっかりと捉えた本作。役者の道から逃れられない人々の業やそれこそ血、きれいごとでは語れないえぐみ。「遊びも着るもんも、食うもん飲むもん、全部一流のもんや。そやなかったら、あんな舞台、恐ろしゅうて立てますかいな」と言う俊ぼん。「喜久雄、お前のことはもう諦めた。これはな、お前が真人間になるのはもう諦めたっちゅう意味や」と半二郎に言われる喜久雄。細やかな背景

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    2026年01月26日
  • 横道世之介

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    最近重い感動系の本でしんどくなってたから
    すごいちょうどいい本に会えた

    平凡なでも優しい、面白い
    印象的な人ではないけど印象的なある意味
    めっちゃ心温まるかも言われたら違うけど
    なんかこういう人と結婚したら良さそうやなとか思えるような本やった笑

    こういうのすき

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    2026年01月26日
  • 横道世之介

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    特に大きな波風はなく、地方から上京したとっても良い奴で至極普通の大学生である横道世之介の日常のお話なんだけど、その普通さが心地良くて前のめりになって読み終えた。加藤とのやり取りが特に好きだったな。国宝を読んだ時も感じましたが、吉田修一さんってその時々の心の機微や情景の描くのが本当にうまい!!形は違えど読者の青春時代のあれこれとした気持ちの琴線に見事に触れてくる。

    そして、続編があることに驚き。読みたいような読みたくないような…といいつつ、前のめりでまた読んじゃうんだろうな。

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    2026年01月26日
  • 国宝 上 青春篇

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    読み応えが抜群。
    優れた素質があったとしても、歌舞伎の世界ではその家柄が重要視され、血筋という自分では、どうすることもできない宿命がつけられ、それでもなを夢にむかって磨き上げる技。もがき続ける、若者も活動がよく描かれている。

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    2026年01月25日
  • 国宝 下 花道篇

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    歌舞伎の文字描写を読むだけで、多くの読者が感じたであろう『歌舞伎を鑑賞したくなる』が納得です。

    が、自分は想像力が乏しすぎてこの描写の素晴らしさが文字ではイマイチ伝わらなかったからに他なりません。

    映像で観たいです。
    特に『源氏物語』2パターンを吉沢亮さんと横浜流星さんで。
    って完全に映画に影響されとるやないかい!

    映画では描ききれなかった、
    最後まで欠かせなかった人物の徳次、
    年齢を経てからの喜久雄と周囲の人々、
    俊ぼんの生き様、
    何より水槽の中の錦鯉のようになってしまった《芸》という生物であった喜久雄、 
    人間国宝という人が人を公式に評価する難しさ等、読み応えある作品でした。

    喜久

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    2026年01月24日
  • 国宝 上 青春篇

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    ☆4.5
    映画後の読書。
    映画にはない、細かなエピソードや、義理母の愛、徳次との深い関係性に、驚きつつ楽しめた。
    話の展開をわかっているのに、この2人がずっと仲良く、ひたすらに芸を極めていって欲しいと切に願いながら読んでしまう。
    この厚みのあるストーリーを、
    ましてやまだ上巻のみ、、
    映画化するにあたって、よくも3時間に収めたなと、、。
    ここを省いたのか、、とか
    思考回路が純粋な状態で小説に没頭できてない。
    頭に吉沢亮、横浜流星、渡辺謙、寺島しのぶ、全て出てきてしまう。
    小説として、白紙の状態でも読んでみたかった。

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    2026年01月24日
  • 横道世之介

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    3分の1くらいから、本をめくる手が止まらず、残りが少なくなると惜しくなるような本だった。
    時代や季節の変化がとても丁寧に描かれて、それぞれの成長した姿と青春期のギャップが人の人生を考えさせられ、奥深くも感じた。
    知人のオススメで読んだけど、知人に大感謝。

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    2026年01月24日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を見て、どハマりした。3時間という長さも気にならないくらい、「国宝」の世界に浸り、感動した。ただ、ところどころカットされているのではないか、脚本になる時に原作と変えたのではないか、そう思える場面がいくつかあった。そこで、原作にあたり、答え合わせをしようと思った。
    小説は映画と違うところが多く、これはこれでおもしろい。数十年も前の設定なので、文体が少し読みづらいが、読み進めるごとに気にならなくなってくる。下巻を読むのが楽しみだ。

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    2026年01月23日
  • 国宝 上 青春篇

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    吉田修一さんの作品初読みです!
    2026年初作家7人目です。

    映画はまだ観ていません(^^;;
    家の近くの映画館でまだやっているので近いうちに観に行こうと思います。

    文庫で400ページの上下巻なので読めるかなとちょっと思いました。
    ヤクザだし歌舞伎だし、普段だったらあんまり読むことのない題材なのでそこも心配でした。

    でも、思ったよりも読みやすく、サクサクと進んで行きました。

    上巻は辛いシーンもありましたが、下巻で感想を書きたいと思います。

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    2026年01月23日
  • 路

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    国宝が大ヒットしているので吉田修一さんの好きな作品の感想を今さらですが書いてみます。

    この作品は台湾に頻繁に出張していた約十年前に読みました。
    当時一緒に働いていた台湾の仲間の中には日本に憧れる方や日本に留学されてた方や毎年日本に旅行に行く方がいました。一方で日本からの出張者の気持ちは自分自身がよく分かります。自分と彼ら彼女らを映し出してくれる作品でした。
    吉田修一さんらしい景色の描写も実際に行った事のある場所だと本当にまたそこを訪れた気になれました。
    また、台湾では新幹線を使って頻繁に移動していましたので作中の登場人物と実際の新幹線導入に携わった皆さんに感謝です。

    個人的には吉田修一さん

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    2026年01月23日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画視聴組です。

    月並みな感想だけど、小説には小説の良さ(こちらは浪花節的な人情を押し出している)があって良いですね。

    映画とは甲乙つけがたいです(と、言うかそもそもテキストメディアと視覚メディアなので比較出来ないんですが)。

    敢えて言うと、小説は後半に向けるにつれジックリと描写を重ねていくイメージ。目頭が熱くなる部分が沢山ありました。

    丹波屋(春江、一豊)のエピソード、綾乃のエピソードも丁寧で掘り下げが効いています。徳次、竹野も良いキャラクターですね。

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    2026年01月22日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画化で話題になっていたため読んで見ました。読み途中で映画館にも足を運びました。原作は上下巻2冊になっているだけあってボリュームがあり、映像3時間にはとても収まりません。そのため、登場人物がいなかったり、場面が丸ごとなかったりは仕方ないことなのでしょう。上巻は俊ぼんに再開するところまでです。

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    2026年01月22日
  • 国宝 上 青春篇

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    自分は映画が先です。
    映画もとてもよかったですが、原作とは別のものということでどちらも自分は高評価です。

    まず、映画では冒頭の新年会で歌舞伎舞踊を舞った喜久雄の相方・徳次は、ほぼここだけのシーンの人物でしたが

    原作では全編を通して重要人物です。

    映画では吉沢亮さん、横浜流星さんの歌舞伎の舞に重点を置いたもので、お二人の芸は本当に見事でお二人が
    顔だけの役者ではないことを実感しましたが

    原作に注目すると、喜久雄・俊介以上にこの徳次の存在が重要になり《歌舞伎の舞で観客を魅せる》こととの両立は無理ということになったのだろうことが窺い知れます。

    さて、上巻は地方の若い子たちの普通ではない生い

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    2026年01月20日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画観た後に読み始めました。
    最初は語り口調に慣れず、話に入り込めなかったため、本当に最後まで読み切れるのか不安になりましたが、内容が面白くて引き込まれました、

    映画でももちろん表現されてたとは思うけど、本の方がそれぞれの人物の"人間臭さ"があったように感じました。

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    2026年01月19日