吉田修一のレビュー一覧

  • パレード

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    びっくりした。
    クスッと笑える描写もあって、人々の暮らし、性格を細かに描いた会話劇のような面白い小説だと思って読み進めてたけど、もうページ数も少なくなってきたな、読みおわるな,って思ってた頃に衝撃的な文章が現れて、思わず、あれ?同じ本読んでたよな?まってこれ私の解釈が違う?あれ?という不思議な感覚がした。

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    2026年02月28日
  • おかえり横道世之介

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    ネタバレ

    世之介2作目。
    やっぱり良い。世之介の人柄がいい。
    やし、物語にしか存在せんようなとんでもない主人公、って訳じゃなくて、探せばその辺に居そう なキャラやから尚更気軽にも読めた

    ちょうど世之介が24.25歳位の1年間のお話。
    今の自分の年齢と重なる。でも生活は違いすぎて。
    フリーターでフラフラはしてても、考え方とか優しさは圧倒的に世之介の方が大人な気がする。

    世之介に会ってみたい笑

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    2026年02月28日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画が面白かったので読んでみました。
    尺の都合もあるのでしょうが語られていなかったシーンが多く、読み応えがありました。
    歌舞伎のことを知らないので調べながら読むことで映画より理解しながら話を進められたのも良かった。

    続きが気になる!というところでスパッと場面転換するシーンが多く、もっと深堀りできる所をあえて語らない構成も想像を掻き立てられて良かった。

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    2026年02月27日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画「国宝」が見たくてこの小説を読みました。実を言うと、吉田さんの書き方は自分にとってちょっと分かりにくいでした。長文と歌舞伎に関するいろんな言葉が難しかったけど、ストーリーは非常によかったです。普通の青春小説とは違って、興行界のなかに成長する少年たちの困難や悩みが描かれた素晴らしい一冊でした。時々作者が直接読者に伏線を張るのも面白かったです。
    歌舞伎が見たことない自分には物語を想像するのが難しかったけど、喜久雄、俊介、徳次の複雑な関係は読む経験をより良くさせました。

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    2026年02月25日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    映画『国宝』が大変よかったので、読書好きとしては原作を読まずして語らいでかと思い当然読み始めた。
    映画はところどころ端折ってたけど、それでもだいぶ原作に沿って流れててくれたんだなと。
    原作のほうは歌舞伎の舞台の描写はいまのとこほぼない。から映画で観たあの美しい舞台演出を頭に描きながら読めたのでそれも映画を先にしてよかったなと思った。

    そしてなによりも徳ちゃん…
    原作のもう大きな違いは徳ちゃんの存在だよ…
    映画の喜久雄は、(まだ上巻では出てないけど)「ほかになにもいらないから芸をください」と悪魔にお願いして、家族も捨てて人間国宝になって、ああ芸を極めるのってなんて孤独なんだろう、と思ったけど、

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    2026年02月24日
  • パレード

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    恋愛関係にはない男女4人の共同生活を描いたストーリー。シェアハウスでもないのにこんな共同生活なんて、個人的には考え難いが、まあこういう若者もいるんだろうな。あらすじに「男娼のサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…」とあるが、特にそんな波紋というほどのことは起こってないよね、サトルのことはあまり好きになれないけど…と、のんきに読んでいたら、びっくりした!読み返したいけど、読み返す勇気が今のところ湧かない…。

    「国宝」を読んで以来すっかり吉田修一作品にハマっている。なんてことのない平坦な日常をうまく掬うこの文章力に唸らされる。

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    2026年02月23日
  • 国宝 下 花道篇

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    昨年映画を鑑賞して感激したので読んでみた。

    映画を観た記憶と重ねて、この場面をカットしたのかとか、この二人にはこんなやりとりがあったのかとか、答え合わせをするように楽しんだ。頭には映画に出演している俳優さんが浮かぶ。次は小説を思い出しながら、映画を見返してみたい。

    この長編大作を読んで、映画にしようと考え、実際につくりあげた李相日監督ってすごいな。もとはこのお話を書こうと黒衣を実際に経験して取材を進めた吉田修一さんもすごいな。表現への執念のようなものを感じる。小説の登場人物もまさに芸への執念がすさまじかった。やはり坂東玉三郎をおもってしまう。天才で努力家ってところがすごいんだよなぁ。

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    2026年02月21日
  • 森は知っている

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    高校生の鷹野一彦は産業スパイの組織に所属する
    親友の柳の逃亡
    仲間の裏切り
    組織の上司の風間が厳しいながらも柳の命を必死に守ろうとする。一日頑張れば、その次の日も頑張れるという言葉が、心に刺さりました。人間、どこかで逃げずに立ち向かう時期も必要ですかね。

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    2026年02月19日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を観て、皆さんのレビューを読みまくってやはり原作が気になる。文庫が出たので手に取りました。私は本を読む時、登場人物の声とか見た目が頭の中で作られその人たちが動きます。なので上手くイメージできない人がいたりしますが今回は逆。
    映画に出演していた俳優さん達が鮮やかに動き回ってくれました。
    それ故に、カットされた話をよむと「まさかここまでのことがあったとは」と続きを読めなくなるくらいに苦しくもなり。
    映画では映像の美しさに取り込まれでしたが、裏で私の想像以上の苦労があったからこその美しさなのだな、また観たいなと思いました。
    後半、読みたいが読みたくない。
    わたしはこのしんどさを受け止められるのか

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    2026年02月18日
  • ミス・サンシャイン

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    最近の文庫で、読み切れそうだったので、初読み吉田修一さんです。現代の若者の恋愛の機微をも描く、都会派純文学。知り合いの女性がさらっと「ファンなんです」と言っていました。分かります。私も見習います。

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    2026年02月17日
  • 国宝 下 花道篇

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    残念ながら歌舞伎は1度も観たことがないのです。歌舞伎座の前はいつも歩いていたのにお土産物のところでストップ、せいぜいTVの切り取り画面でしか知りません。この小説は女形役者の一代記として楽しく読ませていただきましたが、よくもまぁ次々と事件が起きる。それはそれで面白いと思いますが、読むよりもぜひ映像として映画で楽しみたいと思いました。時間を見つけて映画館へ行ってみようと思います。

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    2026年02月17日
  • 国宝 下 花道篇

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    まず最初に映画を観てから本を読んだので、映像美を思い浮かべて実際に観劇している気分に浸りながら読み進むことが出来ました。語り口調での文体がとても読みやすく、『藤娘』『道成寺』『曽根崎心中』『阿古屋』は実際に観てみたいと思いました。このラストは…喜久雄にとってはハッピーエンドになるのかな?!

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    2026年02月13日
  • 罪名、一万年愛す

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    ネタバレ

    東京空襲で戦災孤児となるも、地獄から這い上がり、戦後の社会経済システムを構築した梅田翁。彼の秘められた生涯が明かされる。現実に戦後復興の波にうまく乗り、怪物実業家として王国を築いた人物は、大下英治氏や佐野眞一氏の小説で読んできた。とりわけ実体験をもとに描く野坂昭如氏のアニメ映画『火垂るの墓』なんぞは、まさにサバイバーズギルドの告白だった。ここでは、生き残ったことへの感謝と贖罪がSF手法で描かれる。今や夢物語ともいえぬ人体冷凍保存による永遠の愛の誓い。瞬間蘇生の結末には思うところあれど、登場人物が皆温かい。

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    2026年02月12日
  • 国宝 下 花道篇

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    まず驚きましたのは、その文体でございます。語り口と申しましょうか。先日読み終えた三浦しをん先生の「小説の書きかた講座」がふと頭をよぎります。これはまさしく少し昔の小説に多かったといわれております「三人称多視点」という手法でございましょう。そして、一体誰が語っているのかという疑問でございますが、こんなことを思いましたのも、しをん先生の著書を読んだばかりだからでありまして、それ以前でしたら、きっと気にもとめずにおりましたことでしょう。

    なんて真似して書いてみたけれどギブアップ。この物語をただ読むだけでも、この調子でずっと続くんだよなあ、上下巻読み切れるかなあと不安になったくらいだから、書くなんて

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    2026年02月12日
  • 国宝 上 青春篇

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    読みにくいと思っていた文体も半分くらいからは慣れて面白く読めました。途中、長いなぁと思うところもありましたが喜久雄くんの歌舞伎が好きだという純粋な思いには感動。いじめじじいの鶴若は早くくたばれ。

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    2026年02月13日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    映画鑑賞後即購入しました。
    映画よりも、もう少し人の心があったのか、喜久雄さん、というのが第一印象です。
    人の心どころか、あまり人に心情を語らないだけで、めちゃくちゃ人情あるんだなと思いました。
    歌舞伎や映画でのいじめの描写は辛かったです…。
    歌舞伎でも日常でも、映画では孤独な闘いと感じましたが原作では徳ちゃんがいたんですね。
    彼の存在は大きくて魅力的、喜久雄さんの傍に誰かがいた事に安心しました。
    他にも春江さん、2代目半二郎さん、奥さんの幸子さんと、魅力的な人物のお話にも触れる事が出来て満足です。

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    2026年02月11日
  • 横道世之介

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    大学時代を思い出させてくれる、私にとってはノスタルジーな作品。
    長崎出身で大学のため故郷を離れる設定が、長崎の田舎生まれで大学は都会に行った自分の境遇と重なった。
    退屈でしかたなく、それでいて些細なことで忙しく面倒で、出会っては別れを繰り返していた、大人になりかけだったあの頃が懐かしい。そして、もう一度あの頃に戻れたら、と心から思う作品だった。

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    2026年02月11日
  • 国宝 下 花道篇

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    極めたもののみが知る世界みたいなものを、凡人として見させてもらった感じでした。
    物語の進め方がずっと紙芝居のような第三者視点で描かれていたからそれを強く感じたんだと思う。
    週刊誌に、喜久雄のめでたいことの裏に起きる悲劇のような書かれ方をされていたけど、私がその時代に生きる人間だったならば、確かに‥と思ってしまっていただろうなあと思う

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    2026年02月10日
  • 国宝 下 花道篇

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    役者の道を精進して、人間国宝になり、その道を全うすることの過酷さと、その精神の果ての悲しみと哀れさが併せ持つ深みのある人物像が描かれている。

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    2026年02月10日
  • 横道世之介

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    世之介。自分まで世之介と呼びたくなる。
    日常の風景描写が多くて、よのすけが長崎から上京してきての大学一年生の1年間を月毎に追いかけていく…
    時も流れて遠く離れてなかなか会えなくなって、何年か経った時にふと、「あ、そういえばあんなんあったな」「あいつ面白かったな」とか思われたい
    そういう何気ない風景の中にいつもいるみたいなのが豊かさの象徴な気がする

    これ、高校の時に多分読んだはずでタイトルだけはずっと覚えてて。でも読んでみると内容はあんま覚えてなかった。なぜか阿久津結のアイプチは覚えてた笑笑

    カメラの描写は好きやったなあ
    ちょうど最近カメラ買ったしまた撮ってみたくなった

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    2026年02月09日