吉田修一のレビュー一覧

  • 7月24日通り

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    春名さん好きなんす。……と、それだけでもいいんだけど、一応もう少し。表題作が好きでした。もう一つの方のノンフィクションの方は、内容が内容なので、ちょっと痛い。これの映画も観れたら観たいのだけど、ちょっと時期的に無理かもだなぁ……。

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    2009年10月04日
  • 路

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    台湾新幹線のお話という事でもっとプロジェクトXっぽいかと思いましたが、いい意味で予想を裏切ってもらいました。

    吉田修一さんの作品は人間を描くのが上手だといつも感心しますが今回はいい方の人間臭さが目立つ内容で台湾の人の優しさ、おおらかさがとても心地よかったです。

    後、一番は台湾の空気、匂い、そして南国の蒸し暑さ、それがすごく伝わって来ましたね。

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    2026年03月29日
  • パレード

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    ネタバレ

    直樹の章の最後で、全くジャンルが異なる本になる。
    共同アパートで暮らす5人を丁寧に描いた群像劇のように進んでいく。
    サトルが新たに入居して不穏な空気になるがそれがミスリードのまま終わると思いきや、まさかのそれをオチに持ってくる衝撃の展開。
    読んでいて全く予想できなかった、ただこの作品のジャンルがとても難しいと思った。
    オチありきならミステリーになるのだが、それだとオチの衝撃が無くなってしまうだろう。
    しかし、純文学と言われればオチによって全く異なる性質に変わるので純文学ではない、故に非常に難しい本の紹介になる。
    紹介する人の技術が問われる小説なのかもしれない。

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    2026年03月28日
  • 永遠と横道世之介 上

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    少し前に読んだ『太陽は動かない』でもコメントしたが、改めて吉田修一の表現力の広さ(深さ?)には恐れ入る。『横道世之介』シリーズの三作目として、これまでの軽妙な表現や内容は、『悪人』『怒り』『犯罪小説集』等の「重さ」と『太陽は動かない』の「ダイナミックなアクションもの」とは全く別物で、シリーズの期待どおり思わず笑ったりホッとさせたりしてくれる。第一作目の映画化のとおり、世之介は主演の高良健吾君をイメージしながら読んでしまった。
    (小説の内容については下巻も含めて全て読んだところでコメントさせてもらう。)

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    2026年03月27日
  • 国宝 下 花道篇

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    自分からは手に取らないと思っていたが色々な方が推薦していたり、映画がヒットしていたのだ読んだ。
    普通に面白かった。歌舞伎は一回しか見たことがないが、色々実際の舞台が思い浮かぶほど描写が良かった。映画を見るのが楽しみ。

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    2026年03月27日
  • 悪人 新装版

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    やはり吉田修一作品すごいなあ。
    いったい悪人とはなんなのか。見栄を張り平然と嘘をつくものなのか。殺しはしないが人の心を弄びなんとも思わないものなのか。追い詰められて人を殺すものなのか。愛を貫いて法を破るのが悪人なのか。知りもしないで外野から批判する者たちなのか。
    2人にとっては逃避行だったけれども、孤独な者同士が初めて繋がる居場所だったんだろう。究極に切ない。
    長崎弁で書かれているからか素朴さを感じながらもかえって剥き出しの感情が刺さってくる。
    「その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくるような人たい」という父親のセリフや「祐一、逃げたら駄目よ。怖かやろうけど、逃げたら駄目よ。

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    2026年03月25日
  • 国宝 下 花道篇

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     昨年の夏に映画版を見た。
     三時間超の長丁場。良かったことは間違いなく良かったのだが、それでも後半はなんだかダイジェスト版を見せられたように感じてしまった。
     原作は上下巻本なのだから、これは絶対にもっと書き込まれているはずだと確信できたので、一度きちんと読んでみたいと思った。

     最初に意外に感じたのが敬体――「です・ます体」で書かれていたことだった。
     なぜこの文体を選んだのか。
     しかも、その語り口は“神の視点”ではなく、何やら人格を感じさせるものがあり、それが若干ノイズのようにも思えたのだ。
     著者は、自身黒子として歌舞伎の現場取材を重ねた上で本作の執筆にあたったという。その取材経験

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    2026年03月24日
  • 国宝 下 花道篇

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    あまりにもドラマチックで圧倒されてしまいました。芸能界ってこういう起伏の激しい人生を生きる人が多いように思えます。歌舞伎の好きな人だと本当にのめり込んでしまうでしょう。映画が大ヒットしているのも納得。主人公の喜久雄がまだ幼かった娘に「悪魔と取り引きしてたんや。日本一の歌舞伎役者にして下さい。他のもんはなんもいりませんって」と話すシーンが印象的。

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    2026年03月22日
  • 横道世之介

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    大学進学を機に上京した横道くんの青春物語。
    冴えない青年だった横道くんが、読み進むにつれて気付いたら成長してる。すごく垢抜けたとかではなく、自然な感じが絶妙。
    友人たちのその後が描かれているのが良かった!

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    2026年03月21日
  • 昨日、若者たちは

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    何気ない景色も、当事者にとっては人生が変わるきっかけになる。言葉にはし難いけれど今から何かが変わるような、新しい自分が始まるような。得体の知れないけど確実に存在する空気感が描写されていて頭がすきっとした。

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    2026年03月19日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    会社の同僚たちが次から次へと映画『国宝』を観に行きました。映画を観て小説を読んでも小説を読んでから映画を観ても良いよと言われたのですが、映画を観る前に小説を読みます。
    読みながら喜久雄のイメージは横浜流星だと思ったのですが違いましたね(笑)。読んでから映画のキャストを見ました。

    語り口調で話が進むのも俯瞰的で良いです。
    喜久雄はいい人に恵まれましたね。
    いつでも喜久雄の味方になってくれる幼馴染の徳次、愛情深い父の後妻のマツ、喜久雄を目の敵にしているように見えるけど実は…な体育教師の尾崎、そして、喜久雄を引き取って稽古をつけてくれた歌舞伎役者の半二郎。半二郎の息子の俊介も喜久雄をライバルとして

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    2026年03月21日
  • 国宝 下 花道篇

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    久しぶりに小説の終結に呆気にとらえました。
    これは間違いなく、年取ったらもう一回読み返したい一冊です。今の私に分からない部分がとても多かったが、面白くて面白くてたまらないお話でした。
    「国宝」とは、人の気持ちを具体的に描く小説ではないと思います。むしろ、その気持ちによって生まれてきた行動や考え方についてです。
    私は映画を見る前に小説を読みました。おかげで、歌舞伎がどのように見えるのかはちゃんとわからずに読み続きました。しかし本当に興味深くて、少年時代から世界の天辺に立つまでの秀作小説でした。

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    2026年03月16日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画が大ヒットしているので読んでみました。台本を読んでいるかのよう。 歌舞伎にはさほど興味はなかったのですが、テンポも良くどんどん読み進めていくことができました。印象に残ったところは 「歌舞伎役者というのは、その家族を含めてのことだと幸子は感じます。舞台に立つのは役者一人ですが、興行会社や劇場、観客やマスコミなど外敵にも味方にもなる相手から家族全員で身を守り、戦い、生き抜いていかねばならないのでございます。」というところ。

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    2026年03月15日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    心情描写と情景描写が一体になって流れていって、美しいなぁ。特に好きだったのは幸子の気持ちと松の枝を切る鋏の音が重なるシーン(p278)。俊ぼんの見つかり方は原作の方が好き。あと、万菊の「木を見るようで森を見せる指導法」いいな。私も職場の後輩にしてあげられるようになりたい。

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    2026年03月15日
  • 怒り(下) 新装版

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    最初はちょっと自分に合わないかなと思いながら読み進めていたが、上巻の最後の方から引き込まれ、あっという間に下巻を読み終えた。最後は涙と感動が。恐るべし吉田修一。

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    2026年03月15日
  • 怒り(上) 新装版

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    最初はちょっと自分に合わないかなと思いながら読み進めていたが、上巻の最後の方から引き込まれ、あっという間に下巻を読み終えた。最後は涙と感動が。恐るべし吉田修一。

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    2026年03月15日
  • 国宝 上 青春篇

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    いつもなら、映画見てストーリー知ってるから小説はいいかな と思うのだけれど、
    あまりにも原作も映画もどちらも素晴らしいというコメントをあちこちで見かけるので原作を手にしました。
    結果、最高。
    読んでよかった。この上下巻をわずか3時間の映画にしたのが凄い。

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    2026年03月13日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    評判が良いので読んでみた。

    長崎から東京の大学に上京し、大学生を謳歌する世之介。青くて若い生活楽しいー!と思って読み進めていたら急に現在軸になり…。


    世之介、亡くなってしまっていたのね。それまで楽しく読んでいたのが一変、見え方が変わって世之介のその後の人生に想いを馳せてしまった。

    青い時間が色褪せてしまうことも、過ぎた日々に想いを馳せることも、懐かしい誰かがもう側にいないことも、何も変わったことではなく誰もが日々の中で感じることである。あんな人いたな、こんなときもあったなと感じたことや触れたこと、人生の全ての起点はそこにあるのかもしれない。

    とても現実的な小説だった。学生のときの翔子

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    2026年03月13日
  • 国宝 上 青春篇

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    歌舞伎役者花井半次郎の息子の俊介
    芸の素質のある元任侠の息子の部屋子の喜久雄

    血筋か芸の素質か
    ふたりは同じところを目指していく

    映画を観たあとに読むことになった

    映画では原作での要所要所をピックアップしてスケールの大きな壮大圧巻な舞台を創っているのに対して
    原作はエピソードを重ねて細部まで創られている印象を受けた

    原作は原作で
    映画は映画で

    違った楽しみ方ができて良かった
    下巻も読もうと思う

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    2026年03月11日
  • 横道世之介

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    素直で憎めない、正直な男。
    ちゃんと悩んでるしできれば楽に暮らしたい。それを周りに伝えてても恥ずかしくないと思えるとこが魅力的な人なんだなと思った。

    個人的には何か事件があってそれを軸に進むストーリーが好み。なのですげー良かった!というほどのめり込めなかった。

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    2026年03月08日