吉田修一のレビュー一覧

  • 国宝 上 青春篇

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    歌舞伎界という究極の血統社会で血のない苦しみを背負う喜久雄
    血への渇望が彼を芸へ追い立てているのだろうか
    血筋も才能もあるのに喜久雄に追いつけない俊介
    血統はスタートラインを与えるけれど芸を保証してはくれない
    血も芸もどちらも呪いだ

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    2026年06月21日
  • 国宝 下 花道篇

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    話題になるだけあって面白かった。全ての人物が色々複雑な想いをまとっていて、余韻がすごい。芸を究める人は俗世とかけ離れるのだなとも思った。読み返すとまた新たな見方が出来るかも。

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    2026年06月21日
  • 国宝 下 花道篇

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    作品を通して、作者の語り口なのにここまで登場人物に感情移入できるのはお見事。映画を観たいと思ったときには上映期間終わってて草。映画館で観るのが一番なんだろうけど、仕方ないから何かで観る(p_q*)シクシク

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    2026年06月19日
  • タイム・アフター・タイム

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    ネタバレ

    532頁というボリュームと思えないほど、読みやすい◎
    読んで後悔なしの1冊!

    「過去が、あんなに幸せそうだったのに、現在は、なぜこうなった?」

    この点が、気になり、とにかく読むスピードが上がり、夢中でページをめくっていました!

    オッソーの現在の問題と過酷な生い立ちの部分で、胸が痛くなり、読むのが辛くなるシーンもあった。
    だからこそ、2人の恋のシーンが輝いている。

    これぞ恋愛小説。
    ただ、うまくいくことばかりが恋ではない。

    切なくて。
    眩しくて。

    終わってほしくない、2人の物語。

    オッソーと愛。
    物語には、現在の2人がどうなっていくまでは書かれていないけど。
    2人には、どうか幸せに

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    2026年06月19日
  • タイム・アフター・タイム

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    チャンプのロッカーで涙腺崩壊。過去の別れも「今」を形作ってるし、陳腐な表現かもしれないけど、人をこんなにも好きになることの尊さを思い知りました。

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    2026年06月18日
  • 永遠と横道世之介 下

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    ついに横道世之介が終わってしまった。

    大学生の世之介と出会い、20代のフラフラしてる世之介を心配し、ついに彼も30代最後の歳になり、責任感のある大人になってしまっていた。が、やっぱりちょっと抜けていて、憎めない世之介がいた。

    クセがあるけどいい人ばかりの「ドーミー吉祥寺の南」のメンバーや世之介を慕う後輩のエバや先輩の南郷さん。永遠の恋人二千花。みんなみんな素敵な人たちばかりだった。

    今回も飄々とした世之介から、いろいろなことを学ばされた。

    時折、世之介が語る死生観。それは、かつての恋人二千花に対してのものなのかもしれないが、世之介のこれからに対する伏線なのかなと思うと切なくなった。

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    2026年06月18日
  • 国宝 下 花道篇

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    凄まじかった。
    再読ながら、読み終えた後にくる衝撃は
    1回目に読んだ時より
    今回の方が上回っていたと思う。

    喜久雄は狂人になったのではなく
    舞台のあちら側へと行けたんだろうな。
    あちらの世界と一体化し、永遠に終わらない、幕が引くことのない美しい世界へと行けたのではないかな。

    それが幸せな事なのか、はたまた不幸せなのかは
    きっと現実の世界を生きている私には分かりようがない事なんでしょうね。

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    2026年06月18日
  • 永遠と横道世之介 上

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    文庫が出たら絶対に買うぞと思い、約3年。ついに文庫化。上下巻一気に購入。

    貧乏暇なしのカメラマンになった世之介。

    大学生時代からずっと見守ってきたけど、ずっと頼りなくて、でもなんだか憎めなくて。ちょっとした事件も笑って丸く収まってしまう。

    そして、出てくる人たちがみんなクセの強いいい人たちばかり。

    世之介はやっぱりいいなぁ。

    続きは下巻へ。

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    2026年06月15日
  • タイム・アフター・タイム

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    ネタバレ

    どうしようもなく大切で、愛しくて、
    でも、帰れない日々。

    主人公二人が、好きで好きで大好きで、
    壊れそうなくらい想い合う。

    それは、ピュアで美しく、
    はち切れそうなくらいの想いなのに、
    小さな針やナイフやナタで切られるような
    出来事が重なり。

    好きな想いを壊れないように、大切に大切に
    逃げて守って生きていく。
    それでも、人の心は慣れや疲れやどうしようもないものに
    擦り減らされ、削られ、傷つけあってしまう。

    それさえを、良かったと思える未来。

    颯の子供が、弱いものを助けようとした姿。
    それは、子供の成長であり、颯の親としての育て方、姿があったから。
    そして、そこには流れた時間があり、あ

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    2026年06月20日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    吉田修一読み終わった。良かったけどな、みんなの評価低いねんな。731部隊のことは知らんかったわ。ドSのドMを見つける能力すごい。そこにこそ一瞬の生の輝きがある。

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    2026年06月10日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

     映画の記憶を呼び起こしながらも、一から読もうとじっくりページをめくった。吉田修一さんの他の色を見せてもらった感じがする。

     花井白虎の残した多額の借金を喜久雄は自ら引き受けた。「当たり前や。‥‥それにな、誰かの世話になるっちゅうのは、そういうことや。同じ極道の出やないか。徳ちゃんにかて分かるやろ?」と当然のように言った。
     歌舞伎が好きで好きでたまらないという喜久雄。徳ちゃんも俊介も万菊さんも‥登場人物がとにかく魅力的。

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    2026年06月08日
  • 国宝 下 花道篇

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    歌舞伎のことある程度わかってないと、読み辛いかもしれない。なんだったら、もっと舞台に立っていたい言う喜久雄の気持ちがよく分からなくって。6年前のあの出来事からどうしちゃったのか。
    辻村のまさかのカミングアウトもそうだし、徳次せめて連絡ぐらいしたらいいのにとか。
    色々気になるまま終わった。えぇえ

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    2026年06月08日
  • 国宝 下 花道篇

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    始まりから終わりまで、
    息つく暇なく読み終えた。
    すごい引力で、物語の中へ
    連れていかれ、大団円にたどり着いた。

    好きであるということの魔力。
    その魔力に取り憑かれた人たち
    それぞれの人生。
    読み終えて、思いを馳せると
    じんと深く胸に染み入るような感動がある。

    歌舞伎についても、時代についても
    そこに生きる一人ひとりについても
    丁寧にじっくりと描かれているからだろう。

    みんな、生きて苦しみの中に喜びを見出して
    消えていく。

    美しい雪のように、降り落ちて
    消えていけたらいいなぁ。

    読後、しみじみと思った。

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    2026年06月08日
  • 国宝 下 花道篇

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    文学的な作品。
    仮に舞台が欧州で題材がバレエなら世界文学として受容されるのではないだろうか。
    血筋、家族、師弟、芸道……
    様々な事が描かれながら人生を駆け抜けていく。
    圧巻の一大絵巻。

    印象に残ったのは人の縁かな。
    縁があった人との関わりが今と違っていて血の通った感じがしたかな。

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    2026年06月06日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    面白かったです。歌舞伎の知識が全くない中で読み進めましたが、演目の説明が易しくて理解しながら進められました。読みながら舞台の雰囲気をもっと掴みたくなり、NHKでやっていた『積恋雪関扉』を録画して見たりしました。実際の歌舞伎は長唄や会話が理解できなくて、言葉の壁を痛感しました。国宝を読んだだけでは予習に及ばないため、歌舞伎を楽しむきっかけとしては良い作品になりました。

    下巻の最後の方は喜久雄が狂っていきましたね。舞台が好きで堪らないから自分から進んで狂っていったようですが、周りの人たちは一目置くと同時に好奇な目で見ていたのだと思います。最後は舞台から降りて演技を続けて、車にでも轢かれるのでしょ

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    2026年06月06日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    文体が源氏物語みたいな、語りスタイル。
    それがいいのかリアルに感じる。フィクションなのに。

    最後の方の舞台に狂う喜久雄はじんとくる。
    神はたぶん欲しいものを与えて、それ以外をちゃんと奪って行ったんだなって。間違いなく契約したのは悪魔じゃなく、芸の神様だよね。だって芸は極めたわけなので。

    最後まで歌舞伎の世界にいるからメリーバットエンド?でもそんな安い言葉で片付けたくないし、ハッピーエンドということにします!

    夢は叶ったしそのほかもいうことないのに、悲しいのは今までの辛い経験とかを、主人公が舞台から抜け出せなくなって、忘れているからかもしれない。

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    2026年06月05日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    面白かった。
    人と人が絡まり合って。愛憎、なんて言葉じゃすまないような人間関係。
    上巻では血をがぶ飲みしたいと言っていたけれど、血より濃いものを見せつけられる。

    さて、これがどう映像になるのか、楽しみ半分怖さ半分。

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    2026年06月02日
  • おかえり横道世之介

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    「あとはここから浮かび上がるだけ」

    横道世之介シリーズ第二部

    おかえり横道世之介は初めて読んだけれど今回も号泣してしまった。
    良い言葉が沢山あった。

    善良であるって単純なことなんだけれど、こんなシンプルなことが一番難しかったりする。
    世之介の善良さは天性のものだ。

    だから、「人生で疎遠になった人の代表」なんだろうな。なりたいな。また会いたいと私が思ってる人達がそう思ってくれてたら嬉しいな。

    けど世之介はこんな烏滸がましさもないんだろうなぁ

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    2026年06月01日
  • 永遠と横道世之介 上

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    横道世之介最高ですね
    世之介がどんな不思議な行動をとっても全く憎めないキャラ
    世之介の周りに登場する人物も全て憎めない良いキャラを世之介が集めてきて育ててるような感じがします

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    2026年05月31日
  • 国宝 上 青春篇

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    三人称の物語の語り口調のもなかなかなれず、積読かと思った途端に惹き込まれてしまった。

    一般人が思いつかない様な歌舞伎の世界、喜久雄や俊輔の苦難の物語の始まりであった。

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    2026年05月30日