吉田修一のレビュー一覧

  • 国宝 下 花道篇

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    以前単行本で読んだけど、文庫は巻末にある解説を読めるのがイイね。
    数年ぶりの再読なので、忘れてたところとかずいぶんあった。こんなエンディングだったか…
    喜久雄は正気を失っていくけど、ふしぎと悲しくない。幸せそうに思えるから。
    著者の他の作品があまり好きではなかったけど、これは本当に名著。多分また読む。

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    2026年02月08日
  • 国宝 下 花道篇

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    歌舞伎に取り憑かれたかのような生き様をこんなにも表現できるなんてすごい。共感とはまた違うけれど、喜久雄たちの人生にすごく惹き込まれて圧倒された。本も読んでよかった!!

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    2026年02月08日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画を見てから原作を読みました。

    語り口調で物語が進んでいく小説。
    語り手により客席から喜久雄たちの歌舞伎を見ている気分になれました。
    仕事から帰って、小説を開くと語り手によってこの『国宝』の世界へと案内される。そんな日々がとても楽しかった。続きは気になるが、『国宝』の世界から出るのが嫌だと思うくらい面白かったです。

    語り手の正体は、一体誰なのでしょうか。

    原作と映画どちらがよかった、とかではなく両方よかった。時間の都合や映像にする都合などで、映画は原作から変更された部分が多かったですが、原作を読んでから映画を思い返すと、あの俳優さんの演技は原作でのこの部分の登場人物を表してたんだ、と腑

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    2026年02月08日
  • 永遠と横道世之介 下

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    横道世之介シリーズを読んで、
    なんてことない日常を幸せと思える世之介
    人を大切に思える世之介に出会えて良かったと思う。

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    2026年02月08日
  • おかえり横道世之介

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    前回は田舎から東京に出てきた初々しさ溢れる感じだったけど、今回はのっけからまともに働きもせずパチンコ通いで20代半ばにして廃れたおじさん的な横道にズコーっとした。でも、相変わらず、天然の素直さと図々しさは健在で、色々楽しませてくれました。運転の時はとてつもなく慎重な横道、良いぞ!笑

    あのラストで続編なんて…と思ったけど、前作以上に面白く読めました。前作の登場人物がほとんど出てこなかったのは寂しく感じましたが。次作も楽しみ!

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    2026年02月08日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    映画観てから読んでよかったー。
    徳次あっての喜久雄じゃないか。
    映画での春江のセリフと行動で腑に落ちない部分があったけど、元々徳次の言葉だったことが分かって得心した。
    映画は上手く切り取って作りましたね。

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    2026年02月05日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    襲名する前までを読んで映画鑑賞。
    映画では端役の説明が少ないところを本で補完できたので良かった。あらすじは知らないまま映画を見たので物語の流れは、映画を初見として楽しめたのも良かった。
    映画、本と内容が大きく違うところはそれぞれの良さがあり、脚本家も作家も素晴らしい作品の構成に感動。
    最後は、映画の方が好みかな。
    本は喜久雄の最後が悲しすぎて、、せめて人間国宝になったのを知ってからだったら良かったのに(T-T)

    後半は映画鑑賞後に読んだので、違いを楽しんだり、頭の中で映画の俳優陣を思い浮かべながらでより堪能。
    本も映画も何度か楽しみたいと思える作品。

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    2026年02月05日
  • 国宝 下 花道篇

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    上下巻の長編は読むのが大変だなぁ(読むの遅いので)と映画を先に観ました。そしてとても感動したんだけど、原作はもっとスゴイ‼︎と聞いて読むことにしました。

    率直に言えば、映画と原作は別々の作品だと思いました。原作読んで、最後は号泣です。本当に読んで良かったです。
    映画も原作もどちらも私は好きです。でも映画だけしか観てない人にはぜひ原作を読んで欲しいなと思いました。

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    2026年02月04日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    映画を見た。美しい映像に食い入るように見た。映像は一個の芸術作品で説得力に満ちていた。それでも熱がひけてくると、登場人物の行動にハテナが多くつき、それであればと原作小説を読むことにした。
    この小説にはハテナはない。ガラスケースに閉じ込められた美術品、あるいは絵はがきのようなポートレートではなくて、においのする人間が生きている。この話は「ミミズク」たちと「山」たちの生き様かもしれないと思った。価値観も立場も違う皆それぞれに、幸福と不幸がある。何が正義でどれが悪なのか、一様に決められないのが人の生なのかと思わされる話だった。
    喜久雄の歩む道は険しいけれど、小説は孤独でなくて救われた。
    下巻も楽しみ

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    2026年02月03日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    映画は長いなと見るか迷っていたところ本の方がいいと薦められて読んだ。上下巻併せての感想。
    物語の最初は、九州の暴力団勢力の話なので、誰が誰やら状態で、ナレーションがですます調なのもしっくりこず入り込みづらかった。しかし、喜久雄が大阪に行くあたりから没入していった。歌舞伎の知識はほとんどなかったが、先日マツコの知らない世界で演目の説明を見ていたのでその分入りやすかった。演目については登場人物の心情の説明が丁寧で、登場人物の心情と重ね合わせることもあり、文章でも素晴らしさが伝わってくるものだった。だが、それよりも喜久雄と俊介の歌舞伎へかける思いが切実に描かれており、2人を取り巻く人間模様も丁寧に描

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    2026年02月01日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を観てから読みました
    映画のシーンがふわっと思い出され
    読んで良かったです

    映画には出てこなかった話しが出てきて
    あーそういうことだったんだね
    と、思いながら読み進めました
    読みやすかったです

    下巻が読みたい!


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    2026年02月01日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を見てその後偶然 コンビニで見かけたので購入しました。映画よりももっと詳しく いろいろな話があって 引き込まれます。これを読んでから映画を見るとちょっとびっくりするかも。下巻も楽しみです。

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    2026年02月01日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    ジェットコースターの様でございました。ほっとしたらまた波乱の連続。

    また、この語り口が癖になる感じで、普段の会話にまで影響されているのでございます。

    映画の方も見てみたいものでございます。エピソードはだいぶ削られているとのことですが、きっと本では表現しきれない映像としての美しさが楽しめることでございましょう。

    最後に徳ちゃんがすごいことになって帰ってきたのは、大変嬉しうございました。

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    2026年01月30日
  • 横道世之介

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    「青春小説の金字塔」と言われていたので読んでみた。
    久々にここまで読後感が気持ちいい作品に出会えた〜!
    本当にしょうもなくて、あったかくて、自分でもなんでこんなに感動しているのかわからない、でも泣けてくる。
    人生ってそんなに色々なことは待ち構えてなくて、だから大切な季節があるんだな、と改めて思えた。
    世之介の1年にめいっぱい詰まった楽しさと、爽やかさと、少しの寂寥感が心地よかった。
    わたしもどこかで横道世之介と出会っていて、出会ったからこそ選択した今日があって、それを忘れているだけかもしれない。

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    2026年01月30日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画は見ることができなかったけど満を持してやっと読みました。
    アカデミー賞ノミネートおめでとうございます!
    できれば国際長編映画賞ノミネートされたかったですね。
    読んでみての感想。
    この時代の人は本当に『生きる』ということに素直に真っ直ぐですね。
    『義理人情』という言葉をよくこの時代を表すのに聴くけど、正直よくわからないこの『義理人情』。『義理堅い』。
    現代物ではどうしても感情の起伏に揺れがちで、それがリアルで良くもあるけど、この時代はその揺れがあってもとにかく進む。止まらない。
    そういう描写がないというところもあるけど。
    何よりすごいと思ったのが女性陣。
    こういう物語は男性ばかりが前面に出て

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    2026年01月29日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    2025年に大ヒットした映画『国宝』を観る前に、原作を読んでおこうと上下巻の文庫を手に取った。歌舞伎についての知識はほとんどなかったが、その不安は読み始めてすぐに消える。語りかけるような地の文と巧みな描写が、読者を自然と物語の世界へ導いてくれるからだ。

    物語は長崎・丸山町から始まり、歌舞伎という芸の世界と、そこに生きる人間たちの業を鮮烈に描き出していく。喜久雄という才能が見いだされる瞬間は、まさに圧巻。芸に選ばれてしまった人間の運命、その残酷さと同時に宿る美しさが、胸に深く刻まれる。

    映画版も素晴らしい完成度だったが、原作を読むことで、徳次や弁天、そして綾乃といった人物たちの存在がいかに物

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    2026年01月29日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    2025年に大ヒットした映画『国宝』を観る前に、原作を読んでおこうと上下巻の文庫を手に取った。歌舞伎についての知識はほとんどなかったが、その不安は読み始めてすぐに消える。語りかけるような地の文と巧みな描写が、読者を自然と物語の世界へ導いてくれるからだ。

    物語は長崎・丸山町から始まり、歌舞伎という芸の世界と、そこに生きる人間たちの業を鮮烈に描き出していく。喜久雄という才能が見いだされる瞬間は、まさに圧巻。芸に選ばれてしまった人間の運命、その残酷さと同時に宿る美しさが、胸に深く刻まれる。

    映画版も素晴らしい完成度だったが、原作を読むことで、徳次や弁天、そして綾乃といった人物たちの存在がいかに物

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    2026年01月29日
  • 国宝 下 花道篇

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    辻村は、喜久雄の父である権五郎を殺したはずでは。
    読み進めるあいだ、その疑念は消えることなく胸の内に残り、ひとつの「疑問」となっていました。
    そして最後の最後になって、遅れて差し出された答えに、ようやく静かに頷かされた気がします。

    読み終えて、喜久雄という男が生涯背負い続けた業の深さが、確かな重みをもって伝わってきました。
    あの最後の舞台を目の当たりにして、綾乃は、父が背負ってきたものの正体を理解し、芸だけではなく、その人生ごと、父・喜久雄をようやく認めたのではないでしょうか。

    もし俊介が生きていたなら。
    喜久雄は果たして、「国宝」と呼ばれるあの境地に辿り着けただろうか。
    そう思わずにはい

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    2026年01月27日
  • 国宝 下 花道篇

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    歌舞伎を愛し、歌舞伎に生きた喜久雄の一生の物語。何かを突き詰めることは、本人にとっては苦痛の先にも成功や恍惚があるかもしれないが、その反面、こんなにも孤独な生き方となるのか。喜久雄のように国宝ともなる人間であれば、孤独に気付かないふりをし、孤独であることすら忘れてしまうのだと思った。血筋と実力、生と死といった現実と向き合い、葛藤しながらも歌舞伎に喰らい付いて生きた喜久雄はかっこいい。最後の竹野の、小さな水槽の錦鯉の話は、薄々気付きながらも読み進めていた自分の感情を言語化してくれていて、悲しく、やるせない気持ちでいっぱいになった、、

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    2026年01月26日
  • 国宝 下 花道篇

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    さまざまな苦しみや悔しさ、悲しみを知ってもなお、歌舞伎の世界から離れようとせず、離れられなくなったふたりの生き様を知りたくて、ひと息に読み終えた。境地に達した人が、更に上を目指そうとする孤独感が伝わってきて、読んでいて苦しいくらいだった。
    上巻の感想で「徳次の存在が救い」と書いたが、約束どおり河を白く染めて戻った徳次に早く会わせてあげたい、と祈るような気持ちになった。

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    2026年01月26日