吉田修一のレビュー一覧

  • 横道世之介

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    永遠と横道世之介の文庫発売、新作映像化決定ということで再読。
    初めて読んだのは10年前ほどだ。映画を先に見てから読んだのだけれど、映画も原作もとても好きな作品。

    記憶が薄れているというのもあるけれど、大学生の時に読むのと今読むのでは全然感じ方が違い、号泣してしまった。
    好きなのは、世之介の死後、祥子のもとに何でもないような日常の写真が世之介の母より送られ、少し後のパートでその写真を撮った際の世之介の日常が描かれるシーン。
    駅のホームでキム君と帽子を拾おうとするシーン。
    世之介の人生や、世之介とはこういう人物なんだというのが詰まっているシーンだと個人的に感じてとても好き。
    世之介の今後を予感さ

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    2026年05月25日
  • ミス・サンシャイン

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    往年の大女優「鈴さん」と、鈴さんの荷物整理を頼まれた学生「一心」の物語です。

    不器用なほど真っ直ぐな一心を応援しながら、読み進めていました。

    一心の中に芽生えた感情の行方が気になると同時に、鈴さんの出演映画や撮影当時のエピソードにも引き込まれ、まるで鈴さんの人生をともに歩んでいるような感覚にもなりました。

    恋愛は、年齢を重ねるごとにさまざまな形へと変わっていくように思えます。
    「あの人に幸せでいてほしい」と願うのも、恋愛のひとつの形なのかもしれないと感じました。

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    2026年05月24日
  • 国宝 下 花道篇

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    全員が幸せになることは難しいとはいえ、さすがに辛すぎる。
    芸に生きるっていうのは才がないと難しいよな

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    2026年05月23日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    読み応えがありとても面白かった。
    喜久雄の芸が常人離れしていくにつれ、独り狂気に染まり、神の領域に踏み込んでいく様を臨場感を持って楽しめた。時間をおいて何回も読みたいと思わせるような作品だった。

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    2026年05月23日
  • 国宝 上 青春篇

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    私の知らない長崎から始まり。
    ぐいぐい惹き込まれました。

    時間の流れ、場所の動き。
    見える場所以外にも登場人物達が生きた気配。

    こりゃ流行るわけだ。アマプラまでに下巻読み終わらねば。

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    2026年05月23日
  • 国宝 下 花道篇

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    audibleで。役者の世界、梨園の厳しさに圧倒され、引き摺り込まれるように下巻に突入。
    喜久雄に半次郎を襲名させることに決めた訳が、下巻では明かされている。丹波屋に戻ってきて花井半弥として屋号を継ぎ、順風満帆かと思われた俊介に降りかかる不幸。それと対比するように浮上する喜久雄の運。どのように言われようとも、芸を磨き舞台に立ち観客を虜にする喜久雄。喜久雄の会話部分が少なくなっていくにつれ、孤高感が増し、哀しいほど美しいのだと感じてしまう。
    しかし、狂気に取り憑かれたかのように役者であろうとする男たちを、必死で愛し支えた女たちの戦いもまた、この下巻で心に残る部分だった。
    ラストは、本当に、なんと

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    2026年05月22日
  • 国宝 上 青春篇

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    audibleで。映画はまだ見ていない。audibleは尾上菊之助のナレーションで、歌舞伎の世界観が頭の中に広がって、圧倒される。映画も見ず、audibleでなかったら、挫折していたかもしれない。
    立花組を継ぐものとして生を受けた喜久雄と、丹波屋を継ぐものとして生を受けた俊介が、ともに競い合い、若者らしい友情を深め、芸を極めていく。その清々しさと対比するように、2人の行く末に待ち受けている茨の道が示されていく。演ずることを初めから与えられていた者と、演ずることを渇望し引き摺り込まれてしまった者。切なくて、それでも20歳そこそこの若者には、運命の流れにどうすることもできなかった。そんなことを、思

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    2026年05月22日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を観た勢いで買ったものの、しばらく積読だった本書。
    そこそこ厚みがあるので読むのを後回しにしていたのですが、読み始めたら止まらない!!
    引き込まれ過ぎて、一気に読んでしまいました。
    映画を先に観たことや文体の読みやすさから、小説の世界がイメージしやすく、没入してしまいました。
    映画では描かれていない背景や人間関係、人物像に作品の深みを感じます。
    これから下巻を読むのが楽しみです!

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    2026年05月21日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画を観ていなくても浮かぶ情景、圧巻でした。特に印象的なのは源氏物語のシーン、映画では描かれていないとの事で、とても残念ですが、映像に勝る小説の方が読書家としては嬉しいですね。
    (ちょうど来月からアマプラで配信されるということなので、観てどう感じるか、楽しみです。)
    メディアや反社との関係など、古き良き昭和という感じで、何もかも露わになって、美しさの欠けらも無い現代に警鐘を鳴らしている様に感じました。歌舞伎役者たちの生き様が(死ぬ直前まで)本当に格好良い!

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    2026年05月21日
  • 罪名、一万年愛す

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    面白かったよ!最後にモキュメンタリーになってるのも後世的には面白かった。
    柳美里のJR上野公園口でも描かれてたけど、上野は戦後から苦しい歴史があるのですね。。そんな昔のことじゃないのよね、、昔の人みんなありがとう。

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    2026年05月20日
  • 国宝 下 花道篇

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    上巻より下巻の方が読み応えがあった。

    歌舞伎と生きる役者と、
    それを支える男達、女達。

    卓越した能力から来る孤独、
    人を超越した存在へ。
    進んだ先は、
    神の領域か、狂気か。

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    2026年05月20日
  • おかえり横道世之介

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    前作に引き続き横道世之介好きだな~いそうでなかなかいないよなぁこういう子!
    色んな人との出会いは偶然だけど世之介だからこそ繋がっていて深まっていて。
    裏がないけど人間らしい。
    次回作の文庫化いよいよ楽しみです。

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    2026年05月19日
  • 国宝 下 花道篇

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    ヤクザの親分の息子が女形の歌舞伎役者に弟子入りするお話

    映画も大ヒットして小説の感想を書いている人も大勢いるので、個人的に思った事を連連と

    喜久雄の特定のモデルはいないという事だけど
    梨園の代々の血筋の出自ではなく、女形で大成して人間国宝となった人と言えば坂東玉三郎を思い浮かべてしまう
    まぁ、あの方も料亭の息子で幼い頃から日舞を習ってたりするので
    喜久雄の境遇ともまったく違うんですけどね


    喜久雄と俊介
    出自の違いはあったけど、俊介の父であり二人の師匠である二代目半次郎は喜久雄の方に何かを見た
    その結果として俊介の出奔
    これって、本当に喜久雄の方に何かの素養があったのだろうか?
    その時だ

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    2026年05月19日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    映画を観て小説版も読んでみたいと思い購入。映画と同じ世界なのに、全く別の人生が描かれており衝撃を受けた。最近読んだ小説の中ではダントツで人におすすめしたい。

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    2026年05月17日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画が良すぎて小説も読みたくなったので購入
    社会人になって本を読まなくなって長く時間が経ってしまったけど、久しぶりに読んだ本が面白かった映画を更に深く楽しめる内容で最高だった
    これをきっかけにまた本を読み始めて新しい趣味ができたしたくさんいい本に出会えたのでそれ込みで大事な1冊

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    2026年05月17日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画『国宝』に興味を持ちつつも未鑑賞のまま時間だけが過ぎていたところ、職場の仲間に原作を勧められ、読み始めた『国宝 上 青春篇』。

    歌舞伎界の知識も、「市川」「中村」といった名を親子代々で継いでいるらしい――という程度のほぼ無知な状態で読み進めていたが、だからこそ歌舞伎界における“血”の重みには強く衝撃を受けた。
    これほどまでに血統を重んじる価値観は、歴史ある日本文化ならではなのかもしれない、とも感じた。

    才を持つ喜久雄と、血を持つ俊介。
    それぞれに異なる苦悩を抱える中で、花井半二郎の代役を見事に務め上げた喜久雄が、見舞いに来た俊介へ向けて放った

    「俺な、今、一番欲しいの、俊ぼんの血ぃや

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    2026年05月17日
  • 国宝 上 青春篇

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    最初の数ページ読んで、情景についていけるか少し怖気付きましたが、読み進めるうちにどんどんのめり込んでしまいました。
    映画も観ていないし、歌舞伎の事もよく分からないのですが、知らない世界を垣間見れてとても新鮮でした。
    上巻読んだ所では、俊介よりも喜久雄派になってしまったのでこれからどうなってしまうのかと下巻が気になります。
    読んでたら映画が堪らなく観たくなってしまう。

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    2026年05月16日
  • パーク・ライフ

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    吉田修一多才だわ、直木賞っぽい作風なのに芥川賞も取ってるんか。これに低評価してるやつらは、自分の読解能力の低さを棚に上げてることに気付いた方が良い。ちなみに難しすぎてよく分からんかった!

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    2026年05月16日
  • 国宝 下 花道篇

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    芸能に身を捧げた男たち、それを支える女たちの覚悟と行く末に、強い畏敬の念を感じずにはいられなくなる作品でした。
    主人公が、他に何もいらないから歌舞伎が上手くなりますようにと願い、それを悪魔との契約だと話すシーンがあります。子供じみているとも、無邪気で一途ともとれる、漠然とした祈りの真ん中にある思いの強さからなのか、そう祈ってしまうくらい、既に歌舞伎に己を差し出してしまっていたからなのか、卵が先か鶏が先か分かりませんが、周りの不幸と引き換えにどんどんこの世界の神に近づいていく様を見ると、大成してくれて喜ぶ気持ちよりも、恐ろしさや危うさの気持ちが強くなってしまうのだなと知ることができました。私はそ

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    2026年05月16日
  • 国宝 下 花道篇

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    読んだ後の満足感。どっしりとくるものがあった。すごく面白い喜久雄の伝記を読んだような。喜久雄は芸を突き詰めて幸せだったのだろうか。
    映画がすごく好きで読んでみたけど、やっぱり小説のがおもしろい!ここも映画にしてほしかったと思うシーンもちらほら。でも映画を観たおかげで映像を想像しやすくてよかった。吉沢亮と横浜流星ぴったりなのでは!!

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    2026年05月14日