吉田修一のレビュー一覧

  • 横道世之介

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    ネタバレ

    世之介の人となりが、読めば読むほど素敵で引き込まれた。
    たった1年の物語なのに、誰かの人生に何か影響してたり、ふとしたときに(良い意味で少しだけ)思い出されたりする人ってこう言う人なんだと言うことを上手に描いてて、読んでいてじわじわと感動した。

    40歳で人身事故で亡くなったことを千春さんのページで突然知ってから、世之介のことが儚く見ててくる。より世之介の人柄を好きになるトリック。
    最後、キムくんとの電車の描写から、「あれ、、線路に降りちゃうの今じゃないよね、、」ってハラハラしながらページを読み戻り、
    「そうか、、一緒に女性を助けようとして亡くなった留学生はキム君とは別の人だし、40歳のときか、、」と思いながらも、
    結局世之介と言う人は、初めて会った留学生でも誰とでも分け隔てなく仲良くなるし、誰かのことを真っ直ぐな気持ちで助けてしまう人なんだな(そういう運命である)と言うことを描写していて、吉田修一さんは本当に素敵な本の書き方をされるなと鳥肌が立った。

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    2026年10月26日
  • タイム・アフター・タイム

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    すごく素敵な本を読んだ。こんな素敵な青春ストーリーも書く作家さんだったことにびっくり。一気読みしました。
    誰かをこんなに本気で好きになることって素敵だなって思ったし、恋愛って判断も狂わすんだな〜と思った。久遠とオッソーには幸せになって欲しい。チャンプとお兄さんも。

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    2026年10月26日
  • タイム・アフター・タイム

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    私の中で、救いようがなかったり、モヤモヤする作品が多い印象の作家さん。ですがこうした作品も書かれるのが意外でした
    オッソーとクオンの関係や周りの素敵な人みんなに明るい未来がありそうですね。

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    2026年10月25日
  • タイム・アフター・タイム

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    長い物語なのに全く飽きなかった。素直で誠実で魅力的な二人の青春ラブストーリーが、どうして終わってしまったのか?中年となって再会した二人の展開がずっと気になった。主人公の二人以外にもオッソーの友人の一真、久遠の兄誠司、島のチャンプ、オッソーの同僚の野上などを個性的な登場人物が多く楽しめた。青春時代にこんなにストレートに気持ちをぶつけ合う恋愛ができて羨ましい。

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    2026年10月25日
  • タイム・アフター・タイム

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    ここ10年程度の間に読んだ本で一番良かったかも。時間と場所が交錯しながら、後半はすっかり話に引き込まれました。

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    2026年10月25日
  • 国宝 下 花道篇

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    はい、もう傑作です。下巻、一気読み。大河。芸の道の神髄。唸らせます。歌舞伎知ってたら、もっと来るものがあったかも。自分は知らないけど、なんか迫ってきた。ほんと迫ってきた。久しぶりに取り憑かれた一作。こんな作品なら映画も見てみようかなぁ。

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    2026年10月25日
  • タイム・アフター・タイム

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    細かな描写の数々にどんどん引き込まれる作品。本筋のストーリーの解像度を高めるためにあるサブのストーリーたちにもすごく意味がある。

    久遠とオッソーの世界の中に入って没入してしまった。

    青春時代の全力だった恋愛の美しさがそのまま残されて、書き換えられないこと。答え合わせをしない美しさ。感じたままその時の気持ちを大切にできるもの。

    大きなことが起こらない、だけども2人の日々の生活、人生の些細なことに心揺さぶられ、胸がいっぱいになります。
    汝星の如くのような、正解のない儚い夢の中のような物語でした。最高です。

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    2026年10月25日
  • 永遠と横道世之介 下

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    最終巻を読み終えてしまった。ページが少なくなるにつれ、世之介ロスによる悲しみがどんどんと強くなった。
    世之介の空気感が大好きだった。1冊目の死ぬという所を取り消して、もう少し続けてほしかったなあ。

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    2026年10月23日
  • 国宝 下 花道篇

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    これまた映画とは流れが違うことにびっくり。
    徳ちゃん…!!!
    国宝ぅううう…
    そうかあ…
    映画よりは体感きくおのきっつい時期はサラッと流れるので、そこはほっとした。
    ラストシーンが、きくおにとってハッピーだったなら良いな。

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    2026年10月22日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画から原作へ飛んできました。
    えー、原作はそうだったのねとびっくりするところもありました。
    徳ちゃん…出番そんなあったんか!

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    2026年10月22日
  • タイム・アフター・タイム

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    恋愛小説なのに、最後に残るのは「ふたりは結ばれたのか」という問いだけじゃない。
    人は、誰かを愛したあとも、自分自身の人生を生きていく。その人生には、別れたあとにしか見えない風景もある。

    過去は消えない。
    あのとき愛した人も、うまくいかなかったことも、選ばなかった道も、全部、自分の人生の中に残っている。
    でも、時間は流れていく。
    人は変わるし、出会う人も変わる。
    見える景色も、同じ出来事に対する感じ方も、少しずつ変わっていく。
    そして、ある日ふと気づく。
    あのときは悲しいだけだった出来事に、今なら別の意味を見いだせること。あのときは想像もできなかった景色が、今の自分の目の前に広がっていること。
    過去をやり直すことはできなくても、過去を抱えた自分の未来は、まだ続いていく。

    尾崎と久遠は、若いころの恋を取り戻したわけじゃない。でも、あの恋を経験したふたりが、それぞれの人生を生きて、もう一度同じ場所に立った。
    そのとき、過去は単なる「失ったもの」ではなくなったのかもしれない。

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    2026年10月24日
  • 国宝 上 青春篇

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    上巻を読み終わっての感想。
    まだ下巻を読んでいないが上巻の時点で面白い。時代劇のような語り口の構成が意外に読みやすいという気づきがありました。
    歌舞伎は全く門外漢ですが舞台装置や演目などの説明が上手くするすると頭に入ってきます。
    キャラクターも個性が立っています。
    下巻が楽しみです。

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    2026年10月21日
  • タイム・アフター・タイム

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    厚さに慄きながら読み始めたけど一気読みだったー!運命ってあるよねって思いながら読み終えた。できればもうちょっと先の未来も読みたかったかなぁ。

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    2026年10月20日
  • タイム・アフター・タイム

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    見事なまでの恋愛小説。
    特殊なイベントは(小説としては)起こらないものの、章の構成が非常にうまく、読んでいて常に次がどうなるのか気になって読み進めてしまう。
    これは映画化待ったなしなのでは。

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    2026年10月20日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    吉田修一のある女たちとの物語を綴る短編集。

    決してドラマティックな展開があるわけではない。日常に少しの不穏さが混ぜ込まれているくらいの盛り上がりである。なのに、作者の筆力にかかればそれは珠玉の物語へと変貌をとげるのである。

    著者の文体から感じる独特な偏屈さがたまらない。
    どの物語も何か達成されるものがあるのでなく、肩透かしな余韻だけが残される。でも、生活ってのはいつも起承転結があり波乱万丈があるわけではないと、本作を読むことで気づかされる。でも個人の人生において特別な意味を待つ場面って、他人から見たらなんてことない些末な出来事だったりするんだろうな。

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    2026年10月19日
  • 永遠と横道世之介 上

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    やっぱ世之介はいいわ。この何とも言えない空気感。登場する周りの人たちも魅力的な人ばかり。
    いよいよ、世之介はあと1冊となってしまって、読むのがもったいない気持ち。

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    2026年10月19日
  • タイム・アフター・タイム

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    まさかでした!素晴らしい作品です!今年度ナンバー1の作品に出会えました⭐︎素敵な作品だったからこそ映画化にならないでほしいな、、と思っちゃいます。久遠とオッソーが、いつまでも幸せでありますように♪

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    2026年10月17日
  • タイム・アフター・タイム

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    読み始めから引き込まれっぱなし。
    オッソーと久遠が10代の頃に何でもないことで笑い合ったりふざけ合ったり、再会してから昔を懐かしんで微笑み合ったりする姿がたまらなく大好き。
    次に本を開くのが楽しみだったし、もっともっと2人の物語を読んでいたかった。
    どんなに辛くてもお互いがいればいいって思える恋愛ってあるよね。
    だけどやっぱり2人は若くて。
    試練ばっかり。
    久遠が帰りのフェリーで言った言葉がとても印象的。
    友人や久遠の兄、沖縄で出会った人たちみんないい人で、凪沙のことだって切なくて感情移入してしまって切なくなってしまうくらい。
    一緒に笑ったり涙したり、いい作品に出会えたなぁ。
    映像化された風景が浮かぶくらい情景鮮やか。

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    2026年10月15日
  • タイム・アフター・タイム

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    目線の変わり方がなんとも絶妙で!引き込まれた。
    長崎も沖縄も行きたいなぁ。想像される景色が綺麗すぎて。
    青春の夢みたいな時間ってあるよね。
    オッソーは一生懸命なのに(だから惚れられてる?)運命に翻弄されすぎてるけど…
    全体的にピュア。とてもピュア。ピュアじゃない関係性の人たちも出てくるけど、オッソーの恋愛観や正義感のようなものがピュア。
    焦ったい場面も多々あった。
    この感じは甘酸っぱいと言うのもまた違う、夏、と言ったところなのかな。やっぱり。
    ちょっと涼しくなってきた最近読むのにもぴったりだった。
    また読み返してこの空気に触れたい。

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    2026年10月14日
  • 永遠と横道世之介 上

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    初めて世之介を読んだのは、10年以上前だった。高良健吾と吉高由里子出演の映画も観に行ったっけ。アジカンの「今を生きて」が鳴り響く。

    そして今作で久しぶりに世之介に再会した。初めて読んだ時、世之介は大学生だったが、年月は過ぎて39歳カメラマンになっていた。

    世之介が年齢を重ねたのと同じように、当然自分も年を取った。あの時から変わったこともたくさんあるし、変わっていないこともたくさんある。

    ただ今作を読んでいて、世之介の生きている世界が、本当に愛おしいというか、前作当時よりももっとかけがえのない世界、時間だなぁと思うようになった。

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    2026年10月11日