吉田修一のレビュー一覧

  • おかえり横道世之介

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    前作に続いてニヤニヤしながら読んだ。世之介は少し成長していて、そこそこ魅力的な男になってきたと思う。楽しかった。

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    2026年07月28日
  • 永遠と横道世之介 下

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    横道世之介シリーズがついに完結。ついに、とはいっても第一作の時点で世之介の結末は示されていたし、続編があるとも思っていなかったので、第二作、そして今回の第三作と続きが読めたこと自体、思いも寄らなかった幸運という感覚です。今回も読み進めて終わってしまうのがもったいなくなるような多幸感に溢れた読書時間を楽しませていただきました。

    今回は世之介39歳ということで、今年40になった私としては時代設定はやや異なるもののほぼ同世代の話として自身へ重ねたり重ならなかったりしながら読めたのも楽しかったです。

    「なんでもない日常に幸せはあったのだ」と、そう書くとなんとも陳腐になってしまい、この小説と主人公世之介の魅力を言葉にするのは難しく感じます。シリーズ全編を通して人生讃歌であることは間違いないのだけど、今作は特に病で亡くなった恋人であるニ千花とのシーンや、後輩のエバと咲子が子を授かることであったり、世之介の人生観というか死生観のようなものが言葉にされる部分も多く、人生の幸せをより明示的に感じさせやすい作品になっています。「永遠と横道世之介」というタイトルの回収も素晴らしく、シリーズの締めくくりに相応しいあたたかな終わりであったかと思います。映画化も進んでいるということでどんな作品になるか今から楽しみです。

    それにしても今作の地の文もなかなか独特ですよね。ナレーション風の『国宝』ほどにはわかりやすくはないし目立ちもしないのだろうけど、時にメタ的な記述も含む独特な三人称視点の地の文が本作の雰囲気全体を支えていて、さすがの吉田修一でした。

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    2026年07月28日
  • 永遠と横道世之介 下

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    世之介に出会えてよかった。世之介のおかげで普通の毎日と今まで出会った人たちがとても愛おしく思えた。リラックス、大切。

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    2026年07月26日
  • 永遠と横道世之介 上

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    前作を読んでから約1年、その前の時も続編を読むのにたぶん1年近く空けました。夢中で一気に読みたい作品は時々あるけど、好きすぎてまだ続きを読むのはとっておきたいと思ったのは世之介くらい。ついに最終章。感想は下巻で。

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    2026年07月26日
  • 横道世之介

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    吉田修一2作目。物語全体を通してうっすらとした明るさや希望が漂い続けてるのがタイムアフタータイムとも共通しているなと。何気ない一瞬の日常でそれぞれの人生が交差していて、何てことない一瞬でも、あとから振り返るとすごく素敵な思い出になってたり、成長を感じられたりするよね、まさに人生って感じの作品。吉田修一作品がもっとすきになったし、人生の節目で読み返したい作品になった。

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    2026年07月21日
  • おかえり横道世之介

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    一作目よりもかなりいい。

    世之介が大学を卒業したことで、
    彼の性格というか気質が際立つ。

    ちょっとカッコ良すぎるね。


    あとすごい印象に残ってるのが、
    世之介がコモロンに、
    「コモロンって根性ないからね。そこんとこ、ちゃんと自覚した方がいいよ」っていうシーン。

    これを嫌味なく言えるの世之介しかいないでしょ。俺は自分で自分に言い聞かせよう。

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    2026年07月20日
  • ミス・サンシャイン

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    とても良かった、心に温かい波紋が広がった。

    大学院生の岡田一心が紹介されたアルバイトは、引退した往年の大女優、和楽京子の荷物整理だった。

    80歳を超えても美しい本名、鈴さんとの交流。
    ハリウッド映画での彼女のキャッチコピー『ミス・サンシャイン』の本当の意味。
    華やかにみえる彼女の人生と、まだ青年の域の一心の人生と。

    2人の共通は長崎出身。原爆投下が奪った命、恋と愛と信条も含み、奥行きを感じる物語だった。

    鈴さんは誰が演じればピッタリだろうか?と、大女優たちを脳内再生しながら読んだ…結局、ひとりに絞れなかった。

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    2026年07月18日
  • 悪人 新装版

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    素晴らしい、の一言。物語の内容、展開、奥行き、深さ、どれをとっても個人的にはこれを超える作品は中々無いように思います。大切な人がいるという事は、とても幸せな事なんだとしみじみ思いました。

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    2026年07月17日
  • 永遠と横道世之介 下

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    ささやかな日常とくだらない会話の愛おしさを、これでもかと突きつけてくる。
    世之介の最後を知っているだけに、何もかもが切ない。
    リラックスが大事、肝に銘じよう。

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    2026年07月12日
  • ミス・サンシャイン

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    ネタバレ

    国宝がよかったのでオーディブルで聞き始める。
    「東洋ではからだのあちこちにツボがあるとされていますその中に壇中というツボがあります、喉元から胸の骨に沿って指を降ろしていくとその指先がすーっと吸い込まれていく先が壇中です。寂しくてどうしようもない時、悲しくてどうしようもない時ここを押さえてみてください、そしてゆっくり深呼吸をしてみてください」
    「恋心というのは嫌われたくないと思う気持ちであると。そして愛するというのは嫌われてもいいと思う気持ちじゃないだろうかと。」
    久々に感動する本を読んだような気がします

    書評より「物語の語り手は、大学院生の岡田一心。彼は指導教授の紹介で、昭和の映画界で一世を風靡した元大女優、和楽京子こと石田鈴の邸宅で、所蔵品整理のアルバイトを始めます。八十代を迎えた鈴は、穏やかで気品ある女性。一心は、膨大な映画関連の品々を整理するうち、鈴の輝かしい女優人生と、その奥にある人間的な魅力に触れていきます。

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    2026年07月12日
  • 永遠と横道世之介 下

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    世之介の何がこんなに素敵で憧れるんだろうって考えてみると、どんな人でもどんな時でも態度を変えずに自然体で向き合ってくれるところなのかなと思った。悩んだ時、世之介ならどうする?って問いかけると、きっと楽に考えられると思う。
    読み終わってしまったのが寂しいけれど、またシリーズ全部読み返そう。

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    2026年07月11日
  • 永遠と横道世之介 下

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    終わってしまった…
    今までの世之介シリーズも大好きだったけど、今回は二千花を通して死生観や世之介の気持ちや人柄が存分に感じられてより大好きな作品になりました。
    ドーミーの人々も愛おしい。

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    2026年07月09日
  • 永遠と横道世之介 下

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    世の中で1番大切なことはリラックス出来ている事
    世之介が言うこの言葉は物凄く自分の心に深く刺さりました
    今回で4作全て読まさせて頂きました
    40歳で世之介が亡くなる事は1作目から知ってるのでその事が頭に浮かびながら毎回読んでました
    自然体で生きる世之介の周りには人が集まり世之介によって普通に段々と変化していく感じが凄く良い
    今作は亡くなって15年後みんなが世之介の思い出を語る場面もあり作品終了を寂しく思いました
    世之介の様に生きる事はとてもじゃないが無理だと思いますが少しでも近づける様に過ごせば残りの人生も幸せに生きられる様な気がします
    国宝の大ヒットしその作者が書いた本だと何気なく手に取り読み始めましたが出会えて本当に良かったです

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    2026年07月07日
  • 永遠と横道世之介 上

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    大好きなシリーズ。まだが下巻があるけど完結するのが寂しくてしょうがない。みんな世之介みたいになりたいって思っちゃう。唯一無二の人だなぁ。

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    2026年07月06日
  • 罪名、一万年愛す

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    吉田修一作品の中では評判良くない方だと思われる本書だけど、わたしは好きだった!!
    吉田さん、純文学も素晴らしいけれども、本格ミステリの舞台装置で描くケレンみたっぷりのがっつりエンタメも最高なんて、すごすぎるよ。
    最後なんて泣きそうになってしまった。吉田さんは愛を描くのが得意な作家さんですね。
    めちゃくちゃ読みやすくてサラッと一気読みできてしまう作品だったけれど、しっかり大団円の満足感と、暖かく切ない余韻が胸に残った。

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    2026年07月03日
  • 横道世之介

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    東京に出てきた横道世之介の少し不真面目日常とそれに関わる人々。

     なんとも不思議な読後感です。面白い!と絶賛する感じではないが、でもなんだかくすっとしつつ読み進め、気づくとこの世之介のことをなんだか好きになっている。彼と関わった周囲の人々と同様に。

     落語でいう”与太郎”みたいな雰囲気が妙によいのかな。世之介のただただ正直でいい人な人間性にこちらの心がほだされるような感覚で読み進めました。
     立派だったりすごかったりといったことがない、どっちかというと間抜けで取り柄のないような人間でも、素直で正直ということが関わった人たちを温かくすることができるんだ、というような、ちょっと素敵な気持ちになりました。

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    2026年07月01日
  • 永遠と横道世之介 下

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    はじめて世之介に出会ったのは映画だった。その後、原作を読んだのはもうずいぶん昔のことだと思うし、世之介もあれからずいぶん歳もとった。そして、この本を読み終えたら、もう会えない。ということは、分かっていた。だけど、終わりじゃなく永遠だった。

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    2026年06月30日
  • タイム・アフター・タイム

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     なんだこれは! 
     切なさ、懐かしさ、暖かさ、苦しさ、輝き、幸せpureが全部詰まった傑作!
     
     一気読みで、興奮冷めやらず!
     
     12話有って、そのまま連ドラになりそう。でも、ドラマや映画にして欲しくない気もする。

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    2026年09月30日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を観たあとに読みました
    歌舞伎を知らない私にとっては、映画を観てからの方が想像しやすくとても面白かった
    続きが気になり読み始めると止まらなくなる
    気付いたら読み終わっていた

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    2026年08月26日
  • 国宝 下 花道篇

    匿名

    購入済み

    歌舞伎に生きた人達。波瀾万丈な人生。飛び抜けた人は孤独になると聞いた事があるが、なるほどそうなんだと思いました。素晴らしいけど寂しくも感じる心苦しくなる物語でした。

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    2026年06月27日