吉田修一のレビュー一覧

  • 永遠と横道世之介 下

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    ついに横道世之介が終わってしまった。

    大学生の世之介と出会い、20代のフラフラしてる世之介を心配し、ついに彼も30代最後の歳になり、責任感のある大人になってしまっていた。が、やっぱりちょっと抜けていて、憎めない世之介がいた。

    クセがあるけどいい人ばかりの「ドーミー吉祥寺の南」のメンバーや世之介を慕う後輩のエバや先輩の南郷さん。永遠の恋人二千花。みんなみんな素敵な人たちばかりだった。

    今回も飄々とした世之介から、いろいろなことを学ばされた。

    時折、世之介が語る死生観。それは、かつての恋人二千花に対してのものなのかもしれないが、世之介のこれからに対する伏線なのかなと思うと切なくなった。

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    2026年06月18日
  • 永遠と横道世之介 上

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    文庫が出たら絶対に買うぞと思い、約3年。ついに文庫化。上下巻一気に購入。

    貧乏暇なしのカメラマンになった世之介。

    大学生時代からずっと見守ってきたけど、ずっと頼りなくて、でもなんだか憎めなくて。ちょっとした事件も笑って丸く収まってしまう。

    そして、出てくる人たちがみんなクセの強いいい人たちばかり。

    世之介はやっぱりいいなぁ。

    続きは下巻へ。

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    2026年06月15日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    吉田修一読み終わった。良かったけどな、みんなの評価低いねんな。731部隊のことは知らんかったわ。ドSのドMを見つける能力すごい。そこにこそ一瞬の生の輝きがある。

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    2026年06月10日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

     映画の記憶を呼び起こしながらも、一から読もうとじっくりページをめくった。吉田修一さんの他の色を見せてもらった感じがする。

     花井白虎の残した多額の借金を喜久雄は自ら引き受けた。「当たり前や。‥‥それにな、誰かの世話になるっちゅうのは、そういうことや。同じ極道の出やないか。徳ちゃんにかて分かるやろ?」と当然のように言った。
     歌舞伎が好きで好きでたまらないという喜久雄。徳ちゃんも俊介も万菊さんも‥登場人物がとにかく魅力的。

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    2026年06月08日
  • おかえり横道世之介

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    「あとはここから浮かび上がるだけ」

    横道世之介シリーズ第二部

    おかえり横道世之介は初めて読んだけれど今回も号泣してしまった。
    良い言葉が沢山あった。

    善良であるって単純なことなんだけれど、こんなシンプルなことが一番難しかったりする。
    世之介の善良さは天性のものだ。

    だから、「人生で疎遠になった人の代表」なんだろうな。なりたいな。また会いたいと私が思ってる人達がそう思ってくれてたら嬉しいな。

    けど世之介はこんな烏滸がましさもないんだろうなぁ

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    2026年06月01日
  • 永遠と横道世之介 上

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    横道世之介最高ですね
    世之介がどんな不思議な行動をとっても全く憎めないキャラ
    世之介の周りに登場する人物も全て憎めない良いキャラを世之介が集めてきて育ててるような感じがします

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    2026年05月31日
  • パレード

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    シェアハウスってどのくらい一緒に暮らすかわからないから適度に礼儀をわきまえて、適度に砕けて、本音を見せると鬱陶しがられるよりほんの少しだけよそ行きの自分くらいがちょうどいい。ちょっとだけ無理してる自分くらいが適温だなって長い間シェアハウスに住んでみて実感したけれど、この5人は私が思っているよりも随分オープンにしていると感じた。だから5人が珍しくすごく仲がいいと言うか、すごく上手くやってるなーって感心しながら読み進めていたはずだったのに。
    読み終えてから本作は全然意味の違う物に変化していて、あとがきの川上弘美さんは【こわい】という表現を使われていたけれど、私は【気持ちが悪い】でした。若いが故の無

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    2026年05月29日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    めっちゃ良かった、なんで評価低いんだろう。横道世之介の元ネタみたいな話も出てきたが、吉田修一が、与之助だったのか。小説によって自分の記憶も蘇るものよね。

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    2026年05月25日
  • 横道世之介

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    永遠と横道世之介の文庫発売、新作映像化決定ということで再読。
    初めて読んだのは10年前ほどだ。映画を先に見てから読んだのだけれど、映画も原作もとても好きな作品。

    記憶が薄れているというのもあるけれど、大学生の時に読むのと今読むのでは全然感じ方が違い、号泣してしまった。
    好きなのは、世之介の死後、祥子のもとに何でもないような日常の写真が世之介の母より送られ、少し後のパートでその写真を撮った際の世之介の日常が描かれるシーン。
    駅のホームでキム君と帽子を拾おうとするシーン。
    世之介の人生や、世之介とはこういう人物なんだというのが詰まっているシーンだと個人的に感じてとても好き。
    世之介の今後を予感さ

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    2026年05月25日
  • ミス・サンシャイン

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    往年の大女優「鈴さん」と、鈴さんの荷物整理を頼まれた学生「一心」の物語です。

    不器用なほど真っ直ぐな一心を応援しながら、読み進めていました。

    一心の中に芽生えた感情の行方が気になると同時に、鈴さんの出演映画や撮影当時のエピソードにも引き込まれ、まるで鈴さんの人生をともに歩んでいるような感覚にもなりました。

    恋愛は、年齢を重ねるごとにさまざまな形へと変わっていくように思えます。
    「あの人に幸せでいてほしい」と願うのも、恋愛のひとつの形なのかもしれないと感じました。

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    2026年05月24日
  • 罪名、一万年愛す

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    面白かったよ!最後にモキュメンタリーになってるのも後世的には面白かった。
    柳美里のJR上野公園口でも描かれてたけど、上野は戦後から苦しい歴史があるのですね。。そんな昔のことじゃないのよね、、昔の人みんなありがとう。

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    2026年05月20日
  • おかえり横道世之介

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    前作に引き続き横道世之介好きだな~いそうでなかなかいないよなぁこういう子!
    色んな人との出会いは偶然だけど世之介だからこそ繋がっていて深まっていて。
    裏がないけど人間らしい。
    次回作の文庫化いよいよ楽しみです。

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    2026年05月19日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画『国宝』に興味を持ちつつも未鑑賞のまま時間だけが過ぎていたところ、職場の仲間に原作を勧められ、読み始めた『国宝 上 青春篇』。

    歌舞伎界の知識も、「市川」「中村」といった名を親子代々で継いでいるらしい――という程度のほぼ無知な状態で読み進めていたが、だからこそ歌舞伎界における“血”の重みには強く衝撃を受けた。
    これほどまでに血統を重んじる価値観は、歴史ある日本文化ならではなのかもしれない、とも感じた。

    才を持つ喜久雄と、血を持つ俊介。

    それぞれに異なる苦悩を抱える中で、花井半二郎の代役を見事に務め上げた喜久雄が、見舞いに来た俊介へ向けて放った

    「俺な、今、一番欲しいの、俊ぼんの血ぃ

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    2026年05月17日
  • パーク・ライフ

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    吉田修一多才だわ、直木賞っぽい作風なのに芥川賞も取ってるんか。これに低評価してるやつらは、自分の読解能力の低さを棚に上げてることに気付いた方が良い。ちなみに難しすぎてよく分からんかった!

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    2026年05月16日
  • 横道世之介

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     国宝の作者、吉田修一先生の過去の作品で、その名の通り「横道世之介」が主人公の物語り。長崎出身の世之介は大学生で東京に出てきて、色々な出会いや経験をする。
     この流れからすると普通の青春ストーリーかと思われるが、この世之介が掴みどころのない人物像で、でも性格が憎めず、気になる存在でついつい読み進めてしまう構成になっています。
     途中、未来の話(世之介が登場しない10年後の話等)が挿入され、伴う飽きのこない進め方になっているのかなと思っていたのですが!!
     世之介が20年後になぜ!?当時付き合っていた人との今後は!?といつの間にか読者が置き去りになってしまう展開に。少し戻って読み返すとそういうこ

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    2026年05月13日
  • 国宝 5

    ネタバレ 購入済み

    惹き込まれる

    徳ちゃん久々の登場でほっこりしました。市駒さんの出産に付き添いしてあげているなんて、いい人すぎる。彰子さんもけなげ。

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    2026年05月10日
  • 東京湾景(新潮文庫)

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    良かった。読ませるね吉田修一、良かったよ。オンナは女の喘ぐ顔を見たことない、というのはけだし名言だなと思いました。

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    2026年05月08日
  • 悪人 新装版

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    出会い系サイトで会ったばかりの女を、本気で愛せる男なんておらんですよね?

    どんな出会い方であれ、自分の穴を埋めてくれる存在の為に尊厳も命もかけて愛そうとした主人公かっこいい。殺された女はアホに描かれてるけどそんなアホにも愛する両親がいたんだなっていうのが悲しかった。

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    2026年05月06日
  • 春、バーニーズで

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    『最後の息子』の主人公のその後が描かれている連作短編集。閻魔ちゃんのもとを去ってから、十年近く経った頃、偶然バーニーズで再会するところから物語は始まります。主人公・筒井の、現状に不満がないにも関わらず、自分が選ばなかったもうひとつの人生に思いを馳せる瞬間がとても良かった。
    特に『パーキングエリア』で、日常生活で何か大きなものから逃げたくなる様子が秀逸でした。
    かなり短い作品ですが、吉田さんの魅力がつまっているように感じました。

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    2026年05月02日
  • 永遠と横道世之介 下

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    したの子供の為にも。親は堂々と遠慮なくしなきゃなって思ったわ。親が遠慮してたらしたの子供まで卑屈になっちゃうよね。
    なんてことのない1日を幸せに過ごすことのむずかしよ。見過ごされがちな何気ない1日に幸せがあるし、その積み重ねが派手ではないけど人生なんだと言うことをわからせてくれる小説。リラックスしてないと毎日を楽しめないし、その為にリラックスしたいものね。
    しかし、こう言うシリーズものって続編の勢いがなくなっていくもんだけど、この盛り上がりはすごすぎる、、吉田修一。。。神なのか。

    P160 ああ、身近なところに普通の家族っていないなーって話してたんですよ。、、、そりゃそうよ。ああいう家には病

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    2026年04月30日