吉田修一のレビュー一覧
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ネタバレ吉田修一さんは「悪人」、「パーク•ライフ」、「パレード」を読んだことがあります。
(パーク•ライフとパレードは後から実は読んでいたことに気づく)
「横道世之介」、語呂の良さから何となく聞いたことがあったのと、父の本棚にあったので読んでみることに。
吉田修一さんでは4作品目。
田舎から大学進学のため、上京してきた横道世之介が主人公のお話。
月ごとに区切られていたので合間合間に読みやすい。
今まで私が読んできた作品の主人公は事件に巻き込まれたり、逆に起こす側だったり、または複雑な生い立ちだったりすることが多かったが、ごく普通の大学1年生のお話でかえって新鮮でした。
世之介みたいにバイトに明け暮 -
Posted by ブクログ
横道世之介は私にとって特別に大好きな小説で、その後映画化されたけど、それもまた大大大好き。小説も映画も最高と思えた本当に大切にしている作品。
その続編は読むのが正直怖くもあったのだけど、もっと早くに読んでおけばよかった。時にくすり、時に目頭が熱く。自分の青春らしき日々の感情も呼び起こされて。とにかくこの作品が、シリーズが、世之介とその周りが私は好き。善良であるってどういうことだろうって改めて考えさせられる。そして、ただ寄り添う人がいるだけで、人生のタフな瞬間も乗り越えられるものだよねぇ。ほんと、そうなのだ。そして、有り難かったはずなのに、そのことを人はふっと忘れてしまったりする。そのあたりま -
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『ミス・サンシャイン』
戦後を生き抜いた女優と、彼女の記憶を辿る青年の三ヶ月
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【はじめに】
読む理由は、吉田修一さんという作家の存在感です。
彼の作品には、いつも“人間の奥行き”があります。
2025年公開予定の映画『国宝』の原作者でもある吉田修一さんが描く、戦後を生きた一人の女優の物語です。
吉田さんは、長崎ご出身です。
文藝春秋のインタビューに長崎、そして被爆をテーマに執筆したとおっしゃっています。
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【登場人物】
栄華、名誉を極めた女優と、彼女の身辺記を整理することになった青年の物語です。
• 主人公は、社会人を辞めて大学院 -
ネタバレ 購入済み
《歌舞伎》への底しれぬ愛情。
2025年7月読了。
話題に成っている映画の方を先に観て、映画は映画でとても素晴らしかったのだが、3時間の尺でも『何かのダイジェスト版を見されられている』様な気がして、速攻で原作を読んだ。
映画を先に観ていたお陰で、名前と顔が直ぐに浮かび、劇場で「喰い足りない感」が有ったのを、原作を読むことで本当に心から堪能した。
ただ、劇場版が笑いなしのシリアスタッチだったのに対し、原作は笑い有り涙ありの波瀾万丈な物語だった事が一番意外に感じた事だ。まぁこれだけの作品を映画化するには、ストーリーを相当にカットしなければ3時間どころでは済まないことに成ったのであろうから、致し方無かったのかもしれないが…。 -
ネタバレ 購入済み
上下巻とも夢中に読みました。
既に映画は公開されていますが、上巻を読み、どこを切り取って映画化したのか、上巻だけでも色々切り取っても迫力ある映画になりそうで、下巻に進むと更に、幾らでも映画として切り取れるストーリーが幾つも展開していく本です。一体映画は何処を切り取り作ったのか、そう考えながら読んできました。そして思うのは主人公は、歌舞伎役者それとも歌舞伎役者を取り巻く多くの女性達どっちなのか、複雑にからみあう女性達の、なんたる不思議な信頼関係というか線引き潔さよさ、それを許しあう主人公を取り巻く歌舞伎の世界、この微妙な関係や繋がり、寄りかかり助け合う世界を表現する作家の本の構成の妙が素敵な本です。締めに向けては、女形、歌舞
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無料版購入済み
吉沢亮さん、横浜流星さん主演で話題の映画
コミカライズされてたんだぁと思い読んでみた
映画はまだ未試聴
思ったより面白かった
ケレンも絵柄も題材に合っていると思う
そのうち映画も見てみよう -
購入済み
評判の映画と小説、どちらから先に入るか考えていたら、コチラのコミックを発見。早速読んでみました。面白い。メインをはじめ、各キャラクターが際立っている。特に秀逸だったのは、古参の女形歌舞伎役者さんの妖気を纏ったような視線と仕草。漫画ならではの表現ですね。半ニ郎さんとの初見で見せた喜久雄の凄味も良かった。コミック3巻読了後に映画も観ましたが、万菊さんの凄味はコミックとは趣きが異なるものの役者さん目力の強さと顔の皺に刻み込まれた生き様が際立っていましたね。喜久雄の女形役者の片鱗を見せる場面は、映画よりコミックの方が優っていたと感じましたが。