吉田修一のレビュー一覧

  • 永遠と横道世之介 上

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    2023年初版。著者の作品、映像作品が好きです。後味の悪い・何とも気分の晴れない作品も書けば、横道世之介のような気持ちが穏やかになり善人ばかりが出てくる作品も書ける。著者の懐の深さを感じます。上巻も、心地よく読み終わりました。ただ、彼がどうなるのかがわかっているだけに複雑な気持ちにもなります。下巻が楽しみです。

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    2024年06月10日
  • 最後に手にしたいもの

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    世界の見え方がとても綺麗で、でもクスッと出来るエッセイ
    日常から旅の記憶、機械音痴あるある、ペットの猫のことまで様々な日常をここまで綺麗な文章に纏められるの素敵だなと

    確かに機内で読みたいなぁと

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    2024年05月16日
  • おかえり横道世之介

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    続編は劣るモノが多いと思うけど横道世之介は全く劣らなかったです

    絶対に彼氏や家族にしたくないタイプだけど友達になりたいタイプ
    本を読んで涙が出てる経験はあまりないけど今回はジーンときて涙がでました
    時代背景もJリーグが出来た頃の年代で、あの頃何してたっけなぁ…と思い巡らすのも楽しみの一つでした

    こんなにも出会えて良かったと思えた本は間違いなく横道世之介です

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    2024年05月16日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    とてもとても良かった、今まで読んだ猫にまつわる本の中で1番良かった。最後の養老孟司のパートの1番最後の節が本当に好き。

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    2024年02月18日
  • 素晴らしき世界 ~もう一度旅へ

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    機内誌「翼の王国」完結。

    「ファインプレーに酔う」
    吉田さんが買い物に訪れたスーパーで
    老婦人を手助けする客たちを目にする。
    読んでいる私もほっこりといい気分。

    吉田修一さんの本をずっと読んできた。
    わたせせいぞう氏の『ハートカクテル』も
    映画の話も、もちろんわかる。
    P45
    〈静けさというものが最高の贅沢だと思うようになったのは、いつ頃からだろうか〉
    こういうところも(あー、わかるな)

    旅に出たくなる、そんな一冊。

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    2024年02月02日
  • 悪人 新装版

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    この方の作品は強烈な没入感を与えてくれる。「怒り」が大好きだが、この作品も並びました。男性作家なのに光代の心理描写がすごいです。終わり方もたまりません。

    読み終わった後に感じたこと、
    悪に利用されない為に、強くあり、賢くあらないといけない。自分を軽視する人間とは関わるべきではない。必死に生きている人を見下し、馬鹿にする人間にだけはならないように生きていきたい。そして誰かから語られる様々な自分はどれもちょっとずつ自分なのだということ。

    「悪人」は誰か?
    私にとっては、彼は優しすぎたのだと思いたい。衝動的に殺人を犯してしまった彼は悪でなければならない。なぜなら、殺人を許してはいけないから。でも

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    2024年01月26日
  • 横道世之介

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    なんでもっと早く読まなかったんだ⁉︎と後悔。
    あの頃の時代の空気を思い出し、友だちの友だちの友だちくらいに世之介の知り合いがいたような気がしてきた。
    純粋に愉快な青春小説を楽しんでいたのに、最後がわかるといちいち鼻の奥がツンとしてきて辛かった。

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    2024年01月25日
  • 東京湾景(新潮文庫)

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    人生で一度くらいは、自分の体が傷を負うことも躊躇しないくらい、好きな人のために体を張れるぐらい相手を好きになりたいと思った。

    これ読んでから品川埠頭の倉庫街やレインボーブリッジの景色を眺めると胸がじーんとしました

    りんかい線の開通でお台場から品川へ行くのは便利になったけど、便利になる前の「目の前に見えてるのになかなか辿り着けないもどかしさ」みたいなのも、涼子と亮介の距離感とリンクしてるのかと思った。

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    2024年01月16日
  • 泣きたくなるような青空

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    電車の移動中、しかも仕事帰りに読むのに最適な時間でした。あー旅がしたい。 仕事で出張でも旅する気持ちを持とうと思えた一冊でした

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    2024年01月08日
  • 最後に手にしたいもの

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    電車の移動中に薄い文庫本をとこちらを手にしてみましたが、いやいや、旅がしたくなりますね。一期一会での体験を日常に入れて行こうかと思う一冊でした。

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    2024年01月08日
  • 最後の息子

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    初めて著者の作品を読みましたが、とにかく文章が上手いと感じました。
    収録している3つの短編、いずれも分かりやすい起承転結があるわけでもなく、登場人物たちがもつ背景や性格に沿ってごくごく自然な態度・行動を取るだけの話で、オチというよりはストーリーの過程での感情の隆起や変化そのものを楽しむものなのかな、と思います。
    起こった事象をどう認識し解釈するか、それは個々人の持っている情報や考え方によって大きく変わります。本作はそこに至るまでの背景の説明とその際に湧き起こる感情について、そのまま書き出すというよりは、目の前で起こっている事象を登場人物がどのように捉えているか、という結果となる部分を五感で立体

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    2023年12月29日
  • 森は知っている

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    いや、コレはなんだかスゴい作品ですぞ。
    リアリティが無さすぎるだけに、逆に本当にありそうな世界。
    上手いなあと思う。
    無事に34歳まで勤め上げて平穏な人生を送らせてあげたい。

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    2023年12月29日
  • 路

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    台湾新幹線でつながる日台の人々の物語。
    たった一度きり、たった一人との出逢いで自分の歩む「路」が決まることもある。たとえ会えなくても、相手を思う強い気持ちさえあればきっとつながっていられる。
    登場人物たちそれぞれの「路」を辿り、終始胸がいっぱいでした。

    脳内に台湾の光景がぶわあっと広がる美しい描写も最高…!
    何度でも読みたくなる一冊です。

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    2023年12月19日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    真守の罪、奈央の罪、照子の罪、そして桃子の罪。歪な人間関係や生活環境がそれらを産んだのだろうか? 母屋と離れという、近いのに遠い距離感がそうさせたのだろうか? 鞄が底なしになって、引っ張られないように畳をひっくり返したのはその罪に精神を引き摺り込まれないようにするためだっか? 全ての出来事が写真のフレームのようになって連続してさまざまな想像が掻き立てられた。なんだかんだと8年も結婚生活を続けてきたのだから、ことはそう簡単ではない。ただ急転直下でもなければ不満のちりつもでもなくて、一つの因果関係で物語れないところにこの著作の肝がある気がする。

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    2023年12月04日
  • 横道世之介

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    以前吉田修一さんのパレードという作品を読みました。そして横道与之介が2作品目。
    うまく言語化できないのですが、この作品の中で迷子になってしまう自分がとても心地よい。最後の1ページを読んだ後にまだ小説の中から抜け出せない感覚味わえました。
    なんなんでしょうこの感覚は、続編も読んでみたいと思います。

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    2023年10月15日
  • 初恋温泉

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    温泉行きたいなぁ。
    コロナが流行り出してから 何年も行ってないな。
    これからだったら紅葉みながらの露天風呂とか
    いいなぁ。草津、伊香保、那須塩原…。いいなぁ。


    こちら、温泉旅館に泊まる男女5組の恋愛小説です。

    初恋の女性と結婚した男性。 突然 妻から離婚したいと告げられる。別れる理由も聞けないまま温泉へ訪れる。
    結婚を間近に控えたおしゃべり好きのカップル。義母から「脇役夫婦」と言われる。襖一枚隔てた隣の部屋には 物静かな男女が泊まる。(これ好き)
    お互いの配偶者に嘘をつき温泉に泊まりに来たダブル不倫の男女。
    初めての1泊旅行に来た高校生カップル。(これ男の子がザ・高校生男子でめちゃ可愛

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    2023年09月23日
  • 最後に手にしたいもの

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    何のために生きてるのか、考える時間がたっぷりある今のタイミングからこそ、沁みる内容だった。東京で何かに焦りながら暮らした直近4年間も、それはそれで悪くなかったと感じさせてくれた。旅はこれから続ける。本当に心を癒してくれるのは綺麗な空とか人の優しさとかいつかの思い出なのかなあ、とか考えた。
    著者吉田修一さんが映画「怒り」原作者とは知らなかった。とてもいい映画だったのでまた見たい。

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    2023年09月21日
  • 犯罪小説集

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    ネタバレ

    有名映画の原作が多くあるので、大衆寄りの作風かなと想像しちゃうけど文学的な仕上がりがこの著者にはあるし、そこにまんまと魅了される。

    主人公たちは想像の範囲内で一癖二癖あり、生きていく環境に翻弄されてまさに罪への陥穽に知らず知らずに嵌まる。決して根っからの悪人ではなく、ただボタンの掛け違いが修復不可能なまでに加速しもう後戻りできない最後の一線を超えていってしまう。

    特に「百家楽餓鬼」と「白球白蛇伝」がシビれる。
    原因は違えどどちらもお金に関係し、堕落していく。しかし、主人公二人とも最初は真っ当な人間といて歩んでいるはずなのに、周りの環境からの外的影響から歯車が徐々に狂い出し堕落していく。そこ

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    2023年09月15日
  • 永遠と横道世之介 下

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     飄々とかつ一生懸命に人生を楽しむ男、横道世之介。
     現在は東京郊外にある下宿屋「ドーミー吉祥寺の南」で、家主のあけみや4人の店子たちと共同生活を送っている。
     暮らし向きが豊かでないのは相変わらずだけれど、やはり毎日が楽しそうだ。

     世之介不惑の歳までの約1年間を描くシリーズ最終作。下巻は、後半の半年間の物語。
              ◇
    世之介は39歳を迎えた。カメラマンをしながら東京郊外での下宿屋暮らし。大家で妻のあけみと、気心の知れた3人の店子たち。そんな平和な空間にやってきたのは引きこもり男子高校生。名を一歩という。

     一歩は世之介が仕事で知り合った中学教師の一人息子で、誰とも

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    2025年06月25日
  • 永遠と横道世之介 上

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     飄々と、そして一生懸命に、人生を楽しむ男、横道世之介。
     現在はカメラマンとして生計を立てつつ、「ドーミー吉祥寺の南」という東京郊外の下宿屋で、家主のあけみや3人の店子たちと共同生活を送っている。相変わらず暮らし向きは豊かでないけれど、やはり毎日が楽しそうだ。

     世之介不惑の歳までの約1年間を描くシリーズ最終作。上巻は、前半の半年間の物語。
              ◇
    前巻から14年ほどが過ぎ、世之介39歳を迎える年。カメラマンとして (かろうじて) 身を立てられるようになっている。

     現在の住居は東京郊外の下宿屋。でも店子というわけではなく、寝起きするのは家主のあけみの居住スペース

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    2023年09月03日