あらすじ
なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。
吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像!
第23回「柴田錬三郎賞」受賞
2010年「本屋大賞」第3位
「横道世之介」映画化決定! 2013年公開予定
主演:高良健吾(横道世之介)、吉高由里子(与謝野祥子)
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東京に出てきた横道世之介の少し不真面目日常とそれに関わる人々。
なんとも不思議な読後感です。面白い!と絶賛する感じではないが、でもなんだかくすっとしつつ読み進め、気づくとこの世之介のことをなんだか好きになっている。彼と関わった周囲の人々と同様に。
落語でいう”与太郎”みたいな雰囲気が妙によいのかな。世之介のただただ正直でいい人な人間性にこちらの心がほだされるような感覚で読み進めました。
立派だったりすごかったりといったことがない、どっちかというと間抜けで取り柄のないような人間でも、素直で正直ということが関わった人たちを温かくすることができるんだ、というような、ちょっと素敵な気持ちになりました。
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「国宝」の吉田修一さんの本を他にも読みたいなと思って借りました。
内容は青春小説!としか言いようがない。何気ない高校~大学の話がずっと続く。
もちろん恋愛話も含めながら、たんたんとしたどうってことない話なのだが
なぜかおもしろい。w 主人公の人の好さが好感持てるからなのか。
そしてその彼女の存在がまた個性的。
最後の方では、世相と絡めた話題がそこここに散らばめられて、その時代にあった出来事などが思い出されてくる。そして途中の衝撃的な事実・・・
続きもあるようなのでもちろん読んでみたい!
-------------------個人的トピック
毎週日曜の朝はボウリング大会なのだが、先々週大会後にシューズの裏がはげてしまい。修理に出した。ボウリングシューズというのは、ある程度の値段のものは、右足が利き足の人は、右足の裏は止まる素材。左足は滑る素材の靴裏パーツを取り付ける。右足で止まって左足で滑るからである。この滑り具合、止まり具合でもフォームは変わるし、投げやすさ、投げにくさ。はたまたスコアにまで影響があるので、非常に重要である。時には最悪怪我(躓く)することもあるのです。シューズを直すのに2週間くらいかかりそうなので、次の大会のためにとりあえず16000円程度の靴を購入(普通の値段)しておいた。
通常22.5を履くのだが、すぐに使いたいのにサイズがない。仕方なく23.5を履いてみたら意外と大丈夫。紐靴だから横でしめればOKみたい。
早速先日試してみたら、止まりすぎて危ない!
やば!怪我するかもと思って、以前の靴の靴裏パーツのスペアを代わりに取り付けてみる。うんよさげ♡(ちなみに滑るパーツのみ)
止まるほうはそのままにしたけど、少し前より強めに止まる。大丈夫かなぁ。と思いながらも大会は始まる。(;'∀')
ところがである。結果はアベレージ195 なかなか好成績(通常180前後であるので)
もしかしたら強めに止まるのが功を奏して、左向きへ力が入れやすかったからか?右投げなので左に力がかかるとより強い回転が押し出せる。
いつもはできていない左へのひねりが強くでていたと、旦那談。
2ゲーム目のスコアが234!おぉ久々の高スコア♪
シューズの修理というマイナスからのスタートだったが、こういうプラスの出来事に変わることもあるのだなーと実感♪
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「罪名、一万年愛す」の背表紙に載っていた「横道世之介」。
柴田錬三郎賞と書いてあったので、勝手にハードボイルドな男前小説かと思って読み始めた。全然違った。
能天気な若者がバブル時代に生きるのだけれども、あんまりバブルの恩恵は受けてないノホホンな青春。
但し周りを囲む脇役たちが面白い。特に倉持と阿久津唯、極め付けは与謝野翔子ちゃん。
途中で世之介の未来が描かれるから、そこから急に深い話に思えて来る不思議。お母さんと翔子ちゃんの遣り取りも良かった。オススメ!
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横道世之介
田舎者、妙にずうずうしくて、お人好し。
昭和の良き時代に、田舎から東京に出て来た世之介の青春。
なんとなく恋をして、サンバを踊って、バイトに明け暮れる。
そんな普通の世之介がだんだん好きになってくる。そしていつのまにか、世之介と一緒にはらはらしたり、わくわくしたり、ちょっと憤ったりしている自分を見つけます。
世之介のまわりの人たちのその後をカットバックする構成も見事。そして、最後で思わず泣かされてしまいました。
みんながゆったりしていて、適度にお人好しで、ちょっとだけ夢があった昭和の末。ノスタルジーではなく、あの時代の気持ちに帰るようにしたいな、いや、しなければ。
そこに小さな確かな幸せ(小確幸)があるから。
竹蔵
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読み始めた途端に懐かしさがこみ上げた。
だらだらと日々を過ごす世之介。だらしないけど優しくて何だか可愛い。
東京でのいろんな出会い。その場限りの出会い、思い出しそうで思い出せない出会い、大切な思い出になった出会い。どんな出会いも御縁だな。
じわじわと心に染みてきた作品でした。
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朝井リョウがエッセイの中で大好きだと言っていたので読んでみた。
めちゃくちゃ良かった。世之介が亡くなったと聞いて、涙がとまらなかった。ほんとに、世之介の友達みたいな気持ちになっちゃって。読後の今も、もう世之介はいないのか、と喪失感で涙ぐんでる。
映画にもなってるみたいなので、映画も見てみたい。
世之介、めちゃくちゃかわいい。愛すべき隣人。世之介に会えてよかった。
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最新刊読んだあとで、改めて最初の世之介さんを読みたい衝動がおさえられなかった。
晩年の彼を知ってからの物語はこうも大きく膨らんでくるのかと、感慨深く。ひとつひとつのエピソードをかみしめるように読み進めた。登場人物たちのその後もちりばめながら時系列が前後しているのがとても心地好く、懐かしいアルバムを紐解くような気持ちだった。
以下 2017/1/24の感想。
とある大学生の日常をほんわかとのんびしとした雰囲気が描かれていて。
結構投げやりであったり、行き当たりばったりで
とりたてて特別なことも起こったりしないのに
面白ろおかしく読めてしまう。
後半になるにつれ、主人公のその後が描かれていくあたりがとても切なくなってくるのけれども
彼の言動のひとつひとつが心に残って
映画をみているような余韻。
読後感もとてもよかった。
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すごくいい作品でした。世之介の立ち振る舞いはもちろんのこと、大学生活とか状況生活のそれっぽさがにじみ出てきている。こういう作品が読みたかった。ところどころに描かれる未来の様子がラストを際立たせていた。
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なんでもっと早く読まなかったんだ⁉︎と後悔。
あの頃の時代の空気を思い出し、友だちの友だちの友だちくらいに世之介の知り合いがいたような気がしてきた。
純粋に愉快な青春小説を楽しんでいたのに、最後がわかるといちいち鼻の奥がツンとしてきて辛かった。
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以前吉田修一さんのパレードという作品を読みました。そして横道与之介が2作品目。
うまく言語化できないのですが、この作品の中で迷子になってしまう自分がとても心地よい。最後の1ページを読んだ後にまだ小説の中から抜け出せない感覚味わえました。
なんなんでしょうこの感覚は、続編も読んでみたいと思います。
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昭和?平成初期?の大学生横道世之介の1年間を描いた小説。
映画観た記憶が薄らあるが、そんなにおもしろくはなかったし、世之介変なやつだなーとか思った気がするが。
本は世之介そんなに変じゃないし、世之介が関わった人たちがほんとうに少しだけ影響を受けたり受けなかったり。世之介もすんなりいいやつってわけではないけど、どこか憎めない、愛される男。この男の見ている世界を切り取るカメラマンという職業もよかった。
この本が、世之介が、とても大切だと抱きしめられる人もいる、響く人には響く作品。
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大学進学を機に上京した横道くんの青春物語。
冴えない青年だった横道くんが、読み進むにつれて気付いたら成長してる。すごく垢抜けたとかではなく、自然な感じが絶妙。
友人たちのその後が描かれているのが良かった!
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最近重い感動系の本でしんどくなってたから
すごいちょうどいい本に会えた
平凡なでも優しい、面白い
印象的な人ではないけど印象的なある意味
めっちゃ心温まるかも言われたら違うけど
なんかこういう人と結婚したら良さそうやなとか思えるような本やった笑
こういうのすき
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普段ミステリしか読まない私。
国宝の作者ということで読んでみた。
スローな出だし、誰も死なない、何も事件が起きない。何をどう楽しめばいいんだ、と思いながら読んでたら、中盤くらいに夢中で読んでいる自分に気がついた。
どこにでもいる等身大な世之介を、こんなに魅力があって面白く描ける作者は、本当に文章力が高いなと感服した。
世之介が死んだのは、文字通り目を疑った。
生きていてほしいと、何度もその行を読み返した。でもダメだった。悲しかった。とても。
続編があるらしいけど、自分の中では死んでしまった世之介にどう向き合えばいいか、わからない……
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「国宝」を読む前に横道世之介は履修しなくては、と手に取りました。前から気になっていた本なので、丁度良いきっかけになりました。
長崎(佐世保?)出身の世之介が東京の大学(法政?)に進学し、東京の暮らしを始めるお話です。一年生の期間と、その時濃密に過ごした人のその後が●印の後にちらりと出てきます。特に大きなにかがおこるわけではないのですが、バブル期なのに毎日の生活は金満とはあまり関係なくて、ただ、ホテルのバイト内容はバブルっぽい。あとは、千春みたいな存在も。
世之介だけでなく、祥子さん筆頭に出会った登場人物がとても個性的で、多分誰かしらを好きになるのがこの本の人気を支えている気がします。大きなことはおこらないけど、普段体験しないようなことはいくつもおきますし。また、あの時代を思い出させるワードが多くて、40代後半~60歳位の人は懐かしく読めると思います。夏の帰省先で起こった大きな出来事、確かにあの頃多かった。私の住んでいた地域にもまれにたどり着くことあり、ポイントとなる場所で検問できていたなぁ。
世之介がそこそこ彼女つくって、しばしば異性と淫らな行為にふけるので中学校以上。
Posted by ブクログ
映画国宝を見て、吉田修一さんの著書を読んでみた。
まず、一言で言うとこの人は天才だと思った。
前半で、横道世之介という人物像を読者に掴ませ、愛着を沸かせる。その後、横道世之介を知る人物からみた横道世之介の人物像を語る。そこで過去の横道世之介の片思いの相手が横道世之介が死んだことを知るシーンを描く。その後再び横道世之介の目線から描かれる。
横道世之介が亡くなったことに対するインパクトを読者が1番残す方法で書かれていて、実際私も心を掴まれた。
ここまで面白みの欠ける主人公を面白おかしく描けるのは吉田修一さんしかいないと思った。
Posted by ブクログ
映画「国宝」を観たから
吉田修一さんの作品が読みたくなりました。
結構読んでるんだけど肝心の「横道世之介」読んでないなと。
誰の心にも
横道世之介みたいな懐かしい友達がいると思う。
高校の佐々木くんて子を思い出していました。元気にしてるかな?(笑)
Posted by ブクログ
世之介の過ごした1年間を読み進める中で、大きな変化は無いけれど読後、ほんのり暖かい気持ちになった。
そして、最後のページで涙腺が崩壊しそうになった。
世之介はきっとどこにでも居そうで、でも案外居なくて、そんな人。
Posted by ブクログ
横道世之介が大学入学からの1年間の話。
青春話になるのかなあ。
バブル期の時代背景描写が
自分の経験と重なり懐かしさがこみ上げる。
それにしても世之介って。
両親の名前のセンスっ!
世之介のやる気があるんだかないんだか、
ふわふわっとしている雰囲気のような
つかみ所があるよな、ないような
流される性格のような、そうでないような、
独特の雰囲気を醸し出している感じでもあるが
どこにでもいるような平々凡々な男でもある。
ひょうひょうとているようで、熱いものもあるような
なんだか憎めないやつ。
20年後ふと思い出したときに
笑みがこぼれてしまう不思議な人。
当時つきあっていたお嬢様の祥子ちゃん曰く
(彼女もかなり独特なひとでしたw)
「いろんなことに、「YES」って言っているような人だった。・・・・もちろん、そのせいでいっぱい失敗するんだけど、それでも「NO」じゃなくて、「YES」って言ってるような人」
しっくりくる表現だ。
最後の母の手紙も、世之介の人柄が偲ばれる。
なんだか温かい気持ちがわいてくるのだ。
Posted by ブクログ
映画化もとっくにされていて昔から存在を知ってるお話を、前知識無しで今更ながら読んだ。
結果、なぜ今まで読まなかったんだろう?!と思うくらいには好きなテイストの本だった。
調べてみたら、なんと続編も2つくらい出てるんですね。全然知らなかったです。
物語は、バブルの頃の大学1年生男子の1年のお話。田舎から上京してきた、横道世之介。名前もなんだかふざけているし、本人も(至って真面目なのだろうけれども)飄々としていて面白い。
周りのキャラクターも濃くて、学生ならではのゆるっとした空気のまま、ひと月ひと月が過ぎていくような一冊。学生の時ってそうだったなと思い出しながら読み始める。
そんな何気ない日々の中で、登場人物たちは人生を変えるような出来事をそれぞれが実は通過し、そしてそれもまた日常のひとつとして同じトーンで描かれているのが興味深い。実際に人は、あれが実は自分の人生のエポックメーキングな出来事だったなんてことはあとから振り返ってわかるわけで、そのときはただ一日一日をたんたんと生きている。それがこの小説でも表現されていて、登場人物たちとともに疑似体験しているみたいだった。
作者吉田修一の本では、国宝が好き。あれも一人の人の日々、人生がじっくり描かれている。しかしあちらは人間国宝の人生を追ったもので大河的、こちらは市位の人である横道世之介の物語で言うなれば朝ドラ的?
対比的に感じた。
合間合間で、二十年後ぐらいの登場人物それぞれのシーンが挟まっていて、そこはかとなく不穏な感じが徐々にしてくる。そうして少しずつなにが起こったのかを読者は知る。人生って諸行無常、関わった人たちとの関係も変わっていく。でも関わったことにより、お互いの人生に多かれ少なかれ影響している。そういうことが、多層的でグラデーション的につくられている物語から、じんわり伝わってくる。
主人公、続編ではなにが描かれてるんだ?読んでみます。
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バブル期に大学生として上京してきた横道世之介の一年間。と世之介の周りの人達の20数年後。
真面目なんだか抜けてるんだかフワフワしてるのに一途でおもいやりがある。こんな友達が欲しいなと思わされる。
まさかな展開に「えっ!」て声が出てしまった。
祥子の変貌振りが1番びっくりだった。
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長崎から上京し大学生となった横道世之介の1年間。カッコ良いわけでもなくごく平凡な青年が過ごすアルバイトと大学のサークル活動にあけくれる80年代の毎日。
旧友から誘われるダンパ(ダンスパーティー)やねるとんのオーディション、クルーズ船でのパーティー、航空券のスカイメイトシステム、雑誌「ポパイ」、テレフォンカード、映画ラストエンペラー
バブルの頃に流行った色々が懐かしい。
九州から上京し、80年代バブルに踊る日本(東京)で貧乏な女子大生だった私のかつての姿と重なるところがとても多くて共感しまくってしまった。
Posted by ブクログ
途中まで何が面白いのかさっぱり分からなかった。
何やら受賞作らしいけど、なんで?
こんな息子であって欲しくない、
以外の感想が思い浮かばなかったけど。
転落者を助けようとして亡くなった若者、いたな。
と思い出す。
日々をそれなりに生きていた人だったのだろう。
立派な行いだと思うけど。尊敬するけど。
やっぱりこんな息子であって欲しくない。
立派じゃなくていいから生きていてほしい。
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大学進学のために長崎から東京に来た青年が様々な人と関わっていく約1年間の生活を描いた物語。
この本は2010年の本屋大賞3位となった小説で、読もう読もうと思いながら題名が個人名で何となくピンと来なくて、なかなか読む気になれなかった。
読んでみると、随所に「フッ!」と笑いたくなるような表現があり、楽しく読むことが出来た。まるで、有川浩氏の小説みたいな。。
例えば、
・主人公が上京する時に、母親に無理やりカバンに入れられた雑巾が、アパートで役立った時に、
「息子にとって新生活は希望なのだが、母親にしてみれば新生活は雑巾らしい」
・友人の家に電話をした時に、その母親が出て長話をすることになった時、
「時間を持て余してかけた電話だったが、世之介よりも時間を持て余している人に繋がってしまったらしい」
等々
以前、同じ著者の「怒り」を読んだけれど、こんな事は無かったように思うけれど。。
この本で気に入らなかったのは、主人公が死んでしまったこと。最後の盛り上がりには必要だったのかもしれないけれど、「ハッピーエンド大好き」な私にとっては辛い。。。
主人公が上京して、お金持ちのお嬢様で言動がテンネンなガールフレンドが出来たが、何かのきっかけで別れたのだけれど、20年後、報道カメラマンとなった主人公と国連職員となった元ガールフレンドが、タンザニアの難民キャンプで劇的な再会!!
ってことにして欲しかったなぁ~
Posted by ブクログ
長崎から東京の大学へ進学した横道世之介という人物の1年間を切り取った物語。
惹かれるのは人物。
何かすごい取り柄があるわけでもないのだが、多くの人から慕われる。
こんなヤツいたなあと思いながら読み進めるのが面白い。
すごい話はどこにもないのだが、面白くない話でもなく、惹き込まれる魅力はなんなのだろうか。
初めて読む作家さんなのだが、何を書きたかったのかがわからないが、魅力的で面白い話だった。
この作家さんの他の本も読んでみたい。
Posted by ブクログ
80年代の大学生、こんな感じだったなぁ。サークル活動、学祭、バイト、たまに勉強、友人アパートに泊まったり、と懐かしい。
長崎から東京の大学に出て来た横道世之介の1年間の物語。この1年間で出会った友人や恋人達の、凡そ20年後の姿のパートが途中差し込まれる。そこの彼等の中の世之介は、その後の彼等に大きな影響を与えているとか、強く記憶に残っている、とかいう事は全くなく、そう言えばそんな奴いたよな、程度の存在なのが、どこか物悲しくも、実際はそんなもの、長い人生の中での人との出会い、関わりなんてそんなもの、という無常感に浸った読後感だったが、全体に楽しく読めた。
Posted by ブクログ
上京して大学生活を送る世之介の1年の物語。
あの頃、バブルで、「サラダ記念日」がヒットして、映画は「ハチ公物語」に「トップガン」、パソコンや携帯電話はまだ普及してない頃でテレホンカードとか使ってたなって・・
そうそう学生時代そんな奴いたよねって回想するなかに世之介がでてくる。当たり障りのないサブキャラなだけに憎めない存在、ある人にとっては名前ぐらいしか思いだせなかったり全然記憶になかったり、
サンバサークルに成行きで入ってしまった時の仲間の倉持と阿久津唯←’この人だけいつもフルネーム)
サークルの先輩にバイト紹介してもらったり
クーラーのある加藤の部屋に入浸ったたり
車校に行ったり、
知りあったお嬢様の祥子と仲良くなったり
年上の謎の女千春に興味を持ったり
高校時代の元カノのさくら
勉学にサークル、バイトに恋愛と学生時代はイベント多くて多感な10代は長く感じるのだけど大人になってみて振り返ったら一瞬の出来事だったとか
世之介を回想するシーンが数箇所か挟まれていて、ノスタルジーが増すなかフラグがたったりして、それがより切なさを呼びました。
鉄道事故のこと知っちゃってからは読み進めるのが辛くなってしまったりでした。恋人だった祥子でさえ、初めて世之介が写した写真、最初に見せて欲しいってお願いしたの自分なのに20年も経つとそんな約束したことも忘れちゃってるし、写真見てもどこで撮ったのかわからない感じだし、そんなもんなんですよね。
世之介、馬鹿正直で、成行き任せでなんも考えてなさそうだし、目先のことに振り回されて、所々真剣に考えたり、脱力したり、何だかんだで主人公なだけに気になってたのに。
続編も借りちゃったんだけど、世之介のこと知れば知るほど愛着湧いてきて結末が解ってるだけに先が読みたいって思いになれなくって悩んでしまう。