吉田修一のレビュー一覧

  • 横道世之介

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    ネタバレ

    東京の大学に進学するために長崎から来た世之介、サンバサークルに入ったり、同級生の友達が子供ができて退学したり、一見不釣り合いそうなお嬢様と付き合って意外と上手くいったり、飄々としてるけど人当たりが良くて割と愛されるタイプ。
    どうしてもって訳ではないけど、なんだか放っておけないタイプの世之介が気になるので、続編も読んでみようと思う。笑

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    2026年08月02日
  • おかえり横道世之介

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    シリーズ前作同様、主人公の優しさに溢れた作品。本作では「善良」という言葉で表現されていた。関わった人の未来(現在)を表すことで、深く短い関わりでも気付かぬうちに良い影響を与えた主人公の人の良さに心温まった。

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    2026年07月31日
  • 永遠と横道世之介 下

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    下巻まで読んでから評価すれば良かった。
    上巻では、なんだかはぐらかされているような表現が気になって、イマイチの感じでした。下巻まで読み終わって、あっ、やっぱり世之助さんだったなぁと思いました。こんなかたちで終わるのね。
    悲しいけれど、気持ちの良い作品でした。

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    2026年07月31日
  • 横道世之介

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    「国宝」からやってきました笑
    共通点は、男子の成長を描いていること!以上!笑
    ただ世界観も熱量もまるで違うのに、不思議と心に残るのは何なんだろう。

    世之助という青年は、爽やかなのか、天然なのか、スカタンなのか、おそらく全部なんだろう。
    東京での大学生活はスカタンの連続で、そこ踏む!?ってツッコミどころ満載。それでも周りに愛され、何とか生きていけるところが彼のすごいとこ!
    世之助は妬まないし卑屈にもならない。等身大の自分を受け入れている。そして何より人生のすべてにYESというすげー男だった!
    続編も読んでみます。

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    2026年07月25日
  • 国宝 上 青春篇

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    歌舞伎の世界を舞台にした壮大な人間ドラマ。難しく重い作品ではないかと敬遠していたが、読み始めると登場人物同士の軽妙なやり取りも多く、自然と物語の世界に入り込めた。

    一見すると自分とは縁遠い世界の話に思えるが、夢や才能、嫉妬、葛藤といった人間味あふれる感情は誰にでも共通するものだと感じ、登場人物たちに共感しながら読み進められた。上巻だけでも十分な読み応えがあり、彼らの人生がどのような結末を迎えるのか、下巻がますます楽しみになる一冊だった。

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    2026年07月25日
  • 横道世之介

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    再読

    章の最初の
    ーーーーーーー世之介である。
    が好き。

    祥子ちゃんが愛おしくて、このままずっと添い遂げて欲しかったなぁ・・・

    一番好きな青春小説かも

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    2026年07月23日
  • 横道世之介

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    『横道世之介』を読んでいて、一番惹かれるのは、やっぱり世之介という人物そのもの。

    大学にも、こういう人がいたなと思う。少し抜けていて、いつも誰かにいじられている。でも、決して嫌われることはなく、誰とでも自然に打ち解けてしまう。飛び抜けたエリートでも、キレ者でもないのに、不思議と人が集まってくる存在。

    人と距離を縮めるのに時間がかかる私にとって、こういうタイプの男子は話しかけやすくて、ずいぶん助けられた記憶がある。だから世之介を見ていると、懐かしさと少しの羨ましさが入り混じる。

    作中には思わずクスッと笑ってしまうような会話が散りばめられていて、その空気感も心地いい。大学時代の何気ない日々や、大勢の中の一人として過ごしていた頃の感覚が自然と思い出される。

    派手な出来事よりも、人と人との距離感や、ありふれた日常の愛おしさを丁寧に描く作品。読みながら、自分自身の学生時代の記憶まで静かに呼び起こされる、そんな小説だった。

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    2026年07月21日
  • 横道世之介

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    1980年代の空気感が感じられてよい。最後の写真のくだりは、読んでいて幸福感を感じた。
    祥子のキャラは、しばらく馴染まなかった…

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    2026年07月21日
  • おかえり横道世之介

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    前作以上におもしろかった。どの登場人物も欠点と善良さが絶妙なバランスで混ざり合って成り立っていて、人間とはそういう愛おしいものなのだと感じさせてくれる。

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    2026年07月21日
  • 悪人 新装版

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    二つの事件(殺人と逃亡劇)の関係者たちの葛藤や心情描写が刺さった。人生の岐路で人と人が相対して、何を感じどう行動するかは自分の物差しでは測れないこともあるし、自分の決断が一般的かどうかも分からないこともあり得ると思ってしまった。フィクションではあるけど、それぞれの人生の積み重ねが、突然の非日常的な場面に遭遇した時に、思いもよらない決断に作用することのリアリティも感じることができた。

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    2026年07月21日
  • 横道世之介

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    途中で心臓を鷲掴みされます。満員電車の中でハウっとなりました。
    切なすぎて、最後は世之介ーーーって叫びたくなります。

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    2026年07月18日
  • パレード

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    著者の「タイム・アフター・タイム」が非常に良かったので本作を手に取りましたが、じわじわと背筋が凍るような真逆のような物語でした。

    ルームシェアで暮らす若者5人。表面上は仲良く暮らすも、誰も真の姿を相手に見せていません。
    登場人物たちの行動や冷徹さにゾッとします。
    しかし、現実も誰もが偽りの平穏の中で生きている。人間の本質を突き付けられました。

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    2026年07月18日
  • 横道世之介

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    世之介はいたって普通なのだけど、彼のそばにいただけで自分の人生が少し肯定されるような、そんな「愛すべき普通」の輝きが全編に満ちている。加藤の「(世之介に)会ったっていうだけで、お前より大分得してる気がするよ」ってセリフが多くを表しているよね。

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    2026年07月15日
  • 路

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    台湾新幹線をめぐる群像劇。また絶対に読み返したいとまではならなかったけど、とっても良かった!!どの登場人物も好感が持てる。春香とエリックのもどかしいロマンス(?)も良きだが、台湾に後悔を残してきた勝一郎の哀愁に特にグッと来た。ちょっと前に読んだ吉田さんの「愛に乱暴」はなかなかのドロドロで読んでて辛かったので余計に爽やかに感じた。
    台湾は旅行で一度しか行ったことないけど、ちょうどこの舞台の時期の数年後になる。人が温かくて食べ物が美味しかったのが印象的。また行きたくなった。

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    2026年07月11日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    吉田修一さんの男女のリアルを描く短編集。
    この作品は、人生の中のメインストーリーではなく、サブ中のサブ、「そういえばこんなこともあったなぁ」とふと思い出すような出来事が描かれています。
    吉田さんの恋愛小説に登場する男性は、誠実とはかけ離れた人物が多いですが、『平日公休の女』のぼくもまた然り。このぼくは、『東京湾景』の亮介に近いものがあり、彼女に対して「一緒にいたい」ではなく「一緒にいられる」という状況で付き合っているところが憎たらしい。そういう些細だけれど、ちょっとわかってしまう感情を描くのが本当にお上手です。
    こういう男性たちが苦手な方は、ぜひ『タイム・アフター・タイム』のオッソーに出会ってください。
    まだまだ吉田修一さんブームは続きます!

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    2026年07月11日
  • 永遠と横道世之介 下

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    ネタバレ

    二千花から一年という余命を聞いた世之介が「こんなに早く会えてよかった」と告げる。二千花が「こんなに早くって、一年しか」と思った瞬間、まだ一年あるんだよという誰かの声が聞こえる。
    読者は世之介の残りの日々を知りながらこの言葉を読む。
    著者の見事な筆が現在過去未来を往還しながら、この上なく幸せな読後感を与えてくれる。

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    2026年07月09日
  • 横道世之介

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    どこか憎めない世之介。
    青春を追体験できた感じがして楽しかった。
    特別なことは何もなく、ただただ日常を過ごせることのありがたさ、楽しさというのを改めて気づかせてもらえた。

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    2026年07月06日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    読みながら、思わず笑ってしまったことが何回あったか。
    ほっこりしたし、横道世之介のファンになった。
    物語の中旬くらいから、まさか…?と思いつつ、いやでもこの雰囲気でこの主人公で、ハッピーエンドでしょうよと思ってたのに。
    あっけなくてびっくり。
    なんか、ファンになっただけに、読み終わった時に、消化しきれてない気持ちになった。
    面白くなかったとか、終わり方に不満があるとか、そういう意味ではなく。

    でも、これも、らしいような。
    最後のお母さんの手紙よかった。

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    2026年07月04日
  • 横道世之介

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    どこか間のぬけた大学一年生、横道世之介の一年間の成長物語。心優しい青年が、周囲との関わりの中で成長してるような、してないような話が展開。関わった人たちに目には見えないけど、良い影響を与えるお兄ちゃんという感じ。
    ほっこりと心が安らぐような読後感になった。

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    2026年06月27日
  • 横道世之介

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    横道与之介という一見平凡に見える青年の話。はじまりから見事な脇役の配置とその飛躍に富んだ交流。「読者の今」と「登場人物の今」を行き来して読むものを飽きさせない物語の展開。続編を読まずにはいられない。サブスクの一気見じゃないけど、完結編が出てから読み始めることの幸運に感謝。こんなところで終わられたら読者としては辛抱たまらん、そんな感じの小説。

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    2026年06月26日