吉田修一のレビュー一覧

  • 罪名、一万年愛す

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    吉田修一さん、ほんとにいろんなジャンルの作品があってビックリします!

    私は「太陽は動かない」の3部作が好きで、そのあとに「悪人」や「怒り」の犯罪小説系を読み、そして「国宝」はまた文体からして全然違ったけど素晴らしく……“みんな違ってみんないい”です本当に

    この本もまた、私が読んだことのある吉田修一さんの作品にはないジャンルで、ドラマ化を前提に書き下ろしたのかと思うような劇的なストーリー
    楽しく読みました

    次は、こちらの皆さんの本棚や評価で目にとまった、「横道世之介」読むぞ〜〜!!

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    2026年06月05日
  • 横道世之介

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    ずーっと呑気でのほほんとした世之介と、自分は経験してないけどギリギリ想像がつく時代の東京。全く悲しくならずぼんやりと、お母さんの暖かい手紙でほんのり涙が出そうな気持ちに。

    きっと大人になってからも相変わらずのらりくらりと、和やかに生ききったであろう世之介に、乾杯!

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    2026年06月04日
  • 横道世之介

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    どこか抜けていて肩の力の抜けた主人公、横道世之介。仲間と過ごした何気ない大学時代はかけがえのない時間だったのだと、青春の日々を懐かしく思い出させてくれる一冊でした。

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    2026年06月03日
  • 国宝 上 青春篇

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    主人公の喜久雄は長崎のヤクザの組長の息子だったが抗争により組は瓦解、縁あって大阪の歌舞伎役者、花井半二郎に弟子入りする。
    半二郎の息子の俊介と喜久雄は切磋琢磨し歌舞伎の才を磨き上げていく。

    血筋が全てと言われる世界において、対照的な生い立ちの喜久雄と俊介が技を磨いて大きな舞台に挑む姿はまさに青春。
    後の襲名騒動に始まる数々の苦難を乗り越えて、また2人で舞台に上がれたらという期待を持って下巻を待ちます…

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    2026年06月01日
  • 怒り(上) 新装版

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    虚偽の情報に満ちた腐敗した社会の中で、自分を偽らずに生きることが、いかに危険で絶望的に困難であるかを投げかけている。

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    2026年05月20日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    湖畔の老人介護施設で老人が亡くなった
    人工呼吸器を外されていたことで警察の捜査が入り
    物語は展開していくのだけど
    刑事とそこのスタッフの女性とが怪しい関係に
    なっていく流れの異常さは読者を選ぶかもしれない
    事件の経過も気になるし二人の関係もなぜか気になり
    読みました
    この著者はこういった感じの作品なのかな?
    と思いながらも物語的には気になって引き込まれて
    しまいました

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    2026年05月20日
  • 泣きたくなるような青空

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    偶然にも知り得た吉田氏のエッセイは、心に響いた。本書もすぐに読んでみようと思っていた。個人的にも、旅は、いいものだ。


    本書は、航空機内誌に連載されていた25編のエッセイを纏めている。カバーが、圧巻だ。椰子の木と
    その椰子の木の周囲を取り囲む岩場等、ちぎれ雲とのコントラストが筆舌し難い。見事に夏の一瞬を切り取っているように見え、非常に目に映える。

    筆者は、中国語を勉強しているようだ。日本語と中国語との発声方法の違い等を知ると、中国語に対するイメージ等も変わるという。さらに、筆者は、新しい言葉を学ぶ楽しさを述べている。確かに、学習直後は、特に楽しいだろう。

    中国語の勉強を始めた筆者と、中国

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    2026年05月18日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    映画に感動して手に取った。
    当然映画はいろいろ端折られている。でも、改めて映画は映画でとてもまとまっていたのでは…と思った。

    徳次の存在
    これは小説において重要。喜久雄が寡黙なタイプ、表現が薄いタイプなだけに、かなり効いてくる。喜久雄にとってなくてはならない存在。そして読者的には喜久雄がヤクザの血筋であることを要所要所で思い起こさせる。

    ヤクザの勢力図と歌舞伎界の勢力図
    なんかね…ヤクザっていたんだなって…この時代を生きてきていないから、ちょっと理解しにくくはあるけども、どう立花組が解体させられていくのか、それでも辻村には頭が上がらない、なんなら資金援助を受けているとか。立花組のことを夜の

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    2026年07月28日
  • 国宝 5

    購入済み

    む?

    相変わらず絵が綺麗で良いが、時系列がちょっとわかりにくいのと、
    危なさ満載だった辻村の舞台に立ってどうだったのか、などがなんだか不明?

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    2026年05月11日
  • 新装版 静かな爆弾

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    吉田修一さんの恋愛小説。
    テレビ局に勤める俊平は、公園で出会った聴覚にハンディキャップを持つ女性・響子と恋に落ちる。
    静かで穏やかな日々を重ねていく二人は、俊平が仕事で忙殺されるなかで、すれ違いが積み重なっていく。
    俊平と響子は言葉を交わせない分、伝えたいことを精査して文字で伝えるため、余分なことを省略するのが当たり前になってしまう。だけど、その余分なことが相手を知るために必要なこともあり、心が通じ合えるほどの関係に至っていなかったことに気付かされる。
    思っていた以上に相手のことを知らず、知らないことに薄々気付いていたのに知ろうとしなかった俊平の気持ちが見えてくる描写がとても良かったです。

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    2026年05月11日
  • 横道世之介

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    昭和?平成初期?の大学生横道世之介の1年間を描いた小説。
    映画観た記憶が薄らあるが、そんなにおもしろくはなかったし、世之介変なやつだなーとか思った気がするが。
    本は世之介そんなに変じゃないし、世之介が関わった人たちがほんとうに少しだけ影響を受けたり受けなかったり。世之介もすんなりいいやつってわけではないけど、どこか憎めない、愛される男。この男の見ている世界を切り取るカメラマンという職業もよかった。
    この本が、世之介が、とても大切だと抱きしめられる人もいる、響く人には響く作品。

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    2026年05月10日
  • パレード

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    若者の群像劇と思いきや、予想外の結末に読後は呆然としてしまいました。
    悩みを相談したり、ご飯を食べに行ったり、一見仲が良さそうな4人ですが、『本来の自分』と『同居を成立させるための自分』の違いがそれぞれの視点で描かれています。サトルという人物が登場することで、4人をより客観的にみる視点が加わり、この関係性の違和感に気付かされていきます。特に印象的だったのは、直輝の章で、「相手に思いやりを示さないことで、いつの間にか俺は、彼らの良き兄貴分に祭り上げられている」という一文がありますが、それはあくまで主観であったことを結末で知らされるところです。
    仲が良さそうに見えて、誰も本来の自分をださないし、誰

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    2026年05月09日
  • 横道世之介

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    子供が大人になること、
    子が親になること。
    これは違うと感じた。

    自立、自律との関係はどうだろうか。

    人生は個人の物語だ。
    主体は自分にしかないけど、全てに影響を受けるし与える。流れがある、偶然がある、人との関係がある。

    でもどうにかはなる。
    ならないことなんてない。

    だから因果は自分の意思と行動にある。
    コントロール出来るのも自分、他は期待しない。

    何にすがって生きるのか。
    人生はそれさえも偶然であり選択なようで運命めいたものでもある。
    死んでしまえばきっと何も分からない。
    後悔したか納得したかも。
    長生きは得なのかもしれない。健康は最重要。

    やっぱり「今」だ。
    シンプルに今を生

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    2026年05月08日
  • 東京湾景(新潮文庫)

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    吉田修一さんの恋愛小説。
    どんな愛にも終わりは来るとうそぶく亮介と、愛の力を疑いながら、でもどこかで信じたい美緒。身体を重ねるふたりは、身体の関係の「その先」に向き合うことに。心をさらけ出す恐さや、素直になれないモヤモヤした思いが、二人の何気ない言葉や行動で感じられる描写がたまらなく良かったです。
    二人の関係性は、美緒の友人・佳乃の「始まるのが恐くて、お互いに目をつぶったまま抱き合ってただけじゃない!」という言葉そのもの。そんな二人のラストシーンは、最高にドラマティックでした。

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    2026年05月05日
  • ミス・サンシャイン

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    こんなふうに歳を重ねれたらいいなぁと思う。
    現実的に50も歳が離れていて恋愛感情が湧くのかどうかはわからないけど、人間的に惹かれるというのはわかる。
    同じように大切な人を亡くして心に傷を隠したままの二人が心の交流によって癒されていく。
    人は人によってしか癒されないのかな。

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    2026年05月01日
  • ミス・サンシャイン

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    ネタバレ

    タイトルと装丁に惹かれてほぼジャケ買いの一冊でしたが、
    タイトルにそんな意味があったとは…。

    ひょんなことから昭和の大女優・和楽京子こと石田鈴の自宅整理を手伝うことになった岡田一心。
    回想での女優としての和楽京子の描写はまるで本当に映画を見ているような熱感で、
    一方で現在の鈴さんは穏やかな時間のなかで生きていて。
    片付けを通して鈴さんの歴史に触れ、読み終わる頃には一心とともにすっかり鈴さんの虜になってしまいました。

    幼馴染の佳乃子を原爆で亡くした経験を持つ鈴さんと、わずか9歳の妹・一愛を亡くした経験を持つ一心。
    鈴さんのかつての恋と、一心の恋心。
    ふたりの共通点が見えてくるうちに、だんだん

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    2026年05月01日
  • 日曜日たち

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    特に何も起こらないけど短編5つを通して最後に兄弟は幸せそうだった。
    「日曜日の被害者」の遊んでる若者の雰囲気、平成感が好き。結構キツいことされるけど。
    「日曜日の運勢」の優柔不断なモテ男の憂鬱も面白い。男女のやり取りがやっぱり好きなんだなって気づく。あと吉田修一が好みって気づいてきた。

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    2026年04月26日
  • 最後の息子

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    吉田修一さんのデビュー作品。
    『Water』は、高校の水泳部員たちを描いた青春小説で、とても清々しい作品。大会の最終日、メドレーリレーの前にケンカする4人がめちゃくちゃ尊い。
    個人的には『最後の息子』と『破片』がとても好きで、どちらも閉鎖的なコミュニティでの息苦しさや、昔ながらの男女の価値観が描かれていました。
    デビュー作でこんな作品を描いてしまう吉田修一さんはやはりすごい。
    別の作品も手に取ってみようと思います。

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    2026年04月25日
  • 路

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    日本の新幹線の台湾への輸出事業を背景に、両国の人たちの交わりや、すれ違い、その中に生まれる静かだけど深い思いのドラマ描写。
    人生におけるタイミングであったり、出会いの奇跡、必ずしも成就しないことだったりが、自分に優しい気持ちを与えてくれたように感じられた。

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    2026年04月25日
  • 怒り(下) 新装版

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    2026.04.22 ★4.6

    上巻は静かに淡々と時間が流れ、下巻からは怒涛の展開。

    3ヶ所に居る身元不詳の男は一体誰なのか
    誰が誰を信じていて、誰が誰を信じられないのか
    「怒り」は誰が誰に向けたものなのか

    一気に色々なことが起こり、ページをめくる手が止められない。

    正直、読み進めるのが辛く感じる展開もあったが、ほんの少しだけ光が見える終わり方だった。


    ↓↓↓内容↓↓↓

    山神一也は整形手術を受け逃亡している、と警察が発表。
    洋平は一緒に働く田代が偽名だと知り、
    優馬は同居を始めた直人が女といるところを目撃し、
    泉は気に掛けていた田中が住む無人島であるものを見てしまう。
    日常をと

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    2026年04月22日