吉田修一のレビュー一覧
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ネタバレ柴田練三郎賞 第7回本屋大賞3位 こんな面白い本が3位だったら、1位と2位は何だろうかと思ったら、「天地明察」と、「神様のカルテ」だった。
とても面白くて、爽快で、楽しい本だった。
ところが、いつも解説から読むので、何気なく最後のページを開いたら、解説が無くて、最も大切な世之介のその後だった。残念だった。もしこれから読まれる方がありましたら、最後のページは開けないで後回しで。
本好きの方はもうとっくに読んでしまっているかも、その上新聞連載だったそうで、無駄な一言だったかもしれませんが。
東京の大学に入学するので、九州から上京した世之介。世事に疎く、のんびりしたお人よしな性格。一人息子で、 -
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国宝が大ヒットしているので吉田修一さんの好きな作品の感想を今さらですが書いてみます。
この作品は台湾に頻繁に出張していた約十年前に読みました。
当時一緒に働いていた台湾の仲間の中には日本に憧れる方や日本に留学されてた方や毎年日本に旅行に行く方がいました。一方で日本からの出張者の気持ちは自分自身がよく分かります。自分と彼ら彼女らを映し出してくれる作品でした。
吉田修一さんらしい景色の描写も実際に行った事のある場所だと本当にまたそこを訪れた気になれました。
また、台湾では新幹線を使って頻繁に移動していましたので作中の登場人物と実際の新幹線導入に携わった皆さんに感謝です。
個人的には吉田修一さん -
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見栄を張り、異性から人気があるかのように装っていた石橋佳乃は、出会い系サイトで知り合った男に殺害される。
馬込光代は出会い系サイトを通して男と知り合い、彼に強く惹かれるが、彼が殺人を犯したことを知る。光代は、自首しようとする男を引き止めると、一緒に逃亡を図る。
誰が悪いのか。
映画「国宝」の原作もおもしろかったので本作も読んでみた。
生活感のある登場人物たちの描写が緻密で、次第に見えてくる彼らの生い立ちは悲しく、行動にリアリティがある。
彼は悪人なのか。結末はあいまいだ。でも僕の思っているとおりなんだと思う。
映画も見た(アマプラで)。
原作に出てくる風俗嬢が出てこないので、彼の母親 -
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ネタバレ普段ミステリしか読まない私。
国宝の作者ということで読んでみた。
スローな出だし、誰も死なない、何も事件が起きない。何をどう楽しめばいいんだ、と思いながら読んでたら、中盤くらいに夢中で読んでいる自分に気がついた。
どこにでもいる等身大な世之介を、こんなに魅力があって面白く描ける作者は、本当に文章力が高いなと感服した。
世之介が死んだのは、文字通り目を疑った。
生きていてほしいと、何度もその行を読み返した。でもダメだった。悲しかった。とても。
続編があるらしいけど、自分の中では死んでしまった世之介にどう向き合えばいいか、わからない……