吉田修一のレビュー一覧

  • 国宝 上 青春篇

    Posted by ブクログ

    いつもなら、映画見てストーリー知ってるから小説はいいかな と思うのだけれど、
    あまりにも原作も映画もどちらも素晴らしいというコメントをあちこちで見かけるので原作を手にしました。
    結果、最高。
    読んでよかった。この上下巻をわずか3時間の映画にしたのが凄い。

    0
    2026年03月13日
  • 横道世之介

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    評判が良いので読んでみた。

    長崎から東京の大学に上京し、大学生を謳歌する世之介。青くて若い生活楽しいー!と思って読み進めていたら急に現在軸になり…。


    世之介、亡くなってしまっていたのね。それまで楽しく読んでいたのが一変、見え方が変わって世之介のその後の人生に想いを馳せてしまった。

    青い時間が色褪せてしまうことも、過ぎた日々に想いを馳せることも、懐かしい誰かがもう側にいないことも、何も変わったことではなく誰もが日々の中で感じることである。あんな人いたな、こんなときもあったなと感じたことや触れたこと、人生の全ての起点はそこにあるのかもしれない。

    とても現実的な小説だった。学生のときの翔子

    0
    2026年03月13日
  • 国宝 上 青春篇

    Posted by ブクログ

    歌舞伎役者花井半次郎の息子の俊介
    芸の素質のある元任侠の息子の部屋子の喜久雄

    血筋か芸の素質か
    ふたりは同じところを目指していく

    映画を観たあとに読むことになった

    映画では原作での要所要所をピックアップしてスケールの大きな壮大圧巻な舞台を創っているのに対して
    原作はエピソードを重ねて細部まで創られている印象を受けた

    原作は原作で
    映画は映画で

    違った楽しみ方ができて良かった
    下巻も読もうと思う

    0
    2026年03月11日
  • 横道世之介

    Posted by ブクログ

    素直で憎めない、正直な男。
    ちゃんと悩んでるしできれば楽に暮らしたい。それを周りに伝えてても恥ずかしくないと思えるとこが魅力的な人なんだなと思った。

    個人的には何か事件があってそれを軸に進むストーリーが好み。なのですげー良かった!というほどのめり込めなかった。

    0
    2026年03月08日
  • パーク・ライフ

    Posted by ブクログ

    サラリーマンが公園で知り合って、ふとしたことで口をきき、何気ない付き合いが始まる。それだけ。
    以前、話題になった「悪人」を読んだ感想で、可もなく不可もない話だと書いた覚えがある。被疑者にされた恵まれない育ちの素朴な青年と、電話で知り合った女性が逃げているうちにお互いに情が湧く、ストックホルム症候群的いきさつだろう。それがそんなに話題になるほどいい小説なのか、長いし。と思った。

    この「パーク・ライフ」を読んでから再読すると、とんだ勘違いで、浅い読み手だったと反省した。
    これは日常生活の1シーンを切り取ったようないい話だった。

    取り立てて驚くようなこともなく、公園でふと知り合ったサラリーマンと

    0
    2026年03月07日
  • 国宝 下 花道篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    圧巻の下巻。
    これを読み終わった足でそのまま2回目の映画『国宝』も観てきた。
    原作では娘の綾乃とも、婚約者を紹介されたり挙式に参列したり、孫の誕生に涙したりちゃんと仲良く付き合ってたし、璋子とも結婚して、本妻と2号さん、そして春江ともみんなで親しくしてて、愛とか恋とかでなく3代目を歌舞伎をみんなでサポート!て感じ。
    映画と違って喜久雄はそこまで孤独ではないな、みんなに支えられつついい人間関係を築けてるなと思ってた。
    思ってたのに後半どんどん精神的に孤独になっていく喜久雄。人間国宝という人でなく歌舞伎と同化していくさまが映画とも違う孤独を表現されてた。

    最後、徳ちゃんには会えたのかな…。原作で

    0
    2026年03月07日
  • 国宝 上 青春篇

    Posted by ブクログ

    映画の後に読んでいるが、もう一度映画を観に行きたくなった。
    映画ではかなり色々な情報が省かれていると聞いていたが、小説ならあの場面の補足はあるのだろうかと読んでいても、描かれていなかった。それはそれでなんとも感情が抉られるのだけれども。
    具体的な感想は下巻を読んでから下巻の方へ。

    0
    2026年03月06日
  • 国宝 上 青春篇

    Posted by ブクログ

    上巻(青春篇)
    任侠の血筋をもつ喜久雄。
    ひたすらに歌舞伎を愛し、ひたむきに芸に打ち込む姿が胸を打つ。逆境に耐えろ。折れるな。突き進め。祈るような気持ちで読んでた。
    怒涛のラストは下巻へ向かう昂りしかない。
    花道篇へ行きます。

    0
    2026年03月04日
  • 罪名、一万年愛す

    Posted by ブクログ

    いわゆるSFなんだけど、面白くて一気に読んでしまった。よくあるミステリーだと思っていたけど、戦争の話が始まって色々と考えさせられた。読んでいて辛いところもあったけど、でも戦争系の本が苦手な私でもすっと読めたから、この本はいいなと思った。
    なにより登場人物に嫌な人がいないことがとてもポイントが高い。
    科学的に証明されなくたっていい。
    終わり方もとても良かった。
    戦争のない今を生きている私たちは幸せだ。各国では戦争が起きているけれど、戦争が無くなればいいのにな、、、

    0
    2026年03月02日
  • パレード

    Posted by ブクログ

    4人の男女がマンションの部屋をシェアして暮らしている。適当な距離を保って快適だと思っていた。それが長引くとお互いのかかわりも深まって。
    第15回山本周五郎賞受賞作


    都内の2LDKのマンションに男女4人が暮らしている。男部屋、女部屋と名づけて一部屋に二人ずつ住んでいる。
    最初は「直樹」と「美咲」が住んでいた。二人の仲が冷め始めた頃、「美咲]の友人が行きどころが無くなり一緒に住み始めた、これが雑貨店の店長をしている「未来」。そこに直樹の後輩の後輩「良介」が上京して同居することになる。その頃美咲は新しい恋人を見つけて、マンションを出て行く。

    「美咲」は大手化粧品メーカーの秘書、「直樹」はインデ

    0
    2026年03月01日
  • パレード

    Posted by ブクログ

    びっくりした。
    クスッと笑える描写もあって、人々の暮らし、性格を細かに描いた会話劇のような面白い小説だと思って読み進めてたけど、もうページ数も少なくなってきたな、読みおわるな,って思ってた頃に衝撃的な文章が現れて、思わず、あれ?同じ本読んでたよな?まってこれ私の解釈が違う?あれ?という不思議な感覚がした。

    0
    2026年02月28日
  • おかえり横道世之介

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世之介2作目。
    やっぱり良い。世之介の人柄がいい。
    やし、物語にしか存在せんようなとんでもない主人公、って訳じゃなくて、探せばその辺に居そう なキャラやから尚更気軽にも読めた

    ちょうど世之介が24.25歳位の1年間のお話。
    今の自分の年齢と重なる。でも生活は違いすぎて。
    フリーターでフラフラはしてても、考え方とか優しさは圧倒的に世之介の方が大人な気がする。

    世之介に会ってみたい笑

    0
    2026年02月28日
  • 国宝 上 青春篇

    Posted by ブクログ

    映画「国宝」が見たくてこの小説を読みました。実を言うと、吉田さんの書き方は自分にとってちょっと分かりにくいでした。長文と歌舞伎に関するいろんな言葉が難しかったけど、ストーリーは非常によかったです。普通の青春小説とは違って、興行界のなかに成長する少年たちの困難や悩みが描かれた素晴らしい一冊でした。時々作者が直接読者に伏線を張るのも面白かったです。
    歌舞伎が見たことない自分には物語を想像するのが難しかったけど、喜久雄、俊介、徳次の複雑な関係は読む経験をより良くさせました。

    0
    2026年02月25日
  • 国宝 上 青春篇

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画『国宝』が大変よかったので、読書好きとしては原作を読まずして語らいでかと思い当然読み始めた。
    映画はところどころ端折ってたけど、それでもだいぶ原作に沿って流れててくれたんだなと。
    原作のほうは歌舞伎の舞台の描写はいまのとこほぼない。から映画で観たあの美しい舞台演出を頭に描きながら読めたのでそれも映画を先にしてよかったなと思った。

    そしてなによりも徳ちゃん…
    原作のもう大きな違いは徳ちゃんの存在だよ…
    映画の喜久雄は、(まだ上巻では出てないけど)「ほかになにもいらないから芸を上手くしてください」と悪魔にお願いして、家族も捨てて人間国宝になって、ああ芸を極めるのってなんて孤独なんだろう、と思

    0
    2026年02月24日
  • パレード

    Posted by ブクログ

    恋愛関係にはない男女4人の共同生活を描いたストーリー。シェアハウスでもないのにこんな共同生活なんて、個人的には考え難いが、まあこういう若者もいるんだろうな。あらすじに「男娼のサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…」とあるが、特にそんな波紋というほどのことは起こってないよね、サトルのことはあまり好きになれないけど…と、のんきに読んでいたら、びっくりした!読み返したいけど、読み返す勇気が今のところ湧かない…。

    「国宝」を読んで以来すっかり吉田修一作品にハマっている。なんてことのない平坦な日常をうまく掬うこの文章力に唸らされる。

    0
    2026年02月23日
  • 森は知っている

    Posted by ブクログ

    高校生の鷹野一彦は産業スパイの組織に所属する
    親友の柳の逃亡
    仲間の裏切り
    組織の上司の風間が厳しいながらも柳の命を必死に守ろうとする。一日頑張れば、その次の日も頑張れるという言葉が、心に刺さりました。人間、どこかで逃げずに立ち向かう時期も必要ですかね。

    0
    2026年02月19日
  • ミス・サンシャイン

    Posted by ブクログ

    最近の文庫で、読み切れそうだったので、初読み吉田修一さんです。現代の若者の恋愛の機微をも描く、都会派純文学。知り合いの女性がさらっと「ファンなんです」と言っていました。分かります。私も見習います。

    0
    2026年02月17日
  • 罪名、一万年愛す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東京空襲で戦災孤児となるも、地獄から這い上がり、戦後の社会経済システムを構築した梅田翁。彼の秘められた生涯が明かされる。現実に戦後復興の波にうまく乗り、怪物実業家として王国を築いた人物は、大下英治氏や佐野眞一氏の小説で読んできた。とりわけ実体験をもとに描く野坂昭如氏のアニメ映画『火垂るの墓』なんぞは、まさにサバイバーズギルドの告白だった。ここでは、生き残ったことへの感謝と贖罪がSF手法で描かれる。今や夢物語ともいえぬ人体冷凍保存による永遠の愛の誓い。瞬間蘇生の結末には思うところあれど、登場人物が皆温かい。

    0
    2026年02月12日
  • 横道世之介

    Posted by ブクログ

    大学時代を思い出させてくれる、私にとってはノスタルジーな作品。
    長崎出身で大学のため故郷を離れる設定が、長崎の田舎生まれで大学は都会に行った自分の境遇と重なった。
    退屈でしかたなく、それでいて些細なことで忙しく面倒で、出会っては別れを繰り返していた、大人になりかけだったあの頃が懐かしい。そして、もう一度あの頃に戻れたら、と心から思う作品だった。

    0
    2026年02月11日
  • 横道世之介

    Posted by ブクログ

    世之介。自分まで世之介と呼びたくなる。
    日常の風景描写が多くて、よのすけが長崎から上京してきての大学一年生の1年間を月毎に追いかけていく…
    時も流れて遠く離れてなかなか会えなくなって、何年か経った時にふと、「あ、そういえばあんなんあったな」「あいつ面白かったな」とか思われたい
    そういう何気ない風景の中にいつもいるみたいなのが豊かさの象徴な気がする

    これ、高校の時に多分読んだはずでタイトルだけはずっと覚えてて。でも読んでみると内容はあんま覚えてなかった。なぜか阿久津結のアイプチは覚えてた笑笑

    カメラの描写は好きやったなあ
    ちょうど最近カメラ買ったしまた撮ってみたくなった

    0
    2026年02月09日