吉田修一のレビュー一覧

  • ミス・サンシャイン

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    長崎で被爆した私と彼女
    たった一人の親友は亡くなり、私は生きた

    そんな悔しさが読み進めるほど、じわじわと迫ってくる



    大学院生の岡田一心はゼミの担当教授から、ちょっと変わったバイトを紹介された。
    伝説の映画女優・和楽京子の自宅で、資料や書籍などの荷物整理を手伝う、というもの。
    本名は石田鈴
    〝すずさん〟と呼ばれるその人は、80代とは思えないほど美しく血色の良い女性だった。

    鈴さんと過ごしたのは半年間ほどだが、それはとても濃密で、一心の人生に大きな影響をもたらす。

    一心は小学五年生の夏に妹を亡くしている。
    たったの九年という短い一生だった。
    鈴さんは親友を原爆症で亡くしている。

    それ

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    2026年02月09日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画を観てから読んだけど、歌舞伎の演目についても解説されているので、もう一度映画も観たくなった。映画では唐突だったところも、原作では納得しやすい。女性も映画よりは生き生きしている。2冊ある割には読みやすかった。歌舞伎に詳しくなってからまた読みたい。

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    2026年02月08日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    柴田練三郎賞 第7回本屋大賞3位 こんな面白い本が3位だったら、1位と2位は何だろうかと思ったら、「天地明察」と、「神様のカルテ」だった。
    とても面白くて、爽快な、楽しい本だった。

    ところが、いつも解説から読むので、何気なく最後のページを開いたら、解説が無くて、最も大切な世之介のその後だった。残念だった。もしこれから読まれる方がありましたら、最後のページは開けないで後回しで。
    本好きの方はもうとっくに読んでしまっているかも、その上新聞連載だったそうで、無駄な一言だったかもしれませんが。


    東京の大学に入学するので、九州から上京した世之介。世事に疎く、のんびりしたお人よしな性格。一人息子で、

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    2026年02月07日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を視聴したのち、その熱が冷めないうちに読んだ。映画では描かれていないことがあるのはもちろんだが、たとえば、主要人物のひとり(徳次)が、映画ではほぼ描かれていないのには驚いた。その分の映像美が映画には有り余るほどあり、どちらもとても良かったと思う。

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    2026年02月01日
  • 罪名、一万年愛す

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    面白かった!
    話のテンポが良く、スラスラ読めた。展開も早くて飽きずに一気読みできた。戦災孤児のくだりは読んでいて辛い気持ちになったけど最後は収まりよく終わってよかった。

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    2026年02月01日
  • パーク・ライフ

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    素晴らしかった。なんでもない風景に描かれる繊細な描写が心地よかった。
    パークライフも良かったけどflowersの方が好き。

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    2026年02月01日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を先に見てからこちら。語り口が口上のようで、それがまた歌舞伎という世界を描くのにぴったりな感じでとても面白い。
    映画では描かれなかった情報がたくさん入っているので、これを敢えてカットして3時間弱に収めたのは監督の手腕だな、すごいなと感動。
    一方で、第三者の目線であるのにこれだけ心情を描き出し、共感させ、心震わせる小説も見事で、映画も小説もどちらも鑑賞できて良かったなと思う。
    リズムに乗りやすい文体なのでスラスラ読める。
    そして徳ちゃんがずーっと「坊ちゃん」と言いながらそばに寄り添う姿に胸が熱くなるのだ。

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    2026年01月31日
  • 素晴らしき世界 ~もう一度旅へ

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    国宝を書いた吉田修一さんのエッセイ。
    作家さんが、私たちと同じような日常を、どのように感じ取っているのかが垣間見えて、少し面白かった。面白かったというか、すらすら読めるからストレスがなかった。

    ANAと関連がある?エッセイらしく、
    「もちろん世界は完璧ではない。綺麗事ばかりではない。それはわかっている。ただ、この大きな青い空の上だけは、世界の素晴らしさで、世界の美しさで、満たしてもいいのではないかと、毎月そう思いながら連載を続けてきた」
    という文が素敵だった。

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    2026年01月31日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を観てから本書を読み始めた人間でございます。映画は3時間という長編でしたが、飽きることなく鑑賞することができました。
    小説版も上・下と2冊構成であり大変ボリュームのある本となっております。映画を観たということもあり、映画との違う展開や映画では省かれている内容など、映画との違いを理解しながら読み進めるということに面白さ、楽しさを感じていました。
    下もすぐに読み進めて全体の感想を書きたいと思います。

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    2026年01月28日
  • 横道世之介

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    最近重い感動系の本でしんどくなってたから
    すごいちょうどいい本に会えた

    平凡なでも優しい、面白い
    印象的な人ではないけど印象的なある意味
    めっちゃ心温まるかも言われたら違うけど
    なんかこういう人と結婚したら良さそうやなとか思えるような本やった笑

    こういうのすき

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    2026年01月26日
  • 横道世之介

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    特に大きな波風はなく、地方から上京したとっても良い奴で至極普通の大学生である横道世之介の日常のお話なんだけど、その普通さが心地良くて前のめりになって読み終えた。加藤とのやり取りが特に好きだったな。国宝を読んだ時も感じましたが、吉田修一さんってその時々の心の機微や情景の描くのが本当にうまい!!形は違えど読者の青春時代のあれこれとした気持ちの琴線に見事に触れてくる。

    そして、続編があることに驚き。読みたいような読みたくないような…といいつつ、前のめりでまた読んじゃうんだろうな。

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    2026年01月26日
  • 横道世之介

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    3分の1くらいから、本をめくる手が止まらず、残りが少なくなると惜しくなるような本だった。
    時代や季節の変化がとても丁寧に描かれて、それぞれの成長した姿と青春期のギャップが人の人生を考えさせられ、奥深くも感じた。
    知人のオススメで読んだけど、知人に大感謝。

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    2026年01月24日
  • 路

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    国宝が大ヒットしているので吉田修一さんの好きな作品の感想を今さらですが書いてみます。

    この作品は台湾に頻繁に出張していた約十年前に読みました。
    当時一緒に働いていた台湾の仲間の中には日本に憧れる方や日本に留学されてた方や毎年日本に旅行に行く方がいました。一方で日本からの出張者の気持ちは自分自身がよく分かります。自分と彼ら彼女らを映し出してくれる作品でした。
    吉田修一さんらしい景色の描写も実際に行った事のある場所だと本当にまたそこを訪れた気になれました。
    また、台湾では新幹線を使って頻繁に移動していましたので作中の登場人物と実際の新幹線導入に携わった皆さんに感謝です。

    個人的には吉田修一さん

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    2026年01月23日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画を観てから原作を読む。
    春江は俊介と共にいた時間のひと時たりとも喜久雄の存在を忘れたことなど無かった事にやや安堵。映画だと、喜久雄から俊介に乗り換えて歌舞伎名門一家に嫁ぎ、俊介に関しても全てを喜久雄から奪った男に私には見えたから。
    原作の俊介は、一度は歌舞伎の道を投げ出したものの、投げ出しきれずに鍛錬し父親の元に戻るも認められず、さらに必死で修行に励み、やっとの思いで元いた道に戻ることを認められている。
    そんな俊介を戸惑いながらも受け入れ、共に舞台に立つのだから、喜久雄もなかなか器の大きい男である。
    それに逆の側から見ると喜久雄自身が疫病神のように映るのかもしれない。喜久雄は全てを手にし、

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    2026年03月01日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画がいかに喜久雄の人生の一部なのかが分かる。
    徳ちゃんをはじめ、春江、俊ぼんが歌舞伎を離れていた時期など、喜久雄の人生はもちろん、その周りの人たちの描写もあったので、満足度が高い。けど言語化が難しい。
    人生というか生涯って感じかな...。

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    2026年02月13日
  • 悪人 新装版

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    見栄を張り、異性から人気があるかのように装っていた石橋佳乃は、出会い系サイトで知り合った男に殺害される。
    馬込光代は出会い系サイトを通して男と知り合い、彼に強く惹かれるが、彼が殺人を犯したことを知る。光代は、自首しようとする男を引き止めると、一緒に逃亡を図る。

    誰が悪いのか。

    映画「国宝」も原作の小説もおもしろかったので本作も読んでみた。

    生活感のある登場人物たちの描写が緻密で、次第に見えてくる彼らの生い立ちは悲しく、行動にリアリティがある。

    彼は悪人なのか。結末はあいまいだ。でも僕の思っているとおりなんだと思う。

    映画も見た(アマプラで)。
    原作に出てくる風俗嬢が出てこないので、彼

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    2026年01月15日
  • 横道世之介

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    自分の大学生時代を思い出しました。自由だけど、分からないことだらけ。その場のその視点からでしか物事を判断できずにいる主人公の滑稽さに親しみだけでなく懐かしさまで感じさせられました。
    作者の心の機微を表現する様々な工夫が、自分のこれまでの人生の様々な場面での感情までもうまく言葉にしてもらえた気がしました。複雑な感情って言葉で諦めていたけれど、感情って言葉にできるんだなと思えたことが、国語が苦手だった私のこの本での学びでした。
    読むのも遅い私でしたが、最後まで読めたことで、過去も今の出来事ももっと言葉に換えて大切にしたいと思えました。
    温かい気持ちになれました。自分には長すぎでしたが。。

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    2026年01月09日
  • 路

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    もう泣けた、大号泣。
    お酒が入っていたというのもあるが、自分の台湾留学や中国で働いていたときのことも考えながら読み進む。
    本当に刺さる人物だった、私が。
    新幹線で読んだ時もぐっと来たが、ラストが感動。
    わたしもいつの日か台湾の友人に無礼な発言を酔ってしてしまったことを詫びたいなと思った。
    台湾人はいつの日も許してくれているんだろうな、と読みながら思った。

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    2026年01月05日
  • パレード

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    ・大学生から28の社会人までの男女4人が共同生活を送る様子を、日常のコミカルなやり取りを中心に描いた作品。
    ・くどい説明もなく軽やかな掛け合いややり取りだけで各登場人物の人となりが表現されており、読み易く、入り込みやすかった。
    ・最終章で打って変わって、これまでの4章全ての意味合いが一変したのは圧巻だった。
    ・同じ人物のことでも、各人の認識しているその人の人となりは当然異なること、一方で自分自身の認識と他者からの認識も異なることにフォーカスされていた。

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    2026年01月04日
  • 国宝 4

    購入済み

    恐っ

    1巻からの落差よ。でも、なんとなくこういう怖い流れを予感してました。人間の業の恐ろしさ。高い理想や尊敬の念を持っていても、やっぱりこうなるか?
    次にどんな展開が待っているのか。

    #怖い

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    2026年01月04日