吉田修一のレビュー一覧

  • 横道世之介

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    ネタバレ

    有名な作品だけど初めて読んだ。長崎の田舎から上京した横道世之介の大学生活1年間の物語。言ってしまえば本当にそれだけの話なのだけど、登場人物それぞれのキャラクターが魅力的で、何よりも世之介の人柄が、呑気で、人懐こくて、憎めなくて最高。途中で世之介のその後が分かってしまってからは様々な周囲の人たちとのエピソードも切なさが伴ってしまうけど、何十年たっても、世之介の呑気な笑顔が、楽しかった青春時代の記憶として皆に残っているんだろうと思う。自分も周囲の人を大切にしようと思える作品。シリーズ全作読みたい。

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    2025年12月23日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    普段ミステリしか読まない私。
    国宝の作者ということで読んでみた。
    スローな出だし、誰も死なない、何も事件が起きない。何をどう楽しめばいいんだ、と思いながら読んでたら、中盤くらいに夢中で読んでいる自分に気がついた。
    どこにでもいる等身大な世之介を、こんなに魅力があって面白く描ける作者は、本当に文章力が高いなと感服した。
    世之介が死んだのは、文字通り目を疑った。
    生きていてほしいと、何度もその行を読み返した。でもダメだった。悲しかった。とても。

    続編があるらしいけど、自分の中では死んでしまった世之介にどう向き合えばいいか、わからない……

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    2025年12月22日
  • 悪人 新装版

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    本当の悪人は誰か、増尾圭吾か清水祐一なのか推理小説が続く。犯人として常に追い立てられている、追い込まれているのが読後感は良くない。良かったシーンは死んだはずの佳乃が姿を変えて父に謝るところ、祐一の好きな人いるときに一緒に自首するところであった。ストーリーとしては面白かった。

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    2025年12月21日
  • 国宝 3

    ネタバレ 購入済み

    襲名

    襲名まで成って俊には最後のよすがまでも・・・、
    そして旦那さんの身体は・・・、と立て続けに波乱の巻。
    とはいえこのあたりの展開は読者にも想定内ではなかろうか。

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    2025年12月19日
  • 国宝 2

    購入済み

    そうなるのだろうなとは思っていて、いつなになるのか、であった展開。
    しかし当初の旦那さんの意図にはさらに捻りがあるように思ったのだけど、
    旦那さんの見込みすら超えたということ?

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    2025年12月19日
  • 国宝 1

    購入済み

    映画で話題になった作品。やはり原作から?と思いはしたが、絵に惹かれた。
    立ち回りの迫力も、女形の舞台の匂い立つような艶も見事で癖もない。
    コミックだと何巻ぐらいになるのだろうか。

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    2025年12月19日
  • 国宝 下 花道篇

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    中弛みを感じる場面はあるものの、それ以上に一人の人間の壮大な人生を最後まで見届ける満足感が勝る。
    芸に人生を捧げる覚悟と、その代償として背負う孤独や喪失が静かに積み重なり、後半に向かって重みを増していく。
    華やかな舞台の裏側にある執念と諦観が読み手にも否応なく向き合いを迫ってくる。そして何よりラストが美しい。
    個人的な解釈にすぎないが、全篇においての語り口調、語り手は著者ではなく、喜久雄と契約し、取り憑いた悪魔だったのではないだろうか、と最後の文「拍手を送ってくださいまし」でふと、そう思った。

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    2025年12月17日
  • 怒り (上)

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    愛しているからこそ信じたくなる
    信じたくなるから疑いたくなる

    愛することを疑うことで自分の愛情に検算をかけ
    「自分は間違いなくこの人を愛せているんだ」
    という確証を得たくなってしまう。

    人が人を信じる難しさを痛感しました。

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    2025年12月13日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    味わったことのない読後感だった。心を揺さぶられた。電車で読んでいなかったら泣いていただろう。
    ずっと平和で穏やかで幸せな日々だった。世之介は本当に憎めなくて、だらしがないけどいいやつで、なんだかんだ優しくて、翔子ちゃんとお似合いで、二人はどんな大人になるんだろう、結婚するのかな、と思いながら読んでいた。
    それがまさか、この結末なのか....
    人生ってこうなのかな。みんな平等に時を重ねていくって思い込んでいるから、簡単に別れたりできるのに。ある日突然いなくなってしまうのかなあ。すごく切ない。
    何故なんだ。行かないでほしかった。でも世之介ならきっとそうするんだろうなぁ。世之介らしい最期なんだろうな

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    2025年12月05日
  • パレード

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    とても難関な作品。
    文体が難しいとかではなく、作者の意図が捉えがたかった。

    主要な登場人物は5人。
    千歳烏山にあるマンションで同居する若者たちの話しである。

    それぞれの奇妙さを丁寧に描き、若者たちの姿を表現していると思いきや、最終章での急転直下。感情がついて行けなかった。

    この終わり方は読めないよ。

    巻末の解説にあるように、結末を知った上で再読すると違った印象を残すかもしれない。

    そんな一冊だった。

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    2025年12月03日
  • 犯罪小説集

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    人間の転落を描いた小説家。人が一線を超えてしまう瞬間やその引き金となる出来事の描写がとにかくリアルでその場に居合わせたかのような感覚になった。

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    2025年11月30日
  • 国宝 1

    無料版購入済み

    国宝キタコレ

    国宝おおお!!映画が大ヒット御礼だから!コミックにもなったのー!?金儲けの匂いがぷんぷんするわ!!絵はきれいだわ!!

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    2025年11月30日
  • 横道世之介

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    私はもう40代半ばだが、ケータイもない、SNSもない時代の学生時代を懐かしく思った。

    世之介はどこかぼーっとして抜けてるんだけど、憎めない可愛いやつ。
    こういう友達がひとりいたら、きっと人生が楽しいだろう。

    話の途中でそれぞれの登場人物のスピンオフが入るのだが、これがけっこうシュールで、別の作家さんが書いたのではないかと思うくらい世之介のいる世界とガラッと雰囲気が変わる。

    終わり方には賛否あるみたいだけど、世之介らしいというか…私は良かったと思う。


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    2025年11月23日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    横道世之介のように生きてみたい

    ふわっとなりゆきでやってみてしまう、そしてその結果を受けとめられる

    欲がないんだろうな
    だからこそなんだか心に余裕があって、日常の幸せに気づけるのかな

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    2025年11月23日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    規格外の女性達
    持っている世界がそれぞれで
    自分がつまらなく思えた
    どこからきてどこへ行くのか
    考えても考えなくても一生
    いいんじゃないか

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    2025年11月22日
  • 怒り (上)

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    吉田修一続きで、すすめられた。愛子みたいな心配な子、いたな…。優馬みたいなのってあるんだ…。それぞれが次にどうなるのか、どう繋がるのか、気になってどんどん読める。

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    2025年11月22日
  • 永遠と横道世之介 下

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    ネタバレ

    上下巻、長いからなかなか読む気しなかったが、読み始めればあっという間。
    ずっと読み続けていたいような楽しくて幸せな時間だった。
    「この世の中で一番大切なのはリラックスできてること」
    忘れないようにしたい。

    「月の光というのはありがたいもので、こんななんの身にもならない会話を続ける世之介たちにもちゃんと降り注いでくれる。」
    「夏というものは、夏真っ盛りの、そのど真ん中でとつぜん終わってしまうものなのかもしれない。」
    この辺りの文章好きだな〜

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    2025年11月16日
  • ミス・サンシャイン

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    伝説的映画女優の生涯を描いたフィクション。
    長崎の原爆を生き、戦後のスターダムを駆け上った。

    なかなか語られない、"その時代"の話。
    理不尽との隣り合わせ。

    返せー!返せーーー!!!

    読み進めるうちに、幾重にも重なっていく。
    ドスンと落ちてくる。こみ上げる。

    ふとした一人時間に、おすすめです。

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    2025年11月16日
  • 日曜日たち

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    吉田修一にはなかなか手が出なかったが
    この1冊はた私に響くところが多く綴られていた
    やはり巧者だと実感する

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    2025年11月15日
  • ミス・サンシャイン

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    男女の区別にやかましい昨今、俳優と呼ぶべきなんだろうが、和楽京子(鈴さん)のことは、あえて女優と呼びたい。
    話の初っ端から鈴さんの魅力に圧倒される。誰をモデルに書いたんだろう。初めは「京」繋がりで京マチ子さんかと思ったが、文化勲章の話しが出てきたので森光子さん?
    鈴さんといっくんの故郷、長崎の悲しい歴史と「ミス・サンシャイン」のネーミングの由来が、鈴さんのアカデミー賞のスピーチが実現しなかった理由なんだろうか。

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    2025年11月11日