吉田修一のレビュー一覧
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吉田修一のデビュー30周年記念大作『タイム・アフター・タイム』を開いた瞬間、まるで突然の東京の雨に打たれるかのように、眩しくも痛切な青春の日々へと引き戻される。物語は久々の再会を通し、大人の世界の残酷さと無力さを赤裸々に暴き出す――職場のトラブル、破綻した家庭、消えない心の傷。だが、記憶の錨が長崎や沖縄の青く澄んだ夏の水平線へと引き戻される時、私たちは気づく。かつて犯した過ちや取り返しの後悔は、決して私たちを打ち砕くためのものではないのだと。「私たちは大切な人のそばから離れなかった」という言葉の通り、吉田修一はすべての傷ついた大人たちを最も優しい筆致で包み込み、読後には過去の自分とそっと和解で
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Posted by ブクログ
自由を得ることの責任の意味を教えてくれる。
美術館の建設プロジェクトが高校の同級生と再会を果たすことになる。
しかし、建築家のデザイン盗用疑惑によって計画が思わぬ方向に・・・
日常の変化が大きく動き出す。現在と過去を往還しながら痛み・後悔・優しさに触れながら物語が進む。
各々が抱える悩みや葛藤など、登場人物の視点を通して現代や過去を知ることで、
二人の切ない関係が見えてくる盛大な物語でした。
周りの人の優しさに支えられながらもその窮屈さに自由を求める。
その中での痛みや後悔など、いろいろな感情を味わえる作品でした。
ここまで自分を犠牲にしてまで行動できるのか。
賛否両論あると思いますが -
Posted by ブクログ
夢があって、親友がいて、ライバルがいる(°▽°)
順風満帆な人生でいいな、って思います(°▽°)
世の中には「夢」「親友」「ライバル」「仲間」「良い環境」のように、「なくても生きていけるけど、あったほうがより幸せになれる」アイテムがあって、それらをゲットできれば人生をちょっと有利に運べるようになっています(よね?)(°▽°)
なので、元々才能や素質を持っている人がそれらのアイテムをゲットした日にはチートなみに強くなっちゃいます(°▽°)
どんな世界でもそうではないでしょうか(°▽°)
主人公の喜久雄はまさにこれだと思います(←これが言いたかった)(°▽°)
映画まだ観てなくて結末知らないから -
Posted by ブクログ
『横道世之介』を読んでいて、一番惹かれるのは、やっぱり世之介という人物そのもの。
大学にも、こういう人がいたなと思う。少し抜けていて、いつも誰かにいじられている。でも、決して嫌われることはなく、誰とでも自然に打ち解けてしまう。飛び抜けたエリートでも、キレ者でもないのに、不思議と人が集まってくる存在。
人と距離を縮めるのに時間がかかる私にとって、こういうタイプの男子は話しかけやすくて、ずいぶん助けられた記憶がある。だから世之介を見ていると、懐かしさと少しの羨ましさが入り混じる。
作中には思わずクスッと笑ってしまうような会話が散りばめられていて、その空気感も心地いい。大学時代の何気ない日々や