吉田修一のレビュー一覧

  • 国宝 下 花道篇

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    歌舞伎の成り立ちから勉強できました。
    17歳から年老いた年月まで長いスタンスの物語で、歌舞伎とは何だか人の機微を表した哲学のように思えました。
    人の一生の終え方、終わり方、人生とは終わってみればどれも幻のようなもの、と最後はだんだん物悲しくなってきました。

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    2026年06月11日
  • ミス・サンシャイン

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    作家の得意とする暗さがなく楽しめた。でも最後は暗い部分の表れそれが作品の魅力を一段と引き立てている。
    異性と性別を超えた共鳴を覚える人に出会えたことが羨ましくもあり、本当にあるのかなとも、またその境地に達していないだけの自分がいるのかなとも、、、

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    2026年06月11日
  • タイム・アフター・タイム

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    ネタバレ

    ある夏の日。突然の夕立。通行人はほぼない。雨宿りできるところもない。片側三車線の道路を、車がびゅんびゅん通過していくような場所。仕事を終えた尾崎は同僚とともに、救いの神のように現れたタクシーを止める。と、同時に女性二名も同じようにそれに救いを求め、二組は相乗りをすることになる。そんな偶然の出会いをした女性の一人が、尾崎の高校の同級生だった久遠である。同僚には「何もない」と言った尾崎だが、後日、四人での会食が決まりそうになった時、敢えてそれを回避する行動をとる。その後、他の同級生などの目線で語られる高校時代、久遠の章などを通して二人の深すぎる関係が明らかになってゆく。

    高校時代の語り手は、尾崎

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    2026年06月09日
  • ミス・サンシャイン

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    すずさんといっくんの関係がすてきすぎた。
    いっくんが、すずさんとのことだけは奥さんに話せなかった、というところに切なさを感じた。

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    2026年06月08日
  • タイム・アフター・タイム

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    寄せては返す波のように、物語が行きつ戻りつして彼らの濃密な記憶が明らかになっていく
    感情的にならず骨太な人たちがたくさん出てきて心地よかった
    海を長く眺めた人は「海は空だ」と思うのだと、自分も「海と空の境目はない」と思いながら眺めてきた
    長崎、沖縄では常に潮の香りがして、東京では無臭だけど常に恐れを感じた

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    2026年06月07日
  • 国宝 下 花道篇

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    下巻前半は事件もなく、このまま終わるのかと残念に思ったりもしたが、さもあらず、数々の事件が息もつかさず連なって、読むスピードも上がった。周りの事件、雑事に翻弄されながら、無形文化財、人間国宝ともなる人が考えていること、見えてくるものとは何だろうと追っていく展開。読み手を混乱させることなく構成されたところが素晴らしかった。2026.6.7

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    2026年06月07日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画よかった⭐︎ので借りました。映画と少し違うところもあるんだなぁとか菊ちゃんの努力が映画より細かく描かれていて楽しんでいます。菊ちゃんでなく俊ぼんを選んでたら。。ハッピーエンドだったんだろうか。。

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    2026年06月07日
  • タイム・アフター・タイム

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    長いと感じていた時間は過ぎてしまえば
    あっという間で、後悔した過去は未来では最高に変わっている。
    高校生の頃は大切な人といればそれだけで幸せで、オチが無い話を永遠にしてても楽しかった。
    『自由とは恐怖心がない事』
    私の答えとしては、自由は小さなコミュニティの中で恐怖がなく、選択肢がある事だと思った。
    簡単に言えば、教室に入る事に恐れがなくて、きちんと自分の意見が言える場所なのかという事。
    読んでいて、懐かしさを感じると共に、波瀾万丈な展開ではありましたが、とても柔らかい人物が多かった印象。吉田修一先生の作品は初めてでしたが、文章がとても柔らかく穏やかだと感じました。
    女性作家の恋愛小説を好んで

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    2026年06月06日
  • 罪名、一万年愛す

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    吉田修一さん、ほんとにいろんなジャンルの作品があってビックリします!

    私は「太陽は動かない」の3部作が好きで、そのあとに「悪人」や「怒り」の犯罪小説系を読み、そして「国宝」はまた文体からして全然違ったけど素晴らしく……“みんな違ってみんないい”です本当に

    この本もまた、私が読んだことのある吉田修一さんの作品にはないジャンルで、ドラマ化を前提に書き下ろしたのかと思うような劇的なストーリー
    楽しく読みました

    次は、こちらの皆さんの本棚や評価で目にとまった、「横道世之介」読むぞ〜〜!!

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    2026年06月05日
  • 国宝 下 花道篇

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    下巻の前半は少し中だるみした印象。
    後半にかけて、喜久雄の危うさと情景の美しさが混ざり合い鳥肌が立った。

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    2026年06月05日
  • タイム・アフター・タイム

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    建築会社に勤める尾崎颯ことオッソーと広告代理店に勤める高校の同級生久遠。こんなことあるのかというほどの都合の良い偶然で再開するが、偶然の都合よさを超える作者のたくらみの見事さによって、気がつけば物語に引きずり込まれている。

    パッチワークのような平面ではなくキューブ状に「今」と「あの時」と「その前」を行き来しながら描いていく。最初はのうちは一つ一つが見事な短編として描かれ、やがてキューブの中にも「今」と「あの時」と「その前」が複雑に交錯していく。

    今時、これほど大人の純愛を貫く小説を読むことができると思わなかった。途中で投げ出す気にならず、最後まで読ませる作家の物語作りのすばらしさに拍手。

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    2026年06月05日
  • 横道世之介

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    ずーっと呑気でのほほんとした世之介と、自分は経験してないけどギリギリ想像がつく時代の東京。全く悲しくならずぼんやりと、お母さんの暖かい手紙でほんのり涙が出そうな気持ちに。

    きっと大人になってからも相変わらずのらりくらりと、和やかに生ききったであろう世之介に、乾杯!

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    2026年06月04日
  • 横道世之介

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    どこか抜けていて肩の力の抜けた主人公、横道世之介。仲間と過ごした何気ない大学時代はかけがえのない時間だったのだと、青春の日々を懐かしく思い出させてくれる一冊でした。

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    2026年06月03日
  • 国宝 下 花道篇

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    面白かったです。歌舞伎役者の50年に伴走出来た感覚。上下巻で文庫800ページ程とかなりの長編作ではありますが、歌舞伎役者50年の人生、そしてそれを取り巻く様々な状況や関係する人々を踏まえると、もっと長い作品になってもおかしくはなかったかもしれません。自分は歌舞伎には全く興味はありません。ですが、楽しんで読むことが出来ました。展開も割とテンポよく、読みやすく描いてくれているからだと思います。映画の公開は終了してますので、配信で楽しみたいと思います。

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    2026年06月03日
  • 国宝 上 青春篇

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    主人公の喜久雄は長崎のヤクザの組長の息子だったが抗争により組は瓦解、縁あって大阪の歌舞伎役者、花井半二郎に弟子入りする。
    半二郎の息子の俊介と喜久雄は切磋琢磨し歌舞伎の才を磨き上げていく。

    血筋が全てと言われる世界において、対照的な生い立ちの喜久雄と俊介が技を磨いて大きな舞台に挑む姿はまさに青春。
    後の襲名騒動に始まる数々の苦難を乗り越えて、また2人で舞台に上がれたらという期待を持って下巻を待ちます…

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    2026年06月01日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画は原作を読み終えてからにしようと思い、気付けば映画の公開終了からもかなりの時間が過ぎており、やっとの思いで積読されてた本作に手を伸ばしました。評判通り面白いです。物語の中、そして歌舞伎の世界へと吸い込まれていく感覚です。とにかく、喜久雄と俊介の人生にどっぷり付き合ってみよう、そんな決意を抱かせてくれた上巻青春編。この先の2人のさらなる成長とどんな試練や壁が立ちはだかるのか、いかなる結末を迎えるのか期待して下巻を読みはじめたいと思います。

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    2026年05月31日
  • 国宝 下 花道篇

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    吉田修一さんが黒衣として現場に入って取材したからこそ、書きたいことがたくさんあったんだな、と感じられた。しかし、長い!!笑、とツッコミを入れたくなる。笑
    原作読む前に映画を観た方がいいと先輩に言われたのでそうしたけれど、それでよかったなと思った。3時間あっても映しきれぬ。でも映画は、読んでる間は想像でしかなかった女方の美しさ、造形美が、音楽も合わさってちゃんと実感できて、没頭できる世界観だったのでどちらも良かった。
    読み応えはありました。
    最後に。徳次がかっこいい。グッとくる。

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    2026年05月30日
  • 国宝 下 花道篇

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    濃い。とにかく何かが起こり続ける。幸せは長く続かない。そもそも幸せってなんなのか。
    映画も見てみたいです。

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    2026年05月27日
  • 国宝 下 花道篇

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    喜久雄が演じる、まさに国宝にふさわしい、息を吞むような演技を歌舞伎場で観覧しているような描写で、私は下巻の方が良かったです。
    映画の主演のお二人の演技も非常に素晴らしかったとは聞いていますが、ここは歌舞伎場で、人間国宝と呼ばれる歌舞伎役者さんの舞台を見てみたいと思いました。これまで歌舞伎を見に行ったことはありますが、本書を読んでからでは、また違った心持ちで、鑑賞することができそうです。

    本書では、主役の2人以外にも、印象深い登場人物が複数いますが、映画では存在しなかったり、設定が結構変更されているのだなと思いました。また、ラストも映画とは違うようで、映画の方が万人受けするでしょうが、小説のラ

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    2026年05月23日
  • 怒り(上) 新装版

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    虚偽の情報に満ちた腐敗した社会の中で、自分を偽らずに生きることが、いかに危険で絶望的に困難であるかを投げかけている。

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    2026年05月20日