吉田修一のレビュー一覧

  • パレード

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    男女4人のルームシェアに訪れた"ある変化"によって見え隠れする本性。あの部屋の澱みが善悪の判断を見誤らせているのか。彼らの関係性は良好に見えたけど、私はただ上澄だけを見ていたのだと最後に思った。
    再読するとさらに楽しめる作品だと解説にあったのでまた読みたい。

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    2026年09月06日
  • タイム・アフター・タイム

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    ネタバレ

    人間だからこそどうしようもなく溢れ出してしまう感情をネガティブにもポジティブにも描写するのがすごく上手で苦しくなった

    現実から逃げてみる景色は綺麗だけど人生はそこまで甘くなくて「自由だと思っていたのに自由じゃなくなっていく」と泣いた10代の2人が切なかった。

    早すぎる諦念の受け入れで彼らの人生はどうなっていくのだろうと思ったけどそれでも
    様々な人生の希望と絶望を抱えて生きた2人がこの人生が正解だったのだと信じたいと思い、最終的にはそう思えている力強い姿が良かった。

    好きだったセリフメモ

    「お父さん、これだけは海斗に覚えててほしいんだよ。恋愛っていうのはね、何かを奪ったり奪われたりするも

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    2026年09月06日
  • おかえり横道世之介

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    自分にとっては人生ダメダメな時期でも、意外と周りの人の人生に影響を与えているのかも…?
    善良であることを忘れてはならない

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    2026年09月05日
  • タイム・アフター・タイム

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    ネタバレ

    すごく素敵な恋愛小説だった。
    オッソーと久遠。二人の現在と過去。あの思い出があったからこそ今があるんだな。
    偶然の出会いから関係が進展するのかとも思ったけど、そんなことはなく。でもそれで良かったのかもしれない。
    人生で一度はこんな大恋愛してみたかったな。
    冷静ではいられないほどの感情ってどんなんだろう。

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    2026年09月04日
  • ミス・サンシャイン

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    伝説の映画女優和楽京子と大学院生の岡田一心が京子の自宅にアルバイトで荷物整理を手伝いにいくことで始まるのですが…
    和楽京子は私が読んでいても魅力的な女性
    芯があって凛としている
    自分をちゃんと持っている人は、いくつになってもかっこいいのです
     京子の生い立ちには長崎の原爆の話も出てくるのですが…
     この本を手に取るまで『国宝』を書いた方とは存じ上げず、『国宝』を読んだり観たりする前にこの小説を読めたことは良かったです
    次は『国宝』

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    2026年09月04日
  • 最後に手にしたいもの

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    重たいテーマの本が続いて、無性にエッセイが読みたくなった。そして久しくエッセイの本を読んでいないことに気づいた。誰のを読めばいいのかもわからなかったが、たまたま見つけた吉田修一さんの本作に吸い寄せられた。タイトルも気になったし、これまで数作読んで、吉田修一さんのファンになり、人柄に触れてみたいと思ったからだ。

    結果から言うと、ドンピシャだった。ANAの機内誌に連載していたとのことで、旅もののお話が多いのがよかった。情景描写を読んでいるだけで行ってみたいと思わせてくれる。それでいて、日常のありふれたきまづい瞬間などを切り取っていて、しかもそれがちょっと笑いそうになったり、どうなっちゃうの?と思

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    2026年09月03日
  • タイム・アフター・タイム

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    爽やかな恋愛小説だった。最後まで2人はくっつくのか気になりながら読み進めることができた。恵まれない環境にありながら必死に生きていくオッソーに声援を送りながら読んでいたような気がした。

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    2026年09月02日
  • 日曜日たち

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    ネタバレ

    読み逃していた初期の作品を読む。

    「日曜日のエレベーター」
    30歳の渡辺。
    生きるのが下手、というか雑というか。

    「日曜日の被害者」
    女友達からの電話に
    3人で出かけた旅行先の出来事が思い出される。

    「日曜日の新郎たち」
    東京見物に来る父親を出迎える息子。
    2人の微妙な関係がバランスよく描かれる。

    「日曜日の運勢」
    実家暮らしの兄と、何をするにも煮え切らない弟。
    兄弟の会話に引き込まれる。
    (連作短編集の要といえる幼い兄弟との関わりも深くなる)

    「日曜日たち」
    東京で働く女性。
    恋人から受けたDVを自立支援センターに相談。
    そこからセンターで働くことになる。
    成長した兄弟との再会も描

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    2026年09月03日
  • タイム・アフター・タイム

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    ネタバレ

    飲み物を飲むかのようにスルスルと頭と体に入ってきた物語。
    オッソーと久遠の人生をかけた大恋愛を現在過去を交えながら楽しむことができる。

    最後偶然出会い思い出話に花を探す2人だが復縁をせずに「オッソーと別れてよかった」と言えている久遠が、すごくいい女だった。

    大好きなオッソーと自由を求め島に来たけど、一緒にいればいるほど世界は狭くなることに気づきしっかり別れを告げる姿が素敵だったな。

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    2026年08月30日
  • 永遠と横道世之介 上

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    前作、前々作もそうだったが、読んでいるとその情景が頭に浮かぶような描写ばかりで、その空気感がさらに登場人物の気持ちを伝えてくれる。
    出てくる人たちがみんな暖かく安心して読める。下巻も楽しみ。

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    2026年08月29日
  • 国宝 上 青春篇

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    芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をW受賞、
    作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。

    1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しな

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    2026年08月29日
  • タイム・アフター・タイム

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    【タイム・アフター・タイム】

    過去と現在が交錯しながら展開される初恋の記憶と人間関係を描く恋愛小説。

    20年越しの愛の行方は…。

    夏に読むのにピッタリな作品でした。

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    2026年08月29日
  • タイム・アフター・タイム

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    今まで私が読んだ吉田修一さんの本とイメージが違った
    登場してくる人達みんな色々な辛い経験もした上での今がある 全ては無駄ではなかった
    久遠のお兄ちゃん夫婦 若い時の二人の雰囲気からして離婚してほしくなかったなぁ

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    2026年08月29日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画が良かったので、原作も読んでみました。

    原作は素晴らしい作品だと思いますが、映画を見る前に読んでいたら、途中で挫折していたかもしれません。

    映画では描かれていない人物や、端折られている部分もありますが、限られた上映時間の中で、これだけの物語を上手にまとめた映画の構成は、改めてすごいと感じました。

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    2026年08月28日
  • おかえり横道世之介

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    本当にこいつは憎めない男。前に付き合ってた人になんだか似ていて切なくなった。今も彼の幸せを願っています!!世之介、幸せになってね!!

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    2026年08月26日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    二つの事件は解明はされず、絡み合うこともなかった。
    それを軸にした人間ドラマ。支配された方が楽な人もいる、それを求める人もいるんだな。幼い正義感は暴走しがちで、人の命を簡単に殺せる人が自然を愛しているのもなんか分かる気がした。

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    2026年08月24日
  • 路

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    台湾新幹線建設を中心に、関わる周辺の人々の想い・生き方を描いている。

    春香と人豪
    結ばれる終わり方を期待していたけれど、そうはならなかった。私はまだまだ青いのか。お互いが言葉を飲み込まず、本心をさらけ出してもよかったのではないか、それで崩れるような関係性ではないはずなのにと、もどかしくなってしまった。
    せめて、これからも親友中の親友として支え合っていくことを願う。

    葉山勝一郎と中野赳夫
    年月を要したが、勝一郎と中野のわだかまりが氷解し、さらに晩年を心穏やかに過ごせたことはよかった。

    他の面々の今後もやわらかな明るさをもって想像できる。
    ただ、春香と人豪が…(まだ言ってる…)。

    私が中学

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    2026年08月23日
  • 国宝 下 花道篇

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     喜久雄と俊介の、命を燃やすような歌舞伎の世界にどっぷりと浸ることができた。
     時代とともに芸を継ぎ、名を継ぎ、命を継いでいく。

     「 女形というのは男が女を真似るのではなく、男がいったん女に化けて、その女をも脱ぎ去ったあとに残る形である」
     男も女も越えたところにある「女形」の美しさに胸がドキドキした。

     歌舞伎の演目は、今まで触れたことがなく、初めて目にするものばかりだった。
    実際の歌舞伎を見てみたいと感じた作品だった。

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    2026年08月23日
  • 罪名、一万年愛す

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    軽〜いタッチの王道ミステリー・・・・と理解し、
    サァ〜っと流し読み・・・・、
    途中から深刻な感じが伝わってくるが、戻る気になれず読み進め、
    そして・・・・・、ラストはファンタジー?
    機会があれば・・・再読。

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    2026年08月22日
  • ミス・サンシャイン

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    『国宝』の吉田せんせ、最近では日経夕刊に連載されてましたね。あれはもっとエロが欲しかったですね、残念でした。

    とは言え、クズ系ばかり読んでいた私には今回の物語は一服の清涼剤と申せばよろしいのでしょうか、素敵な純愛物語で私のクズ臭が後半の涙と共に一掃されて、ここ最近では一番の涙活ではかったかと。誠にありがとうございます。

    女優・和楽京子と親友佳乃子との別れは辛かった。原爆症による早世。ここから物語が一気に進む。悲しい歴史、みんな人には言いたくない辛い思い出はあるはず。

    20代と80代の純愛物語です。もちろんエロはありませんが、この伝説の映画女優と言われる80代の和楽京子さんには読んでいてエ

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    2026年08月20日