吉田修一のレビュー一覧

  • 国宝 上 青春篇

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    映画が大ヒットしているので読んでみました。台本を読んでいるかのよう。 歌舞伎にはさほど興味はなかったのですが、テンポも良くどんどん読み進めていくことができました。印象に残ったところは 「歌舞伎役者というのは、その家族を含めてのことだと幸子は感じます。舞台に立つのは役者一人ですが、興行会社や劇場、観客やマスコミなど外敵にも味方にもなる相手から家族全員で身を守り、戦い、生き抜いていかねばならないのでございます。」というところ。

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    2026年03月15日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    心情描写と情景描写が一体になって流れていって、美しいなぁ。特に好きだったのは幸子の気持ちと松の枝を切る鋏の音が重なるシーン(p278)。俊ぼんの見つかり方は原作の方が好き。あと、万菊の「木を見るようで森を見せる指導法」いいな。私も職場の後輩にしてあげられるようになりたい。

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    2026年03月15日
  • 怒り(下) 新装版

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    最初はちょっと自分に合わないかなと思いながら読み進めていたが、上巻の最後の方から引き込まれ、あっという間に下巻を読み終えた。最後は涙と感動が。恐るべし吉田修一。

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    2026年03月15日
  • 怒り(上) 新装版

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    最初はちょっと自分に合わないかなと思いながら読み進めていたが、上巻の最後の方から引き込まれ、あっという間に下巻を読み終えた。最後は涙と感動が。恐るべし吉田修一。

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    2026年03月15日
  • 横道世之介

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    素直で憎めない、正直な男。
    ちゃんと悩んでるしできれば楽に暮らしたい。それを周りに伝えてても恥ずかしくないと思えるとこが魅力的な人なんだなと思った。

    個人的には何か事件があってそれを軸に進むストーリーが好み。なのですげー良かった!というほどのめり込めなかった。

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    2026年03月08日
  • パーク・ライフ

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    サラリーマンが公園で知り合って、ふとしたことで口をきき、何気ない付き合いが始まる。それだけ。
    以前、話題になった「悪人」を読んだ感想で、可もなく不可もない話だと書いた覚えがある。被疑者にされた恵まれない育ちの素朴な青年と、電話で知り合った女性が逃げているうちにお互いに情が湧く、ストックホルム症候群的いきさつだろう。それがそんなに話題になるほどいい小説なのか、長いし。と思った。

    この「パーク・ライフ」を読んでから再読すると、とんだ勘違いで、浅い読み手だったと反省した。
    これは日常生活の1シーンを切り取ったようないい話だった。

    取り立てて驚くようなこともなく、公園でふと知り合ったサラリーマンと

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    2026年03月07日
  • 罪名、一万年愛す

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    いわゆるSFなんだけど、面白くて一気に読んでしまった。よくあるミステリーだと思っていたけど、戦争の話が始まって色々と考えさせられた。読んでいて辛いところもあったけど、でも戦争系の本が苦手な私でもすっと読めたから、この本はいいなと思った。
    なにより登場人物に嫌な人がいないことがとてもポイントが高い。
    科学的に証明されなくたっていい。
    終わり方もとても良かった。
    戦争のない今を生きている私たちは幸せだ。各国では戦争が起きているけれど、戦争が無くなればいいのにな、、、

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    2026年03月02日
  • パレード

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    ネタバレ

    4人の男女がマンションの部屋をシェアして暮らしている。適当な距離を保って快適だと思っていた。それが長引くとお互いのかかわりも深まって。
    第15回山本周五郎賞受賞作


    都内の2LDKのマンションに男女4人が暮らしている。男部屋、女部屋と名づけて一部屋に二人ずつ住んでいる。
    最初は「直樹」と「美咲」が住んでいた。二人の仲が冷め始めた頃、「美咲]の友人が行きどころが無くなり一緒に住み始めた、これが雑貨店の店長をしている「未来」。そこに直樹の後輩の後輩「良介」が上京して同居することになる。その頃美咲は新しい恋人を見つけて、マンションを出て行く。

    「美咲」は大手化粧品メーカーの秘書、「直樹」はインデ

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    2026年03月01日
  • パレード

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    びっくりした。
    クスッと笑える描写もあって、人々の暮らし、性格を細かに描いた会話劇のような面白い小説だと思って読み進めてたけど、もうページ数も少なくなってきたな、読みおわるな,って思ってた頃に衝撃的な文章が現れて、思わず、あれ?同じ本読んでたよな?まってこれ私の解釈が違う?あれ?という不思議な感覚がした。

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    2026年02月28日
  • おかえり横道世之介

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    ネタバレ

    世之介2作目。
    やっぱり良い。世之介の人柄がいい。
    やし、物語にしか存在せんようなとんでもない主人公、って訳じゃなくて、探せばその辺に居そう なキャラやから尚更気軽にも読めた

    ちょうど世之介が24.25歳位の1年間のお話。
    今の自分の年齢と重なる。でも生活は違いすぎて。
    フリーターでフラフラはしてても、考え方とか優しさは圧倒的に世之介の方が大人な気がする。

    世之介に会ってみたい笑

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    2026年02月28日
  • パレード

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    恋愛関係にはない男女4人の共同生活を描いたストーリー。シェアハウスでもないのにこんな共同生活なんて、個人的には考え難いが、まあこういう若者もいるんだろうな。あらすじに「男娼のサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…」とあるが、特にそんな波紋というほどのことは起こってないよね、サトルのことはあまり好きになれないけど…と、のんきに読んでいたら、びっくりした!読み返したいけど、読み返す勇気が今のところ湧かない…。

    「国宝」を読んで以来すっかり吉田修一作品にハマっている。なんてことのない平坦な日常をうまく掬うこの文章力に唸らされる。

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    2026年02月23日
  • 森は知っている

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    高校生の鷹野一彦は産業スパイの組織に所属する
    親友の柳の逃亡
    仲間の裏切り
    組織の上司の風間が厳しいながらも柳の命を必死に守ろうとする。一日頑張れば、その次の日も頑張れるという言葉が、心に刺さりました。人間、どこかで逃げずに立ち向かう時期も必要ですかね。

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    2026年02月19日
  • ミス・サンシャイン

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    最近の文庫で、読み切れそうだったので、初読み吉田修一さんです。現代の若者の恋愛の機微をも描く、都会派純文学。知り合いの女性がさらっと「ファンなんです」と言っていました。分かります。私も見習います。

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    2026年02月17日
  • 罪名、一万年愛す

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    ネタバレ

    東京空襲で戦災孤児となるも、地獄から這い上がり、戦後の社会経済システムを構築した梅田翁。彼の秘められた生涯が明かされる。現実に戦後復興の波にうまく乗り、怪物実業家として王国を築いた人物は、大下英治氏や佐野眞一氏の小説で読んできた。とりわけ実体験をもとに描く野坂昭如氏のアニメ映画『火垂るの墓』なんぞは、まさにサバイバーズギルドの告白だった。ここでは、生き残ったことへの感謝と贖罪がSF手法で描かれる。今や夢物語ともいえぬ人体冷凍保存による永遠の愛の誓い。瞬間蘇生の結末には思うところあれど、登場人物が皆温かい。

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    2026年02月12日
  • 横道世之介

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    大学時代を思い出させてくれる、私にとってはノスタルジーな作品。
    長崎出身で大学のため故郷を離れる設定が、長崎の田舎生まれで大学は都会に行った自分の境遇と重なった。
    退屈でしかたなく、それでいて些細なことで忙しく面倒で、出会っては別れを繰り返していた、大人になりかけだったあの頃が懐かしい。そして、もう一度あの頃に戻れたら、と心から思う作品だった。

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    2026年02月11日
  • 横道世之介

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    世之介。自分まで世之介と呼びたくなる。
    日常の風景描写が多くて、よのすけが長崎から上京してきての大学一年生の1年間を月毎に追いかけていく…
    時も流れて遠く離れてなかなか会えなくなって、何年か経った時にふと、「あ、そういえばあんなんあったな」「あいつ面白かったな」とか思われたい
    そういう何気ない風景の中にいつもいるみたいなのが豊かさの象徴な気がする

    これ、高校の時に多分読んだはずでタイトルだけはずっと覚えてて。でも読んでみると内容はあんま覚えてなかった。なぜか阿久津結のアイプチは覚えてた笑笑

    カメラの描写は好きやったなあ
    ちょうど最近カメラ買ったしまた撮ってみたくなった

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    2026年02月09日
  • ミス・サンシャイン

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    長崎で被爆した私と彼女
    たった一人の親友は亡くなり、私は生きた

    そんな悔しさが読み進めるほど、じわじわと迫ってくる



    大学院生の岡田一心はゼミの担当教授から、ちょっと変わったバイトを紹介された。
    伝説の映画女優・和楽京子の自宅で、資料や書籍などの荷物整理を手伝う、というもの。
    本名は石田鈴
    〝すずさん〟と呼ばれるその人は、80代とは思えないほど美しく血色の良い女性だった。

    鈴さんと過ごしたのは半年間ほどだが、それはとても濃密で、一心の人生に大きな影響をもたらす。

    一心は小学五年生の夏に妹を亡くしている。
    たったの九年という短い一生だった。
    鈴さんは親友を原爆症で亡くしている。

    それ

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    2026年02月09日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    柴田練三郎賞 第7回本屋大賞3位 こんな面白い本が3位だったら、1位と2位は何だろうかと思ったら、「天地明察」と、「神様のカルテ」だった。
    とても面白くて、爽快な、楽しい本だった。

    ところが、いつも解説から読むので、何気なく最後のページを開いたら、解説が無くて、最も大切な世之介のその後だった。残念だった。もしこれから読まれる方がありましたら、最後のページは開けないで後回しで。
    本好きの方はもうとっくに読んでしまっているかも、その上新聞連載だったそうで、無駄な一言だったかもしれませんが。


    東京の大学に入学するので、九州から上京した世之介。世事に疎く、のんびりしたお人よしな性格。一人息子で、

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    2026年02月07日
  • 罪名、一万年愛す

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    面白かった!
    話のテンポが良く、スラスラ読めた。展開も早くて飽きずに一気読みできた。戦災孤児のくだりは読んでいて辛い気持ちになったけど最後は収まりよく終わってよかった。

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    2026年02月01日
  • パーク・ライフ

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    素晴らしかった。なんでもない風景に描かれる繊細な描写が心地よかった。
    パークライフも良かったけどflowersの方が好き。

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    2026年02月01日