吉田修一のレビュー一覧

  • 国宝 1

    ネタバレ 購入済み

    映画が楽しみ

    映画の前に少し予習をしようと思い、読み始めました。魂が揺さぶられるような思いがします。とにかく読みます!

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    2025年05月05日
  • 怒り (下)

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    目の前の男を信用していく過程、逆に疑っていく過程。映画を観た後だったので、想像しやすく読めたけれど映画を観る前に観たい気持ちもあったような……。さらさら読めます、面白かった。
    個人的には洋平と愛子が愛おしくて哀しくて…。「自分の娘が幸せになれるわけない」と思ってしまって、何度もその考えに抗おうとしている洋平と、最終的に田代を疑ってしまった愛子、今思い出しても涙が出る…。

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    2025年04月04日
  • 路

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    台湾に日本の新幹線が走る、それを実現させるまでのお仕事小説かな、と思い購入

    単純に、新幹線を開通させるまでの苦労話に留まらず、そこに関わるいろんな人(日本人や台湾人)の目線で、物語が展開されていきます

    主人公は台湾に新幹線を開通させるプロジェクトに取り組む若手女性社員の春香。春香が、この仕事に携わるきっかけを与えてくれたのが、彼女が学生時代に旅行で台湾に訪れた時に出会った現地の男性、エリックとの出会い。

    メインはこの2人が軸に展開されますが、そこに絡んでくる登場人物の人生、生き方、出会い、

    台湾そのものの自然、食べ物や街の雰囲気も詳しく描かれていて、想像しながら読んでいると、とても楽し

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    2025年03月31日
  • おかえり横道世之介

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    最後の手紙の一文がよかった!!

    "世の中がどんなに理不尽でも、自分がどんなに悔しい思いをしても、やっぱり善良であることを諦めちゃいけない。"

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    2025年03月23日
  • おかえり横道世之介

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    読んだ人みんな心の底から世之助のこと好きになっちゃうと思う。世之助になりたいとは思わないんだけど、もし世之助と出会ったら登場人物のみんなみたいに、ふとした瞬間に思い出して笑っちゃうんだろうな。

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    2025年02月13日
  • おかえり横道世之介

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    ネタバレ

    前作があまりにも衝撃的な終わり方をしたもので、続編なんて全く考えられなかったけれど、読んでみたらあまりにも世之介が変わっていなくて、泣けてきそう。

    世之介は変わらず頼りなくて押しが弱くて、どこか鈍くてピント外れで、優しくてポジティブで、ちょっといい加減でせこい。
    でも、善良。

    例えば知り合いの女の子が頭を五分刈りにした時、「なんで?」って聞かない。
    言いたければ自分で言うでしょ、というスタンス。
    自分のことばで理由を話せるようになった時、問題は乗り越えられていたり、答えが本人の心の中に生まれていたりする。
    世之介は決して人を否定しないので、緩やかに背中を押してもらえた気がするだろう。

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    2025年02月12日
  • 怒り (下)

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    明かされないこともあったし、全てがハッピーエンドというわけでもないが、このような終わり方がそれぞれの人生をリアルに表してるように思えて良かった。
    自分のことを打ち明けないと人には信じてもらえないし、信じることができない。

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    2025年02月04日
  • パレード

    購入済み

    リアルな日常を描かれていて妙にリアルでした。
    日常に嫌気がさしてきた時に読み返そうと思えました。彼の作品は2作目でしたが、どの作品も日常をリアルに描かれていて不思議な気持ちになりました。

    #エモい

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    2025年01月30日
  • 日曜日たち

    購入済み

    人生が嫌になった時に読み返したいと思いました。初めて彼の作品を読みましたが、すごく読みやすくて心にスっと入ってくる文章で他の作品も読みたくなりました。

    #タメになる

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    2025年01月30日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    やはり吉田修一さんの小説大好きです。
    悪人でも思いましたが、男性なのに女性を描く天才ですね。
    桃子が少しずつおかしくなっていく様子がリアル。ラストおかしな方向にいかなくて良かった。李くんありがとう。あのありがとうは救われる。見ててくれる人がいると人はちゃんとしようと思うのですよね。

    離れの家を手放さない桃子は強い。笑
    ある意味さっさともらうものもらってこっちからさよならよ、と真守よりいい男を見つける行動にすぐ動ける健全な女より強いです。笑
    尽くしてきたからこそ、手放せないんでしょうね。

    自分を見ててもらえること、相手を見ててあげること、そして認めあうことが夫婦には大事ですね。

    映画も観る

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    2025年01月26日
  • 路

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    他人事ではない小説だった
    この小説の根幹のエピソードとほぼ同じ経験をしているから
    学生時代、トランジットで1日いた台北で、ただ道を聞いただけの現地のサラリーマンが1日かけて台北を案内してくれて温泉にも一緒に入ったのに、帰国後連絡先を無くしてしまいそれきりなのだ…

    台湾に日本の新幹線が走るまでの、その事業に関わる日台の人々の人生が交差するお話
    勝一郎が中野から「死ぬなら台湾で死ね」と言われるところはどうしようもなく泣いてしまった
    このシーンは素晴らしい
    人生にとって大事なのは国なんかよりも友人なのだ

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    2025年01月26日
  • パレード

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    「お前が知っているサトルしか、
    お前は知らないんだよ」
    直輝の言葉にはっとする
    誰もがそうしてそれぞれの一部分
    しか知らない
    そうしてみんな生きている
    きっと家族であっても
    そう思っているはず
    知るはずのない何かを
    でも‥

    何気ない日常を描いているのだけど
    なんだか怖い
    怖い

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    2025年01月18日
  • おかえり横道世之介

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    横道世之介の続編、ただ善良な大学生だった世之介がフリーターになっても、その感じが変わっていかない。
    世之介に会うとみなほっとして、彼の隣にいると心地よくなってしまう。
    アホなんだけど、精一杯生きている感じがとても心地よかった。

    悪意がない人って、なかなかいないし、みな人間関係でいつも苦しむ。
    けど、世之介を見てたら、まあいいかとなってしまう。それくらい、善良であるって貴重で大切なんだろうな。

    悪意なく生きてみよう、善良であることがやっぱいいよなとおもった。

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    2025年01月12日
  • 永遠と横道世之介 下

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    上下巻の感想です。

    以下の順番らしいですが、またまたやってしまいました。
    ◯横道世之介→読んでない
    ◯続横道世之介→読んでない
      (文庫本は おかえり横道世之介 らしい)
    ◯永遠と横道世之介(上下巻)→読んだ

    作品順に読まなくても大丈夫と本文に書いてあり、充分良い話しでしたが、やっぱり 永遠と横道世之介 は最後に読んだ方が良いです。

    著者が場面を説明しながら進むスタイルなので、何だかちびまる子ちゃんのような。
    内容は良い人の楽しい日常で、悲しい出来事もあるけど、総じて気持ちが晴れるような作品、女性が描いたような優しい物語です。
    (吉田さんイケメンなおじさん。)

    年始にのんびり読むのに

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    2025年01月07日
  • 永遠と横道世之介 上

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    上下巻の感想です。

    以下の順番らしいですが、またまたやってしまいました。
    ◯横道世之介→読んでない
    ◯続横道世之介→読んでない
      (文庫本は おかえり横道世之介 らしい)
    ◯永遠と横道世之介(上下巻)→読んだ

    作品順に読まなくても大丈夫と本文に書いてあり、充分良い話しでしたが、やっぱり 永遠と横道世之介 は最後に読んだ方が良いです。

    著者が場面を説明しながら進むスタイルなので、何だかちびまる子ちゃんのような。
    内容は良い人の楽しい日常で、悲しい出来事もあるけど、総じて気持ちが晴れるような作品、女性が描いたような優しい物語です。
    (吉田さんイケメンなおじさん。)

    年始にのんびり読むのに

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    2025年01月07日
  • パーク・ライフ

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    ネタバレ

    表題作「パークライフ」よりも、同収録「flowers」がとにかく圧巻。

    「同じルートを廻っていると、ふっと外へ飛ばされるような気がする」
    生活に「僕」を縛り付けるような地元のしがらみや仕事のルーティンが、墓石やビールケースなどやたらと重みを強調する仕事で表現される。
    対比される元旦や鞠子の軽やかさ、自由さ。同僚の妻と堂々不倫をしたり、公衆の面前で金太郎の喜劇を演じてみたり。露悪的でありながら、どこか自由。

    心を通わせていたはずの彼らや、また兄弟のように接してきた従兄弟と、どうしようもすれ違っていく瞬間。
    壊れたシャワーを浴びながら元旦を殴り付けたあの日のように、鞠子ともいつか、壊滅的な出来

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    2025年01月03日
  • 悪人 新装版

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    とても切ないなんとも言えず悲しい物語だった。
    昔映画を先にみててあんまり印象に残らず面白かったイメージがなかったので期待せずに読んだんだけどあっという間に引き込まれた。
    祐一、光代、佳男、佳乃、房枝それぞれの登場人物の誰の立場に立ってもそれぞれの切なさが伝わってきてやりきれない気持ちになった。
    特にうちにも年頃の娘がいるんで人ごととは思えなかった。
    ラストも良かった。祐一にはキチンと罪を償って更生してほしいと思った。

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    2024年12月31日
  • おかえり横道世之介

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    順風満帆な人生を送っていたら素通りしていたかもしれない人たち。ダメな時期だったからこそ出会えた人たち。

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    2024年12月30日
  • 永遠と横道世之介 下

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    あぁ…こういう生き方良いな〜(*´∀`*)ゆる~いのに、一番大事なところはぶれない(゚∀゚)私もこんな風に生きていけたらなぁと思うけれど、なかなか…(-_-;)

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    2024年12月22日
  • おかえり横道世之介

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    面白かった。笑えると同時に切なくなりました。世之介と関わりがあった人たちは皆それぞれ幸せになってるのに、そこに世之介がいないことが切ない。

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    2024年12月02日