吉田修一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
国宝の作者、吉田修一先生の過去の作品で、その名の通り「横道世之介」が主人公の物語り。長崎出身の世之介は大学生で東京に出てきて、色々な出会いや経験をする。
この流れからすると普通の青春ストーリーかと思われるが、この世之介が掴みどころのない人物像で、でも性格が憎めず、気になる存在でついつい読み進めてしまう構成になっています。
途中、未来の話(世之介が登場しない10年後の話等)が挿入され、伴う飽きのこない進め方になっているのかなと思っていたのですが!!
世之介が20年後になぜ!?当時付き合っていた人との今後は!?といつの間にか読者が置き去りになってしまう展開に。少し戻って読み返すとそういうこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ歌舞伎の知識も映画の知識も全く無いまま読み進めていました。
古典芸能における“血”の絶対的な強さをこれでもかと目の当たりにさせられ、この世界に生きる苦悩と恐ろしさの一端が、芸能に縁のない私でも少し分かった気がします。血を持つ一方で才能が追い付かない者と、才能が抜きん出ているにも関わらず血を持たない者の、両者の不遇は普通の世界に生きている人間には理解できないし我慢もできないものだと感じました。
芸事の話も男たちの生き様も非常に惹き付けられるストーリーと語り口で、下巻も早く読み進めたいです。個人的には主人公の父親を殺害した黒幕を知る唯一の人物も居なくなってしまった中で、これからこの点について語られ -
Posted by ブクログ
したの子供の為にも。親は堂々と遠慮なくしなきゃなって思ったわ。親が遠慮してたらしたの子供まで卑屈になっちゃうよね。
なんてことのない1日を幸せに過ごすことのむずかしよ。見過ごされがちな何気ない1日に幸せがあるし、その積み重ねが派手ではないけど人生なんだと言うことをわからせてくれる小説。リラックスしてないと毎日を楽しめないし、その為にリラックスしたいものね。
しかし、こう言うシリーズものって続編の勢いがなくなっていくもんだけど、この盛り上がりはすごすぎる、、吉田修一。。。神なのか。
P160 ああ、身近なところに普通の家族っていないなーって話してたんですよ。、、、そりゃそうよ。ああいう家には病