吉田修一のレビュー一覧

  • 悪人 新装版

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    悪とは、正しさとは、愛とは、みたいな話をされてるんだろうなあって思ってたけど、終わり方がとても好きだった
    アクセントが「悪」人だと思って読んでいたら、悪「人」だった
    この気持ちをうまく言葉にできないのがもどかしい

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    2024年07月11日
  • 永遠と横道世之介 上

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    世之介さんシリーズやっぱり読んでてほっこりする。世之介さんが友達に居たら幸せだろうな( ´˘` )

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    2024年07月11日
  • 横道世之介

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    横道世之介が大学入学からの1年間の話。
    青春話になるのかなあ。
    バブル期の時代背景描写が
    自分の経験と重なり懐かしさがこみ上げる。

    それにしても世之介って。
    両親の名前のセンスっ!

    世之介のやる気があるんだかないんだか、
    ふわふわっとしている雰囲気のような
    つかみ所があるよな、ないような
    流される性格のような、そうでないような、
    独特の雰囲気を醸し出している感じでもあるが
    どこにでもいるような平々凡々な男でもある。
    ひょうひょうとているようで、熱いものもあるような
    なんだか憎めないやつ。
    20年後ふと思い出したときに
    笑みがこぼれてしまう不思議な人。

    当時つきあっていたお嬢様の祥子ちゃん

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    2024年06月23日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    断捨離をしているうちに吉田修一さんの本が結構出てきて、また読んでみようかと。本屋さんに行くと最近の作品=映像化されている作品があり、つい手にとった。
    地理的に琵琶湖の風景が脈々と解るので余計リアル、薬害問題、戦時中の人体実験、介護施設の事件もかなり知見しているのでリアル
    人間とは賢くもあり愚かである。
    この物語
    圭介と佳代のなんとも言えないインモラルな描写に妄想も加わり一気読み。
    「湖は自らを波立たせることが出来ない。だからこそ静かで美しい」
    波立った湖は物語の終わりに何事も無かったように静かなり、より一層美しくなる
    ちょっと車を走らせて湖岸に向かおうかなと言う気持ちだ。
    もし白衣の子供たちが

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    2024年06月21日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    先日ANAに乗ったら、翼の王国が
    無かった。リストラ?確かに印刷費はバカにならない事だろうけど、機内誌で読むエッセイが出張であっても旅行気分を高めてくれるんだけど。

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    2024年06月19日
  • 横道世之介

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    映画化もとっくにされていて昔から存在を知ってるお話を、前知識無しで今更ながら読んだ。
    結果、なぜ今まで読まなかったんだろう?!と思うくらいには好きなテイストの本だった。
    調べてみたら、なんと続編も2つくらい出てるんですね。全然知らなかったです。

    物語は、バブルの頃の大学1年生男子の1年のお話。田舎から上京してきた、横道世之介。名前もなんだかふざけているし、本人も(至って真面目なのだろうけれども)飄々としていて面白い。
    周りのキャラクターも濃くて、学生ならではのゆるっとした空気のまま、ひと月ひと月が過ぎていくような一冊。学生の時ってそうだったなと思い出しながら読み始める。

    そんな何気ない日々

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    2024年06月17日
  • 日曜日たち

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    日雇いのアルバイトを無断欠勤でクビになり、無職でだらだらと暮らしていると、以前に付き合っていた圭子のことを思い出す。圭子は職を転々とするろくでなしの自分と付き合ってくれていたが、実は医者の卵であったことが判明。身分も違うことから別れようと言う話になったとき、腹をすかせた兄弟に出会う…。

    繋がっていないようで、あるところから繋がる5本の掌編。人生の分岐点で出会う、得体のしれない親を探す兄弟が、普通ならば人生を変えるきっかけになるようなものだが、本作ではそんなことはない。2本目を読んでいるときに「あれ?さっきも出てた?」とひっかかる程度というのが、なんとも良い重み付けをされている作品である。

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    2024年06月15日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    映画の原作ということで読みました。
    既に劇場公開されてしばらくした頃、書店で原作を見かけて吉田修一の作品であること、琵琶湖が舞台になっていることを知って、慌てて原作を読みましたが、鑑賞当日(6/11)は夜勤明けであったこともあって50ページを残して鑑賞となりました。
    一日一上映になって木曜日が最終上映になってもいたので、この日を逃すと劇場で見れなくなるので、仕方ないかって感じです。
    ただ鑑賞後に残りを読みましたが、クライマックスの部分以外は読めていたし、そこまで読んでイメージしていたそのシーンの映画の中の佳代の姿に違和感を感じたのですが、その違和感は外れてはいなかったと残り50ページを読んで得

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    2024年06月14日
  • 悪人 新装版

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    楽しい。この描写の奥深さ。
    たとえば、腕をつたう洗剤の泡、だとかそのかゆみが全身にうつる、とか細かな描写から人物の心の内をのぞかせてくれる。宮部みゆきさんとかもそう。余韻というのか、想像の余地を少し残してくれている。
    よくファミコンなんかが再評価される時に使われる、表現しすぎないというプレイヤーの自由。

    ああ、吉田修一さんは『国宝(上)(下)』に震撼させられた方じゃないか。本作もまた、シーンと深い思索に落ちていくような感覚を味わった。
    祈るしかないようなフィナーレの迎え方が、人間という余韻すら残してくれる。


    うん、なんかいいこと言った気がする。
    生きたという余韻。

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    2024年05月22日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    吉田修一さんって、短編もなかなかですね。一つ一つはとても短いですが、人間関係の機微を上手く切り抜いて表現されていました。少し甘いけど、星4つです

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    2024年05月20日
  • 森は知っている

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    子どもの生育環境がその後の人生に与える影響を感じた物語でした。

    「水」に関しても様々な角度から描かれていて、味わい深く読みました。海、川、滝、ダム、大雨、冷たい雨、凍る水、濁流、水道、、それぞれの知識があるとまたさらに深く読み込めるのではないかと思いました。

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    2024年05月18日
  • 逃亡小説集

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    吉田修一の『犯罪小説集』に続く日常からの逸脱をテーマとした連作短編集。本作品集としての特徴は実際に起こった事件を題材にしていることにあるのですが、解説でも触れられていた通り「日常からの逸脱」自体は吉田修一の他の多くの作品にも描かれる重要テーマ。実際の事件を下敷きにしている本作はそうした日常からの逸脱が決して特異なものではなく私たちの日常と地続きのものであることを考えさせてくれる。『犯罪小説集』『逃亡小説集』ときて、次が出るならなんだろうか。

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    2024年05月02日
  • 橋を渡る

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    ネタバレ

     まさに橋を渡るような読書体験だった。春、夏、秋と橋を渡った先には奇妙な冬の景色がある。それは虚構に違いは無いが、我々自身の選択によってはある意味有り得る未来図とも言える。

     初めの三篇は極平凡な純文学的作品に見える。iPS細胞、東京都議会野次問題、雨傘革命、マララ・ユスフザイ、東京オリンピック等等、当時としてはタイムリーだったのだろう、リアルと地続きの距離感と世界観で物語は展開する。日常に潜む言語化し難いモヤモヤを抉りながら。人間ってこういうところあるよね、みたいな。それぞれの掌編の繋がりは稀薄で、態々一つの作品としてやる意味あるのかな、なんて考えたけれど……。

     最終章「そして、冬」に

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    2024年04月29日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    倦怠気味の夫婦の日常を描きつつ、並行して不倫相手の日記によって、旦那の不倫が描かれている?
    上巻から下巻にかけて一変する展開に驚き!

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    2024年04月16日
  • 横道世之介

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    バブル期に大学生として上京してきた横道世之介の一年間。と世之介の周りの人達の20数年後。
    真面目なんだか抜けてるんだかフワフワしてるのに一途でおもいやりがある。こんな友達が欲しいなと思わされる。
    まさかな展開に「えっ!」て声が出てしまった。
    祥子の変貌振りが1番びっくりだった。

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    2024年04月11日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」見損ねてるからみたいな。
    個人的には、保坂和志さんの猫本読みたくなった。

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    2024年04月09日
  • 女たちは二度遊ぶ

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    作者の吉田修一氏が「初めて何かを思い出そうとして書いた作品」と語っている通り、過去に関わった女を懐古した作品。
    「何を思い出そうとして書いたのか、、それは結局わからなかった」と。


    アベレージは低いけれど、こういう余韻を残す作品は嫌いではない。

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    2024年04月04日
  • 犯罪小説集

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    いずれも実際に起きた事件を題材とした短編5編。どの作品もラストに曖昧さを残すが現実と創作の差異を読んで想像する。
    誰しも犯罪者となる隙間が見える。

    「青田のY字路」
    北関東連続幼女誘拐殺人事が題材か。
    そのうちの一件「殺人犯はそこにいる」で取り上げられた冤罪事件“足利事件”を意識したかな。
    それだけでなく類似犯罪も取材の上かと思う。
    少女達の誘拐殺人は許せるものではないが、
    犯人であろうと地域住民から追い詰められる男の行先。数々の状況や生い立ちそのものへの不信感。
    「曼珠姫午睡」
    弁護士の妻英里子の中学の同級生が殺人犯で捕まる。内縁の夫の保険金殺人。目立たなかった少女の中学卒業後の変貌。中学

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    2024年03月31日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
    写真はもちろんカラー。

    角田光代さん
    「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
    「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
    「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃し方ができた。」そうだ。
    角田さんは犬が好きで、「トト」は犬の要素を持っていると言っていたのを思い出した。
    他の猫よりも人懐っこいのかな。

    村山由佳さん
    猫が大好きなんですね。
    「もみじ」に対する想いは尋常ではなく、エッセイを何冊も出しているみたい。
    「もみじ」の生まれる瞬間にも立ち会ってるし、亡

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    2024年03月28日
  • 悪人 新装版

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    ストーリーにもう少し捻りが欲しいかったかもしれない。 よかったところは、個々の人の人物像や内面がよく表現されているところかな。
    いまいちなところは、ストーリーに捻りがもう少しあっても良いと思った。終わりが見えている話しだとワクワク感は少なかった。この本に求めることが違うかもしれません。

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    2025年12月30日