吉田修一のレビュー一覧

  • 熱帯魚

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    【あらすじ】
    大工の大輔は子連れの美女、真実と同棲し、結婚を目指すのだが、そこに毎日熱帯魚ばかり見て過ごす引きこもり気味の義理の弟・光男までが加わることに。不思議な共同生活のなかで、ふたりの間には微妙な温度差が生じて…。ひりひりする恋を描く、とびっきりクールな青春小説。表題作の他「グリンピース」「突風」の二篇収録。

    【感想】

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    2010年01月06日
  • ランドマーク

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    人は見た目じゃわからないというものの象徴が主人公の貞操帯で、内と外という(内面外面というよりも文字通りの内側と外側)面をそれぞれの登場人物に適したアイテムで鋭く描かれている。


    ふたつのサイドからの構想も変に感傷的じゃないので鼻につかなくてよかった。

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    2009年12月21日
  • ランドマーク

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    好きな作家はと聞かれたら、必ず入れるであろう作家の一人です。

    文学界や芥川賞を取るなど純文学の作家ですが、この「ランドマーク」は彼の作品の中でも特に純文学っぽい作品だと感じました。


    舞台は大宮。大宮駅前に建設中の地上35階建ての超高層ビル。
    その建設に関わる設計士・犬飼と、鉄筋工の隼人という二人の毎日が描かれます。
    犬飼が設計したビルはフロアが捩れながら積み上げられる螺旋の構造を持っている。
    そのビルの設計が進むに伴って交互に描かれる犬飼と隼人の毎日も少しずつずれていき・・・、というお話。

    舞台が東京でなく九州でもなく、大宮であることには意味があるんですが、個人的には、大宮

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    2009年10月25日
  • 長崎乱楽坂

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    読み始めはなんて温度が高い小説かと驚いた。そして、主人公である瞬が、小1、小5、中1、中3、そして高校2年で中退し、最後には最初は赤ん坊に近かった弟が大学生となり、主人公ではなくなった兄をあきれた目で見るようになるまでの、どんどん温度が低くなっていく過程に悲しくなった。一話一話進むごとに、三村家の人間がいなくなっていき、比例するように確実に温度が下がっていく。悠太が瞬を見る視線に遣る瀬無さがつのった。幼くして父親を亡くし、たくさんの男たちを見てきた瞬は、何も覚えてない悠と違い、ずっと「男」の姿を模索し続けてきた。「なんもせんで生きとるのも、なかなか難しかとぞ」と言う瞬に涙が出そうになった。最後

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    2009年10月07日
  • 長崎乱楽坂

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    いつからだろう・・・?

    さだまさしの『解夏』を読んでから?吉田修一の本と出会ってから??

    僕は行ったことのない長崎県にとても魅力を感じるようになりました。

    この長崎楽乱坂は、父親が死にヤクザの一家で生活することになった二人の兄弟の話です。

    母が二人のもとを去り、大人になっていく姿が描かれています。三人称ながら主人公が変わるとゆう手法もいいです☆

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    2009年10月04日
  • ランドマーク

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    ねじれながら空へと上っていくビルの建設。
    そこに絡みつくように織り成す人間ドラマを、軽妙なテンポの文章表現で描き出しています。
    生き生きと脳内で踊る登場人物たちに、圧倒させられます☆

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    2009年10月04日
  • 7月24日通り

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    吉田さん初読。読みやすくてびっくり。
    サユリの考え方、すごいわかるなーと思いつつ読んでました。先輩かっこいいですねー。
    でも映画とは結構違うみたいですね。予告で使われていたようなシーンが本ではなかったように思うのですが。でも映画も面白そうです。キャスティングお見事!!

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    2015年02月09日
  • 7月24日通り

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    異国の地図、ピンの刺さった蝶、バスにこもる雨の匂い、吉田修一によって配信される世界はまるで地図。彼の手にかかれば世界(風景)と人間(読者)の距離感は縮められ、情景描写という言葉を使うことさえためらわれる。だから私は吉田修一の小説は地図だと思う。人間模様を象った地図だ。これは女性が書いたものだと紹介しても誰も驚きはしないだろう。女性の心理を書くのが上手すぎる。

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    2011年07月03日
  • タイム・アフター・タイム

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    うーむ。
    大絶賛の評判で期待したものの、私にはあまり刺さらなかった。みんないい人で、チャンプや一真なんて好みのキャラなんだけど、オッソー(この呼び方 すごく抵抗あり)と久遠がいまいち共感できなかった。
    受験目前で逃避行。いろいろなことから逃げたいのはわかるけど、結局逃げきれないのはわかっていたと思う。
    この人の手を離せば一生後悔する、この人以上好きな人は出てこない…そう思う気持ちは羨ましいけど、生活で摩耗しちゃうのも事実。

    20年以上前で、沖縄の離島で時給1300円は…ちょっとない気がした。どうでもいいけど。

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    2026年07月23日
  • タイム・アフター・タイム

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    「川は街の一部、空は海の一部」
    確かにー!この夏の始まりに読めてよかったです。
    2日で一気読み。
    ひねくれた気持ちで読んでいましたが、現実を生きる女性の姿がとてもよかったです。

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    2026年07月22日
  • 犯罪小説集

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    日常から犯罪に発展するまでの過程を描いた作品で、どれも結末や結論は出さない感じの短編作品。
    時代としては昭和っぽい感じ。

    湿っぽく、嫌な感じの話ばかりだったな…。
    どれも誤解や偏見、体裁のようなものが原因で、事件へと発展しているなと思った。

    映画があったみたいなので、機会があったら見てみようと思う。
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    青田Y字路(あおたのわいじろ)
    曼珠姫午睡(まんじゆひめのごすい)
    百家楽餓鬼(ばからがき)
    万屋善次郎(よろずやぜんじろう)
    白球白蛇伝(はつきゅうはくじゃでん)

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    2026年07月21日
  • タイム・アフター・タイム

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    またもや期待し過ぎてしたった
    展開がダラダラって感じ
    女性の方が現実に突き進んで生きて行く感が強く感じた

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    2026年07月20日
  • タイム・アフター・タイム

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    ネタバレ

    眩し過ぎて共感は出来ない!
    でも、のんびりした田舎での純愛を堪能できた…
    初夜で最後締めくくるのがなんか気恥ずかしかったww
    夏に読むべき作品。

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    2026年07月20日
  • 罪名、一万年愛す

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    なんとも評価がしづらい作品です…。
    テーマはとても素晴らしくて個人的には読んで良かったと思うのですが、小説の面白さとしてはイマイチかもしれないです。

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    2026年07月12日
  • パレード

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    あと書きに怖いと書いてあったが、私はそこまでこわいとは感じず、まあありえるかもしれないなあと思った。
    例えば都会で、誰かが倒れていても横を素通りしていく人が結構多くいるようなことに似てると感じた

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    2026年07月11日
  • 国宝 下 花道篇

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    なんで映画では徳ちゃんいなくなっちゃったの?
    ストーリーは小説の方が圧倒的に良かった!
    歌舞伎の描写はやっぱり映画かな。

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    2026年07月11日
  • 犯罪小説集

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    吉田修一って何人いるの?って言いたくなるくらい、作風が多様で、本作品でまた別の吉田修一に出会った気分です。読み終わった後のなんとも言えない不思議な感覚。。。

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    2026年07月08日
  • 昨日、若者たちは

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    『オリンピックにふれる』改題。オリンピックを題材とした、その時代、都市に生きる若者の短編集。原題の方がオリンピック感は伝わったが、内容として伝えたいのは若者の方だったのか?

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    2026年07月08日
  • 路

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    感動劇とまではいかないが、主人公の女性と台湾人の男性が再会したあとの心情を読み解く、察するのはよかった

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    2026年07月05日
  • 横道世之介

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    長崎から上京し大学生となった横道世之介の1年間。カッコ良いわけでもなくごく平凡な青年が過ごすアルバイトと大学のサークル活動にあけくれる80年代の毎日。
    旧友から誘われるダンパ(ダンスパーティー)やねるとんのオーディション、クルーズ船でのパーティー、航空券のスカイメイトシステム、雑誌「ポパイ」、テレフォンカード、映画ラストエンペラー
    バブルの頃に流行った色々が懐かしい。
    九州から上京し、80年代バブルに踊る日本(東京)で貧乏な女子大生だった私のかつての姿と重なるところがとても多くて共感しまくってしまった。

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    2026年07月05日