吉田修一のレビュー一覧

  • ランドマーク

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    好きな作家はと聞かれたら、必ず入れるであろう作家の一人です。

    文学界や芥川賞を取るなど純文学の作家ですが、この「ランドマーク」は彼の作品の中でも特に純文学っぽい作品だと感じました。


    舞台は大宮。大宮駅前に建設中の地上35階建ての超高層ビル。
    その建設に関わる設計士・犬飼と、鉄筋工の隼人という二人の毎日が描かれます。
    犬飼が設計したビルはフロアが捩れながら積み上げられる螺旋の構造を持っている。
    そのビルの設計が進むに伴って交互に描かれる犬飼と隼人の毎日も少しずつずれていき・・・、というお話。

    舞台が東京でなく九州でもなく、大宮であることには意味があるんですが、個人的には、大宮

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    2009年10月25日
  • 長崎乱楽坂

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    読み始めはなんて温度が高い小説かと驚いた。そして、主人公である瞬が、小1、小5、中1、中3、そして高校2年で中退し、最後には最初は赤ん坊に近かった弟が大学生となり、主人公ではなくなった兄をあきれた目で見るようになるまでの、どんどん温度が低くなっていく過程に悲しくなった。一話一話進むごとに、三村家の人間がいなくなっていき、比例するように確実に温度が下がっていく。悠太が瞬を見る視線に遣る瀬無さがつのった。幼くして父親を亡くし、たくさんの男たちを見てきた瞬は、何も覚えてない悠と違い、ずっと「男」の姿を模索し続けてきた。「なんもせんで生きとるのも、なかなか難しかとぞ」と言う瞬に涙が出そうになった。最後

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    2009年10月07日
  • 長崎乱楽坂

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    いつからだろう・・・?

    さだまさしの『解夏』を読んでから?吉田修一の本と出会ってから??

    僕は行ったことのない長崎県にとても魅力を感じるようになりました。

    この長崎楽乱坂は、父親が死にヤクザの一家で生活することになった二人の兄弟の話です。

    母が二人のもとを去り、大人になっていく姿が描かれています。三人称ながら主人公が変わるとゆう手法もいいです☆

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    2009年10月04日
  • ランドマーク

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    ねじれながら空へと上っていくビルの建設。
    そこに絡みつくように織り成す人間ドラマを、軽妙なテンポの文章表現で描き出しています。
    生き生きと脳内で踊る登場人物たちに、圧倒させられます☆

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    2009年10月04日
  • 7月24日通り

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    吉田さん初読。読みやすくてびっくり。
    サユリの考え方、すごいわかるなーと思いつつ読んでました。先輩かっこいいですねー。
    でも映画とは結構違うみたいですね。予告で使われていたようなシーンが本ではなかったように思うのですが。でも映画も面白そうです。キャスティングお見事!!

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    2015年02月09日
  • 7月24日通り

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    異国の地図、ピンの刺さった蝶、バスにこもる雨の匂い、吉田修一によって配信される世界はまるで地図。彼の手にかかれば世界(風景)と人間(読者)の距離感は縮められ、情景描写という言葉を使うことさえためらわれる。だから私は吉田修一の小説は地図だと思う。人間模様を象った地図だ。これは女性が書いたものだと紹介しても誰も驚きはしないだろう。女性の心理を書くのが上手すぎる。

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    2011年07月03日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    著者は読者に対する共感を目的として書いているようではないし、実際自信を持って書評を書いている人たちも見当たらない。私自身、著者が何を伝えたかったかを断定することはできないが、この世界に関する違和感を塗りつけたような印象を受けた。もちろん、これは私がこの本に理解しきれないところがあることを反射した感想であるとは思うが、人の多面性や、表面の下に潜むアノマリーを撫でるように書いている点にそう思わされるという理由がある。
    数は少ないが、著者の他の作品を読んだ限り、書こうと思えばもっとはっきりした輪郭で、エンターテイメント性があるものを書けただろうと思う。このような作風にした理由を正確に理解はできないが

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    2026年08月11日
  • 永遠と横道世之介 上

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    横道世之介シリーズの3作目の上巻。

    40歳になっても変わらぬ横道世之介の日常が描かれており、読んでいて懐かしい。

    特に大きな出来事もないのだが、ストーリーに入っていく印象。

    下巻も楽しみである。

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    2026年08月10日
  • ミス・サンシャイン

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    ネタバレ

    8/6に読み終えた
    ちょうど広島、長崎の事が報道されていた
    あんな恐ろしいものを、人が作り 実際に使用した

    この本を読み終えて、私は原爆のことを色々と思うようになった。

    もちろん、読んでた時は 一心についてオイオイと思ったり鈴さんの事を想像したり、物語を楽しんでいたけど。

    80年もあの時の色々な後悔を胸に生きてきた人達がいる
    戦争が終われば、終わりではないもの それも含めて戦争なのだと思う

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    2026年08月08日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画化してるから、多少変わったりはあったが映画上手くまとめられてなーって感じ

    映画見てたから、流れがわかったけど映画見ずに読むとちょっとわかりにくいかも‥

    映画の記憶辿りながら読んだら頭に話入ってきたから

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    2026年08月06日
  • 国宝 上 青春篇

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    映画を見てから読んだ。映画では省略されていた登場人物やストーリーが書かれていて、そういうことだったんだねと納得できた。映画を見ていたから、話についていけたけど、登場人物多くてどんどん月日が流れ、初見ならストーリー追えなかったかも。

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    2026年08月04日
  • 国宝 上 青春篇

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    ネタバレ

    映画を観てから読んだ。
    喜久雄がひどい目に遭ってばかりで辛いわ、周囲に腹立つわで手が進まず…
    映画と同じなら結末はわかっているが…
    俊介を見つけて連れ戻したのは竹野だったんだ〜など映画で変更や省略された部分を知るのは楽しい。徳ちゃんめちゃいいやつ。

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    2026年08月02日
  • 東京湾景(新潮文庫)

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    2003年刊行の吉田修司の恋愛小説。
    品川の港湾施設で働く肉体労働系の青年と、お台場のオフィス勤めの女性が出会い系をきっかけに交際が始まる。二人ともそれぞれの過去があり、はまるようでピタリとはまらない関係が続く。時折出てくる東京湾の風景がよいアクセントを加える。時代設定は2000年頃だろうか、携帯でメールを打つ場面や銭湯に通う場面が懐かしい。(25年前の東京には本当にもっと銭湯があった)
    今40代の人にとってはノスタルジーを感じる小説ではなかろうか。

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    2026年08月01日
  • タイム・アフター・タイム

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    過去から現代へと繋がる恋愛小説。学生時代に付き合っていた二人はそれぞれ大人になって別の人と結婚していた。が…流産や不倫によりお互い離婚。再び二人が出会う。

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    2026年07月31日
  • 永遠と横道世之介 上

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    一作目しか読んでいないので、何年振りでしょうか? 横道さんの断れない性格がほんわかとしていて好きでした。

    39歳の横道さんは、同棲していて、写真家になっていて、性格は変わってなくて、面白かったけれど、一作目の方が好きだなぁ…

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    2026年07月29日
  • 罪名、一万年愛す

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    ネタバレ

    戦争孤児のくだりは読んでいて辛かったけど、それ以外はとても軽くて読みやすかった印象。
    ラストはなんか昔々のアニメや冒険小説のような、もちろんそれを意識してるから当然なんだろうけど。

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    2026年07月27日
  • 犯罪小説集

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    日常から犯罪に発展するまでの過程を描いた作品で、どれも結末や結論は出さない感じの短編作品。
    時代としては昭和っぽい感じ。

    湿っぽく、嫌な感じの話ばかりだったな…。
    どれも誤解や偏見、体裁のようなものが原因で、事件へと発展しているなと思った。

    映画があったみたいなので、機会があったら見てみようと思う。
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    青田Y字路(あおたのわいじろ)
    曼珠姫午睡(まんじゆひめのごすい)
    百家楽餓鬼(ばからがき)
    万屋善次郎(よろずやぜんじろう)
    白球白蛇伝(はつきゅうはくじゃでん)

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    2026年07月21日
  • 罪名、一万年愛す

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    なんとも評価がしづらい作品です…。
    テーマはとても素晴らしくて個人的には読んで良かったと思うのですが、小説の面白さとしてはイマイチかもしれないです。

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    2026年07月12日
  • パレード

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    あと書きに怖いと書いてあったが、私はそこまでこわいとは感じず、まあありえるかもしれないなあと思った。
    例えば都会で、誰かが倒れていても横を素通りしていく人が結構多くいるようなことに似てると感じた

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    2026年07月11日
  • 国宝 下 花道篇

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    なんで映画では徳ちゃんいなくなっちゃったの?
    ストーリーは小説の方が圧倒的に良かった!
    歌舞伎の描写はやっぱり映画かな。

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    2026年07月11日