吉田修一のレビュー一覧

  • ミス・サンシャイン

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    ■ストーリー
    戦後の混乱期に「和楽京子」の名で銀幕に登場し、世界を魅了した女優 石田 鈴。華々しい経歴を残しながらも、今は静かに余生を送る老女。

    その彼女が所有するマンションの一室にぎっしりと置かれた資料の整理役としてアルバイトに訪れた大学院生の岡田一心。

    部屋いっぱいの段ボールを開ける度に蘇る往年のフィルム・手紙・スチール写真。鈴の傍らで長年支え続けた昌子とのやりとりを通じて、次第に鈴の栄光と痛み、愛と喪失の軌跡が浮かび上がっていく。

    やがて、老女と青年のあいだに芽生える静かな心の交流が、過去と現在をつなぐ温かな余韻を生む…。

    ■読みどころ
    この小説の魅力は、なんと言っても「銀幕(映

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    2025年10月08日
  • アンジュと頭獅王

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    昔話の安寿と厨子王、好きだったな。
    何でだろう。2人の名前が不思議でカッコよかったからかな。それともお母さんと厨子王に救いがあったからかな。
    久しぶりに見た懐かしいけどちょっと様子の変わった名前と外観。読後、の悲壮感はない。ご都合の良いままで終わる。

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    2025年10月02日
  • 永遠と横道世之介 下

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    〝初”横道世之介
    初めての出会いにして終わり。
    何も知らずに手に取ると私のようになります。
    何も起きていないようで何かが起きている、そんな話だった。

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    2025年10月02日
  • 永遠と横道世之介 上

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    読み終わってから気がついたんだけど、
    これ上下巻あるうちの上巻だった。
    下巻を手に入れなければ。
    特に大きな事件が起きる訳じゃないけど、
    日常のさまざまは他人から見たら
    こんな温度感なんだと思う。

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    2025年10月01日
  • ぼくたちがコロナを知らなかったころ

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    一方は占星術で、一方は神道だし。 狭い路地を歩いている酔客達の半分以上が外国からの観光客 白木の俎板に乗った間人(たいざ)蟹の見事だった事 旨い寿司で一献とか

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    2025年10月19日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    大学進学のために長崎から東京に来た青年が様々な人と関わっていく約1年間の生活を描いた物語。

    この本は2010年の本屋大賞3位となった小説で、読もう読もうと思いながら題名が個人名で何となくピンと来なくて、なかなか読む気になれなかった。

    読んでみると、随所に「フッ!」と笑いたくなるような表現があり、楽しく読むことが出来た。まるで、有川浩氏の小説みたいな。。

    例えば、
    ・主人公が上京する時に、母親に無理やりカバンに入れられた雑巾が、アパートで役立った時に、
     「息子にとって新生活は希望なのだが、母親にしてみれば新生活は雑巾らしい」

    ・友人の家に電話をした時に、その母親が出て長話をすることにな

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    2025年09月23日
  • パーク・ライフ

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    パークライフ
    淡々と進んでいくストーリーで急な展開はない。その穏やかさに包まれていたら、スタバ女の決意に唖然とした。彼女は何を決めたのだろうか。

    スタバが日本上陸したのは1996年、この本が書かれた2002年はスタバは最先端なカフェだったのだろう。猿をペットにしてる人も当時はそんなに多くなかったのかな?終始ちょっと小洒落た雰囲気がある物語だった。

    印象に残ったのは、
    公園のベンチで長い時間ぼんやりしていると風景というものが実は意識的にしか見えないものだということに気づく。
    日比谷公園全体を俯瞰してみると人体胸部図の様に見える。
    という描写だ。私は確実に前者で、よく公園には行くが、公園全体を

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    2025年09月22日
  • パーク・ライフ

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    パーク・ライフ

    いやあ、なかなか謎。
    謎だけど淡々とした特に事件が起こらない日常。
    ぽけーと文字を追うにはちょうど良いような

    ふーん、へえー、って。
    で…どうした?って、感じではあるけど、まあそんなもんか

    表紙の刃物持ったレゴみたいな人が、結局なんだったんだろうか
    ゲームみたいなロゴ
    ゲームの中のようなふわふわした文体

    2話目のflowersは更に謎だった。
    なんだったんだ?

    国宝の方とは思えないほどの、違う世界観だった。すごい振り幅の方だな。

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    2025年09月22日
  • 罪名、一万年愛す

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    3.5 謎解きが始まるまで読むのに苦戦した。後半の回収は日本の忘れてはならない歴史を絡めてくる展開。伏線がなさすぎて、後半の流れは意外ではあった。戦争の記憶は忘れてはならない。男にとっての初恋の重要性も入れ込んで来ている話。

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    2025年09月15日
  • 7月24日通り

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    主人公の女の人の言動から、勝手に作者は女性だと思っていた。
    途中で男性だとわかり、勝手に女性だと決めつけていた自分を笑えた。
    モテない女性の思いが、よくわかると思った
    私は、絶対に振られるとわかっているのに、わざわざ東京まで行こうと思わない!
    自分の住んでいる町を海外の都市になぞって呼んでいるのが、面白いと思った

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    2025年09月15日
  • ミス・サンシャイン

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    ずっと読んでみたかった吉田修一さん。
    テーマ的に重たそう、ボリューム感があり、
    見送っていましたが、新刊で見つけた本書。
    これなら読めるかも!と思い手に取りました。

    大学院生の一心が、
    教授の紹介で、
    伝説の映画女優だった鈴さんの
    自宅の荷物整理を手伝うことに。

    「モノクロの夏に帰る」と拝読してたのですが、
    こちらもなかなか読み進められず。

    一心という名前に対する私の中のイメージと、
    作品のなかでの一心の言動が一致せず。苦笑

    中盤以降は、第二次世界大戦を経験している鈴さんの過去が明らかになっていき、女の友情に思わず泣きそうになりました。
    そして夏が終わるまでに読めて良かったです。

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    2025年09月15日
  • 湖の女たち(新潮文庫)

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    2025.09.15

    …なんとも言えない読後感。
    これはなんというジャンルの小説なのか。
    途中まで事件を追っていたのに、佳代のように急に湖から落ちたように終わってしまった感じ。
    結局、圭介は何がしたかったのか??佳代との関係は何?ただのドS?
    圭介が探偵役になるかと思いきやそうではなかった。だからミステリではない。
    結局、犯人はふんわりと。人体実験、満州うんぬんは実はストーリーにあんまり関係ないというか…伏線回収かと思いきや…もやもや。
    珍しく解説もきちんと読んでしまった。

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    2025年09月15日
  • 横道世之介

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    上京した世之介の一年を描いた作品。

    何か、特別な物語があるかというと、日常系といえるのだけど、地方から上京した大学生が過ごす一年がいきいきと描かれている。
    ある時期の大学生って、こんな生活してたよなあ、と懐かしく感じました。

    そんな中で、平凡だけど、憎めない世之介と関わった人たちの回想がときどき挿入される。彼らは、世之介との日々を懐かしむ。

    そのことで、読者もまた、現役の青春物語というよりは、過ぎ去ってしまった青春物語として本作を読み、そこに郷愁を感じるのかも知れません。

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    2025年09月14日
  • ミス・サンシャイン

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    著者の作品で描かれる、人間模様が魅力的で、
    楽しみにしてページをめくったこちら。
    物語の主人公、大きく年が離れた老女と青年。
    苦難を乗り越え強く生きてきた鈴さんと、彼女に魅了されていく一心。
    2人の心のつながりが、読んでるこちらにじんわり伝わる。鈴さんの存在が、その後の一心の支えとなり続ける所に、縁の尊さを強く感じる。
    ところが私が印象的だったところは、
    一心と桃ちゃんのくだり。
    味のついていない水が苦手な桃ちゃん。
    「だって、普通の水って、薬飲んでるみたいなんだもん」
    それに対して何も言えない一心。
    自分が水が好きなこと。人生の最後に口にしたいものは何かと聞かれたら、一杯の冷えた水がいいと思

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    2025年09月14日
  • 横道世之介

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    懐かしい昭和の学生時代を思い出した。
    AI、スマホ情報化で便利な世の中になったけど、あの頃を振り返ると時間がゆっくり流れていたなぁ…と。
    世之介がそう感じさせるのかも。
    引き続き、2部、3部作品へと読んでいきたい。

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    2025年09月12日
  • ミス・サンシャイン

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    3.5かな
    これは本当に私の感想
    「国宝」の後だったのでとにかくパンチが足りなかった
    ラストは清々しく0.5上昇
    それまでは既視感、既読感が大きかった

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    2025年09月05日
  • 横道世之介

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    ネタバレ

    小説「悪人」のあの主人公(祐一)と世之介は、根っこはきっと同じなんだよな。
    ただ、何かものごとに対して無理がないだけで。

    何かを良くするも悪くするも自分次第(?)。
    あとは、少しの運…
    いや、だいぶ運がよい、欲がないからかね。

    周りがおもう方へ自から流れて行く。
    その時人は、自分を信頼してくれている人を知り。
    世之介の真剣さに幸せな自分を見るのかも。

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    2025年09月02日
  • パーク・ライフ

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    ふわっともわっといい感じで読めたし、日常のどこにでもあるふうな風景の中で、人の日常を面白く覗かせてもらったような。
    けれど、そこから何を読み取るのか?だと言われると私には、よくわからなかったぁー。

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    2025年09月01日
  • ミス・サンシャイン

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    後半までなかなか読み進めにくかった。
    後半は鈴さんと一心のプラトニックで
    心の大切な傷を分かち合っていた。

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    2025年09月01日
  • 永遠と横道世之介 上

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     評価が高かったので読んでみましたが、私の趣向には合いませんでした。100ページまでは、きちんと読んでいたのですが、後は流し読みになってしまいました。
     ラストの世之介と南郷のやり取りは、心に残りました。

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    2025年08月31日