吉田修一のレビュー一覧

  • 空の冒険

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    ANAの機内誌に連載中の短編小説とエッセイ集。
    小説は、ふと人生を省みる瞬間や明日への一歩を踏み出す時が、さり気ない気持ちと行動で描かれたショートストーリー。
    エッセイは、仕事とプライベートで訪れた場所や旅に関するもの。
    どちらも、機内で読まれることを意識したことが伺われる、温かい作品集である。

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    2013年06月19日
  • 空の冒険

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    吉田修一さんの“空”をテーマにした短編小説集&旅をテーマにしたエッセイ
    吉田さんの小説はいつも途中を切り取ったような
    特別な始まりも終わりもない、その潔さが好きです

    “空は、神様に近い分だけ、きっと願い事も叶いやすい”
    さすがオシャレ作家を気取っている(笑)だけあってずいぶんキザな言い回し
    現実的で具体的な話を書くくせに“春樹チルドレン”な片鱗を見た気がします

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    2013年05月29日
  • 7月24日通り

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    生まれた日にちのタイトルだった。
    という理由だけで読み始めたけど、そんなの関係なしに
    面白かった!!

    リスボンの7月24日通りをイメージし、自分の想像のからを
    破ることのできない女性を描く物語。

    「間違えたくない。」そんな誰もが思い悩むことだけど。
    間違ったことにも時には挑戦しなくちゃいけないんだなと思わせる本でした。

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    2013年09月27日
  • 7月24日通り

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    身につまされるというか、そんな感じで読み終わった。
    誰かを好きになるのは、切ない。
    そして、その人に手が届くはずもないと思いながら好きでいるのは
    本当に切ない。
    どういうわけか、なんとなく好きになってしまうと分かっているのに、
    きっとうまくいかない人だと分かってしまうことがある。
    そんな思いを抱き続けるのは本当に切ない。
    けれども、思い切って間違ってみるのも、いいじゃないかとしみじみ思った。

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    2013年05月16日
  • 7月24日通り

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    ネタバレ

    続きが気になり、あっというまに読んだ。
    主人公が住んでいる街をリスボンに見立て
    実際の店名や道の名などを変えて話が進んでいくのだが、
    現実に知る街がそうされているわけではないからか、
    読みにくいということがなかった。
    実際にありそうな話のなかで、ドキッとするうまい表現や言い当て妙な重なる気持ちが
    いくつも。

    ここまで読んだ吉田作品のなかで一番好きな一冊。

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    2013年02月21日
  • 熱帯魚

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    表題「熱帯魚」のほか、「グリンピース」「突風」の二編収録。
    やさしさって思っているより簡単じゃないし、付き合うって難しいなぁと。にしても、吉田さんの本にでてくる男は悪いやつだなーと思うね。笑

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    2013年02月09日
  • あの空の下で

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    ネタバレ

    ANAの「翼の王国」に連載されていた短編12編とエッセイ6編。ANAに乗ると毎回必ず読んでいた。

    特にエッセイを読見終わった後は、あれだけ海外出張行ってるのに、海外旅行に出かけたくなっちゃいました。

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    2013年01月14日
  • 7月24日通り

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    つづきがきになりますー!!
    主人公はともかく、まわりのひとがいやーなかんじ。
    同窓会とかいやですわー
    名も知らぬ本屋の君、むくわれたらいいなぁ。
    わたしは何色かしら?

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    2012年11月16日
  • 7月24日通り

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    まず、目次を開いて面白そうだと思った。
    1.モテる男が好き!
    2.イヤな女にはなりたくない
    3.どちらかといえば聞き役
    4.家族関係は良好
    5.初体験は十九歳
    6.タイミングが悪い
    7.ときどき少女漫画を読む
    8.夜のバスが好き
    9.アウトドアは苦手
    10.間違えたくない

    内容は、よくあるOLの日常。
    平凡な毎日を楽しもうと、自分の街をリスボンの街と置き換えているところが非常に面白い。

    先述のとおり、日常の話であることに変わりないのだが、
    その中で出てくる登場人物の関わりや気持ちの変化など非常に面白く、成程!と思えるようなラストで一気読みしてしまった。

    自分もなんだか一歩踏み出せるような

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    2012年11月12日
  • あの空の下で

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    ストーリーに引き込まれて深く考え込んだり、続きが気になって眠れなくなるほどではない軽い短編集で、翼の王国に連載されていたというのが肯ける。
    だからといって内容が薄いのではなく、到着地で待っている何かが楽しみになるような、さわやかで心地よい作品です。
    「パークライフ」に通じる作風で、これぞ吉田修一氏の真骨頂だと思う。「悪人」系ではなく、こんな作品をもっと書いて欲しいなあ。

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    2012年10月15日
  • 熱帯魚

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    ネタバレ

    大工として働く大輔
    同居する真実と血のつながりはないが娘のようにかわいがっている小麦
    かつて兄弟だった時期があった光男
    近所に住む時先生

    現場の家主の娘に手を出し小火騒ぎを起こした大輔
    仕事もせずに家で熱帯魚ばかり見てる光男

    他短篇
    無職男と彼女の喧嘩
    休暇中に房総らへんで気紛れで手伝った民宿の奥さんとのドライブ

    ああ、芥川賞意識していたのかなぁと思うような話。
    結構好き。

    読んでてなぜか伊藤たかみを読んでるような気分になって、あれ?吉田修一だよねーって何度も確認した)^o^(

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    2012年08月19日
  • あの空の下で

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    昔を懐かしんで、ほっこりするようなお話が12編と、旅にまつわるエッセイが載せられていた。

    孤独や不安を携えながら過ごす旅先では、出会った人たちの温もりを、より深く感じるものなのだろう。
    作者の人柄が垣間見られるような、素敵なエッセイでした。

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    2013年04月06日
  • あの空の下で

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    「400字詰め原稿用紙10枚程度で、エッセイを書いてください」と頼まれれば、誰でも、とまでは言わないが、まあそこそこ文章を書いた経験のある人なら何とか書けるのではないだろうか。
    最近起こった事件とか、身の回りの出来事とか、友人と交わした何気ない会話などを題材にして、自分の思いを語ればいいのだから。
    ところが、同じ分量で「小説を書いてください」と頼まれれば、話は別だ。

    僅か4000文字程度の文章の中に、テーマ、人物構成、会話、エピソードなどを上手に散りばめ、起承転結のある一つの物語を構築しなければならない。
    私は、それほど短編小説というのは好きではなかった。
    というのは、先に書いたような素材や

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    2025年05月12日
  • 熱帯魚

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    誰にでも優しいということは、誰にも優しくないということだ。
    優しさというものは、そこに上下関係を生むので、ときに高慢になる。
    自分が優しさを向けている対象がふいに自分に歯向かったりすると、優しさが憎悪に変わったりする。
    「優しさ」って難しい。

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    2012年01月17日
  • 7月24日通り

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    ・始めて行った整形外科の待合室に置いてあったのを読んだ。やたら待たせる病院だったので一気に読み終えた。
    ・なんだかこれは、凄く良かった。主人公の女の子の複雑なコンプレックスを直接それを語らせずに上手に描いてる。いいなー吉田修一。全体に漂う雰囲気がたまらなく好き。帰る街があるっていいなあ。

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    2012年01月17日
  • 熱帯魚

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    3つの短編集。表題作より「グリーンピース」「突風」が好き。よくこの作者の作品は「最後に締まりがない」と言われるが、むしろそこが好きかも。都会の若者の生活の一部分を覗き見させてもらった感じが楽しい。深く読んではいけない。

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    2011年10月24日
  • 春、バーニーズで

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    「最後の息子」のその後。見てるんだけど、意識せずに通り過ぎている普通の生活を送るなかでの細かな描写がスバラシイね、いつ読んでも。
    何かをきっかけとした衝動的という冷静な暴走が何となく分かる気がする、、、

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    2011年10月23日
  • 7月24日通り

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    ネタバレ

    書評にも何回か掲載されたこともあるみたいで
    吉田修一のなかでも代表作なのかな?

    地方都市に住んでいる小百合
    ちょっと美形の弟・耕治がいる
    だけど弟の彼女・めぐみが平凡すぎて似合わないとイライラ
    そんな時、同窓会があってそこであったのは
    憧れの先輩・聡史
    イライラしてる小百合に先輩からお誘いがあって
    東京に向かおうとする小百合だけど
    前に本屋であったある一人の青年がいて・・・
    という話なんですが(大雑把すぎやわ)
    個人的にめぐみと小百合が話してる時
    めぐみが言ってたこと

    ”耕治と付き合う前の自分は燦々たる結果で
    どうしてこんなに男の縁がないのか
    自己分析したんで

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    2011年09月09日
  • パレード

    購入済み

    最終章

    今までのリズムから、
    一気に変容する最終章に、
    恐さを感じました。

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    2011年05月27日
  • あの空の下で

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    ANA機内誌の連載されていた短編集らしいのでてっきり全部が飛行機に関連する話かと思ったんですが必ずしもそうじゃないです。割と自由に書いてるっぽいです。全部で12作が収録されています。たぶんどれも「旅」って設定なんでしょうがそういう縛りが感じられないぐらい自然です。吉田修一の短編はいろいろありますが、これが一番ほんわかって感じがしました。飛行機に乗ったら必ず神様に願い事をするというお話の「願い事」、いいですねーこういうの。吉田修一ってこういう大人の恋愛ものって上手ですよね。あと若者の恋愛を綴った「男と女」これは旅関係無い話ですけど好きです。あと、男の友情ってやっぱこうだよねって妙に納得してしまう

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    2012年06月26日